ミモザ・金木犀と聞いて、どんなお花かイメージできますか?
ガーデニングには、どちらが向いているか知りたくないですか?
同じような花だと違いが分かってないと、選ぶときなど迷ってしまいますよね。
結論、ミモザと金木犀は、色や花弁、咲く季節、育て方が違います。
私の母はお花が好きで、お庭にたくさんのカラフルなお花があり素敵だなあと思っていました。私もお庭をそんな風にしたいのですが、お花の知識が無いため現状は寂しい状態です。
そこで今回、私に合った庭木を植えてみようと思い、まずは華やかで庭木として人気のある黄色いくて素敵なお花、ミモザと金木犀の違いについて調べることにしました。
この記事は、ミモザ・金木犀の見た目や、見頃、花言葉、育て方、匂いなどの違いについて詳しく書いてあります。
お花に興味のある方、人気の庭木を挑戦しようと考えている方、読んで損はないと思います。
Contents
ミモザについて
まず調べていて驚いたのが、ミモザというお花は無いということです。
え?何言ってるか意味が分かりませんよね(笑)
ミモザは、ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)やフサアカシアなどの黄色い房状の花 を咲かせるマメ科アカシア属の総称らしいのです。
でも、更に厳密 に言うとそれもちょっと違うみたいです。
いや、だからどういうこと?ですよね。
ミモザとはオジギソウ(マメ科ネムノキ亜科)の学名のことで、そのオジギソウとフサアカシアの葉が似ていることから、誤用されフサアカシアをミモザと呼ぶようになり今に至るらしいです。
もともとミモザはオーストラリア原産で、正式には「シルバー・ワトル」と言う植物なのだそうです。銀色の細長い葉が特徴的な要するにアカシアのことですね。そしてそれが、日本では「フサアカシア」として知られているそうです。
それが、欧州に渡りミモザと呼ばれるようになったらしいです。
また、国連が定めた「国際女性デー」というものがありますが、イタリアではそれを「ミモザの日」と呼んでいます。国際女性デーの日にこの時期に咲くミモザの花を、男性が女性に贈ることが習慣となり、そう呼ばれるようになったようです。
ちなみに、フランスではミモザ祭りというものがあります。
とにかくミモザを満喫できる1週間ということで、色々なイベントやパレードなどがあるみたいです。
そんなミモザは、インテリアとしても重宝されています。
あの鮮やかな黄色は、お家の中を華やかにしてくれるので、フラワーアレンジメントとしてお部屋に飾るだけでなく、リースにしたり、スワッグにしたりと楽しみ方も豊富でした。またそのまま乾燥してもその綺麗な色は残るので、ドライフラワーにしてもすごく素敵です。
それ以外にも、ハーバリウムに入れたり、アロマを楽しめるようにアロマワックスサシェと言うものがあるようです。おしゃれに使えるお花ですね。
花が咲くのは2~4月(春頃)アカシアは3~6月が開花期です。フサアカシア、ギンヨウアカシアが2~3月ごろが見頃です。ミモザは春の花としてとても有名です。
花は、ふわふわしたポンポンのような花を枝の先に房状に付けているのが特徴的です。
上の方の画像がミモザの写真です。とてもかわいらしいですね。
花言葉は、有名なもので「優雅」「感謝」といったところでしょうか。優雅とは、小さい花がたくさん咲いている様子からきているようです。感謝はイタリアで使われているみたいです。ほかにも、「秘密の恋」「友情」「思いやり」などもあるそうです。
ちなみに、オレンジ色のミモザは「エレガント」「上品」、白色のミモザは「頼られる人」などがあるそうです。
ミモザは庭木としてとても人気があります。非常に高く大きくなり5mを超えることもあるそうです。そのため毎年剪定が必要になるとのことです。また生育が早いので鉢植えだと、どんどん鉢のサイズを大きくしていかないといけないようです。
ミモザの育て方は?
