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在来線のグリーン車に変化が!車内販売はどうなっている?徹底調査!

グリーン車、と聞くと特別感がありますよね。

乗車券のほかにグリーン車用に切符を買わなくちゃいけないし、シートもデラックスな見た目。

私の父は、わりと飛行機や新幹線などにすぐ乗せてくれたほうだと思いますが、グリーン車には乗せてもらえませんでした。それぐらい特別感のあるグリーン車。

グリーン車ではなかったけど、乗せてもらった新幹線で、車内販売がくると嬉しくて、ついおねだりをしていたものです。

コロナなどのせいで車内販売がなくなったとか、関東のほうで通勤電車にグリーン車ができたとか、いろいろな話を聞きました。

通勤電車にグリーン車?なんだか、そんなの必要なの?と聞きたくなります。

そんな、在来線でのグリーン車に車内販売はあるんでしょうか?西日本でも在来線にグリーン車はあるんでしょうか。いろいろ調べてみました。

 

 

在来線にグリーン車はある?車内販売は?

引用 株式会社ジェイアール西日本フードサービスネット

 

在来線のグリーン車はどんなもの?

そもそも在来線というものはなんでしょうか。

在来線(ざいらいせん)とは、日本国有鉄道(国鉄)およびそれを継承したJRにおける「新幹線鉄道」以外の鉄道を指す概念で、具体的には日本の鉄道路線のうち路面交通を除くもので最高速度160 km/h以下で走行するものを指す[1]

引用 Wikipedia

こうしてみると、通勤で使っているJRの電車も在来線ですね。

今回話題に挙がっている在来線のグリーン車というのは、まさにその通勤電車のことなんです。

JR東日本が、首都圏の通勤ラッシュを少しでも快適に、と導入したのが話題となっているんです。

西日本であまり話題になっていないなと調べると、首都圏に比べ通勤時間が短く、混雑もひどくないため、あまり需要がないと思われていたそうです。

しかし、私鉄の京阪電車が座席指定車両を導入するなどして区別化を図っていたりと「グリーン車」への要望も高まってきて導入が進んできています。

引用 京阪電車

 

グリーン車と車内販売

在来線のグリーン車ってどんなのなんでしょう。

JR東日本では普通の電車にグリーン車両を連結して運行しています。

東海道線、横須賀・総武快速線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、上野東京ライン、常磐線の普通(快速)列車と、結構広い範囲で導入されています。

調べてみると、なんと二階建ての車両でした!
これはいつもの通勤風景も変わって見えますね。シートが特別なだけかと思ったら、外観からして特別感がたっぷりです。

これはすごいとさらに調べると、「自由席」とあります。

「グリーン車なのに自由席?」と思いませんか?これはちょっと料金などと一緒に調べる必要がありますね!

また、グリーン車にはグリーンアテンダントという乗務員が乗務しています。

このグリーンアテンダントが、グリーン車券の確認・販売をしたり各種案内をしてくれるほか、飲み物やスナックなどの車内販売を行ってくれるそうです。

通勤電車なのに車内販売があるってうらやましいです。

 

実は車内販売が終わっているところも!

在来線ではないですが、東海道新幹線の「こだま」全列車及び、「のぞみ」「ひかり」の普通車については車内販売が終わってしまっていました!

新幹線といえば「車内販売」みたいなイメージでいたので結構ショックです。

駅周辺の商品の充実、持ち込む飲料の増加や、静かな環境を望む声などいろいろな要因があって終了したそうです。時代はどんどん変わっていっているんですね~。

余談ですが、使わなくなった車内販売用のワゴンを売っていました(募集は終了しています)!

