皆さん、一度は見たことがあるでしょうコバエ。
コバエを見つけると、鬱陶しくて不快な気分になりませんか?
私もゴミの始末に気を付けていなかったとき、コバエを発生させてしまったことがあります。コバエって発生すると鬱陶しいし、小さいけれど大量発生するので対処するのに困りました。
そんな経験から今回、コバエの発生源の見つけ方、対策や予防、自分でできる駆除方法などを調べてまとめてみました。
たとえば、コバエと言っても色々な種類がいること、家にあるもので駆除ができること、予防策ではコバエは嫌がるけど私たちにとっては良い効果をもたらしてくれるものなど、主婦必見!の内容となっていると思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
Contents
コバエの発生源の見つけ方とは?コツを知って発生源を特定しよう
コバエの発生源の見つけ方、そのコツは・・・
まずコバエが、どこに発生しやすいかを知ることが大切です。
例えば、キッチンの三角コーナーや、ゴミ箱、お風呂の排水溝など水回りや汚いところは昔から有名だと思いますが、実はその他にも色々あります。
発生源 ①エアコン
エアコンは意外と盲点かもしれません。
エアコンでは、ドレンホース(排水ホース)、ドレンパンと言ってエアコンの排水溝の役割をしているもの、後はエアコン内部と意外にもコバエを発生させやすい環境が整っているのです。
まずドレンホース、室外機の横についているホースのことで、外と中がつながっています。そのため、ホースの中が空洞だとコバエの侵入口になってしまいます。
次にドレンパン、内部で発生した結露水を受ける受け皿(ドレンパン)のことです。
ここはどうしても湿気が多くなります。更に暗いのでカビが生えやすいのと、ほこりも溜まりやすく汚くなりがちです。
それが、コバエの格好のエサとなり発生してしまうようです。
次いで内部も、それと同じことが言えます。
発生源 ②トイレ
次はトイレです。トイレは想像がつくかもしれませんね。
トイレには、常時水があるため湿気も高いです。また汚れも付きやすいので、匂いも発生しやすいです。
要するに、コバエの好物がそろっている場所と言っても過言ではないでしょう。
発生源 ③外
コバエは基本的に外から侵入してくることが多いです。
玄関や窓を開けっぱなしにしたり、網戸のほつれ、ドアや窓の隙間などちょっとした所からも侵入してきます。あとは、お風呂やエアコンの排水口からも入ってきます。
更にペットや野菜類など、外から入ってくるものにもいることがあります。
発生源 ④部屋
部屋も、発生源の一つです。
観葉植物の培養土や受け皿に溜まった水、お菓子の食べ残しやジュースの飲み残しなどがあるとそれが原因になり発生します。
更に、ペットのエサや水、排泄物を放置しておくのも危険です。
つまり、匂いが強いとハエがエサがあると思ってたかってくるのです。
コバエの種類と発生源の関係を知ろう!
私たちがよく使う”コバエ”ですが、コバエというハエはいません。
コバエとは小さなハエの総称なのです。
そして、コバエは色々種類があり、特徴が違えば発生する場所も違います。
ここでは、よく見かけるコバエを調べてまとめてみました。
ショウジョウバエ
大きさ 【2~3mm】
目が赤く、黄褐色の体色のものが多い。
5~10日で成虫になり、寿命は30日。
野菜や果物などの生ゴミが大好物、キッチンやゴミ箱周辺で見かけることが多い。
ノミバエ
大きさ 【1.5~2.5㎜】
飛び跳ねるように素早く走る。体色は黒。
14日前後で成虫になり、寿命は25日。
肉の生ゴミが大好き。食品や腐敗物(動物性)があるところに発生する。
ノミバエは食品やお肉の中に潜り込んで産卵することもある。
クロバネキノコバエ
大きさ 【2~3mm】
全体的に黒っぽく(黒褐色)、細長い形をしている。
15~30日で成虫になり、寿命は4~10日。
湿気が多く、薄暗いところを好むため、観葉植物などの植木鉢(培養土)に発生しやすい。
チョウバエ
大きさ 【2~5mm】
ハートの形をしたコバエで、夜行性であまり動かず日中はじっとしていることが多い。
20日前後で成虫になり、寿命は14日。
石鹸カスや皮脂など油汚れが大好きで、浴室やトイレ回りの排水溝や下水管などのヘドロに発生しやすい。
コバエが発生すると害はある?
コバエが発生すると、どんな害があるのでしょうか?
