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ビブラートが出来ない理由は⁉ビブラートが自然にかかるためのおすすめの練習法もご紹介♪

「ビブラートがきれいにかかってて上手いなあ♪」

誰かの歌を聴いてそう思ったことはありませんか?

カラオケの採点機能でもビブラートは加点対象になりますし、多少音程を外してもきれいなビブラートがかかっていると歌が上手という印象を与えられます。

私も友人の歌に感動してお風呂でこそっと練習してみたことがありますが、

「あれ?全然上手くできない(笑)」

いきなりやってできるものではないと知りました💦

ごく自然にビブラートをかけて歌っている歌手の方を見ると簡単そうに感じますが実際にやってみると練習とコツが必要なことがよくわかります。

闇雲に練習するよりもまず、なぜビブラートが上手く出来ないのか、その理由から探っていくのがビブラート習得への近道!!

そこで、ビブラートが出来ない理由とその練習法やコツについて解説していきたいと思います!

 

 

ビブラートが出来ない理由は主にこの5つ!!

ビブラートとは、メロディーが伸びている部分などで声を揺らしたり振るわせたりするテクニックのことです。

ビブラートをかけることによって、「声に表情がつけやすくなる」「声が心地よく響く」「歌がうまく聴こえる」といった効果があります。

とはいっても、気持ちを込めればできるというものではありません!

ビブラートが上手くできない理由として次のようなことが考えられます。

出来ない理由を知り、ビブラート習得へ一歩近づきましょう♪

 

ビブラートが出来ない理由その1 横隔膜の動き

 

引用 dmenu ニュース

横隔膜とは、胴体を肺のある「胸部」と、腸などその他の臓器のある「腹部」に分けるドームのような形をした膜状の筋肉で、ビブラートをかけるにはこの横隔膜を上下に動かすことで行う腹式呼吸が必要になります。

腹式呼吸は寝ている時をイメージするとわかりやすいですが、吸うとお腹が膨らみ吐くと萎む、この呼吸法です。

小中学生の頃、音楽の時間に先生から「お腹から声出して!お腹を使って!!」と言われませんでしたか?あれは「腹式呼吸で横隔膜を意識して!!」という意味だったんですね。

対して、普段の生活で私たちが無意識に行っているのは吸うとむねが膨らみ吐くと萎む胸式呼吸。

腹式呼吸は歌唱時の息を送る力を司り、ビブラートは腹式呼吸で横隔膜を下げた状態で空気のうねりを作ることによってきれいにかかります。

ですので、普段の呼吸のまま歌を歌ってビブラートをかけようとしても「ただ声が震えてしまった」「頑張ってビブラートっぽく歌ってる」という不自然なものになってしまうわけです。

 

ビブラートが出来ない理由その2 喉の力み

 

ビブラートをかけて上手く歌おうとする意識から、喉に力が入りすぎてはいないでしょうか?

ビブラートは声帯(喉仏の一部)周りの筋肉が揺れることで作られます。

また、声帯を閉じる力が足りなくても、ビブラートはかかりにくくなります

ですので、喉が硬く動きが悪くなれば上手く揺らすことも閉じることもできなくなってしまいます。

そして、喉に力が入ったまま歌うことは声を枯らす原因にもなります。

せっかく練習したのに声がガラガラ…なんてことにならないように喉の力みには気を付けたいものです。

ビブラートが出来ない理由その3 口の開け方

声は最後、口の中にある軟口蓋という奥の上側の柔らかい部分に当たって出ていきます。

横隔膜や声帯が上手く働いてビブラートが作られたとしてもこの軟口蓋が上に持ち上げられていないと声が共鳴せず、上手く響かせることができません。

また、軟口蓋の上下によって横隔膜の上下で作られた空気のうねりを増幅させることによってもビブラートがかかります。

なので、軟口蓋が動かせていない、もしくは持ち上がっていなくて声の当たるところが潰れていると、ビブラートが上手くかからない原因となります。

軟口蓋を持ち上げるってどういうこと⁉と思われますよね。

あくびをする時のことを考えてみてください。うわーっと口の中が大きく広がる感覚になりませんか?

