皆さんはカフェインレスコーヒーのデメリットを知っていますか？
私自身〇〇レスや〇〇オフと書かれた飲み物は人工的なイメージがあり、どうしても体に悪いのではないかと思ってしまいます。
今回はカフェインレスコーヒーのデメリットについて説明します。
Contents
カフェインレスコーヒーのデメリットは?副作用について詳しく解説!
最近よく聞くカフェインレスコーヒーって、実は体に悪いの？
そんなことはないよ。ただ、飲み過ぎてしまうと体に悪い影響が出るので要注意だね！
カフェインレスコーヒーとは、含まれているカフェインが少ないコーヒーのことです。
ただしカフェインの量が少ないだけであって、ゼロではありません。
良い成分がたくさんありますが、飲み過ぎてしまうと体に悪い影響が出てしまいます。
そのため健康的にカフェインレスコーヒーを取り入れるには、1日2～3杯が目安です。
カフェインレスコーヒーのデメリットや副作用について詳しく説明していきます。
カフェインレスコーヒーのデメリットや副作用
- カフェインの効果が受けられない
- 胃が荒れる
- コーヒーの味が薄く感じる
カフェインレスコーヒーのデメリット①カフェインの効果が受けられない
まずカフェインの効果として、以下の3つがあります。
- 眠気を覚ます覚醒作用
- 血管拡張による血行促進・基礎代謝上昇
- 興奮作用による疲労感の軽減
しかしカフェインレスコーヒーには、含まれているカフェインが少ないのでこれらの効果はあまり期待できません。
眠いけど頑張らなきゃ！って時にカフェインレスコーヒーは向いていないんだね。
カフェインレスコーヒーのデメリット②胃が荒れる
カフェインレスコーヒーに含まれるクロロゲン酸は胃の粘膜を刺激し、胃液の分泌を促進させる働きがあります。
そのためおなかがすいている時に飲むと胃が荒れたり、もたれたりする可能性があります。
カフェインレスコーヒー1杯あたりに含まれるクロロゲン酸の量はあまり多くはありません。
普通に飲む程度なら問題ありませんが、コーヒーとは別にクロロゲン酸を含んだサプリメントなどを併用している方は注意が必要です。
クロロゲン酸はカフェインレスコーヒーだけでなく、一般的なコーヒーに多く含まれている成分だよ。
カフェインレスコーヒーのデメリット③コーヒーの味が薄く感じる
カフェインを取り除くことで、コーヒーの味が薄く感じてしまうこともあります。
カフェインの除去によりコーヒー成分が抜けていき、薄味になることがあるからです。
最近では味が薄いものは減っているみたいだけど、味が薄いのには理由があったんだね。
カフェインレスコーヒーのデメリットは?カフェイン除去方法について詳しく解説!
カフェインを取り除くときに薬品とか使われてたりするのかな？
カフェイン除去方法は主に4つあります。
- ウォータープロセス
- 水抽出
- 超臨界二酸化炭素抽出
- 有機溶媒抽出
その中でも、化学薬品を使う有機溶媒抽出という抽出方法は体への悪影響が考えられます。
4つのカフェイン除去方法について詳しく説明していきます。
ウォータープロセス
引用：ひつじの珈琲タイム
現在主流となっており、水やお湯を使ってカフェインを除去する方法です。
代表的なスイスウォータープロセスでは、お湯を使ってカフェインを取り除きます。
カーボンフィルターを使ってカフェインを取り除くため、安全にカフェインが除去できる方法です。
水抽出
引用：ひつじの珈琲タイム
先ほどのウォータープロセスのベースとなった抽出方法です。
水を使ったカフェイン除去方法なので安全です。
ただ、カフェインと同時にコーヒー成分も溶け出してしまうため、あまり美味しくはないカフェインレスコーヒーになっています。
超臨界二酸化炭素抽出
引用：ひつじの珈琲タイム
コストは非常に高いですが、安全性はかなり高いと言われています。二酸化炭素を超臨界流体という状態にし、カフェインを取り除いていきます。
コーヒー豆に負担をかけることなくカフェインの除去ができる方法なので、美味しさを保てる方法でもあります。
有機溶媒抽出
引用：ひつじの珈琲タイム
とても安価にカフェインを除去できるとして、最初に登場したカフェイン除去方法です。
ですがベンゼン、クロロホルム、トリクロロエチレンなどの薬品がコーヒー豆に触れる方法であるため、危険な除去方法です。
もちろん有機溶媒抽出もそうですが、日本では薬品を使用したカフェイン除去方法だと輸入することができません。
日本で売っているカフェインレスコーヒーは心配なさそうだね。
カフェインレスコーヒーはデメリットだけじゃない!?体に良い効果やメリットについてまとめ!
カフェインレスコーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸は必ずしも体に悪いわけではなく、体や肌に良い働きもあります。
カフェインレスコーヒーのメリットや効果
- アンチエイジングや美肌効果
- ダイエット効果
- 脂肪やコレステロールの吸収を抑える
- 血糖値の上昇を抑えてくれる
- 睡眠の質が向上する
カフェインレスコーヒーのメリット①アンチエイジングや美肌効果
カフェインレスコーヒーに含まれるクロロゲン酸というポリフェノールは、老化の原因である活性酸素という物質を体内から取り除く働きがあります。
そして肌の酸化を防ぐ抗酸化作用によって、若々しい肌を保つ効果が期待できます。
カフェインを摂らないと睡眠の妨げにもならないので、ターンオーバーが活発化して肌がきれいになることも期待できます。
肌が荒れていたりくすんでいたりすると実年齢より老けて見られることが増えてしまうので、美容面でもカフェインレスコーヒーは強い味方です。
睡眠の質の向上も期待できるよ。
カフェインレスコーヒーのメリット②ダイエット効果
クロロゲン酸には脂肪の燃焼を促し、痩せやすい体になるという研究結果があります。
ちなみにカフェインには利尿作用があり体内の水分量を減らしてしまうので、相対的に体脂肪率を高めてしまいます。
しかしカフェインレスコーヒーはカフェインの利尿作用を受けないので、ダイエットにおすすめです。
美肌効果だけでなくダイエット効果もあるなんてすごい！
カフェインレスコーヒーのメリット③脂肪やコレステロールの吸収を抑える
クロロゲン酸には体内に蓄積した脂肪を除去する役割があります。
また善玉コレステロールを増やし悪玉コレステロールの吸収を阻害するので、生活習慣病の予防にも繋がります。
カフェインレスコーヒーのメリット④血糖値の上昇を抑えてくれる
血糖値が上昇すると肥満の原因になります。他にも血管が詰まりやすくなったり糖尿病になったりします。
実はこれらの予防に最適なのがクロロゲン酸で、血糖値の上昇を抑えてくれる効果があります。
カフェインレスコーヒーであれば睡眠の邪魔をしないので、夕食後に飲んでも心配ありません。
よく食後のコーヒーっていうけど、カフェインレスコーヒーはまさにうってつけの飲み物だね！
カフェインレスコーヒーだけじゃない!?カフェインが少なめのコーヒーはどんなものがあるの?
デカフェって聞いたことがあるけど、カフェインレスコーヒーと何が違うのかな？
カフェインレスコーヒーの他にも、デカフェやカフェインフリー、ノンカフェインといわれるコーヒーはカフェインが少なめです。
それぞれについてまとめました。
カフェインが少ないコーヒーの種類
まずカフェインの少ないコーヒーの呼び名は大きく分けて3種類です。
- カフェインレス
- デカフェ
- カフェインフリー・ノンカフェイン
注意ポイント
名前はそれぞれ違いますが、これら3つのコーヒーは全て同じような認識で捉えられいることが多いです。
そのためカフェインの量は少ないけれど、カフェインはゼロじゃないと思っておくと良いでしょう。
カフェインレス：カフェインが少し含まれている
カフェインレスコーヒーとは、含まれているカフェインの量が少ないコーヒーの事を言います。
日本でカフェインレスコーヒーという表記が許されるのは、カフェインを90％以上取り除いたものになっています。
カフェインを抜いた上で、ほんの少量のカフェインが残っているという意味のためカフェインレスと呼ばれています。
デカフェ：カフェインがごくわずか含まれている
デカフェはカフェインを含んだものから、そのカフェインを取り除いたものをいいます。
カフェインを添加する食品や飲料に、カフェインを添加していない物も、デカフェに含まれます。
そのため、コーラや栄養ドリンクなども当てはまります。
しかし一般にデカフェと単体で呼ぶ時には、デカフェコーヒーのことがほとんどです。
