回覧板を止める人とは?止めてしまう心理や状況【徹底考察】

暮らしの知恵

お住いの地域では回覧板をお使いですか?

町内会のお知らせや、お祭りの日程など地域に密着した情報が回ってきますよね。

でも、気づかなくて止めちゃったりした経験はありませんか?

どこかで止まっていて、自分が止めたと思われたんじゃないかともやもやしたり。反対に、しょっちゅう止めちゃう人もいたりしますよね。

いつも止めちゃう人の心理はどうなんでしょうか。状況がよくないのでしょうか。

ご近所の顔見知りで構成されている町内会や自治会ですもの。あまり揉めたりしたくないですよね。

というわけで、回覧板を止めちゃう人の心理や状況を調べてみました。

そもそも現代に回覧板は必要なのか、スムーズな受け渡しのためにどんな工夫がされているのかなど、気になるところをいろいろ考察してみました。

 

 

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回覧板を止める人の心理やその状況

様々な立場から書き込みがありました。お住まいの地域ごとで差もあるようです。

 

いつもはちゃんと回しているのに…の人

いつもはすぐに回していたのに、たまたま忘れていて少し止めてしまったところ、お隣さんにすごい剣幕で怒られてしまったという人。

止めてしまったのは2日ほどで、私としてはそう長い時間ではないと思いましたが、その地域ではすぐ回すのが普通だったようです。

また、回覧板が活躍する地域でもありました。

止めている間にもう一つの回覧板が回ってきたそうで、次の回覧板が来るまで止めるなんて、という苦言だったそうです。

とても反省されていました。

対する回答は、「自分はもっと止めているから安心して」「自分も気を付けよう」などわりと励ます言葉が多い印象でした。

こういう時は、集まった時などに「止めてしまってごめんなさい」と謝っておけばよいとのアドバイスもありました。

誰でもあることなので、特に問題になることはないようです。

 

ちょくちょく回していない人

お仕事が忙しく、帰宅するのが遅かったりして回すタイミングがずれてしまうことが原因のようです。

止めてしまった自覚もあるので、ごめんなさいと次のところへ持っていくときに謝っているとのことです。

別の方は前の方が止める人で、自分が止めたと誤解されるのではとモヤモヤされていたそうです。

この場合は班長さんに相談したところ、回すルールの誤解があったことが判明。

回覧板を読んだら日付と名前を書くところがあるそうなんですが、この日付は次へ持っていく日付を記入することになっていたのに

前の方は受け取った日付を記入していて、書き込みした人のところで何日も止めているように見えていたそうです。

表にしてみると

Aさん 1/5
Bさん 1/7
止めていた人 1/7
相談した人 1/15

たしかに、止めていた人はすぐに回しているのに、相談を書き込みした人は一週間も止めているように見えます。

このままだとご近所で、あの人はいつも止めるわねとヒソヒソされる可能性もありました。

きちんとリーダーやまとめ役といった人に相談に行けたことがトラブル回避になったと思います。

 

いつもそこで止まる人

回覧板に対し、重要視をしていないことが根底にあるようです。学校行事など、自分には全く関係がないという感じです。

むしろ回されて迷惑だという書き込みもありました。

[st-midasibox title=”回覧板なんて迷惑①” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]

家には寝に帰るだけだし、申し訳ないけど地域活動には参加できない。

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[st-midasibox title=”回覧板なんて迷惑②” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]

仕事してて生活時間亭も違うから、夜遅くに届けるわけにもいかない。

次にいつまでに回すのかルールもわからないし。

[/st-midasibox]

 

また別の方は「回覧板が来たことに気付かない」と書き込んでおられました。共働きで郵便物をチェックすることもあまりなく、回覧板が来ていたことに気付かなかったそうです。

これに対する回答は「郵便物は毎日チェックする習慣をつければいいだけでは」でした。

他の方は新聞を取っているからそこでチェックする。

忙しいなら朝とにかくポストから郵便物は抜き取って自宅の中へ持ち込んで、帰ってから始末をつければいい。

郵便物の中には重要なものもあるし、たまっている郵便物を抜き取って捨てたりするいたずらもあるから。ということでした。

気づかなかったと書き込んだ方は、今年に入ってから新聞をやめたと書いておられました。郵便物を毎日チェックすることにしたそうです。

最初、「習慣をつければいいだけでは」という回答をみたときは、はきはき物言う人だなと感じました。まるで「あなたはだらしなさすぎる」と言っているように読めたのです。

けれども郵便を放置するといたずらされるとも言及されていてとても納得できました。

 

 

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回覧板にはどんな対策がある?回し方と確認

事情があるのはわかるけど、止められるとやっぱり困りますよね。どんな対策をされているのでしょうか。

 

しょっちゅう止めちゃう人には

・とりあえず最後に回す。

・最初から回さない。個別で連絡する。

・回覧板は見ない、という場合は情報は自力で確認するか、町内の誰かに聞くことを約束してもらい、回さない。

・回してほしくない人は自治会長などにその旨を申し出て回さないようにしてもらう。

基本的に回してもらうことを諦めて、回さないと決めているところが多いようです。

回してほしくないという意思表示ができるのはお互いすっきりできそうですね。

 

