3ナンバー車と聞くと、大きな車を想像しますよね。
我が家では夫が3ナンバー車に乗っています。
ですが、3ナンバー車には「大きくて運転しにくい」「税金が高い」といったイメージがありますよね。
今回はそんな3ナンバー車についてまとめました。
Contents
3ナンバー車のデメリットは?3ナンバー車のデメリットは4つ!!
私のように「3ナンバー車は大きくて怖い」と思う方もいるでしょう。
3ナンバー車にはどんなデメリットがあるのでしょうか。
3ナンバー車のデメリットは以下になります。
3ナンバー車のデメリット①:小回りが利かない
ナンバーは排気量や車の大きさで決まります。
そのため、5ナンバー車に比べ3ナンバー車は車体が大きいことが多いです。
運転技量にもよりますが、大きな車ではターンがしにくかったり、切り返しに時間がかかったりします。
3ナンバー車のデメリット②:細いところが通れない
我が家のような田舎では、道が細いところも多いです。
軽自動車同士じゃないとすれ違いできないような道が多くあります。
無理にすれ違うと危ないので、途中で止まって相手が通り過ぎるのを待ったり、すれ違えるところまでバックしないといけなかったりします。
3ナンバー車のデメリット③:税金が高いことがある
自動車税は排気量によって違います。
3ナンバー車であっても排気量が少なければ税金は安くなります。
しかし、一般的に車体が大きければエンジンも大きくなりますし、その分排気量も多くなります。
全てではないですが、排気量が多い3ナンバー車は税金は高くなります。
3ナンバー車のデメリット④:立体駐車場に停められない時がある
立体駐車場では、車高の制限があったり、駐車スペースが狭かったりして、大きな車は駐車しにくいことがあります。
また、軽自動車専用のスペースや、最近はあまり見られませんが5ナンバー車専用のスペースなどがあり、駐車できる場所が他の車に比べて少ないです。
3ナンバー車にメリットはある?3ナンバー車のメリットは3つ!!
3ナンバー車のデメリットを見てきました。
では3ナンバー車のメリットはなんでしょうか。3ナンバー車のメリットは以下になります。
3ナンバー車のメリット①:スピードが出る
エンジンが大きいので、スピードが出ます。
スピードの出し過ぎに注意は必要ですが、例えば坂道などは、軽自動車だとアクセルを踏み込んでもスピードが出にくいです。
ですが、3ナンバー車のようにエンジンが大きい車であれば、すんなり上ることができます。
3ナンバー車のメリット②:車体が大きいのでゆったり乗れる
3ナンバー車は車体が大きいので、ゆったりと乗れます。
車種にもよりますが、荷物がたくさん積めますし、リクライニングするとフットレストも上がって、楽な姿勢になれます。
7〜8人乗れる自動車もありますから、家族が多かったり、お友達と出かけたりするときも1台で行くことができます。
3ナンバー車のメリット③:見栄え
大きくてどっしりした車に「格好いい」という憧れを持つ人もいるでしょう。
大きくてどっしりした存在感を放つ車である3ナンバー車は、高級車にも多いので、自動車が好きな人にとっては憧れになります。
3ナンバー車ってどんな車?基準はあるの?
そもそも3ナンバー車というのは、どのような車を言うのでしょうか。
3ナンバー車は「普通乗用自動車」に分類されます。3ナンバー車に分類される条件を見てみましょう。
3ナンバー車の基準
次の基準を1つでも満たした普通乗用自動車が3ナンバー車になります。
- 排気量:2001㏄以上
- 全長:4701㎜以上
- 全幅:1701㎜以上
- 全高:2001㎜以上
3ナンバー車の車種例
セダンやワゴン、バンなど様々な車が3ナンバー車に分類されています。
コンパクトカーでも、基準を満たすものは3ナンバー車に分類されます。
- トヨタ:プリウス、クラウン、アルファード、ヴェルファイアなど
- マツダ:アクセラなど
- ホンダ:シビック、アコードなど
- スバル:レガシー、フォレスターなど
- 日産:リーフ、スカイラインなど
例えば、私はヴォクシーに乗っていますが、私のヴォクシーは5ナンバー車です。
ですが、エアロパーツなどを付けて全長・全高・全幅が3ナンバーの基準を満たすと3ナンバー車になります。
同じ車種でも3ナンバー車のものと5ナンバー車のものがあるんですね。
3ナンバー車と5ナンバー車の違いは?5ナンバー車にも基準があるの?