ミモザの植え付けは、春または秋の暖かい日で、市販の苗を購入して植えつけます。
鉢植えだと、成長が早いので根が詰まってきたら、1回り大きい鉢に植え替えていきます。地植えをする際は、1度植えた後の移植が難しいので、植え場所はよく考えてからの方が良さそうです。
剪定は、花が咲き終わった後に伸びた枝を切ったり、混みあっている枝を整理するようにやります。そして遅くとも7月までには終わるようにします。なぜなら8月以降は翌年の花芽がつくので、翌年また綺麗な花を見るためには、7月までには終わった方が良さそうです。
育てるのは、中々難しそうですね。
金木犀について
キンモクセイは、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹で、銀木犀の変種です。中国南部が原産で、江戸時代に入ってきました。公園樹、記念樹として親しまれているそうで、ジンチョウゲ、クチナシと合わせて、日本三大芳香木の一つに数えられるそうです。
そんなに、すごい木だったんですね。
また金木犀は、観賞用や食用としても楽しまれています。
中国では、桂花と言われており乾燥させてお茶にしたり、砂糖漬けやお酒に付けて食べたり飲んだりするようです。
そして更にさらに、薬用、漢方としての効果もあるようです。
眼精疲労や、美肌効果、抗炎症作用もあると言われています。また胃炎や低血圧、不眠症にも効くそうです。
金木犀は秋がシーズンで、9~10月頃に1週間ほど咲きます。気温に左右されるので、気温が高いと遅くなり、気温が低いと早くなることがあるです。また2度咲くことでも有名です。2分咲きや四季咲きなどの品種があります。
花は、小さなオレンジ色の4枚の花弁からなり、葉の付け根にたくさん密集させて咲きます。
花言葉は、「謙虚・謙遜」が有名でしょうか。強くて甘い香りのわりに、控えめな小さい花を付けることにちなんでいるそうです。他には「気高い人」「真実」また独特の香りから「陶酔」などがあります。銀木犀だと「初恋」というのもありました。
ちなみに、怖いのもありました。「隠世」「誘惑」などで、金木犀の独特で濃厚な香りが邪気や穢れを払うと言われており、神社やお寺に多く植えられているそうです。
金木犀は、寒さは苦手だけど丈夫な木ということで、大した世話をしなくても毎年花を咲かせてくれる初心者でも育てやすい庭木です。
金木犀の育て方は?
金木犀の植え付けは、春と秋ですね。こちらもミモザと同様に苗から植えます。そして根が詰まってきたら1回り大きい鉢に変えます。でも2~3年に1回程度だそうで、お世話が楽そうな感じがします。
地植えの場合は、ミモザと同様で移植が難しいので、植える場所はよく考えて決めた方が良いですね。
剪定は、3~4年に1回くらいの頻度でいいそうです。大きくなりすぎたところを切ったり、または自分の好きな大きさになるように切ったりします。
金木犀なら、ずぼらな私でも育てられそうな気がします。
ミモザと金木犀の香りの違いについて
ミモザは、優しくて甘いフレッシュな香りが特徴的です。
有名な香水の原料にもなる花で、精油になると濃厚なフローラル調になるそうです。
または、素朴で樹木感やグリーン感があるともいわれています。
効能としては、心を落ち着かせ、安心感を与えてくれる効果があるようです。
アロマキャンドルや香水、石鹸に古くから使われているそうです。
さらに、ミモザの精油で芳香浴をするとその鎮静作用でリラックスできるようです。
金木犀は、ちょっと強めの優しくて甘い、でもサッパリしている香りが特徴的で、芳香の世界ではトップクラスの香りの成分だそうです。
効能としては、イライラを緩和させて、落ち着かせる効果があるようです。
更に安眠効果も期待できるようです。
こちらも、アロマオイルはもちろん、色々なコスメに香料として入ってたりします。
ミモザと金木犀の違いについて
まず色ですが、ミモザの方が黄色に近く、金木犀の方がオレンジに近いです。
次に花びらの形。花弁がちゃんとあり4枚に分かれている方が金木犀で、花弁が小さく束になって丸い一つの塊みたいになっている方がミモザです。
また咲く季節も春と秋で違いました。金木犀に至っては2回も咲いてくれるそうです。
そして、ともに庭木として大人気なんです。
ただ大きく異なるのが、ミモザの方が成長が早くとても大きくるため、剪定などの手間がかかるということです。その点、金木犀は丈夫でそんなに大した世話をする必要はなさそうです。だからそれほど難しくないので、初心者にも育てやすいと言われているんですね。
ほかには花言葉ですが、どちらもポジティブな言葉が多いです。しいて言えば、金木犀の方が控えめで初々しい印象だったのと、ちょっと怖い花言葉もあったので驚きました。
そのほか調べながら私が思ったのは、ミモザの方が明るく華やかで太陽みたいな感じがするのに対して、金木犀は静かにしっとりとでも主張はしっかりするみたいな、暗闇に光る月のような感じがしました。
だから、ミモザは装飾に向いていて、金木犀は飾るより利用するのに向いている、そんな違いもあるのでは?と思ったりしました。
ミモザと金木犀の違いは?同じ花でもこんなに違うって知ってた?のまとめ
基本的には、どちらもビタミンカラーのとても素敵なお花。
ガーデニングには最適だという事が分かります。両方植えて大切に管理すれば、年間通して綺麗なお花と香りを楽しめ、癒されそうです。
しかし、違いを詳しく調べることで、自分にとっての評価ができました。
皆さんはどうでしたか?
私に関していえば、ミモザは育てにくいが華やかでインテリアとして活用できる、でも私には育てられない。
金木犀は育てやすいし、花弁と香りの効果が優れているので香り好きの私には向いている。
と判断することができました。
以上この記事が、皆さんのお役に立てれば幸いです。