届けに行くけど不在のことが多い人には

・町内で、そういう場合は飛ばして回すことを取り決めている。

・玄関先にぶら下げておく。

※ただ、この方法だと今この家は誰もいませんよと印をつけているのと同じになってしまうので防犯上やめているところが多いようです。

・掲示板に同じ内容のものを貼り出し、見てもらうように伝えて飛ばす。

 

ターゲットを絞らない対策

他にも次のような、回覧板を早く回すための対策をされているようです。

 

見たかどうかをはっきりさせる

誰がいつ読んだかを書き込むスペースを作って記入する。

この方法だと、どの家がまだ読んでないかわかって後回しにしたところにも回すことができます。

 

期限をはっきりさせる

緊急や期限が近い場合、大きく注意書きを貼っておく。
〇月〇日までと書いておく。

これらの方法は割と有効で、回収率もスピードも上がったそうです。

いろいろと対策されていますが、止める人を追及して注意する、という意見はありませんでした。

理由として

・ご近所同士でもめたくない

・注意して逆ギレされても困る

・そもそも注意して直るくらいなら止めないと思う

ということが挙げられていました。地域での円滑なやり取りのためのルールや対策ということですね。

 

 

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そもそも回覧板は必要?回覧板の新たな役割

現代はいつも誰かが家にいるということも少なくなりました。そういう時代に回覧板を回す意味はあるんでしょうか。

 

ネット社会なんだからいらない

いちいちよその家に届けに行くのも面倒だし、無駄足になるのはもっと嫌という主張が多いです。

確かに誰もが同じ時間で生活しているわけでもないので渡しに行く時間にも気を使ってしまいます。

市町村のホームページを見れば必要な情報は手に入るので回覧板はいらないという意見が目立ちました。現在のスマホの普及率を考えれば、LINEなどを活用すればいいという意見も。

回覧板のメリットとしては自動的に町内の情報が回ってきますが、デメリットとしては時間がかかることと印刷物が手元に残らず、前の情報を確認できないということが挙げられます。

これがデジタルになれば前の情報を確認するのも簡単になります。

自動的に情報が来ることはなくて自分からホームページを見に行く手間はいりますが、自分の都合のいい時間で確認することもでき、よそのお宅に訪問する手間もいりません。

私は知らなかったのですが、スマホのアプリで回覧板機能を持ったものができているそうです。

 

高齢者への情報伝達

スマホを活用するのはいいですが、高齢者の方にはなじみのないやり方で、ちょっとハードルが高いという意見がありました。

印刷物なら目で読むだけで、特に操作を覚える必要はありません。スマホやタブレットを使いこなす高齢者の方もいらっしゃいますが、若者と比べるとやはりそういう方は少数派です。

町内会のことですし、誰でも確認できる方法で伝達をしたほうが良いということです。

町内会の行事を知らず、参加できなくなってくると疎外感が増してくる方も出てくるかもしれないので今まで通りの回覧板を活用したほうがよいとのことでした。

私は介護の仕事をしていますが、介護施設には地域密着型というものがあります。

理念として、住み慣れた地域で今までの暮らしを続けるとしています。そういうことを考えると、地域の情報が手に入りやすいことは大事なのではと思います。

 

手渡しの意味

手渡しすることに意味があるという意見もありました。最近は核家族化が進み、ひとり住まいの方も当たり前になっています。老々介護もよく聞くようになってしまいました。

そういう世帯に、顔を見て回覧板を渡すという行為が、地域での見守りになっているということです。

電気ポットなどで、遠くに住む家族に、ポットのある家の人が使ったかどうかを知らせる機能もある
そうですが、顔を見て渡すと顔色や声音のトーンなどで異変に気付ける可能性が高くなります。

生活様式が変化した現代ではお役御免と思われることも増えた回覧板の、アナログならではの存在意義だと思いました。

 

 

回覧板を止める人とは?止めてしまう心理や状況【徹底考察】まとめ

  • 回覧板をしょっちゅう止める人はあまり回覧板を重要視していない可能性がある。
  • 生活時間帯の違いなどで回覧板をうっとうしく思っている人もいる。
  • 止める人を追及するより飛ばしたり個別対応するルールで対策する。
  • 回してない人は申し出てもらい回さないようにする。
  • 対策は飛ばす以外に掲示板の活用やホームページの閲覧を促すなどがある。
  • スマホが普及している現代では電子回覧板という選択肢もある。
  • アナログの回覧板には高齢者への情報伝達と地域での見守りという存在意義がある。

 

いかがでしたか?

回すのがうっとおしいと感じられながらも、ご近所とのつながりのために新たな使命がみいだされている回覧板。

止める人も止めない人もちょっとモヤモヤしてしまうこともありますが、いろいろな対策があります。

電子回覧板を積極的に取り入れられるよう、助成金を出している市町村もあるようです。

デジタルもアナログもうまく使って、住みよい地域を作りたいですね。

 

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