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殻をむいた後のゆで卵の賞味期限は?おすすめの保存方法をご紹介!

食材として、とても便利なゆで卵。生卵の賞味期限は容器に記載されていますが、殻をむいた後のゆで卵の賞味期限はご存知ですか?

本記事では、ゆで卵の賞味期限・保存方法・活用方法について紹介致します。

ぜひ最後までお読みください。

 

 

殻をむいた後のゆで卵の賞味期限はいつまで?

一般的には、生のままより加熱したほうが日持ちする食材が多いですよね。しかし、卵の場合は違います

卵の卵白には、雑菌の繁殖から卵を守る為に欠かせない、リゾチームという溶菌作用のある酵素が含まれています。しかし、ゆで卵にするために卵を加熱すると、リゾチームの働きが損なわれてしまうため、雑菌が繁殖して腐りやすくなります。

なので、卵の場合、ゆで卵より生卵のほうが日持ちします

生卵の賞味期限は夏季で16日、冬季で57日といわれていますが、採卵からだいたい14日程度を賞味期限と定めるのが通例となっています。これに対し、ゆで卵の賞味期限は1~7日程度が目安となりますが、ゆで卵の場合、茹で加減や殻の有無により賞味期限が変わります

以下で、それぞれの場合の賞味期限についてご紹介致しますので、ぜひご参照ください。

ちなみに、ゆで卵を作った後は季節に関係なく、すぐに冷蔵庫での保存が基本です。

 

ゆで加減による違い

ゆで卵は、好みや用途にによって半熟〜固ゆでまで、ゆで加減を調整しますが、日持ちを考えるなら固ゆでにしましょう

固ゆでにすれば冷蔵保存で2~3日は日持ちしますが、半熟のゆで卵は悪くなるのが早いので、その日のうちに消費しましょう

また、半熟ゆで卵は粗熱が取れたらすぐに冷蔵庫に入れてることをおすすめします。あとで食べようと常温に放置しておくと、夏場なら当日中でも腐る可能性があります。

ゆで時間の目安とポイントは以下のとおりです。

  • 卵がかぶるくらいの水を鍋に入れ、卵をゆでます。
  • 半熟なら中火で10分ほど、固ゆでなら13分ほど加熱します。

途中でかき混ぜることで、ゆであがったときの黄身の偏りを防ぐことができます。

 

殻の有無による違い

ゆで卵は、熱々の状態のまま流水で冷やしながら殻をむくと綺麗にむけます。しかし、ゆで卵は殻をむいて保存するより、殻がついたまま保存するほうが日持ちします

なぜなら、殻をむくときに指や爪から雑菌が入り、繁殖しやすくなるためです。

また、殻はむいていないけど、茹でている時にヒビの入ってしまうゆで卵もありますよね。ヒビの入ったものも、殻をむいたものと同じで、雑菌が繁殖してしやすくなるため、日持ちしません。

ゆで卵をお弁当に入れて持ち歩く…という場面はありがちですが、実は、避けたほうが無難です。ゆで卵がご飯やおかずと一緒になると、雑菌が繁殖しやすい温度が保たれるので痛みやすくなります。

固ゆでにしたゆで卵を冷蔵庫で保存する場合の日持ちの目安は以下の通りです。

殻付きのゆで卵 3日
ヒビが入ったゆで卵 2日
殻を剥いたゆで卵 1日

以上をまとめると、固ゆでしたものを殻付きのまま冷蔵庫で保存すると、ゆで卵が最も長持ちします。

 

 

殻をむいた後のゆで卵が腐るとどうなる?

