洗濯槽の掃除って定期的にやっていますか?
洗濯機って掃除するものなの!?そういえばウチ全然してない...
ドキっとした方もいると思いますが安心してください!
この記事では洗濯槽の掃除の頻度と掃除方法についてご紹介します。
洗濯をした時にワカメのようなものが衣類についている経験はありますか?
このワカメちゃんが出てくるのは洗濯槽が汚れているサインなんです。具体的に見ていきましょう!
Contents
洗濯槽の掃除の頻度は?月1回が推奨されています!
衣類を綺麗にしてくれる洗濯機ですが、実は洗濯槽が汚れていくのはご存知でしょうか?
毎日洗濯機を使うご家庭や2.3日に1回ぐらいのペースで洗濯をするご家庭もあると思います。
それぞれどれぐらいの頻度で洗濯槽の掃除をするのかご紹介します。
オススメの洗濯槽の掃除の頻度
洗濯槽の掃除の頻度は月に1回が推奨されています。
各ご家庭の洗濯機の使用方法や環境によって変わりますが最低でも2ヵ月に1回は洗濯槽の掃除をするのがオススメです。
洗濯槽は汚れが見えないので、気にならない部分ではありますが、定期的に掃除をしないとカビや汚れが発生してしまいます。
洗濯槽が汚れているとせっかく洗っている衣服がカビや汚れを通った水で洗われてしまいます。
洗濯した衣類に黒いワカメのような茶色いカスが着いていたことはありますか?
このワカメちゃんやカスの正体は洗濯槽から剥がれ落ちたカビの可能性が高いんです。
特にワカメちゃんの正体である「黒カビ」は溶け残った洗剤や衣類から出た皮脂などの汚れが洗濯槽に蓄積されることによって発生します。
洗濯機の中は湿度が高いので黒カビが繁殖しやすい環境になります。
えぇ!?あの黒いピロピロはカビだったの!?
黒いワカメや茶色いカスが発生する場合は洗濯槽を掃除しないといけないサインです。
・洗濯槽の掃除の頻度は月に1回
・最低でも2ヵ月に1回
・黒カビや茶色いカスが発生したら洗濯槽が汚れている合図
1人暮らしの場合の洗濯槽の掃除の頻度
1人暮らしの場合は洗濯を毎日する方は少ないのではないでしょうか。
調べたところ、1人暮らしの洗濯機を回す回数は一般的には週2~3回ぐらいのようです。
そのため洗濯槽もそんなに汚れていないのではと思いますが、意外にもそうではありませんでした。
(前略)
週に2~3回洗濯機を使用した方が、毎日使用するよりもカビが発生しやすい傾向があることが確認されました。(表3)
(後略)
エステー株式会社と㈱衛星微生物研究センター(東京都葛飾区)との共同研究の結果によると、
洗濯機を毎日使用するよりも、週2~3回洗濯機を使用するほうが、カビが発生しやすい傾向があるようです。
表を見てびっくりですよね!
毎日洗濯をするよりも週2~3回の方がカビの数が圧倒的に多いんです。
毎日するほうは1mlに対して平均15個のカビがいます。
しかし週2~3回のほうは1mlに対して平均204個ものカビがいることが研究結果として分かっています。
1人暮らしや2人暮らしのほうが洗濯する頻度や量が少ないので洗濯槽もよりきれいなのではと思いますが、
洗濯頻度が少ないほうがカビの検出率が多いようです。
洗濯機を使用する環境や状況によってカビの量がかなり変わることが分かりました。
そのため、1人暮らしでもやはり月に1回は洗濯槽を掃除する必要があると思います。
忙しかったり面倒だとしても最低2ヵ月に1回は掃除をしないと、見えないところでカビはどんどん増殖していきます。
洗濯機をあまり使わないからと言って掃除をしないのは大変恐ろしいですね。
一人暮らしでも定期的に洗濯槽の掃除をしなきゃいけないのね
・一人暮らしでも月に1回は洗濯槽の掃除をする
・最低でも2ヵ月に1回定期的にする
・毎日洗濯機を回すよりも週2~3回洗濯をする方が洗濯槽のカビは多い
洗濯槽の使用年数と汚れの関係について
洗濯の回数とカビの量は大きく関係することが分かりました。
ここで疑問に思うのが、使用年数が多いほどカビの量も増えていくのかどうかです。
上記と同様に研究結果が出ています。
(前略)
洗濯機の使用年数とカビ汚染の相関性については、使用年数が10年以上の洗濯機であっても、使用5年以内の洗濯機と同等のカビの検出率であることが分かりました。(表2)
(後略)
使用年数とカビの量の相関性については、
使用年数5年未満の洗濯機も、10年以上の洗濯機もカビの検出量に大きな違いはありませんでした。
長年使っている洗濯機でも綺麗な場合があるのね
そのため、使用環境が洗濯槽の汚れに一番関係してくることが分かります。
・洗濯機の使用年数と洗濯槽の汚れ具合は関係ない
・洗濯機の使用環境によって洗濯槽の汚れ具合は決まる
洗濯槽の掃除のやり方!まずは市販のクリーナーを使ってみよう!
