名探偵コナンで沖矢昴の正体がばれたのは何話?ばれた経緯を徹底解説

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沖矢昴の正体が、赤井秀一ではないかと視聴者に思わせたシーンは、映画のラストになります。

一連の狙撃事件の犯人を追い、ベルツリータワーにやってきた江戸川コナンでしたが、なかなか犯人を追い詰めることができません。

そこへ応戦したのが、沖矢昴です。

犯人のいるベルツリータワーを狙うことができる唯一の狙撃場所である浅草スカイコートに、ライフルを持った沖矢昴がいました。

沖矢昴が、ライフルで犯人の手を狙撃し、銃を弾き飛ばしたことで、犯人を確保することができました。

そして、映画終了間近に、沖矢昴が、携帯電話で連絡をしているシーンに移ります。

そこでは、沖矢昴が「了解」と一言だけ答えるシーンなのですが、その声が、赤井秀一の声だったのです。

映画は、そこで終了となっています。
 

さらに、沖矢昴が赤井秀一だと裏付ける内容が、異次元の狙撃手の映画の中にありました。

それは、狙撃の名手であるティモシー・ハンターが、浅草スカイコートからベルツリータワーを狙撃出来るのは、FBIのシルバーブレッドだけだと言っているシーンです。

FBIのシルバーブレッドとは、赤井秀一のことです。

つまり、ベルツリータワーにいる犯人を狙撃できるのは、赤井秀一しかいないということです。

これにより、視聴者に赤井秀一は生きている、沖矢昴が赤井秀一なのではないかとなりました。

安室透は、楠田陸道について高木刑事に尋ねます。 

そこで高木刑事は、病院で起きた爆破事件の何日か前に、近くで見つかった破損車両の持ち主が楠田陸道であったことや車内には1mmに満たない飛沫血痕など大量の血液が飛び散っていたことを話します。

これにより安室透は、銃を使用した跡だと判断しました。

安室透の動きを見ている江戸川コナンから、ジョディとキャメルへ楠田陸道について聞かれても答えないように事前に忠告していました。

そのため、安室透から楠田陸道について尋ねられたキャメルは、知らないふりを貫き通します。

キャメルが、安室透からの追求を受けている最中に、ジョディが現れたことで、安室透の追求から逃れることができました。

 ジョディは、キャメルに楠田陸道のことを安室透に話していないか確認しました。

すると、キャメルが

「もちろんですよ。奴が車の中で拳銃自殺したなんて事は口が裂けても・・・」

引用：青山剛昌　テレビアニメ名探偵コナン 780話「緋色の追求」

と答えるのです。

この言葉により、またしても安室透が赤井秀一の死の偽装に、確信をもつヒントを与えることになってしまいます。

その後、ジョディは、キャメルにお礼を伝え、去っていきます。

キャメルの元へ、江戸川コナンとジョディがやってきます。

ジョディは、キャメルに楠田陸道の事を誰にも話してないか確認します。

すると、キャメルは、さっきも同じことをジョディに聞かれたと答えます。

それを聞いた江戸川コナンは、安室透の追求から助けてくれたジョディは、ベルモットの変装であり、偽物だと考えました。

これにより、安室透の狙いは、ジョディ本人からではなく、ジョディのバディであるキャメルから情報を聞き出すことだったと、江戸川コナンは気づいたのです。

楠田陸道が、自分の車で拳銃自殺したことが安室透に知られることは、赤井秀一の死の真相に近づく情報の1つとなってしまいます。

そのため、江戸川コナンはとても危機感を感じていました。

安室透は、ベルモットから楠田陸道が拳銃自殺した情報を手に入れました。

楠田陸道が拳銃自殺した頃に、同様に頭を撃たれて焼かれた男がいると、ベルモットに話します。

「頭を撃たれて焼かれた男」とは、赤井秀一のことであり、赤井秀一は生きていると、安室透は考えていました。

しかし、ベルモットは、安室透の考えを否定します。

その理由は、日本の警察とFBIが捜査した結果、指紋が一致していたことと、赤井秀一が撃たれたシーンは、キールの首に付けていたカメラ映像で確認できたため、誤魔化しようがないからです。

