季節が暖かくなると、動物たちは活発な動きを見せ始めます。
その中でもツバメは家の軒先などに巣を作るため、春の身近な生物ですよね。
3月末ごろからツバメは、完全にヒナを育てるために巣が作れる場所を探し始めます。
自宅の壁に巣を作られると可愛い反面、困ることが多いですよね。
そこで今回は、ツバメの巣作りをハッカ油を始めとした4つの防止する方法を調べてきました。
過去、家にツバメの巣を作られてしまった方必見です!
Contents
ツバメの巣をハッカ油などで防止する方法4選
まず、ツバメが巣を作ることを防止する方法を説明します。
ハッカ油で防止
ツバメに限らず、鳥や動物はミントの香りを毒だと思い避ける傾向があります。
そのためミントの香りで、ツバメを家に寄せ付けずに済みます。
ミントを庭先などで育てるのが1番簡単ですが、面倒ですよね。そんな方は、ハッカ油がオススメです。
ハッカ油スプレーであれば吹きかけて使うだけなので、簡単にツバメの巣作りを防止できますよ!
ただ1〜2日程度で効果が落ちてしまうため、毎日家を出る時などにハッカ油スプレーをするのが良いと思います。
ツバメ以外にも、ゴキブリなどの害虫を寄せ付けないことにも効果があるため、おすすめです。
バラの香りで防止
ツバメだけでなく、鳥は全体的にバラの香りが苦手です。
バラには棘があり、棘に触れると傷つきます。このことを鳥は知っているため、棘のある植物を嫌う傾向が強いです。
そのためツバメも、棘のあるバラの香りが嫌いな個体が多いです。一般的な鳥避け剤にも、バラの香りが使われていることが多いほどです。
ガムテープを貼る
布のガムテープではなく、表面がツルツルとしたガムテープを貼るだけで簡単にツバメの巣作りを防止できます。
使い方は家の壁に貼るだけです。ツバメを巣を作るときに、壁に足をかけます。
そのため壁がツルツルになると、足をかける場所がなくなるのです。
ツバメが巣作りをする前だけでなく、巣を作り始めてからも有効です。
巣の周りにガムテープを貼ることで、足をかける場所がなくなり巣作りを進められなくなるためです。
ただ家の見栄えが悪くなることがデメリットです。
光るものを設置する
カラス除けでも使われているように、ツバメ除けにも使えるのが光り物です。
要らなくなったCDを吊るしたり、アルミホイルを壁に貼ったり吊るすだけで大丈夫です。家にある手頃なもので対策できるのが、便利ですよね。
しかし光を反射するため、ツバメだけでなく人の目も引きやすいです。場所によっては近隣住民からクレームを受けることもあるため、注意が必要です。
ツバメはどのように巣を作るのかポイント解説
ツバメは4〜7月の間に2回産卵をし、繁殖する特徴があります。
2回目の産卵は基本的に、1回目の産卵場所近くで産卵するそうです。
ツバメが巣を作る際、近くの水田の泥や畑の土、わら、枯れ草などを使って材料にします。
巣を作る期間は、早ければ3日で完成し、天候によっては1週間ほどかかります。
ツバメが巣を作った後、ヒナが産まれます。そうすると巣の中にたまるゴミやフンを下に落とします。
フンは一度石畳やコンクリートに付着するとなかなか落ちないうえに、人によっては皮膚や鼻にアレルギー反応が出る場合もあります。
ツバメが巣を作る時に重要視するのは、以下の3つです。
1.人間がいるところ
2.雨風をしのげるところ
3.ネコやカラス、蛇などの天敵が来ないところ
人間がいるところを選ぶ理由は、人間がいることで天敵を寄せ付けないためだそうです。
また一度ツバメが巣を作ると、翌年以降も巣の場所に選ばれてしまうそうです。
「ツバメが巣を作りにくる家は福が来る」と古くから言われてします。
しかし一度巣を作られてしまうと、何度も被害に遭ってしまいます。一度も選ばれないように、最初に防止することが重要ですね。
ツバメが巣を作ってしまったら撤去できない?!
ツバメの防止方法を試しても、もしツバメが巣を作ってしまった場合、気をつけなければならないことがあります。
それは、ツバメの巣に卵やヒナがいる場合に巣を撤去してしまうと法律違反になることです。
「鳥獣保護法」という法律で定められており、違反した場合1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられてしまいます。
基本的にツバメの巣が作られてしまった場合、見守ることしかできません。ツバメの巣に卵がある場合、卵の孵化後、巣立つまで約1ヶ月ほどです。
ヒナの場合は、ヒナが育つまで約2週間ほど待つ必要があります。
ただツバメの巣を見守る中で、騒音やツバメの糞に悩まされることがあると思います。
その場合は、お住まいの自治体に相談してくださいね。
ただツバメの巣を作られることを防止することは、法律違反になりません。
ツバメの巣が原因で起きる騒音やツバメの糞に悩まされないためにも、事前防止が大切ですね。
ツバメの巣作りをハッカ油で防止できる⁉︎ツバメ撃退方法4選のまとめ
いかがでしたか?
- ハッカ油スプレーや、光り物の設置でツバメの巣作り防止ができる。
- 4〜7月は産卵•繁殖期のため、ツバメの巣作りが活発になる。
- ツバメが巣を作ってしまった場合は、勝手に撤去すると法律違反になる。
ツバメは可愛いですが、いざ自宅に巣を作られてしまうと困ることになります。そのためにも、事前に巣作りを防止することが重要です。
繁殖期を迎える前に、ツバメの巣を防止する準備を終えておきましょう!!