洗濯槽は定期的に1~2ヵ月に1回のペースで掃除をすることが分かりました。
じゃあ洗濯槽の掃除はどうすればいいの?
ここでは洗濯槽のお手入れ方法をご紹介していきます。
市販の洗濯槽クリーナーを使って業者に頼まなくてもできますよ!
酸素系のクリーナーを使用する洗濯槽の掃除方法
引用 Amazon
洗濯槽の掃除に使うクリーナーには「酸素系」と「塩素系」があります。
酸素系クリーナーの特徴は、アルカリの発砲する泡によって汚れを剥がし、活性酸素によって殺菌します。刺激臭はしませんが、殺菌力は塩素系より劣ります。
「酸素系」のクリーナーは1年以上洗濯槽の掃除をしていな人向けのものです。
やり方はクリーナーの説明書の手順に従います。
ドラム式洗濯機の場合は各メーカーによって掃除方法が異なるので、洗濯機のクリーナーのマニュアルに沿って行ってください。
最初に糸くずフィルターは外しておきます。
- 40度ぐらいのぬるま湯をバケツなどを使って洗濯槽内にためる
水よりお湯を使用する方が洗浄力が上がります - クリーナーを洗濯機に入れる
説明書の規定の量を入れてください - 標準の洗濯コースで洗濯機を10分程回す
標準の洗いコースで10分程回し、排水する前まで回してください - 一晩放置する
排水する前に停止して、一晩放置します。最低でも2~3時間放置してください - 浮いてきたゴミをとる
洗濯機の中に浮いてきたゴミを網やネットなどで全てすくって捨てます - 洗濯から脱水まで行う
ゴミが全て取れたら、糸くずフィルターを設置して洗濯から脱水までします
糸くずフィルターに取り残したゴミが溜まるため、脱水が終わったら糸くずフィルターのゴミを捨ててください
最後に洗濯機内が乾燥するまでフタを開けておきます。
大変だけど綺麗になるのが目に見えてわかるのが楽しいかも
酸素系は時間と手間がかかるのがデメリットですが、手肌に優しく匂いが残らないのがメリットです。
「酸素系漂白剤」も上記と同様の手順でできますが、洗濯機によっては使用できないものがあるので説明書の注意事項を読んでおきましょう。
塩素系クリーナーを使用する洗濯槽の掃除方法
引用 Amazon
こまめに洗濯槽の掃除をする人には「塩素系」がオススメです。
塩素系クリーナーの特徴は、塩素の力で汚れを分解し溶かして落とします。殺菌する力に特化していますが、刺激臭が気になります。
「酸素系」と「塩素系」のそれぞれの特徴を活かして洗濯槽の掃除をしましょう。
やり方は説明書の手順に従います。
- クリーナーを洗濯機に入れる
クリーナーを洗濯槽内に規定量入れてください - 洗濯槽内に水をためる
洗濯槽内に満水になるまで水を溜めてください - 通常コースで洗濯機を回す
槽洗浄コースがある場合はそちらを洗濯してください
なければ通常コースで1回だけ洗濯機を回します
最後に洗濯機のフタを開けて中を乾燥させてください。
塩素系は汚れを溶かしてくれるから洗濯機を回すだけでいいのね!
