朝起きると息苦しいことはありませんか?
何か病気だったらどうしよう、と不安になりますよね。
病院に行くのが確実ですが、朝起きると息苦しいのはどういう状態なのか、すぐに知りたいところ。
朝起きると息苦しいのはなぜなのか、可能性のある病気などご紹介します。
Contents
朝起きると息苦しい時は寝方に問題がある?
- ストレス
- 喘息
- 自律神経失調症
- うつぶせ寝などの寝方の問題
- 着用している洋服や下着などの問題
- 睡眠時無呼吸症候群
- その他なんらかの病気
朝起きると息苦しいというのは、病気である可能性だけでなく、ストレスや寝方の問題、着用しているものが原因である場合もあります。
病気については下記で詳しくご紹介していますので、ご確認くださいね。
病気以外では、そもそもうつぶせ寝をしていたために息苦しさを感じることも。
また、着用している洋服や下着の締め付けによって起こる場合もあります。
私は過去に締め付けの強い下着をつけたまま眠ってしまい、息苦しさですぐに起きてしまったことがあります。
息苦しさの原因がすぐにわからず焦りましたが、下着を緩めるとびっくりするほど症状がなくなりました。
直接的な原因でない場合でも、息苦しさを感じたときはゆったりとした服を着用したり、下着を緩めるなどして安静にしましょう。
朝起きると息苦しいのは病気が潜んでいる?命の危険は?
朝起きると息苦しくなる場合の、可能性のある病気をご紹介します。ほかの症状なども照らし合わせてみてくださいね。
喘息
喘息は気道が炎症することにより起こる病気です。
●症状
・息苦しさや息切れ
・咳
・痰
・喘鳴(呼吸するとゼーゼー、ヒューヒューと音が出る)
・胸苦しさ
喘息の発作は、アレルギーや風邪、運動、たばこ、気圧や気温の変化など色々なものが刺激になり起こることがあります。
自律神経失調症
自律神経失調症とは、ストレスや生活習慣の問題などによって自律神経のバランスが乱れて起こる病気です。
症状は様々で、身体面だけでなく精神面にも不調が起こります。
●症状
・動悸、息切れ、息苦しさ
・だるさ、疲労感
・頭痛
・肩こり
・耳鳴り
・めまい
・冷え、ほてり
・便秘、下痢
・手足のしびれ
・不安感
・イライラ
・集中力の低下
・落ち込みや情緒不安定
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている時に呼吸が止まってしまう病気です。
基本的に10秒以上呼吸が止まったり、呼吸が弱くなっている状態が1時間に5回以上繰り返される状態のことを言います。
●症状
・いびき
・口や喉の渇き
・日中の強い眠気
・疲れが取れない
・集中力の低下
症状自体に息苦しさというのはありませんが、睡眠時無呼吸症候群には寝ている時に気道が狭くなるため息苦しさを感じることがあります。
原因は様々ですが、肥満や体重の増加、扁桃腺が大きい、あごが小さかったり後退していることで気道が狭くなります。
直接窒息など命の危険はありませんが、高血圧症や心疾患などの命に関わる病気になりやすいことや、強い眠気から交通事故を起こす人も多いと言われています。
肺炎
肺炎は、ウイルスや細菌、アレルギーなどによって肺に炎症が起きる病気です。
高齢の場合「誤嚥性肺炎」にも注意が必要になります。
●症状
・呼吸が浅く息苦しい、息切れ
・阿寒
・胸の痛み
・風邪のような症状
・だるさ
風邪のような症状が多く肺炎に気づかないこともありますが、放っておくと命に関わる場合もあります。
いつもの風邪よりもひどい状態だなと感じた場合は病院へ行きましょう。
狭心症
狭心症とは、心臓の冠動脈[かんどうみゃく]が詰まって狭くなり、十分な酸素や栄養分が届かなくなる病気です。
狭心症の前兆は、胸の痛みや、胸が締めつけられるような圧迫感です。しかし、安静にしていれば治まることが多いので、軽く考えて放置してしまう人が少なくありません。胸の違和感や軽い痛み、あるいは胸が締めつけられるような強い痛みが一度でもあったら、狭心症や心筋梗塞を疑って医師に相談したほうがいいでしょう。
