みなさんの料理にかける時間はどれくらいですか?私はサクッと作ろうと思っても、結局は1時間以上かかってます。
栄養を考えたり、見栄えを気にしたり、手作りにこだわったり…。
どうやら他国は違うみたいです。…そうです!日本人は料理しすぎなんですよ!
Contents
日本人は料理しすぎ!?料理への力の入れ方がすごい!
私の母はフルで仕事をして、更に家事も手を抜かない頑張り屋な母でした。
昔は特に何も思いませんでしたが、同じ母になった今は「お母さんってすごかったんだ…」と、しみじみ感じております。
疲れて帰ってきて、あの料理の手間と品数…。
でも、私の母だけじゃなく日本人の多くがこだわって料理しすぎみたいです。
日本人は料理しすぎ!?毎日○時間以上料理してる!?
夜ご飯 ですが…
調理にかける時間は「平均」何分位ですか?
キッチンに立ってから、料理の全てを作り終える迄です。
この質問に対して…
短くて1時間半、ほぼ毎日2時間かかります。一汁三菜でお弁当用も一緒に作りながらですが、片付けしてお弁当の用意していたら4時間近く立ってるかな…朝・昼・夜と1日6・7時間はキッチンに立ってる計算になる(笑)
夜ご飯はだいたい45~60分の間くらいです。帰るコールがくるとあわてて米を炊きはじめます。
でも一汁三菜以上できますね。生野菜、加熱した野菜、メイン、汁物という感じです。(後略)
引用 Yahoo知恵袋
このやりとりを見ていると、どこの家庭も頑張っているんだな~と感心します。
確かに料理ってやろうと思えば何時間でもやれますもんね!でも、1日の1/4をキッチンに立ってるなんてちょっとしたバイトをするよりも大変!
LEEは「30~40代中心の約8割が既婚で半数は子どもがいるという核家族」に以下のようなアンケートをとりました。
平日の夕食作りに使う平均時間は?(準備〜片付けまで)
引用 LEE
このアンケートを見てわかるように、30分未満で料理を作る日本人は少ないですね。
特に働いていない人に関しては約3割以上の人が1時間以上料理しています。この中には日々育児に追われているママも多いのでは。
家族の栄養バランスを考えて「手作り」料理にこだわり、時間がかかっているというこの現実…。
これが当たり前になっていますが、日本人は料理しすぎです!
なぜこんなにも日本人は料理しすぎるのか!?「一汁三菜」について
なぜこんなにも日本人は料理しすぎるのか…。
理由は世のママたちを意外と苦しめている「一汁三菜」の考えです。
一汁三菜
和食の基本で、日本人の主食の「ご飯」に、「汁物」と3つの「菜(おかず)」を組み合わせた献立のこと。「体をつくるもの」「エネルギーになるもの」「体の調子を整えるもの」という3つの栄養をバランスよく摂ることができます。
こうやって見ると、一汁三菜はとてもいいものですよね。
私も昔からこれが当たり前の家庭で育ってきました。おかげで風邪もほとんど引かず毎日を楽しく元気に過ごしていました。
でも、この一汁三菜という考え、作る側からするとかなりのプレッシャーになりませんか?栄養を考え、見栄えもよくして、品数もある程度…。
ふぅー、毎日こんな献立考えてると料理が億劫になるよ
私には5歳と2歳の娘がいますが、2歳の子は好き嫌いが多く、いくら工夫して作ってもなかなか手を付けてくれない料理もあります。
頑張って献立を考えて、時間をかけて作ってもこれじゃ悲しいですね。。
でも、娘たちは元気にすくすく育っています。あまり気負いせず、料理をしすぎなくてもいいのではないでしょうか。
私たちはよく頑張っていますよ!
料理を作って「はいっ終わり」…じゃない!
その日の料理を作る1人のママになったとして考えてみてください。
料理を作る工程は「料理を作る」だけじゃありません。
というのも…、
どうですか?実は料理を作る工程だけでもとても大変なことを世のママたちはやっているのです。しかも毎日のように。
日本人は料理にかけるあれこれの時間も含め、料理しすぎです。。
実はすごいぞ日本人!日本の料理の常識・非常識!
日本人は料理しすぎ!…としつこく言ってますが、世界の国はどうなんでしょうか?
他国のご家庭もみんな時間をかけて料理を作っているのでしょうか?
日本人の料理はすごいらしい!
私は以前、仲の良いママ友とそのママ友の知り合いを家に呼んでちょっとしたランチを振る舞ったことがありました。
仲の良いママ友は日本人、ママ友の知り合いは「台湾人」で、そのとき出した料理が、
- ご飯
- ミネストローネ
- シーザーサラダ
- 野菜スティック
- フライドポテト
- 鶏のオーブン焼き
- (お土産にもらったデザート)
なかなか華やかなテーブルになったのですが、そんなに難しくなく手間はかけてないつもりでした。
それでも台湾の方には、
スゴイネ!コンナニツクッタノ!?テヅクリッテホント!?
