身体に良い効果がでると言われている「どぶろく」ですが、その話と同時に身体に悪いとも言われています。
なぜ、どぶろくは身体に悪いと言われているのか、皆さんはわかりますか?
もし「なぜ身体に悪いの?」と聞かれても、スムーズにわかりやすく説明はできないでしょう。私もその一人です。
良い効果も身体に悪いと言われている原因も知ることができれば、今後どぶろくも含めたお酒を、より今以上に楽しむことができるのではないでしょうか?
今回は、どぶろくの良い効果も悪いと言われている原因もまとめて説明していきたいと思います。これを読んだ後には楽しくお酒を飲むことができるといいですね!
Contents
どぶろくが身体に悪くなる原因とは?
そもそも身体に良い効果をもたらしてくれているはずのどぶろくが、何故その反対に身体に悪いとも言われているのでしょつか?
ここで大切なのは、飲み方の中で身体に悪い飲み方があるがあるわけではないということです。
要はどぶろくを飲む量が多くなる飲み方をすると身体に悪い影響を与えてしまうということなのです。
後で解説する、身体に良い効果の1つである「健康効果脂質を抑える」というもの。これもどぶろくを飲み過ぎると逆効果となります。
どぶろくのアルコール度数は日本酒と同じ15%前後で、銘柄によっては18%以上にもなり、比較的アルコール度数が高いお酒なのです。
度数の低いお酒と同じペースで飲み過ぎてしまうと、いつも以上に酔いが回りやすくなってしまうのです。
それと同時に吸収して排出という作業が追いつかなくなってしまい、脂質がどんどん溜まっていってしまうと肥満になるリスクが高くなり、大きな生活習慣病の発症に繋がってしまいます。
また、飲酒し過ぎると膵炎を発症することや、それが悪化すると急性膵炎や膵臓がんになる恐れもあるため、飲み過ぎには注意が必要です。
私がおすすめするどぶろくの飲み方
つまり、どぶろくは飲み過ぎなければ良い飲み物です。アルコール度数が15%になる、どぶろくの1日あたりの適量は、およそ100~180ml程度です。
どぶろくの飲み方について私のオススメを含めながら、いくつか紹介していきたいと思います。
常温
まずはなにもせずにそのまま飲んでみましょう。他のお酒でいうストレートでというところでしょうか?
常温で飲むことによって、どぶろくの甘味がしっかり伝わってくる飲み方になります。
冷やす
冷蔵庫などでどぶろくを冷やしてみると常温とは違い、冷やすことで甘味が抑えられます。
甘すぎるお酒は苦手だけどどぶろくを飲んでみたいと思っている人には、冷やして飲んでみると良いでしょう。
炭酸水
どぶろくを炭酸水で割って飲んでみましょう。炭酸のシュワシュワのおかげで飲み終わりがスッキリとしたとした味わいになります。
炭酸水がなければ、ソーダで割ってみるのも良いかもしれませんね。
柑橘系のジュース
柑橘系のフルーツで、グレープフルーツ・オレンジ・パイナップルなどの自分好みのフルーツジュースで割って飲むことで、柑橘系の酸味があるさっぱりとした甘味のある味わいに。
混ぜることで色も白から変化したりしていき、視覚でも楽しむことができるので、私はこの飲み方をおすすめしています。
どぶろくを飲むことによって得られる効果
どぶろくは飲み過ぎなければ、とても身体に良い飲み物です。どぶろくを飲むことによって得られる効果を2つご紹介します。
美容効果 ー美肌ー
冬に近づくにつれて肌の乾燥が気になり、スキンケアを念入りにする人も多いのではないでしょうか?
私も気になってしまう1人です。頬に触れるとカサカサで乾いていて、ひどい時にはザラっとした感触も感じるときがあります。
このどぶろくに使用されている材料の中の米と米麹。この2つにはたくさんの栄養が含まれており、その中には肌の「保湿力」を高めてくれるという嬉しい成分も入っています。
そのためか近年ドラッグストアやコスメショップでも「米麹」と記載されているパックや化粧水などのスキンケア商品が陳列されているのをよく見かけますね。
私も数回、米麹成分の入っているパックと化粧水を使用したことがあります。パックを使用したあとには肌の保湿力は上がっていると感じられ、触れたときの感触ももっちりとしていました。
健康効果 ー脂質を抑えるー
皆さんは「生活習慣病」という言葉をよく聞くようになったと同時に、自分の中でも気にするようになったと思いませんか?
この言葉が浸透する前は「成人病」と言われていました。いつから「成人病」から「生活習慣病」に変化したのでしょうか?
それは、その病気に成人じゃなくてもかかる人が増えたからなのです。
食生活や運動量・飲酒などが原因となり、高血圧や糖尿病・肥満・心筋梗塞・脳梗塞などの様々な病気を発症してしまう可能性があります。
食生活の問題の中の1つとして、「コレステロール」と「脂質」を抑えることによって食生活改善、病気発症の予防にもなることがあります。
そして、この「抑える」という効果をもたらしてくれるのが「どぶろく」なのです。
どぶろくを作る工程によってでてきたのが「酒粕」。これが食事の際に体内で発生する脂質やコレステロールをフワッと包み込むようにして排出してくれます。
この排出があることで吸収を抑え込み、さまざまな予防ができ良い効果をもたらしてくれると言えるでしょう。
そもそも【どぶろく】って何?
どぶろくという言葉を日常生活の中で頻繁に聞く人はあまりいませんよね?私も「どぶろくって何?」と聞かれても、詳しくどぶろくについては話すことはできません。
そもそもどぶろくとはどんなお酒なのでしょうか?どぶろくは、水・米・米麹を混ぜたあとに発酵させて作られたお酒の1種です。
見た目は白く濁っており、見た目がほとんど一緒であるにごり酒とよく間違えられ、日本酒に分類されるお酒だと思っている人も多いと思いますが、実はそうではありません。
日本酒に分類されているお酒は発酵させたあとにプラスで「濾す」という工程を追加しています。見た目は似ている「にごり酒」であっても「濾す」という工程が追加されています。
そういう意味で日本酒と、どぶろくとは全く違うお酒なのです。
どぶろくが身体に悪いって本当?飲む量と飲み方にはコツがある!のまとめ
- どぶろくを多く摂取してしまうと期待される健康効果も逆効果になってしまい、生活習慣病の発症に繋がってしまう。
- 米や米麹に含まれる成分により、肌の「肌の保湿力」が高まり美容効果が期待される。
- どぶろくを作る工程で発生する酒粕に含まれる成分により、食事の際の脂質やコレステロールの「吸収を抑えて」排出をしてくれる健康効果が期待される。それにより生活習慣病の予防に繋がる。
- どぶろくは甘味の強い飲み方から酸味の効いたさっぱりとした甘味まで味わえる様々な飲み方がある。
いかがでしたでしょうか?どぶろくを飲むことによって得られる良い効果と身体を悪くしてしまうことについてお話させていただきました!
どぶろくにはたくさんの種類がありたくさんの飲み方があります。
自分に合った飲み方を発見し、飲み過ぎない程度に楽しんでみてみたものですね!