大黒様と恵比寿様のご利益、皆さんご存じですか?
七福神の中でも、特にご利益がありそうなのは大黒様と恵比寿様ですよね。
そして、なぜかいつもセットになっている、不思議に思いませんか?
一緒に祀る意味や置場、更にはお利益まで大黒様と恵比寿様を徹底調査してみました。
Contents
恵比寿様大黒様の飾り方は?家のどこに飾るのが正解?
恵比寿様と大黒様は、日本の幸運・商売繁盛の神様として、多くの方に信仰されています。
彼らを飾ることは、ご自身や家族の健康や事業繁栄を願うものであり、
一般的には正月や商売繁盛の季節に飾られることが多いです。
恵比寿様は、福を掛けた青魚を手に持ち、見た目も愛らしい顔つきから、我が家に飾ることが多いです。
一方で、大黒様は背が高く筋肉質の体形を持ち、袋を担いでいる姿が特徴的です。
大黒様は「福の神」とも呼ばれ、海外からの商人にも親しまれていることから、
商売繁盛の神様としても高い人気があります。
家のどこに飾るのが正解かという点については、特に決まりはありません。
しかし、恵比寿様は調理場や玄関など、お魚が関連する場所に飾ることが多く、
大黒様は店舗の入り口やレジ周りなど、商売に関連する場所に飾ることが多いです。
また、彼らを飾る際には、清潔な環境でお供えをして、心を込めた祈りをすることが大切です。
恵比寿様と大黒様は、日本の伝統的な文化の一つであり、幸運と商売繁盛を願うために飾られることが多い神様です。
家のどこに飾るのが正解かは、どこに飾る場合でも、清潔な環境で丁寧にお供えし、心をこめた祈りをすることが大切です。
大黒様と恵比寿様セットで祀る意味とは?
大黒様と恵比寿様、【2柱】そろっていると万能のご利益を発揮してくださるのです‼
大黒様は「五穀豊穣」農業の神様
恵比寿様は「豊漁」海の神様
古事記や日本書紀の中では親子や親類関係にあったとして書かれている事が多く、恵比寿様が大黒様の伯父である説や、恵比寿様の父が大黒様である説など沢山の説があります。
どれが正しいのかは分かりませんが、常に対になって描かれている事が多く、大黒様・恵比寿様共に五穀豊穣、商売繁盛の「福」をもたらしてくれる神様として、財運と金運が向上するご利益で有名な【2柱】です。
一緒に祀る事で相乗効果があると考えた商家で、一緒に祀られたのが始まりだとされています。
神様の事は【1人】ではなく【1柱】とお呼びします。
どこかで聞き覚えありますよね?
そう、『鬼滅の刃』の柱とはこの古事記と深い関係があるのですよ!
大黒様や恵比寿様の意味やご利益は?
大黒様のご利益
大黒様は、七福神の【1柱】「大黒天様」の呼び名で、インドの神様になります。
日本では財産の神様、手に持つ打ち出の小槌が表しているように、財運福徳のご利益があると言われています。
さらに五穀豊穣・出世開運・商売繁盛のご利益を与えてくださる神様なのです。
古代のインドや中国には寺院の食堂に大黒天を祀るという風習があり、そこから台所の神様として台所で祀られているお宅もあるようです。
商売繁盛以外にもこんなにご利益あるの?