塩素系は殺菌力が高くて手間がかからないのがメリットですが、薬剤の匂いが残りやすいのがデメリットです。
「塩素系漂白剤」も上記と同じ手順でできます。
ほとんどのメーカーは「塩素系漂白剤」を推奨していますが、洗濯機本体の説明書も読んでどのクリーナーが使えるか確認してください。
洗濯槽の掃除は赤ちゃんには危険?
洗濯槽のクリーナーを使うと次から選択する時に、化学成分が混ざって危険なのではと思うかもしれません。
ですが、赤ちゃんがいても危険ということはありません。
逆に汚れている洗濯機で洗う方が衛生的に良くないです。
クリーナーは小さなお子様の手の届かない所で保管しておきましょう。
また、子育てをしていると洗濯槽まで気にかける余裕はなかなか無いですよね。
そういったご家庭には「酸素系漂白剤」の方がオススメです。
定期的に掃除ができなくても、塩素系より汚れをしっかり落としてくれます。
ある程度期間が開いても6ヵ月に1回ぐらいのペースで大丈夫です。
洗濯槽の掃除のプロに頼む
自分で掃除をすると本当に汚れが落ちているのか分かりませんし、正しくできているのか不安です。
自分で掃除する方法もご紹介しましたが、やはりプロに頼むのが安心でしょう。
業者さんに頼むと大体2~3時間位で徹底掃除してくれます。
メニューによっては洗濯機をパーツごとに分解して丸洗いしてくれるものもあるようです。
お金はかかるけどプロに掃除をしてもらった方が安心ね
金額は12,000円以上かかり約40,000円する場合もあります。
見積もりは無料で電話相談してくれる業者さんもあるので、気になる方は電話で確認してみると良いでしょう。
洗濯槽を綺麗に保つために日頃からできることは?意識してやってみよう
洗濯槽をなるべく清潔に保つために日頃から意識できることはあります。
ぜひ意識してみてください。
洗濯機のフタは開けておく
洗濯機を使っていない時にフタを閉めていると、洗濯槽内に湿気がこもってしまいます。
カビや雑菌対策として湿気を避けるために、洗濯機を使用していないときはフタを開けておくようにしましょう。
小さいお子さんがいるご家庭では遊びで洗濯機の中に入らないように注意してください。
脱いだ服をカゴ代わりに洗濯機に詰めない
脱いだ服を洗濯機にどんどん詰めてしまいがちですよね。
洗濯機の中に脱いだ服を入れたままにしていると雑菌が増殖してしまいます。
脱いだ衣類は通気性の良い洗濯カゴに入れておき、洗濯する直前に洗濯機の中に入れるようにしましょう。
糸くずフィルターのゴミは毎回取る
糸くずフィルターのゴミは毎回取って捨てるようにしましょう。
こまめに捨てないとカビや匂いの原因になってしまいます。
また、糸くずフィルターが汚れている場合は、古歯ブラシなどで汚れを落としてから使用してください。
洗剤・柔軟剤は入れすぎない
洗剤や柔軟剤は規定量を守って使用してください。
洗剤や柔軟剤の溶け残りがカビや汚れの原因になってしまうからです。
香りづけのためにたくさん使用すると溶け残ってしまいます。
使いすぎには注意しましょう。
洗濯槽の掃除の頻度はどのくらい?掃除方法も併せてご紹介!!のまとめ
- 洗濯槽の掃除の頻度は月に1回
- 最低でも2ヵ月に1回
- 洗濯槽クリーナーを使って定期的に掃除をする
- 洗濯槽の掃除はプロに相談するのもアリ
- 洗濯槽クリーナーは赤ちゃんがいても問題ない
- フタは開けっ放しに、服を詰めたままにしない
- 糸くずフィルターのゴミはこまめに取る
- 洗剤、柔軟剤は入れすぎない
洗濯槽の掃除の頻度と掃除方法のご紹介でした。
洗濯槽の掃除をしないと見えない部分にカビや汚れが発生してしまいます。
より清潔に保つ方法もご紹介しました。
それでも洗濯槽クリーナーで定期的に掃除をするのが安心です。
最後までお読みいただきありがとうございました。