いろいろなものが合理的に運べるので、介護職の私としては夜勤の見回り用にものすごく欲しかったです。お値段は10万円でしたので手は出せなかったですけどね。

 

 

グリーン車と車内販売の利用の仕方

引用  交通新聞 電子版

 

車内販売は「廃止」から「進化」へ

車内販売は先ほど述べたように廃止が進んでしまっています。

例に挙げたJR東海の新幹線もですが、山陽新幹線でも普通車での車内販売は2024年3月15日で終了しています。

理由として、

・駅ナカブームなどにより駅周辺の販売店が充実し、車内への物品持ち込みが増え車内販売の売り上げが下がった。

・販売のための販売員確保が難しくなった。

などが挙げられます。

JR東海であったように、「静かにきれいな環境で移動したい」というニーズもあるでしょう。とても寂しく感じますが、これも時代の波、ということですね。

一方、やはり車内販売はあってほしいという一定のニーズはあります。

そこでJR東海では「モバイルオーダーサービス」を始めています!

座席についているQRコードを読み取り、乗務員を呼んだり欲しいものをリクエストしたりすることができます。

このやり方だと、「欲しい人に欲しいことだけ」届けることができます。聞きたいことがあっても、検札などで乗務員が回ってくるのを待つ必要もないわけです。

もちろん、従来通り検札などで乗務員が回ってきますので待つ必要はありますが、モバイル苦手な方でもサービスを受けることができます。

なんだかとても便利そうなので、JR東日本や西日本でも採用してほしいですね!

また、サービスそのものではありませんが、温かいお茶の容器にも変化があります。

いままでの容器だと、車内販売中に冷めてしまうことがありました。それに、在庫が残った場合、暖かい季節になっても温かいお茶を販売しなければいけませんでした。

実際、4月ごろまで温かいお茶を販売していたところもあったそうです。

どこでもそうですが、過剰な在庫を抱えるのは死活問題になりかねません。そこで、温・冷どちらでも対応できるペットボトル入りのお茶に切り替わったそうです。

いろいろな環境の変化がある中、新しく在来線にグリーン車が増設され、そこに車内販売が導入されたということは、

「車内販売は廃止から進化へ」

と時代が動いているのかもしれませんね。

 

グリーン車が自由席ってどういうこと?

いままでグリーン車など乗車券のほかに券が必要な車両では座席が確保されているものだと思っていました。

しかしJR東日本で始まった在来線通勤電車のグリーン車では様子が違うようです。

全席自由席!

自由席ってことは、たとえ先にグリーン車券を買っても座れないことがあるってことです。
しかも、座れなくてデッキや通路で立っていてもグリーン車券は必要なんです。

それってひどくない⁉ともう一歩踏み込んだら、普通車両に移って車内検札前にグリーンアテンダントに申し出たらグリーン券の代金は払い戻してくれるそうです。よかったです。

ただし、払い戻しに関しては注意が必要です。Suicaの注意書きには払い戻しには220円の手数料がかかるとあります。

座れなくて、申し出て、さらに手数料って。なんだかとっても不親切ですよね!

実際には「不使用証」をもらって無料で払い戻してもらえるそうです。

まとめると以下のようになります。

ポイント

・通勤電車のグリーン車は全席自由席で気軽に乗れる。

・座れなくてデッキや通路で立っていてもグリーン車券は必要。

・グリーン車を諦めて普通車両に移ったら申し出て払い戻しの手続きができる。

・満席のためグリーン車を使わず普通車両を利用していることを確認してもらうと「不使用証」をもらえて払い戻し手数料が無料になる。

車内で払い戻しはしてもらえない。当日にみどりの窓口に行く必要がある。

検札のときに、立っている客に対して払い戻しなどの説明はいちいちしていないそうなので、きちんと覚えておきましょう。

 

快適通勤!在来線グリーン車

払い戻しにちょっとややこしい感があるにせよ、混雑を避けて通勤できるのは本当にありがたいです。

他にどんなサービスがあるのか調べてみました。

なんたってWi‐Fiが使える

グリーン車ではWi‐Fiが使えます。

通勤中に、資料の整理やメールなどのチェックなどを済ませることができます。

前の座席の背にあるテーブルを引き出してPCなどを置くこともできて、姿勢を大きく崩すこともありません。

 

充電用コンセントが使える

シートのアームレストに充電用コンセントがついています!

ゲームや動画など、電池を激しく消費するコンテンツでも気にせず楽しむことができます。

 

車内販売がある!