3ナンバー車の基準や車種例を見てきました。
では、5ナンバー車ではどうでしょうか。一般的には3ナンバー車よりも小さいイメージがありますね。
5ナンバー車の基準を見てみましょう。
5ナンバー車の基準
5ナンバー車は「小型乗用自動車」になります。
次の基準をすべて満たした小型乗用自動車が5ナンバー車に分類されます。
- 排気量:2000㏄以下
- 全長:4700㎜以下
- 全幅:1700㎜以下
- 全高:2000㎜以下
上記の基準を1つでも超えた自動車は3ナンバー車になります。
大きければ3ナンバー車になるわけではなく、小さくても排気量が多ければ3ナンバー車になります。
逆に、大きくても排気量が少なければ5ナンバー車です。
5ナンバー車の車種例
5ナンバー車の車種例は以下になります。
- トヨタ:ヴォクシー、アクア、パッソなど
- ホンダ:フィット、ステップワゴン、フリードなど
- 日産:ノート、マーチなど
- ダイハツ:トール、ブーンなど
- スズキ:ソリオ、スイフトなど
3ナンバー車と5ナンバー車で税金はどう違う?
自動車の維持費としてかかるものが、自動車税と自動車重量税です。
それぞれの税金についてまとめました。
3ナンバー車と5ナンバー車の税金の違い:自動車税
自動車税は、毎年4月1日時点で、車検証上の所有者に対してかかる税金です。
自動車税は自動車の排気量や用途によって決まっています。
排気量が大きくなるほど自動車税が上がります。
以下は、排気量ごとの税金の一覧になります。自家用車の場合になりますので、営業用の場合はまた価格が違います。
排気量 | 税金 |
1.0ℓ以下(電気自動車を含む) | 25000 |
1.0ℓ越~1.5ℓ以下 | 30500 |
1.5ℓ超~2.0ℓ以下 | 36000 |
2.0ℓ超~2.5ℓ以下 | 43500 |
2.5ℓ超~3.0ℓ以下 | 50000 |
3.0ℓ超~3.5ℓ以下 | 57000 |
3.5ℓ超~4.0ℓ以下 | 65500 |
4.0ℓ超~4.5ℓ以下 | 75500 |
4.5ℓ超~6.0ℓ以下 | 87000 |
6.0ℓ超 | 110000 |
引用:総務省 自動車税の税率表
5ナンバー車は排気量2000㏄以下、3ナンバー車は排気量2001㏄以上になりますので、5ナンバー車であれば36000円以下になります。
3ナンバー車で排気量2000㏄以下のもの(車体サイズで5ナンバーの規定を超えているもの)は5ナンバー車と同じ税金になります。
排気量によって決まる自動車税は、3ナンバー車でも5ナンバー車と同じ金額である場合があります。
3ナンバー車と5ナンバー車の税金の違い:自動車重量税
自動車重量税は、自動車の新規登録時と車検証の有効期間分をまとめて支払うものです。
自家用自動車の場合、車両の重さによって税額が変わりますが、軽自動車は重さに関わらず定額です。
新車の登録から13年以上経過すると税額があがります。18年以上経過するとさらに税額があがります。
自動車重量税は、車両重量0.5トンごとに4100円/年がかかります。
例えば・・・
【重量1.3トンの自動車の場合】
0.5トンごとに4100円なので
4100×3=12300円
車検から車検の間の期間分をまとめて支払うので、2年分(新車では初回車検まで3年になります)なので
12300×2=24600円
1.3トンの自動車の場合、自動車重量税は2年分で24600円になります。
一般的に大きな車の方が重いので、5ナンバー車より3ナンバー車の方が自動車重量税は高くなります。
3ナンバー車のデメリットは?意外と知らない3ナンバー車の真相!!のまとめ
- 3ナンバー車のデメリットは、小回りが利かない、細いところが通れない、税金が高い場合がある、立駐などに停められないことがある。
- 3ナンバー車のメリットは、スピードが出る、車体が大きいのでゆったり乗れる、見栄えがいいことがある。
- 3ナンバー車は、自動車の排気量・全長・全幅、全高が5ナンバー車の基準を超える物である。
- 自動車税は、排気量と用途によって決まるため、3ナンバー車でも排気量が少なければ税金は安くなる。
いかがでしたか?
今回は、自動車の3ナンバー車と5ナンバー車の違いについて見てきました。
車体が大きくて運転しにくいイメージのある3ナンバー車ですが、実際は車体の大きさだけではなく排気量もナンバーに影響します。
税金も3ナンバーだから高いわけではなく、排気量によって違うので、自動車を購入するときは排気量も選ぶ基準になるかもしれませんね。
自動車の維持にはお金がかかります。
日々のメンテナンスだけではなく、税金もかかります。
年間でどのくらいのお金がかかるのか、車検の時にどのくらいお金がかかるのかを考えて購入する自動車を選びましょう。
我が家のような田舎では自動車は1家に1台ではなく、1人1台必要になります。
快適な自動車ライフが送れるよう、お気に入りの自動車に出会えるといいですね。