とどめを刺すため、ジンは、キールに赤井秀一の頭を撃つよう指示します。

赤井秀一は、キールに頭を撃たれる直前に

「まさか、ここまでとはな・・・」

引用：青山剛昌　テレビアニメ名探偵コナン　781話「緋色の交錯」

と呟きます。

これに対して、キールは

「私も驚いたわ。」

引用：青山剛昌　テレビアニメ名探偵コナン　781話「緋色の交錯」

と答えます。 

女優であるベルモットからすると、赤井秀一の言葉は、心の底から出た言葉で、演技ではないと言います。

しかし、安室透は、赤井秀一の最後の言葉の真意に気づきます。

これにより、よりいっそう赤井秀一の死は、偽装であると確信をもつのです。

そののちに、安室透は、沖矢昴の自宅を尋ねます。

玄関で応対した沖矢昴に対して、安室透は、

「こんばんは。初めまして、安室透です。でも、初めましてじゃありませんよね。」

引用：青山剛昌　テレビアニメ名探偵コナン　781話「緋色の交錯」

と言うシーンで、次回に続きます。

安室透は、赤井秀一の死は、遺体のすり替えによるトリックだと指摘します。

その考えに至った経緯を沖矢昴に話すのです。

以上のことから、来葉峠で起こった赤井秀一の死以降に、江戸川コナンの周りに現れた沖矢昴の正体こそが、赤井秀一であると、安室透は推理します。

安室透が沖矢昴を訪ねていた頃、ジョディとキャメルは車で、来葉峠へ向かっていました。

ジョディは、楠田陸道が拳銃自殺したことをベルモットに知られてしまった時の江戸川コナンの表情から、赤井秀一の死に何かあると気づいたからです。

赤井秀一が亡くなったとされる来葉峠に行くことで、その真相を掴むことができるのではないかと思ったのです。

しかし、安室透はジョディの行動を予測していたため、公安の仲間にジョディとキャメルの乗る車を追跡するよう伝えていました。

そして来葉峠に差し掛かる頃、走行中のジョディとキャメルの乗った車は、公安の車に囲まれていました。

安室透は、赤井秀一の仲間であるジョディとキャメルを拘束し、人質をとることで、沖矢昴の正体を暴こうと考えていたのです。

ジョディとキャメルは、公安からの追跡に逃げられないと思ったその時、車の後部座席から

「屋根を開けろ。　開けるんだ、キャメル。」

引用：青山剛昌　名探偵コナン　782話「緋色の帰還」

という言葉とともに、赤井秀一が現れます。

そして、持っていた拳銃で、公安の車のタイヤを撃ち、走行不能にしたのです。

安室透は、一通り赤井秀一の死の真相についての推察を述べた後、沖矢昴に変装を解く様に要求します。

そして、変声機をつけていると思われる首元の服をめくります。

しかし、沖矢昴の首元に変声機がなかったため、安室透は驚きます。

ちょうどその時、安室透の元へジョディとキャメルを追っていた公安の仲間から電話がかかってきました。

電話の内容は、ジョディとキャメルの車に赤井秀一が乗っているという情報でした。

これにより、安室透はさらに驚くのです。

赤井秀一は、電話の相手である安室透に、話かけた内容をまとめました。

そして最後に、

「狩るべき相手を見誤るな」

引用：青山剛昌　テレビアニメ名探偵コナン　783話「緋色の真相」

という言葉を残して去っていきます。

安室透は、自分自身の正体がばれてしまっているため、深追いは危険と判断しました。

そしてジョディとキャメルを追っていた公安部隊には、撤収を指示し、沖矢昴に対しては、勘違いをしていたようだと言い、帰っていきました。

 安室透が帰っていった後に、沖矢昴は変装を解きます。

そこから現れたのは、江戸川コナンの父である工藤優作でした。

赤井秀一の代わりに沖矢昴に変装していたのは、工藤優作だったのです。

いつも赤井秀一は、沖矢昴に変装する時に首元につけるチョーカー型の変声機を使用しています。

しかし、今回は江戸川コナンの機転により、マスク型の変声機に変えていたのです。

「敵を騙すには、まず味方から」という理由で、ジョディやキャメルには、赤井秀一が生きていることを隠していました。

しかし、FBI捜査官で赤井秀一の上司であるジェイムズだけは、指先のコーティングに気づいたため、赤井秀一が生きていることを知っていました。 

これにより、劇場版映画名探偵コナン「異次元の狙撃手」のラストシーンで、沖矢昴が電話で「了解。」と言っていた相手は、正体を知っていたジェイムズだったと考えられます。

また、赤井秀一の死の偽装を行うに至った理由は、スパイではないかと黒ずくめの組織から疑われていたCIA諜報員のキールを助けるためでもありました。

そのため、キールは、赤井秀一の死の偽装のトリックを全て知っています。

その裏付けとして、赤井秀一が「まさか、ここまで読んでいたとはな」という内容に対して、「私も驚いた」という言葉を返しています。

これは、江戸川コナンが計画していた内容を知っていたからこそできた会話となります。

しかし、赤井秀一が生きていることを知っているだけで、具体的に沖矢昴になっていることまでは、明かしていないようでした。

他にも、沖矢昴の正体は知らないが、赤井秀一は生きていることを知っている人物が、もう1人います。

それは、赤井秀一の弟であり、太閤名人と呼ばれている羽田秀吉です。

羽田秀吉は、高校卒業後に、資産家である羽田家の養子になっているため、赤井秀一とは姓が違うのです。

羽田秀吉が、赤井秀一が生きていることを知っていると裏付けるシーンがあります。

それが、テレビアニメ名探偵コナンの973話「標的は警視庁交通部（三）」です。

この話の中で、 交通課の女性警察官が次々に殺害されていく連続殺人事件が起こります。

その時に、交通課の警察官であり恋人の宮本由美が心配な羽田秀吉は、兄の赤井秀一に恋人を守ってくれるようメールで依頼しているのです。

これにより、羽田秀吉は赤井秀一が生きていることを知っている人物になります。

ただし、沖矢昴の正体が赤井秀一であることを知っているのかは、記述がないため不明でした。