私たち人間にも害を及ぼすんでしょうか?
小さいけれど実は大変な害があるかもしれません。ちょっと気になって調べてみました。
雑菌を運んでる?
主に食品系のゴミや悪臭のする所、汚いところに発生します。
そのままあっという間に大量発生になって室内を飛び回ります。
そのため、雑菌を運んでいる可能性はあります。
とにもかくにもその見た目!
そもそも普通のハエでも見つけると不快になりますよね。
それはコバエも同じですよね。そしてコバエは小さいけれど一気に大量に発生して飛び回ります。
その光景がとても鬱陶しく不衛生に見えるので不快な気分になります。
コバエがいると憂鬱になりますよね。
人には害あるの?
コバエは雑菌を運ぶ可能性があり、”コバエの種類と発生源の関係を知ろう”のところでも書きましたが、コバエの中にはノミバエのように食品やお肉の中に潜り込んで産卵するハエもいるので心配ですね。
大丈夫、安心してください!
結論から言うと、人間に直接害はありません。
コバエ自体が、【2~3mm】とすごく小さいので運べる雑菌も人間からしたら微々たるものです。また同じ理由で食品についた卵を食べてしまったとしても、体に影響が出ることはほぼないそうです。
ただ体調が悪い方の場合は、ハエ症と言って食中毒や腹痛、下痢などの症状を引き起こすこともあるみたいです。
ちょっと怖いですね。
だから、次の発生源対策が重要になってくるのです。さあ行きますよ!
鬱陶しいコバエの発生源対策や予防は何ができる?
ここまで読んで頂いて、コバエの発生源や種類、コバエが引き起こす害まで分かったところで、じゃあどうしたらいいの?ですよね。
結論、コバエが発生しないようにするのが一番です。
ゴミをすぐ処理する、トイレをきれいにするなど清潔を保てばいいわけです。と書いたところで、
もうそんなことは知ってます!ほかには無いんですか?という言葉が聞こえてきそうです。
ですから、ここでは忙しい主婦の皆さんに、無理なくでもすぐにでもできそうなことを伝えられたらと思いまとめました。
お香やアロマオイルが効くらしい!
コバエ対策としては効果的です。要するに虫除け的な効果を狙っています。
アロマの香りには、コバエやその他虫が嫌う匂いというのがあります。
- ペパーミント
- ラベンダー
- レモングラス
- ヒノキ
- ローズマリー
- ユーカリ
中でもペパーミントは優秀で、コバエが特に嫌う匂いだそうです。さらに、ゴキブリや蚊などのほかの害虫にも効き目があるそうです。
しかも、アロマと言えば気分を良くしてくれたり、心を落ち着かせてくれたり、自然治癒力を高めてくれたりと、私たちにとっても良いことばかりです。
そんなアロマは、リビングや各お部屋、玄関、トイレなどの匂いが発生しそうなところに置くと効果的です。
またスプレーにして活用するのもいいでしょう。コバエ対策にはもちろん、生活するうえでもメリットが多いので、ぜひやってみてほしいです。
面倒なゴミの処理はちょっとした工夫で楽になる?
これは、主婦なら誰もが知っている基本中の基本ですよね。
キッチンの生ゴミはもちろん、各お部屋のゴミ、トイレのゴミなど、ゴミは生活していれば毎日出ます。
そんなゴミを毎日出たらすぐに処理するのは理想ですが、ずぼらな私には難しいです。
そこで今回なるほど~と思ったのは、ゴミ箱にふたをすることです。
蓋つきのゴミ箱もありますが、すぐにできるのは段ボールなどを使ってふたをすることです。
そうすると匂いの発生も防げるし、コバエの侵入も防ぐことができます。
もちろん、毎日もしくは二日に一回など早めにゴミを処理するのがベストです。
その際もゴミ箱に袋をセットし、処理するときは袋の入り口をきつく結び密閉にするのがポイントです。
同様に生ゴミも毎日夕食のあと始末後にビニール袋に入れて結び、密閉してゴミ箱へ入れると完璧です。
トイレやお風呂、キッチンなどの水回りにはこんなコツが!