…と。(味はどうだったか分かりませんが)食卓にたくさんの料理の種類があることや何より手作りということにかなり驚いていたようでした。
台湾の食文化として自炊することはほとんどなく、外食やテイクアウトが多いそうです。
また、アパートやマンションを借りる際、一人暮らし用の賃貸にはキッチンが無いことが多いらしく、屋台で食べたり、出来合いのものを買ったりが当たり前とのこと。
そのため、ランチを一緒にした台湾の方からしたら、私は「とても料理ができるすごい人」だったようですw
日本人だけが料理しすぎ!?世界の食文化は?
日本と世界の食文化にはどういった違いがあるのでしょうか?
果たして、日本人のように「料理しすぎ」な国はあるのでしょうか!?
世界の食文化①|アメリカ
アメリカの朝食はパンケーキにベーコン、忙しい家庭ではシリアルやトーストも。
最近では、朝食にダンキンドーナツやスターバックスなどで朝食をとる人も多いようです。
昼食はサンドイッチやファストフードが一般的で、しかもサンドイッチの種類は毎日同じものを食べている人も多いとか。
レストランで、サンドイッチを頼むとなんと付け合わせにポテトチップスのときもあり、日本で言うスナック菓子もちゃんとしたランチになるようです。
夕食は外食やテイクアウトが多く、作っても肉や芋、豆などが主になり、野菜はほとんどなく、品数が少ないのが一般的。冷凍食品もよく活用されます。
アメリカ人は、食べることに関しては日本人ほど関心がなく、「お腹が満たされればOK」という傾向にあります。
とある調査によると、アメリカ人の45%の人が料理嫌いで、料理好きはたったの10%程だそうです。
世界の食文化②|中国
中国は日本と同様、外食やテイクアウトではなく料理を自宅で手作りするのが基本です。
しかし、日本と違うところがあります。
上海に住む、幼稚園児~小学生のお子さんを持つママたち1,200名に「自宅で料理を作る人」についてアンケートをとった結果、
引用 株式会社マクロミル
このようになりました。驚いたのは、ママである自分よりも旦那さんやその親などが料理をしていることが多いのです。
中国も健康を考え、料理しすぎな国なのかもしれないですが、日本に比べると家族みんなで協力してる印象が強いですね。これなら、料理が億劫にならないかも!
世界の食文化③|オーストラリア
朝食はシリアルとトースト、それと果物・牛乳と一緒に食べるのが一般的です。
また、トーストにはいろいろな野菜を発酵させた「ベジマイト」というペースト状のものを塗って食べるのが主流です。
身体が大きめな方が多いオーストラリア人ですが、お昼は簡単でしかも少ない量。
パンやビスケットにちょこっと何かを乗せてサラッと食べる方が多く、ベジマイトも朝同様、よく塗って食べられてます。
ちなみになぜ少食かと言うと、「モーニングティー」や「アフタヌーンティー」があるのでランチにガッツリ食べなくても大丈夫なんです!
夜は基本的に肉とパンとサラダ。オーストラリアはとても多文化な社会のため、いろいろな国の料理を食べます。でも、献立としてはとてもシンプルで凝ってません。
夕飯時は大きなお皿が3つぐらいあって、みんな自分の好きな量の料理を取り分けるような感じです。
また、食糧自給率が高く、おいしい食材が手に入るオーストラリアは素材を活かしたシンプルな調理法が主流で、週末の夕飯はバーベキューが多いです。
焼いて食べるのみ!楽ですね!