雑菌が繁殖してゆで卵が腐ると、どのような特徴が見られるのでしょうか。

ここでは、ゆで卵が腐ってしまった場合の特徴を、匂い・見た目・食感の変化から具体的にご紹介します

 

匂いの変化

ゆで卵の状態を判別する上で、最も分かりやすく確実な方法が匂いのチェックです

腐ってしまった場合に共通する特徴は、鼻を刺激するような特有な匂いです。硫黄臭は、温泉の匂いをイメージしてください。このような匂いを感じた場合には、雑菌が繁殖して腐ってしまっている可能性が非常に高いので、食べずに廃棄しましょう。

 

見た目・感触の変化

白身に触れると糸を引くような粘り気・ぬるぬる感があり、黄身に湿り気が出てきていたら、腐っている可能性が高いので、食べるのは避けましょう

ゆで卵を半分に割ると、黄身とその周りが薄い灰色や暗緑色に変色しているという場合がありますが、この変色はゆで卵を作るときに、卵白に含まれる硫黄と卵黄の鉄分が加熱によって反応する為で、変色して腐っているわけではないので、食べても問題ありません。

ゆで卵の変色が気になる場合、卵のゆでる時間を15分未満にしたり、ゆでた後すぐに冷水で冷やすようにすると、変色を抑えることができますよ。

 

食感の変化

腐ったゆで卵を口に入れると、酸味を感じ、食感としては、黄身に湿気があり、噛むと糸を引くような粘り気があるのが特徴です。このような異変に気づいたら、飲み込まず、すぐに吐き出してください。

万が一食べてしまった場合は1日ほど様子を見て、体に異変がないか注意深く観察し、異変を感じたら速やかに医療機関にかかりましょう。

腐った卵にはサルモネラ菌が繁殖している場合が多く、サルモネラ菌が体内に入ってしまうと食中毒症状(腹痛・嘔吐・下痢・発熱等の症状)を引き起こします。このような事態を避けるためにも、よく確認してから食べるようにしてくださいね。

 

むいた後のゆで卵を長持ちさせる保存方法は?

そうは言っても、ゆでてしまった卵を当日中に消費できそうにない…というときもありますよね。

殻付きであっても、ゆで卵は保存して3日目を過ぎたあたりから味が落ちるので、3日以上の保存期間が続くようであれば、ゆでてすぐに味付け卵にするのがおすすめです

また、殻をむいた後のゆで卵やヒビが入ったゆで卵は日持ちしない、とご紹介しましたが、味付けをすることでグンと長持ちするようになります。ただのゆで卵より2~3日は保存期間が延びるイメージです。煮卵なら冷蔵保存で6~7日、フィリングなら冷凍保存で1ヶ月ほど日持ちします

作り方はとっても簡単。家庭にある一般的な調味料で簡単にできますので、ぜひ試してみてくださいね。

ゆで卵をそのまま冷凍する…というのはおすすめしません。白身の水分が抜けて、ゴムみたいな食感になってしまいます。

 

煮卵

  1. しょうゆ・水・みりん・砂糖を4:3:2:1の比率で鍋に入れ(麺つゆでもOK)、沸騰したらゆで卵を入れます。
  2. 2分ほど煮たら煮汁ごと保存容器に入れ、冷めたら冷蔵庫で保存します。
煮卵を作っておけば、おつまみやおやつとして出したり、ラーメンのトッピングにしたり、おかずの一品として出せたりするので、とても重宝します。

 

フィリング

  1. ゆで卵を潰し、オリーブオイル・レモン汁・塩・コショウを加え、味付けをします。
  2. 1回分ずつ小分けにしてラップで包み、保存袋に入れ、しっかり密封して冷凍します。
フィリングにマヨネーズやマスタードを加えてサラダと和えたり、パンに挟んだりしでもおいしいですよ。

 

 

むいた後のゆで卵が余ったときの活用方法は?