水回りは、掃除が大変なうえにコバエも発生しやすい困った場所です。
コバエ発生源対策としては、やはりこまめに掃除をして綺麗にするのが一番ですが、ここでも簡単にできることはあります。
それは、排水口や排水管に氷を置いておくことです。温度が低いところではコバエは生きていけないのでそこを利用しています。
これは暑い時期にお勧めです。排水口や排水管に氷をたくさん置いておくだけでコバエが発生しにくくなるのなら、やってみる価値ありですよね。
ずぼらな私の個人的方法は、トイレにはいつでも拭き掃除ができるように、市販のウエットティッシュ(トイレ用)を見えるところにあえて置いてあります。
また、キッチンやお風呂の排水口は、定期的に食器用洗剤やお風呂用洗剤をかけて少し時間をおいてから流したりしています。
他にもできることがある?
それはエアコンです。
エアコンはコバエが発生しやすい場所の一つでしたよね。
そのエアコンの掃除も中々大変ですが、エアコンには逆風運転というもがあることを知っていましたか?
これはエアコン内部を乾燥させてくれる機能です。
ネットではカビ予防で紹介されていましたが、湿気が無くなるだけでもコバエの好む環境を防ぐことができるので使わない手はないと思います。
後は、コバエの好きそうなものを放置しておかない事です。
食べ物や飲み物をそのままにしない、観葉植物など植木鉢の植物を枯らしたり腐らせたりしない、ペットがいる方はペット関連のすべてのものをそのまま放置しておかないなど、毎日各部屋をきれいにしたり、チェックしたりするのは大変ですが、コバエを発生させないためにも頑張りましょうね。
コバエを侵入させないようにする
これまでにコバエの発生源対策や予防策を色々紹介しましたが、最後は外から侵入されないようする方法も紹介します。
よく見かける方法は、網戸の網を細かいものにする、窓や玄関を開けっぱなしにしない、窓やドア、換気扇の隙間にテープを貼るなどです。
それ以外でも対策しておくと良いところがありました。それが、エアコンのドレンホースや水回りの排水口です。ここも発生源の一つでしたよね。
ここには、使わないストッキングを活用しましょう。ホース先端にストッキングをかぶせて輪ゴムかテープで止めます。そうすることで侵入を防ぐことができます。同時にヘドロなどのゴミもそこに溜まるので定期的に捨てて綺麗にすればコバエも寄ってきません。
コバエが発生してしまったら?自分でできる駆除方法
コバエを見たら、もうそれは駆除するしかないですよね。
コバエ駆除と言えば、市販の殺虫剤が優秀なのは当然ですが、今回は子供さんがいる場合や、体への影響が心配という方にも試してもらえるようなものを探してみました。
お家にあるあれを活用しよう
お家にあるあれとは・・・
今ならどの家庭にも置いてあるのではないでしょうか。そう、それは消毒用アルコールです。
基本的には、手指消毒やキッチン回りの清潔を保つために使っていると思いますが、それがコバエにも効果があるそうなんです。
アルコールは、昆虫が呼吸をするための「気門」を塞いで、窒息させることができるそうです。
アルコールのスプレータイプがあればそれを使うだけです。あとは死骸をティッシュで処理するのみです。
さらに調べると、アロマスプレーというものがあります。これは、自分の好きな精油とエタノールと精製水があれば簡単に作ることができます。これを玄関や網戸に吹きかければコバエ予防にもなります。
私はラベンダーが好きなので、ちょっと自分で作ってみようかなと思っています。
昔からよく知られている方法
これは、もう皆さんよくご存じのコバエトラップです。
コバエトラップも様々なものがあります。めんつゆが有名ですが、めんつゆ以外でもアルコールが含むものであれば代用可能みたいです。
例えば、飲み残しのお酒類(ビール・ワイン・焼酎・日本酒・梅酒など)や、お酢、みりん、醤油も効果があるようです。
作り方は、トラップ液と水を1:2の割合で作ります。その中に食器用洗剤を2~3滴入れるだけです。それを発生しやす場所に置いておき、その後一週間を目安に交換します。
これだけなので簡単ですね!
コバエの発生源とその見つけ方を知って早めに予防や対策を講じよう!のまとめ
にっくきコバエ。
- コバエの発生しやすい場所には、ゴミエアコン箱やキッチン、生ゴミのほかに、エアコン、トイレ、外からの侵入、部屋にも発生する事が分かった。
- コバエは主に4種類あり、特徴によって発生場所が違う。
- コバエからの害はあるものの、人間に直接害はない。
- コバエの発生源対策は、アロマオイルや各場所の掃除、ゴミの処理、侵入経路を断つことが効果的。
- コバエが発生してしまったら、アルコールスプレーやコバエトラップなどで駆除することができる。
以上です。
この記事の内容が、皆さんのお役に立てたら嬉しいです。