コーヒーは元々カフェインを含むものです。そこからカフェインを抜いているという意味なのでデカフェと呼ばれています。
紅茶や緑茶にもデカフェって使われているよね。
カフェインフリー・ノンカフェイン：カフェインが含まれていない
元からカフェインを含んでいないので、カフェインフリーやノンカフェインと呼ばれています。
つまり、カフェインをなるべく摂りたくない方はノンカフェインやカフェインフリーを選ぶと良いです。
コーヒーを飲み過ぎると眠れない方におすすめだね。
含まれているカフェインの基準は国によって異なる
コーヒーは日本だけでなく、海外でも多く飲まれています。
日本ではまだ取り扱っている店舗が少ないですが、海外では健康志向の方々によってカフェインレスコーヒーが多く出回っています。
そして含まれているカフェインの基準は国によって異なります。
EUではカフェイン残存率が0.1％のコーヒーを、デカフェコーヒーとしています。
一方の日本では、カフェインを90%以上除去したコーヒーをカフェインレスコーヒーやデカフェコーヒーとしています。
海外でカフェインの少ないコーヒーを飲むときは注意が必要だね。
おすすめのカフェインレスコーヒーをご紹介!安全で美味しいのはどれ?
カフェインレスコーヒーは人気といえども、まだ種類は少なくどれを選んだらよいか迷いますよね。
そんな皆さんに安全で美味しいカフェインレスコーヒーをご紹介します。
おススメのカフェインレスコーヒー①東ティモール コカマウ オーガニック/assez COFFEE
引用：amazon HP
オーガニックのコーヒー豆は化学肥料などを使わず有機栽培されているので、より安心できます。
健康に気を付けている方や、環境保全などを意識する方におすすめです。
やっぱり安心安全ならオーガニックだよね。
おススメのカフェインレスコーヒー②カフェインレスコーヒー ドリップコーヒー/辻本珈琲
引用：amazon HP
化学薬品を一切使用せずカフェインを取り除き、カフェイン残留率が0.1％以下となったコーヒーです。
コロンビア産のコーヒー豆を使用しているので、ほどよい苦味と香りが特徴です。
カフェインレスですが、美味しくコーヒーを楽しむことができます。
おススメのカフェインレスコーヒー③コロンビア カフェインレスコーヒー/青海珈琲
引用：青海珈琲 HP
カフェインの97％を安全に除去したコーヒーです。
コロンビア産コーヒー豆の良さを存分に引き出しており、香りや甘みが堪能できます。
コーヒーの風味をそのままにしつつ、すっきりとした味わいが特徴です。
おススメのカフェインレスコーヒー④カフェインレスコーヒー/クライス
引用：amazon HP
厳選されたアラビカ種コーヒー豆を使用し、美味しいコーヒー豆の風味をそのままにしたカフェインレスコーヒーです。
インスタントですがコーヒーの風味はそのままで、酸味や香りが調和しています。
99.7％までのカフェインが安全に除去されています。
インスタントコーヒーは作りやすいから、すぐ飲みたいときに便利だよね。
おススメのカフェインレスコーヒー⑤GABAカフェインレスコーヒー/BROOK’S
引用：BROOK'S HP
リラックス成分のGABAが配合されたカフェインレスコーヒーです。
夕ご飯の後のリラックスタイムに飲むのがおすすめです。
カフェインレスコーヒーのデメリットは?副作用について詳しく解説! まとめ
- カフェインレスコーヒーは、カフェインの効果があまり得られない
- カフェインレスコーヒーは、胃が荒れることがある
- カフェインレスコーヒーはデメリットだけでなく、身体に良い効果やメリットもたくさんある
- カフェインレスコーヒー以外にも、デカフェやカフェインフリーなどカフェインの少ないコーヒーがある
カフェインレスコーヒーが体に悪いのではなく、飲み過ぎてしまうと体に悪い影響があります。
しかしカフェインレスコーヒーは飲む時間もあまり気にしなくて良いので、メリットもたくさんあります。
カフェインレスコーヒーを取り入れて、楽しいコーヒータイムにしてくださいね。
