春はいろいろと活動的になりますよね。
でも天候がうつろいやすい時期でもあります。家族でお出かけしたくても雨で中止になるとがっかりしてしまいます。
どのくらいの雨でイベントは中止になるのでしょうか?スポーツやテーマパークなど、調べてみました。
Contents
降水量の目安で3㎜はどれくらい?
3㎜は降る時間により違う?
一口に3㎜といってもどれぐらいなんでしょうか。
通常、天気予報などで「降水量」といわれるのは、1㎥の入れ物に1時間で何㎜溜まるか、ということを示しています。
私はそこは疑問に思ってなかったのですが、面白い記述を見つけました。
一時間3mmならしとしと雨くらい。 一日3mmならにわか雨程度、 毎分3mmなら土砂降り。 時間を記さなければ無意味(笑)
引用 Yahoo知恵袋
なるほどなぁ、と思いました。
この答えは、3㎜の降水量はどの程度の雨か、という質問に対して返されたものです。具体的でわかりやすいですね。
まぁ、でも普通に降水量で3㎜といえば天気予報で定義されている、1時間当たりの量のことです。今後は1時間当たり3㎜で進めていきます。
この記述によると、1時間で3㎜だとしとしと雨。出かけて出かけられなくもない感じです。傘は絶対必要な様子です。
イベントに出掛けようと思っているなら、中止かどうか、かなりきわどいイメージです。これはしっかり調べないといけませんね。
交通手段はどうなんだろう?
お出かけするなら何らかの交通手段に頼りますが、交通機関に影響はあるのでしょうか?
一般的に公共交通機関といわれる、電車や飛行機などは問題なく運行します。ただし、風が出てくると話は別です。
特に高速で移動する乗り物は風の影響を受けやすいです。飛行機も強風警報が出ると、運休が出始めます。
新幹線が速度制限を始めるのは20m/sなので、傘が差しにくくなるレベルです。さすがにこの強風で出かけようというのはやめたほうがいいです。
電車でも、山の中を走ってくる路線だと、遅延が発生しやすくなります。
フェリーも雨ぐらいではどうということもありませんが、強風警報が出ると高波などの危険も増すので運休が普通です。
では自家用車はどうでしょう。雨の降り始めは、道路の泥やほこりが浮き上がってきて、かなり滑りやすい状況になります。
音も雨の音が邪魔をして普段よりも聞こえにくくなります。なので、いつもよりはスピードを制限して用心したほうがよさそうです。
また、車種によっても滑りやすさが跳ね上がるものがあります。フェラーリです。フェラーリの愛好者の方は雨の日は絶対乗らないそうです。
これは、龍神スカイラインを通ったときに、フェラーリが何台も走っていて、びっくりしたことがありました。その時に厚かましくも話しかけて伺った話です。
庶民には縁のない話ですが、スポーツカーといわれる車にも弱点があるんだと、妙に納得しました。
降水量3㎜では自転車とバイクはやめよう
降水量3㎜とは本降りです。傘を持たなければ数分で結構濡れるレベルです。風が吹けば下半身は濡れるし、足元にはそこかしこに水たまりが出来てきます。
自転車やバイクに乗るのは視界が見えづらくなるのでやめたほうがいいです。自転車で傘を差しての走行は言うまでもなく危ないです。
よくサスベエという器具を自転車に取り付けている方がいますが、道交法違反になる可能性があります。
自転車の傘差し運転を見かけることがありますが、傘を差しながら自転車を運転しても法律上問題がないのでしょうか?
自転車に乗る人が守らないといけないこととして、道路交通法71条6号は「公安委員会が道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るために必要と認めて定めた事項」と定めています。
そして、大阪府道路交通規則13条第2号は、自転車に乗る人が守らないといけないこととして、「傘を差し、物を担ぎ、又は物を持つ等視野を妨げ、若しくは安定を失うおそれがある方法で自転車を運転しないこと」と定めています。
このように、道路交通法71条6号、大阪府道路交通規則13条第2号により、自転車の傘差し運転は禁止されているのです。
引用 西宮原法律事務所
実際、サスベエで傘を差すと、傘のつゆ先が歩行者の目の高さになり、大変危険です。
車であっても雨の音で他の音が聞こえなくなるため注意が必要なのですから、生身で乗る自転車やバイクならなおさらです。
このように本降りともなると雨に対しての警戒をしていかなければなりません。
でも、ゴルフはやっていたり、野球はすぐ中止になったりと対応がまちまちですね。これはアトラクションやアウトドアスポーツはどうなのか気になってきますね!