これが軟口蓋が上がっている状態です!

喉の力みと一緒で、上手く歌うことに一生懸命で見落としがちなポイントでもあります。

 

ビブラートが出来ない理由その4 無理な音域での練習

憧れの歌手が高らかに歌い上げる高音のビブラート。

かっこいいと思うあまり、自分にとって普通に歌おうとするだけでもキツイ音域にさらにビブラートをかけてみようなんて無謀なチャレンジをしていませんか?

ボーカルレッスンを始めようとする方にも、「歌い上げる」ことに憧れを抱いて始めることから高音域のビブラートという難易度の高いところを攻めようとする方が多いのだそう。

しかし、いきなりそんなことをしたら体は緊張MAXの状態で無理に声を張り上げることになります。

ビブラートどころか喉を壊しかねません!

まずは無理のない音域で練習して、徐々に音域の幅を広げていきましょう!

 

ビブラートが出来ない理由その5 短期間で習得できると思いがち

「3日で10kg痩せるダイエット!」のように、ビブラートも短期間で習得しようとする方が多いそうです。

しかし、「今すぐできる!」などのキャッチコピーに惑わされてはいけません!!

その通りにすればそれらしき声は出すことができるかもしれませんが、腹式呼吸?声帯?それなあに?の状態では本当に自分のものとして自然にビブラートを使うことは出来ません。

短期間で上手くビブラートが出来るようにならずに諦めてしまうのはもったいない!!

声を出すという事は全身の筋肉が関係しています。

1時間筋トレしたからといってムキムキになれないのと同じで、たった数日練習したからと言って簡単に習得できるものではないのです。

ただ、地道な練習は必ず実ります!

憧れの歌手のようなきれいなビブラートを習得できる日を夢見て、コツコツ積み重ねていきましょう🎶

 

 

きれいなビブラート、その条件とは?

ビブラートが出来ない理由がわかると、自分の今までのやり方マズさを痛感させられます…

正しい練習をして憧れのあのきれいなビブラートを習得したいと思いますよね?

そこで、憧れの「きれいなビブラート」とはどんなものを指すのかまとめてみました。

  • 音の揺れ幅が一定
  • 音の揺れる間隔(速さ)が一定
  • 音が途切れない
  • 喉を締めない

ビブラートは音の波です。

その音の波の揺れは1秒間に6回が理想的とされています。

また、音の幅は半音が平均的と言われています。

余りにゆっくり上下したり音程の幅が広いと、元の音が何だったのかがぼやけて音が定まらず、聴きにくくなってしまいます。

喉や横隔膜が緊張状態などで上手く使えていないと、上記の条件を満たせずきれいなビブラートがかけられません。

1秒間に6回、半音と言われても、その通りにコントロールすることは難しいので、ビブラートを練習していく中で自分が心地よく感じ聴くことができる感覚を掴んでいくのがいいと思います。

実際に歌手の方々も「この音にビブラートを6回揺らしてかけて…」なんてきっと誰も考えていないですからね♪

 

 

ビブラートには種類がある⁉自分の理想的なビブラートを見つけよう!

ビブラートには種類があるのをご存じですか?

ビブラートが出来ない理由の中で出てきた横隔膜、喉、口の開け方、どれもきれいなビブラートを習得するうえで重要なことですが、それぞれの特徴を活かしたビブラートというのが実はあるんです。

ビブラートの種類は大きく分けると3つあります。

 

横隔膜ビブラート

横隔膜を使って、吐く息の強弱をつけることでかけているビブラート。

安定した力強いビブラートをかけることができます。

横隔膜のコントロールが必要で、比較的習得に時間がかかると言われていますが、初心者のうちに習得できるとその後のビブラートが自然で安定しますし、一般的に一番良いとされている方法でもあります。

 

喉ビブラート

喉(声帯)で音程の幅をコントロールしながらかけるビブラート。

声のみでビブラートをかけようとするとこのビブラートになりやすく、「ちりめんビブラート」と呼ばれる細かいビブラートはこれに分類されます。

横隔膜ビブラートより習得しやすいですが、初心者が使うと音程が安定しなかったり、喉を酷使して声枯れにつながったりするので注意が必要です。

ロングトーンで使用するというより、曲の出だしや特定の単語など、部分使いが向いています。

 