世界の食文化④|イギリス
朝食はリンゴとヨーグルトなどあっさりしたもので済ます人が多く、とてもシンプル。
昼食もサンドイッチだけということも。夕食はパスタやピザをよく食べています。
平日の献立は同じものの繰り返しが多く、あまり考える必要がありません。
スーパーなどでは、オーブンに入れるだけですぐに食べれられるものがよく売られていて、平日にはそれらを利用し、料理に時間と手間はかけないのが主流です。
でも、週末に関しては伝統的なイギリス料理を作るご家庭が多いです。
世界の食文化⑤|フランス
フランスの朝食は、基本的に「甘いもの」を食べます。
コーヒーや紅茶、ショコラなどのホットドリンク、オレンジジュース、そして、バゲット。
バゲットをちぎってホットドリンクに浸して食べるのがフランス流です。
昼食は、パン屋でサンドイッチをテイクアウトしたり、外食を楽しんだりする人が多いです。
よく平日の昼間からワインを飲んでいる人もいますよ。
夕食は外食ということもよくありますが、家では料理はほとんどせず、冷凍食品がメイン。と言うのも、ほとんどの家庭が共働きで料理する時間がないからです。
付け合わせでよく出されるマッシュポテトも、粉末のポテトにお湯を加えるだけの簡単なもの。
メインは牛肉をソテー、そして冷凍のインゲンを温めれば夕飯の出来上がりです。
とにかく時間のかかる料理はしません。
ただ、週末はフルコースを作り、時間をかけて家族みんなで食べます。
世界の食文化⑥|ブラジル
ブラジルの朝食はパンを買いに行くことからはじまります。そして、パンにハムやサラミ、チーズなど好きなだけ挟んで食べ、あとはコーヒーを飲むというのが最も一般的。
昼は外食に頼る人がとても多く、街のレストランで出される日替わり料理は、曜日ごとに献立が決まっていることが多いです。
ブラジルの夕飯はスープ、サンドイッチなどの簡単な食事で終わらすことが多く、少なめです。割とお昼にがっつり食べる方が多いためです。
外食やテイクアウト、宅配も多く、しっかり料理をする感じではないです。
世界の食文化⑦|タイ
タイは屋台文化と言われますが、デリバリーもとても盛んです。
タイの都会の社会人は、朝から駅や会社周辺の屋台で好みの料理を購入して会社で食べることからはじまり、お昼も近隣の屋台や食堂で済ませ、仕事帰りにも屋台で食べたり、テイクアウトして家で食べたり…、というのが一般的なスタイルです。
タイは、おいしい料理が充実していて、その辺でサクッと簡単に、しかも安く食べられるのでほぼ自炊はしません
※いろいろな国の料理事情について紹介しましたが、もちろん地域や格差の違い、気候や慣習なども違うので国の中でも全て当てはまるわけではありません。
世界でも料理を作ることが好きな方は、料理に時間をかける人もたくさんいるとは思いますが、各国の主流は
- シンプルで簡単な
- 時間や手間をあまりかけない
- 適宜外食を利用する
…という感じですね!
そして、週末だけ手の込んだ料理をしたり、とメリハリのある料理作りを楽しんでるイメージです。
日本人は料理しすぎだと改めて感じさせられます。
世のママを悩ますお弁当事情!世界のお弁当は?
先ほどお伝えしたように私には二人娘がいて、そのうちの5歳の長女は近所の幼稚園に通っています。
主人の転勤で何回か転園したのですが、今回の幼稚園ははじめての「毎日弁当持参」の幼稚園!
園としては毎日ママの作るお弁当で愛情を感じてほしいそうです。
これはたいしたことないですよねw
でも、(そんなに料理が得意じゃない私にとって)娘の好き嫌いと栄養も考えて毎日レパートリーを考えるのはとにかく大変!
私なんかよりももっともっと見栄えのいいお弁当を作るママはたくさんいらっしゃいます。
手間のかかったお弁当を作る人が多い日本ですが、世界のお弁当はとってもシンプル!栄養もあるんですよ。
栄養は考えつつ、ポン!っと、野菜や果物を入れただけのシンプルなお弁当ですね。
「キャラ弁」という言葉がある日本で、こういったシンプルなお弁当を毎日作るのも勇気がいると思います。でも、日本全体でこれが普通のお弁当ってなればもっとママたちは楽だな…、なんてついつい思ってしまいます。
日本人は世界のお弁当を見習ってもっと気楽な気持ちでお弁当を作れればいいですね!
世界のママたちの料理に対する考え方は!?
フランスの女性はほとんどの方が仕事をしていて、平日の夜は外食メインで簡単な夕飯で済ませています。
日本人のような料理しすぎなママに対して、フランスの女性は
家で料理を作ってばかりだと自分が輝かない、自分が輝いてこそ家族みんなが輝くもの!
と思っています。
栄養バランス云々について心配するよりも、大事なことは料理などに拘束されない楽しい毎日を送ることということですね。
基本的に、みんなが幸せになるためには、まず自分自身が幸せにならないとだめだ!という考えがフランス人の根底にあるそうです。
だからこそ日々の料理作りを決して無理しないのでしょうね。
またアメリカでは、小さな子がいるご家庭でもシッターさんにお願いして、夫婦でデートをすることは当たり前。
ママであっても自分自身も大切にしなければならないという考えが一般的に浸透しています。
日本人のママたちは自分よりも相手の事を大切にしなければ…、とか、周りがなんて思っているのか…など、気にしすぎるところがあります。
そして、日本全体で「ママたちは多少犠牲を払ってでも家族を幸せにすることが一番」の考えが根強くあるように感じます。
他国のママたちを見習って、自分を大切にし、料理に対するハードルをもう少し下げたいですね。
日本人の料理に対する考えをもっと楽にする方法【6選】
日本と世界の料理に対する考えについてご紹介してきましたが、他国のスタイルを全て今の生活に取り込めるか、というと難しいですよね。
日本は世界に誇れる長寿国です。家族の健康と幸せを願うその気持ちは大切にしつつ、今よりも料理に対する考えをもっと楽にする方法6つをご紹介します!