実は、縁結びにご利益がある事でもとても有名なのです。
人々に福徳を授けるために再びこの世に現れた、豊穣の神さま(農業)なのですね。
- 五穀豊穣 人間が主食とする五種類の代表的な穀物が十分に実ること
- 商売繁盛 商売がうまくいって利益が出て、賑わい栄えること
- 子孫愛育 子孫繁栄や子宝に恵まれること、縁結び
- 出世開運 社会的に高い身分・地位を得て、運が開けること
恵比寿様のご利益
恵比寿様は、七福神の【1柱】「恵比寿天様」の呼び名で、日本の神様になります。
恵比寿様は金運の神としても良く知られていて、恵比寿様が祀られている大前恵比寿神社には金運開運を願う多くの人が参拝に訪れます。
恵比寿様には特殊な神通力があるとされ、売上げや集客が伸び商売繁盛につながると言われ、会社経営者や個人商店などには特に人気があり、店先や玄関に恵比寿様の置き物を置くという方も多いですよね。
私たちもよく知っている「えびす講」、商売繁盛や五穀豊穣を願って行われる恵比寿様のお祭りなのです。
福の神として有名であり、親しみやすいその笑顔から日本人にとても愛されている神様です。
恵比寿様は水に関連した海の神様なので、大きな釣竿と大きくて縁起の良い鯛を持っています。
そのため漁師の大漁旗に描かれていることも多く、豊漁の神様としても有名な一面も持っていています。
他にも、五穀豊穣のご利益があるとして農家でも祀られています。
商売だけでなく漁業や農業までご利益があるので七福神の中でも一番有名になった神様なのです。
- 五穀豊穣 人間が主食とする五種類の代表的な穀物が十分に実ること
- 商売繁盛 商売がうまくいって利益が出て、賑わい栄えること
- 除災招福 厄を除いて幸せを招くように祈ること
- 大魚守護 漁民たちや魚を守ること
大黒様と恵比寿様の祀る位置でご利益UP‼
大黒様と恵比寿様の祀る位置や場所はどこにすればいい?
大黒様と恵比寿様を祀る時は、神棚を作るのが最も良いとされています。
このような質問を見かけました。
はてな
神棚に大黒様と恵比寿様を一緒に置いてもいいのでしょうか?ちなみに大黒様と恵比寿様の木の像は大黒天祭というお寺の行事で祈祷していただきました。神棚にお寺関係の物は置かないほうがいいと聞いたことがあるので 不安です。
確かに、神様と仏様は一緒にしてはいけないものですよね。
調べてみたところ、神棚にはお寺のお札もお祀り出来るので、大黒様や恵比寿様の像をお祀りしても問題ないようです。
もし心配ならば、お寺の行事で祈祷して頂いたものは仏壇に置くか、神棚に祀るために、再度神社でお祓いを受ける事が良いかもしれませんね。
引用:Yahoo!知恵袋
神棚の位置はどこがいい?
出来るだけ家の中心で、正面が南向きもしくは東向きになるように作りましょう。
リビングなど人が集まる場所が良いですが、真下を何度も人が通るような位置は避けましょう。
日当たりが良くて明るい場所、そして、大人の目線より高いところに祀り、神様を見下ろさないようにしましょう。
大黒様と恵比寿様の位置関係は?
大黒様と恵比寿様の左右の位置がとても重要です。
注意ポイント
向かって正面右側(上手) 大黒様
向かって正面左側(下手) 恵比寿様
関東や東北には特殊な方法があるようなので地元の神社や神社庁に問い合わせてみれば安心ですね。
玄関や床の間にお祀りするのはいいの?
地域によっては、玄関や床の間にお祀りする所もあるようです。
厳密なルールはないですが、最低限、目線より上にお祀りするというのを気を付けるといいかもしれませんね。
神様を見下さないようにお祀りすれば、運気がUPしてより縁起がいいと思いますよ。
お札やお供えものはどうしたらいいの?
毎日のお供え物の他に、神社で授与していただいた大黒様と恵比寿様のお札や笹(恵比寿様が竹の釣竿も持っている事から笹が縁起物とされています)などをお祀りする時も、神棚の上に置いて大丈夫です。
お供え物はお米・お水・お塩・お酒など、通常お供えするもので、毎日お供えするのが理想ですが、無理ならば【1日と15日】の【2回】お取替えすれば良いです。
大黒様や恵比寿様をお土産などで頂いた時は?