口&喉ビブラート

口を開く大きさや顎の開け閉めで調節しながらかけるビブラート。

音楽番組でも顎がガクガク動く歌手を見かけます。

意見が分かれるところですが、このビブラートのかけ方に関しては力みによって自然なビブラートが出来ないなど否定的な意見が多く見られます。

確かに、出来ない理由を考えると、口や顎の力みによって声帯の動きも鈍り、体への力みが横隔膜が上手く使えないことにつながるような気がします。

 

主にこの3つに分けられ、聴いた印象も異なりますが、結局は横隔膜、喉、口、顎、すべて連動してビブラートは作られます。

従って、特にどこに意識を置くかでわけることはできるものの、それぞれが単独で作用してビブラートをかけることができるわけではないことは確かです。

それぞれの部位を意識した練習をしながら、自分の得意な方法や理想のビブラートに近い方法を極めていくといいかもしれません。

 

 

ビブラートが上手く出来ない方へ!おすすめの練習法をご紹介♪

ビブラートが出来ない理由がわかり少しもやもやが晴れたところで、最後におすすめの練習法をいくつかご紹介していきたいと思います♪

 

ドギーブレス

横隔膜を意識した腹式呼吸の練習法です。犬(ドギー)の呼吸(ブレス)を真似た練習法のため、この名前が付けられました。

まず、体の力を抜いてリラックスし、肋骨の下辺りに手を当てます。

舌の先を下の歯の裏側に固定し、犬の呼吸を真似して「ハッハッハッ」と呼吸します。

簡単そうですが、お腹を使った感覚をしっかり感じることができる腹式呼吸のいい練習です。

 

横隔膜タッチ

直接は触れられませんが、手でみぞおち辺りを一定間隔でグッグッと押しながらロングトーンを揺らしてビブラートの感覚を掴みます。

この時、裏声で少し高めの音域で行うと喉が緩まり体の力を上手く抜いた状態で練習することができます。

腹式呼吸がどうしてもわからないという方は、仰向けに寝転んだ状態で「あーー」と発声してみてください。息を吐き切って吸った際にお腹が膨らめば腹式呼吸ができているサインです!

 

なみなみ発声法

基準となる音を発声した後、半音ゆっくり上下させてビブラートの揺れ幅の感覚を掴み、次第に速く小刻みにしていきます。

顔の前で波のように手で誘導してあげるとやりやすいかもしれません。

この時、顔ごと動かないように注意しましょう。

メトロノーム(一定の速さを刻む道具)を使うのもおすすめ。スマホのアプリでもとれますのでご興味のある方はぜひ探してみてください!

 

しらスタさん♪ビブラート練習法

YouTuberのしらスタさんがビブラートの練習法をあげられています。

とても面白く説明もスッと入ってきてわかりやすいので是非参考にしてみてください♪

 

 

ビブラートが出来ない理由とは⁉おすすめの練習法もご紹介♪のまとめ

ビブラートが出来ない理由をまとめるとこのようになりました!

  • 横隔膜の動きが掴めていない
  • 喉に力みがあり声帯の動きが悪くなっている
  • 口の中の軟口蓋が上がっていない
  • 無理な音域での練習にいきなりチャレンジしている
  • 短期間で習得しようとしている

きれいなビブラートの条件や種類、練習法についても色々ご紹介させていただきました!

ボーカルスクールやオンラインレッスンを受けるという手も有りですが、まずはおうちでの練習でどれくらい上達できるか、この記事の練習法も試していただきながらぜひ楽しんでいただけたらと思います。

歌はストレス発散になりますし、声を出すことの健康への効果も実証されています。

まだまだ外出しづらい日々が続いていますが、大好きな曲をきれいなビブラートをつけて気持ち良く歌って、毎日の生活の中で音楽を楽しんでみてはいかがでしょうか♪

 

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