降水量目安は3㎜で中止が増える?
アウトドアのキャンプ、登山は?
家族でキャンプやハイキング、登山は楽しいものです。でも、さすがに本降りの雨では中止を選択したほうがよさそうです。
数分でずぶぬれになる雨であれば傘は必須ですが、傘を差しながらのテント設営はベテランでも難しいでしょう。
また、テント内への浸水対策を考えなければなりませんし、濡れた機材を持ち帰るのはかなり大変です。
それから、キャンプや釣りの場合、川の近くだとバックウォーター現象も考慮しなくてはなりません。
バックウォーターとは?
川は本来、支流が本流へ流れ込むものですが、本流の水量が増えて支流との合流点を蓋をしたようになってしまい、支流の水が行き場を失って氾濫する現象です。
水辺の近くのキャンプは素敵ですが、天気の日でも上流の山で雨が降ったら危ないといわれるのです。現在雨が降っていたら、危険が増すのは当たり前です。
テントを張るならレインコートを着たらいいじゃん、と思うかもしれませんが、考えてみてください。キャンプで重要な、BBQができなくなりますよ!
だって火を起こすのがとんでもなく大変になるんですよ!食材も濡れてしまいますし。
BBQができないキャンプなんて!と思うのは私だけではないはずです。
ハイキングや登山だと、傘を差して歩くのではなくレインコート着用になるかと思いますが、濡れれば体温の低下にもつながりますし、足元が悪くなると滑りやすくなります。
わざわざ子供がいるのに危険を冒す必要はありません。
でも食材買っちゃったし…という人もいらっしゃると思います。そういう方のために雨の日の楽しみ方のアイディアも調べましたので、後ほど提案しますね!
遊園地やアトラクションはほとんど大丈夫
テーマーパークのアトラクションはほとんど大丈夫です。それでもジェットコースターなどは運休がちらほら出てきます。
ディズニーのパレードなどは0.5㎜から雨のプログラムへと変更がかかるそうです。機械は大丈夫でも、ミッキーたちの着ぐるみが大変そうですよね。
完全な形で楽しみたいなら、やはり晴れの日を狙ったほうがよさそうです。
でも屋内アトラクションなどは関係なく楽しめます。人手も少なめなので狙い目です。また、雨の日だけのお楽しみもあります。
アウトドアスポーツはちょっと微妙?
アウトドアスポーツで思い浮かぶのはゴルフ、マラソン、野球、サッカーといったところでしょうか。
かなり濡れるため、プレイ自体の難易度が高くなりますが、ゴルフなどは雨具着用でプレイできます。
ゴルフの場合、高い建物などがない広々としたグラウンドで行うので、雨よりも雷のほうが危険です。天候の悪化には十分気を付けてプレイしましょう。
マラソンや陸上競技なども特に問題なく行えます。ただし体温が奪われるので、寒さ対策は十分にしましょう。
サッカーやラグビーといった球技も大丈夫。しかし、野球はちょっとあやしいです。
試合中に降り始めたならそのまま続行されることがほとんどです。けれども、前夜から降ったりやんだりでグラウンドがぬかるんでいると中止になりやすいです。
花火大会は中止になる?