最後に、ゆで卵のおすすめレシピをご紹介致します。余ってしまったゆで卵を料理に使いたい!という場合に、ぜひご参考ください。

 

たまごサラダサンド(2人分)

引用:キューピー

食パン 4枚
3個
キューピーマヨネーズ(A) 大さじ3
砂糖(A) ひとつまみ
塩(A) 少々
コショウ(A) 少々
バター 大さじ1
  1. バターを常温にもどす。
  2. ゆで卵は黄身と白身に分ける。白身はみじん切りにする。
  3. ボウルにA(マヨネーズ、砂糖、塩、こしょう)と黄身を入れ、スプーンでつぶし、ペースト状にする。
  4. 白身を加え混ぜ合わせ、たまごサラダをつくる。
  5. 食パンを2枚1組にして、片面にバターをぬる。
  6. たまごサラダを2等分にし、食パン2枚の上にのせ、上からもう1枚の食パンをのせる。手で軽く押さえて落ち着かせ、耳を切り落として食べやすい大きさに切り分ける。

ベーコンとマッシュルームのペイザンヌサラダ(2人分)

引用:キューピー

じゃがいも 1個(110g)
ミディトマト 2個(78g)
グリーンリーフ 2枚(48g)
にんじん 1/6本(30g)
マッシュルーム 3個(27g)
ベーコン 80g(ブロック)
1個(51g)
サラダ油 小さじ2
キューピーペイザンヌサラダドレッシング 適量
  1. グリーンリーフは冷水にさらして水気をきり、食べやすい大きさにちぎる。
  2. ミディトマトは4等分のくし形切りにする。にんじんは長さ4cmの細切りにする。マッシュルームは石づきを取り、薄切りにする。
  3. じゃがいもはよく洗い、皮つきのまま鍋に入れ、かぶるくらいの水(分量外)を加えて約13分ゆでゆで、皮つきのままひと口大に切る。
  4. ベーコンは厚さ5mm、2.5cm幅に切る。フライパンに油をひいて熱し、表面に焼き色がつくまで焼く。
  5. 器に1~4を盛りつけ、半分に割ったゆで卵をのせ、ドレッシングをかける。

 

ゆで卵の肉巻き煮込み(2人分)

引用:Kurashiru

豚バラ肉(スライス) 200g
ゆで卵 4個
大根 200g
長ネギ 5cm
水(A) 400ml
料理酒(A) 30ml
顆粒和風だし(A) 小さじ1/2
しょうゆ(B) 大さじ3
はちみつ(B) 大さじ2
みりん(B) 大さじ2
サラダ油 大さじ1
  1. 長ねぎは繊維に沿って千切りにし、白髪ねぎを作ります。
  2. 大根は 皮を剥いて、2cm幅のいちょう切りにします。
  3. ゆで卵に豚バラ肉を巻きます。
  4. 鍋にサラダ油を入れて中火で熱し、3の表面を焼いたら取り出します。キッチンペーパーで余分な油を拭き取ります。
  5. 同じ鍋に2、(A)を入れて落し蓋をし、中火で30分程煮込みます。
  6. ③と(B)を加えて落し蓋をし、さらに中火で30分程煮込みます。
  7. 豚バラ肉に味がよく染みこんだら火から下ろします。お皿に盛り付け、①をトッピングして完成です。

 

 

殻をむいた後のゆで卵の賞味期限は?おすすめの保存方法をご紹介!のまとめ

ゆで卵は、和食・洋食・中華など種類を問わず様々な料理に利用できる便利な食材ですが、そのままの状態だとあまり日持ちしないのが難点なので、ゆで卵作る際は、食べる分や使う分だけゆでる、というのが理想です。

作り過ぎてしまった場合には、本記事を参考に、腐らないよう工夫して保存や調理をしてみてくださいね。

最後に、本記事の内容をまとめてみました。

  • ゆで卵より生卵のほうが日持ちする
  • ゆで卵の賞味期限は1~7日程度が目安となるが、ゆで卵の場合、茹で加減や殻の有無により賞味期限が変わる
  • 固ゆでして殻をむいた後のゆで卵の賞味期限は冷蔵保存で1日
  • 固ゆでして殻付きのまま冷蔵庫で保存すると、ゆで卵が最も長持ちする
  • ゆで卵が腐ると、匂い・見た目・食感に変化が見られる
  • 3日以上の保存期間が続くようであれば、ゆでてすぐに味付け卵にするのがおすすめ
  • 煮卵なら冷蔵保存で6~7日、フィリングなら冷凍保存で1ヶ月ほど日持ちする

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