シュワシュワする口当たりと、爽やかな喉ごしが魅力的な「炭酸水」ですが、炭酸水を飲まれる方も多いのではないでしょうか?
そのまま飲んでも良し、何かを割って飲むのにも良しな炭酸水ですが、炭酸水を作りたいと思ったことはありませんか?
私は炭酸水をよく飲むのですが、炭酸水ってどうやって作るの?そもそも炭酸水の始まりって…?とふと気になってしまいました。
そこでこの記事では、炭酸水の歴史や作り方から、オススメの炭酸水メーカーまでまとめてみました!
Contents
炭酸水を昔はどうやって作っていた?
炭酸水とは、二酸化炭素(炭酸ガス)を含む水のことです。
自然に湧き出た水に二酸化炭素が含まれていることもあります。これを天然炭酸水といいます。
作られた人工炭酸水は、現在お店や自動販売機などで簡単に手に入りますし、自分で作ることもできます。
では、昔はどうやって炭酸水を作っていたのでしょうか。
炭酸水の歴史とあわせて、見ていきましょう!
炭酸水の歴史とは?作り方は昔どうだった?
炭酸水はなんと、今から2000年以上前の紀元前から飲まれていたそうです!古代ローマ時代に天然の鉱泉や温泉を飲用したことがはじまりだと言われているそうです。
ということは、最初の炭酸水は人工的なものではなく天然炭酸水だったということですね。
人工的な炭酸水の始まりですが、最初の炭酸水はレモネードに重曹を加えたものだとされています。
1750年、フランスのヴェネルという大学教授が果汁の入った水に重層を加えた炭酸水を作ったことが始まりで、そこからヨーロッパの学者たちが炭酸ガスを人工的に水に溶かす方法を研究するようになったそうです。
1772年、イギリスでジョセフ・プリストリーという研究者により炭酸飲料の製造方法が発見されました。石灰石と硫酸との反応により炭酸ガスを発生させ、そのガスを水に溶かす方法で、論文も発表されています。
ちなみに、日本に初めて伝えられたのは江戸時代の終わり、1853年です。ペリーが浦賀に来航した時、船内に積んでいた飲料の一つに炭酸レモネードがあり、それが日本に初めて伝えられたものです。
今でも重曹で炭酸水を作る方法がありますが、炭酸水の始まりは飲料に重曹を加えたものだったとは驚きですね。
昔から変わらない作り方なんですね。
炭酸水を自分で作ってみよう!
炭酸水の歴史が分かったところで、炭酸水の作り方を紹介します。
現在では、炭酸水を作るマシンも販売されていますが、ここではまずマシンを使わない炭酸水の作り方を紹介したいと思います。
炭酸水を自分で作る方法
炭酸水の作り方はとっても簡単で、食用のクエン酸と食用の重曹を水に混ぜるだけです。
200mlの水に対して、クエン酸と重曹を1gずつ用意します。
コップに、クエン酸と重曹を入れ水を注ぎ溶かします。これだけであっという間にシュワシュワした炭酸水が完成します。
炭酸水を自分で作るメリット
炭酸水を自分で作るメリットは、やはりコスト面です。ペットボトルの炭酸水を購入するよりも価格が安くなります。
炭酸水を自分で作るデメリット
炭酸水を自分で作るデメリットとしては、味にややクセがあることです。重曹は炭酸水素ナトリウムなので、この作り方で作った炭酸水は少ししょっぱく感じることがあります。
炭酸水を自分で作る時のポイント
美味しい炭酸水を作るポイントは水をしっかり冷やしておくことです。冷やしておくことで炭酸ガスが水に溶けやすくなります。また、炭酸水ガスは水温が高いと逃げてしまうため、作った後もペットボトルの蓋をしめ、冷蔵庫に入れておきましょう。
使う水に関しては水道水でも問題ありませんが、そのまま生で飲むため、カルキなどが気になる方は一度沸騰させてから冷やした水を使うのがいいかもしれませんね。
炭酸水を自分で作る時の注意点
クエン酸や重曹の分量が多いと、過剰にガスを発生させてしまうため、水との割合や分量は必ず守るようにしましょう。
また、先ほども述べましたが、重曹は炭酸水素ナトリウムのため、塩分の摂取量に気をつけてください。
重曹の1日の摂取限度は5gとされています。飲み過ぎないようにしましょう。
やっぱり炭酸水はメーカーで作るのが手軽!炭酸水メーカーの紹介!