土産物などで頂く大黒様や恵比寿様の像は、部屋のインテリアとしても良いとされています。
仏像は開眼(魂入れ)をしなければ、ただの置物です。
ですが、せっかく頂いたのなら像に向かい手を合わせて福を授かりましょう‼
お祀りする場所や位置も大切ですが、手を合わせ心を込めて拝むことが大切なのではないでしょうか。
その声や心は、大黒様や恵比寿様にちゃんと届くと思います。
大黒様と恵比寿様のゆかりのある神社でご利益UP‼
大黒様ゆかりの神社
出雲大社(島根県)
日本でも有数の神社で、最近は「縁結びのご利益」があると有名です。
出雲大社の主祭神である大国主大神は、大きな袋と打出の小槌を持って米俵の上に立つ「大黒様」の姿でも知られています。
大国主大神は出雲王朝を繁栄させるという偉業を成し、多くの女神と結婚してたくさんの子供をもうけた事から縁結びの神様と言われるようになりました。
引用:出雲大社
比叡山延暦寺(滋賀県)
伝教大師最澄上人が根本中堂を建てた際、その守護神として大黒天様を祀ったのが始まりだとされています。
豊臣秀吉も開運と福徳を祈願した「三面大黒天像」が安置されていて、この三面大黒天像は正式には「三面六臂大黒天」と言われ、【3つ】の顔に【6つ】の手を持つ大黒天様、別名「出世大黒天」とも呼ばれ信仰を集めています。
ちなみに、残り【2つ】は毘沙門天、弁財天となっています。
神田明神(東京都)
神田明神には、大黒様・恵比寿様・平将門命様の【3柱】が祀られていて、商売繁盛・健康祈願・勝運(勝負運)のご利益があります。
他の神から協力を得て国造りをし、多くの妻がいたことから、縁結びや夫婦和合のご利益もあり、縁結びは男女の仲だけではなく、仕事や商売など人々との関係を取り巻くあらゆるご縁を結んでくれるのです。
引用:神田明神
大国主神社(大阪府)
大国主神社は金運・福徳開運・縁結びの神様で、正式名は「敷津松之宮 大国主神社」です。
ご参拝客には大阪の人のみならず、様々な都道府県から来ると言われていて大国主神社の有名な「種銭(たねせん)」というお守りがあり、大黒様の種銭はご利益金運をあげると言われ有名なお守りです。
財布に入れるとお金が増えると言われています。
引用: Wikipedia
恵比寿様ゆかりの神社
大前恵比寿神社(栃木県)
日本一えびす様は金運招福・商売繁盛の神様です。
地元有志の方々が大前神社に御奉納下さった御神像で、平成元年12月10日にご鎮座されています。
お水取りの人が五行神水を求めてお参りに来て、五行神水は玄関・台所・風呂場・トイレに撒いてお浄めに使うと良いとされています。
引用:大前恵比寿神社
えびす宮総本社 西宮神社(兵庫県)
西宮神社は福徳招来・商売繁盛・家内安全・金運・勝負・仕事運にご利益があります。
西宮神社のえびす様は元は漁業の神であったが、現在は商売繁盛や五穀豊穣をもたらす神となっています。
1940年から多なわれている福男選びは有名で、1月10日の早朝、表大門(赤門)から拝殿までの参道約230mを走り、その年の福男が選ばれます。
引用:えびす宮総本社 西宮神社
美保神社(島根県)
美保神社は恵比寿様の総本社で、商売繁盛はもちろんのこと、海上安全・漁業・海運の神、それから鳴り物の神として楽器の奉納も多いです。
美保神社は恵比寿様の総本社なので、ビジネスをやっている人には、とてもご利益のある大切な神社です。
出雲大社との両参りでご利益は倍加すると言われています。
引用:美保神社
大黒様と恵比寿様セットに意味はある?配置や場所でご利益UPの法則のまとめ
- 大黒様と恵比寿様セットで祀る意味はあります。
- 大黒様や恵比寿様の意味やご利益を知りましょう。
- 大黒様と恵比寿様の祀る位置でご利益UP‼
- 大黒様と恵比寿様のゆかりのある神社でご利益UP‼
大黒様と恵比寿様、セットでお祀りするのは意味がありました。
大黒様と恵比寿様は不思議な縁で結ばれていて、どちらも商売繁盛や五穀豊穣のご利益があって、【2柱】揃うとご利益倍増してくださる「良いとこ取りの相乗効果」が期待出来る神様だったのですね。
神様はいると信じましょう、少なくともいると信じるほうがポジティブです。
神様を信じる人には、運や奇跡が起こりやすくなり神秘的な力が宿ります。
失礼のないようにしっかりとお祀りしましょう。