日本人の料理しすぎを見直す方法①|料理を作らない日もあってよし!
毎日食事を手作りしなければいけないという、そのプレッシャーを一度捨てましょう。思いっきりが大切です。
作らないと決めたその瞬間から気持ちが楽になりますよ。
その分、子供との時間や夫婦の時間、自分を大切に思える時間が増えるはず!。
料理は毎日手作りしなければいけないという固定観念を捨てましょう!
日本人の料理しすぎを見直す方法②|「料理を作らない」そう決めた自分に罪悪感を抱かない!
出来合いのものを買ってきて、食卓に並べ、みんなの食事を準備したという事実だけで十分です!
必ずしも手作りである必要はないですし、たまには自分が作ったものじゃない料理を楽しめるなんて幸せじゃないですか!
前に近所のママさんとしゃべってた時に私が「今日はめんどくさいからカレーなんです」と言ったら、そのママさん「えっ!?、作ってるだけ偉いわよ!、うち今日はスーパーのお総菜♪」って。その時はあっけにとられたのを覚えています。
でもそのママさんて、夕飯時でも子供を長く外で遊ばせてることが多かったんです。
今思うと、料理に対するその考えは素晴らしかったんですね!
日本人の料理しすぎを見直す方法③|固定の献立を曜日ごとに用意する!
毎日違った献立を作る日本人は本当にすごいと思います。でも、それが苦になってる人はたくさん…。
考えること自体が本当に憂鬱な人は、あなただけじゃありません!
それならば、曜日ごとに固定の献立を決めておけば楽じゃないですか?
わざわざバリエーションを増やすのではなく、この日は魚、この日は麺類、この日は○○丼…、てな感じで。
そうすれば、献立を考えるそのストレスがなくなります。
スーパーでも「月曜は○○市!」とか「火曜は○○が安い!」って特売してること多いですもんね、これを利用するのはいかがでしょうか?お財布にも優しいですよ!
日本人の料理しすぎを見直す方法④|一汁三菜の考えはやめてメインは「1品」で!
大皿の中に野菜炒めをど~んと「はい、どうぞ!」
具だくさんの豚汁とごはんを「はい、どうぞ!」
シンプルでいいのです。そんな簡単な献立の日があっても食卓はわいわい楽しく栄養もとれますよ!
日本人の料理しすぎを見直す方法⑤|火を使わない料理を活用する!
冷凍食品やスーパーの惣菜、たまにはお取り寄せの料理をメインに献立を考えるのはいかがですか。
火を使わず、レンジやオーブンで完結するような料理にすれば、後片付けも楽になりますよ。
日本人の料理しすぎを見直す方法⑥|味付けは「シンプルに」凝らない!
味付けは塩や醤油、味噌のみで作ったりと、素材の味を楽しむような料理を!
肉を焼くにしても塩コショウのみであったり、お魚も焼いてただ醤油を付けるだけとか。
凝らなくてもいいのです。シンプルでも素材の味を楽しめて美味しいのです。食べる人が自分の好みで、味付けしてもいいですしね。
調味料を混ぜ合わせるために、いちいちレシピを調べたり、計量したり…そんな手間が省け、作るのもとっても楽になりますよ。
日本人は料理しすぎ!?日本のママたちはもっと手を抜いてよし!のまとめ
- 日本人は料理しすぎ!一言で料理をするといっても、献立を考えたり~最後には片付けしたり…と料理にたずさわる時間が長すぎる。
- なぜこんなにも日本人は料理しすぎるのかというと「一汁三菜」の考えが根強く染み付いているからだ。
- 世界の料理は実にシンプルで時間や手間をかけず、外食も適宜利用している。
- 世界のお弁当は日本と違いとてもシンプルだ。でも、栄養もしっかりある。
- 世界の女性は料理に時間を取られすぎるのはナンセンスと思っている。自分自身のためにも料理を楽に、手間なく!
- 日本人の料理しすぎを見直す方法6つ
①料理を作らない日もあってよし!
②「料理を作らない」そう決めた自分に罪悪感を抱かない!
③固定の献立を曜日ごとに用意する!
④一汁三菜の考えはやめてメインは「1品」で!
⑤火を使わない料理を活用する!
⑥味付けは「シンプルに」凝らない!
日本人は固定観念を捨て、料理に対する考えを今一度考えなおす時ではないでしょうか?社会に進出している女性は増え続けています。
社会全体が考えを改めることで、料理しすぎな日本人のストレスが減ります!まずは、自分から少しずつ意識改革を!
とりあえず私は外食の日を作って、冷凍食品をたくさんストックしようと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。