最近は自分で炭酸水を作れる炭酸水メーカーもありますよね。炭酸水をよく飲む人にはオススメしたいアイテムです。
そこで、最後に炭酸水メーカーをご紹介します。
炭酸水メーカーとは?
炭酸水メーカーとはその名のとおり、炭酸水を作るアイテムのことです。
仕組みは、小型のガスシリンダーを格納した本体に水をセットして炭酸ガスを注入し、炭酸水を作るというものです。
炭酸水メーカーのメリット
炭酸水メーカーのメリットはコストパフォーマンスが、ペットボトルで買うよりも良いということです。最初に本体を買ったり、初期投資が必要ですが、総合的に見るとコストパフォーマンスは炭酸水メーカーのほうが良いです。
自分で作るので炭酸の強さも調整することができますし、ストックを気にせずに飲むことができ、頻繁に買いに行く必要がありません。
炭酸水メーカーのデメリット
炭酸水メーカーのデメリットは初期投資が必要なことです。さまざまなブランドから炭酸水メーカーは出ていますが、本体価格は数千円から2万円ほどします。
また使用済みのガスシリンダーは普通のゴミとして出すことはできず、販売店に返却するか、メーカーに送るなどしなければいけません。
オススメの炭酸水メーカー
炭酸水メーカーにはシリンダー式とカートリッジ式の2種類があります。それぞれのオススメ商品を紹介します。
シリンダー式の炭酸水メーカーのオススメ
まずシリンダー式です。シリンダー式とは、ガスシリンダーをセットして炭酸水を作ります。1Lあたり35円前後で炭酸水を作ることができ、コスパが良いのが魅力です。
ソーダストリーム
価格 | 15,400円 |
1Lあたりのコスト | 約36円 |
カラー | ホワイト、ブラック、レッド |
ドリンクメイト
引用ドリンクメイト 公式楽天市場店
価格 | 18,568円 |
1Lあたりのコスト | 約25円 |
カラー | ブラック、ホワイト |
カートリッジ式の炭酸水メーカーのオススメ
次にカートリッジ式です。カートリッジ式は、1回の利用ごとにカートリッジ式のガスをセットして使用する使いきりタイプです。手動式のため電源が不要です。また、使い終わったカートリッジはそのまま捨てることができます。シリンダー式に比べると本体価格は抑えることができますが、カートリッジは使い切りなので1本あたりで換算すると、コスパがあまり良くありません。
ツイスパソーダ
価格 | 7,480円 |
1Lあたりのコスト | 約60~79円 |
カラー | ブラック |
ソーダスパークル マルチスパークルⅡ
引用サテンラボ
価格 | 8,082円 |
1Lあたりのコスト | 約89円 |
カラー | パールブルー、パールホワイト、パールピンク |
炭酸水を頻繁に飲む方にはシリンダー式、頻度が多くない方にはカートリッジ式がオススメです!
炭酸水の作り方!昔と今の違い?オススメの炭酸水メーカーも紹介!まとめ
・炭酸水には自然に作られた天然炭酸水と、人工的に作られた人工炭酸水があります。
・天然炭酸水は2000年以上前の紀元前から飲まれていたそうです。
・人口炭酸水が初めて作られたのは1750年で、果汁の入った水に重層を加えた炭酸水を作ったことが始まりです。その後、炭酸ガスを見ずに溶かす方法が発明されました。
・日本に初めて伝えられたのは1853年で、ペリーが来航した際、積んできた飲料の中にレモネードが含まれていました。
・炭酸水は水に食用の重曹とクエン酸を溶かすことで作ることができます。
・炭酸水メーカーで炭酸水を作ることもできます。
・シリンダー式の炭酸水メーカーはガスシリンダーをセットして炭酸水を作ります。1Lあたりのコスパが良いのが魅力です。
・カートリッジ式の炭酸水メーカーは、1回の利用ごとにカートリッジ式のガスをセットして使用する使いきりタイプです。本体価格は抑えることができますが、1本で換算するとあまりコスパはよくありません。
炭酸水の作り方は昔も今も同じであることに驚きました。ですが、今は炭酸水メーカーという便利なアイテムがあります。
炭酸水をよく飲むという方は、炭酸水メーカーを購入するのもいいかもしれませんね♪