夏になると浴衣を着て花火を見に行く!ということも多いと思います。
花火大会はかなり大掛かりでコストもかかっているので、少々の雨でも決行されますが、3㎜になると延期が増えてきます。中止になることはあまりないそうです。
私の実家が有名なPLの花火大会の地元なのですが、あれだけの火薬を使うものになると、雨よりも風の有無が大事になってきます。
PLの花火大会は8月1日と決まっています。その日が一番雨が降らないから、だそうです。しかし、真夏なので風がないんですよね。
花火が打ち上げられる高さは120~300m、大きいものだと750mまで上がるそうですが、それだけの高さになっても風がないんです。
風がないところで花火が広がると、まるで煙幕を張ったみたいになってしまって、煙の中でピカピカ光る感じになってしまうんです。火薬ってすごいな、と思いました。
上空で風がないので、当然地上も無風地帯で暑さがムンムンするし、わずかでも風があるほうが楽しめます。
花火大会の場合は風の情報も確認し、暑さ対策をしっかりしていきましょう。
雨になった時の楽しみ方
キャンプを中止にした場合
キャンプに行くつもりで、BBQの食材を用意したのに、雨で中止にしなくてはならなかったときって困りますよね。
いつもより奮発して買いこんでいるから冷蔵庫にもなかなか収まりにくいことってあります。そういう時はべランピングをお勧めします。
べランピングとはベランダ+グラマラス+キャンプの造語で、お家のベランダで、キャンプみたいにして楽しむことだそうです。
やり方に決まりはなく、アイディア次第。ビニールシートを物干し竿にかけて屋根を作っても良し、ローテーブルを置いても良し。ランタンを置くと雰囲気出ますよね!
何もベランダ限定にしなくてもいいんです。ベランダと続きの部屋があるなら、その部屋を大きなテントに見立てて、コンロなどをセットすればいいと思います。
ビールやジュースは冷蔵庫でもいいですが、この際、たらいやクーラーボックスに水と氷を入れて冷やすとより一層雰囲気が出ます。
キャンプ用の大きなコンロは無理でも、七輪を置いたら簡単にBBQができます。ただし、匂いと音には気を付けてください。
いつもと違う楽しみ方に子供たちは喜んでくれるでしょうし、お父さんお母さんは運転を気にせず、冷えたビールを楽しめます。
トイレ問題も心配ありません。ビールも飲めてトイレも安心なんて、最高だと思いませんか?
雨のテーマパークの場合
テーマパークといえばすぐにディズニーランドが思い浮かぶと思います。夢の国というだけあって、雨の日でもさすが、楽しめます。
若いころ、ディズニーに夜行バスでよく行ったのですが、一度雨に遭ったことがあります。
人のざわめきが少なく、乗り物に乗るにも人が少なくて、ラッキーです。風景もしっとりと落ち着いて、いつもの雰囲気とはちょっと違った趣き(おもむき)がありました。
シンデレラ城も霧に煙って雰囲気たっぷりでしたし、遊覧船から見る雨もなかなかです。日が暮れるとライトアップが路面に反射してとてもきれい!
落ち着いて景色を楽しむことができたのはその時が初めてだったんじゃないかなと思います。
足元はキャストさんが水はけを良くしてくれているので3㎜ぐらいならあまり気にせず歩けます。ちょうどしとしと、という感じの降り方だったんです。
それ以上だとやはり間に合わないことも増えるので、レインブーツがあるといいですね。
ディズニーに限らず、テーマパークではオリジナルのレイングッズがあります。傘を買うのもいいですが、レインコートと体などを拭くタオル、入れる袋などを買うのもお勧めです。
キャストの方が説明してくれますが、室内アトラクションに入る場合はレインコートの場合は脱がないといけません。そのときにさっと拭いて、袋に入れるといいです。
テーマパークで買うと高いですが、その分品物もしっかりしているので家で思い出とともに長く楽しめるので本当にお得です。
私はポンチョを購入しました。荷物を持った上から被れるので濡れませんし、両手が空くので何かと便利です。
脱ぐのはちょっと面倒でしたが、袋に入れて持っていけるので傘より良かったです。
パレードを見るのもほかの方の邪魔になるかなと気にすることもないです。持ち帰って家でもだいぶん長く使えて、いいお土産になりました。
イベントで判断される降水量の目安は?3㎜は中止が多いか徹底検証!まとめ
- 降水量3㎜はアウトドアにとっては中止の目安になる。
- 降水量3㎜はイベントはあまり中止にならないが、それ以上だと中止が多くなる目安になる。
- 降水量3㎜は自転車やバイクはやめたほうがいい目安になる。
- キャンプなどを中止にしてしまった場合はベランダを活用したべランピングという楽しみ方がある。
- テーマパークなどはアトラクションによっては休止になるかもしれないが、雨の日ならではの楽しみ方がある。
いかがでしたか?
お出かけは晴れたほうがいいです。でも、雨の中で上手に楽しむのも対策次第でできますよね。
中止になった時、がっかりするのではなくて、思い出を作ることに方針を変えるきっかけにしていただけたら幸いです。