以下のようなリスク要因を抱えていると、発症しやすいと言われています。
- 高血圧
- 肥満(外見には痩せていても内臓のまわりに脂肪が付いている内臓脂肪型肥満=メタボリック症候群=も、リスク要因の一つです)
- 糖尿病
- 高脂血症(コレステロール値が高い状態)
- 高尿酸血症(痛風などと言われたことがある方に当てはまります)
- ストレス
- 喫煙
- 家族歴
以上のリスク要因のうち3項目以上当てはまる、男性なら50歳以上、女性なら60歳以上の人は、狭心症や心筋梗塞を発症する可能性が高いので、要注意です。
●症状
・締め付けられるような胸の痛み、重苦しさ、圧迫感
・歯や顎の痛み
・左肩から腕の痛み
狭心症の主な原因に「動脈硬化」が挙げられますが、その他に「冠攣縮性狭心症」とい心臓の血管が異常に収縮することが原因のものもあります。
その場合、夜間から朝方の安静時によく起こると言われています。
命に関わる病気のため、少しでも疑いがある場合は直ちに病院へ行くことをおすすめします。
心不全
心不全とは、心不全は疾患名ではなく、心臓の機能が低下して全身に必要な血液を送ることができなくなった状態です。狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患、心筋症、弁膜症などの心疾患が進行して起こります。心臓だけでなく、全身が血液不足になるため、さまざまな症状を起こします。
症状
- 動悸
- 息切れ
- 呼吸困難
- むくみ
階段や坂道を上る際に動悸や息切れが起こるのが初期症状です。進行するとただ歩くだけで息切れするようになって、さらに進行すると安静時にも息苦しさが起こります。また就寝時の咳や足のむくみもよくある症状です。
心不全は命に関わる病気です。死亡率や再入院率が高いと言われています。
ここでは朝起きると息苦しいときに、可能性のある病気などをご紹介しました。
上記のような病気以外にも、精神的な病気であったり、ここでご紹介していない病気の可能性もあります。必ず専門家に相談し、検査してもらいましょう!
朝起きると息苦しい時は病院の何科に行けばいい?
基本的に、まずは内科に行って診てもらいましょう。
そこから原因がわかれば、専門の病院や当てはまる科に紹介状を出してくれたり、つなげてくれます。
しかし、心臓の疾患がある方は「循環器内科」、呼吸器の疾患がある方は「呼吸器内科」に受診するといいでしょう。
あまりに強い息苦しさの場合も、呼吸器内科で診てもらうのがいいかもしれません。
息ができないほど息苦しさが収まらない、などの緊急性の場合は救急車を呼びましょう。
もし、病院に行くべきなのかや救急車を呼ぶべきなのかなどわからない場合は、#7119の救急安心センターへ電話し、相談することも出来ます。
まだ実施されていないエリアもあるようですのでご注意ください。
朝起きると息苦しいのはなぜ?!命の危険や病気が潜んでいることも!のまとめ
- ストレス
- 喘息
- 自律神経失調症
- うつぶせ寝などの寝方の問題
- 着用している洋服や下着などの問題
- 睡眠時無呼吸症候群
- 肺炎、狭心症、心不全など命にかかわることもある病気の可能性もある
いかがでしたか?朝起きると息苦しいというのは、病気なのかなと不安になってしまいますよね。
病気以外にも、着ている洋服や下着の締め付けによるものやストレス、睡眠時無呼吸症候群の可能性もあることがわかりましたね。
睡眠時無呼吸症候群の場合は、生活習慣の見直しも必要になります。
朝起きると息苦しいという症状が連日続く場合や、息苦しさ自体が続く場合病気が潜んでいる可能性もあります。
その場合は必ず病院を受診して検査してもらうようにしましょう。
受診して、もし病気でなかった場合は安心できますし、病気だった場合は治療ができます。
できるだけ素人判断で自己解決しないようにしましょう!