新幹線でも廃止されるようになってきた車内販売が利用できます。

グリーン車券を事前に買わなくても、車内販売で購入できます。

軽食やドリンクもあるので小腹がすいたとき、気分転換したいときにもってこいです。

※グリーンアテンダントの第一の仕事は検札なので、車内販売はそのあとになります。ですから、短距離だと利用できない場合もあります。

シートはもちろん普通車よりグレードの高いもの。

快適な座り心地を楽しみつつ、車内販売で気持ちを調えたり電池不足を気にすることなくPCなどを使えるって最高な通勤タイムですね!

以上はJR東日本で調べました。じゃあ西日本は、と調べたんですけど、

「有料座席サービス Aシート」でした。さながらグリーン車のようにゆったり豪華なんですが、グリーン車というわけではないようです。

 

 

グリーン車料金や車内販売メニュー

 

グリーン車の料金

JR東日本では2024年3月16日から料金を見直しています。従来は二段階だったのですが、距離により三段階に分け、さらにSuicaを使って購入した場合の値段設定ができました。

引用  media Mobile

 

いままでJR東海ではSuica非対応だったため、乗り継いでいく場合はグリーン車を東海用と東日本用とで用意する必要がありました。

新料金では東日本エリア発駅東海エリア着駅で指定できるようになり、利便性が向上します。

引用  media Mobile(駅ホームに設置されたSuicaグリーン車券専用発券機)

東海エリアまで乗る場合注意すべき点は、モバイルSuicaでは対応できない、ということです。モバイルSuica愛用者はカード型のSuicaを用意するか、事前に紙のグリーン車券を購入しておく必要があります。

東海エリアから東日本エリアへ行く場合で、Suicaを持っていてSuica料金でグリーン車を利用したいときは事前に購入せず東日本エリアに入ってからグリーンアテンダントに申告すればいいそうです。

東日本エリアは「熱海を発車」を目安にするといいそうです。

このやり方だとモバイルSuicaでも対応できるので楽ちん&お得ですね。

ただし、乗り継げるのは「Suicaのグリーン車券」だけ。SuicaをIC乗車券として使用する場合は注意しましょう。カードタイプのSuica/TOICAによる定期券は定期券の範囲でのみ乗り継ぎが可能です。

頻繁に利用する人にはグリーン定期券というのもあります。例えば東京~大船だと通勤定期+グリーン車券で65,150円が、グリーン定期だと55,470円。1万円弱お得に利用できます。

 

車内販売のメニュー

車内販売は基本的に車内で必要なものを売るために導入されました。もちろん今もそうなんですが、

「今必要のないものを売る」

という姿勢に変化しています。

せっかくこの土地を通ってもらうのだから、この土地の特産品を紹介します!という、いわば

お客様への地産品のプレゼン

の場になっているんですね。

例を挙げると、山陽新幹線では広島の熊野筆のチークブラシ(1ヶ月で2000本売上、現在は取り扱い終了しています)、国産デニムの発祥の地、岡山の倉敷デニムポーチなど。

質が高く、乗客にも評判がよく売り上げが伸びているそうです。

 

東日本でも地産品を販売しています。
加賀生まれ北陸育ち「カレービーバー」というスナックです。(2024年3月1日~6月30日予定)

 

通常の飲食物のメニューもちゃんとあります。JR東日本のものを表にまとめてみました。

飲み物
緑茶 三ツ矢サイダー ネクター
缶コーヒー尾藤 缶コーヒーブラック ビール(時期により銘柄は異なります) チューハイ
ハイボール 翠ジンソーダ
スナック
じゃがりこ プチチョコラスク ミックスナッツ 柿の種
一度は食べていただきたい燻製チーズ かまぼこで包んだ北海道クリームチーズ おいしいうずらベーコン
プレーンワッフル チョコワッフル いちご小町 湘南ゴールドグミ
お土産
崎陽軒 真空パックシュウマイ30個入

こうしてみると結構充実していますよね!

座ってほっと一息ついて、ちょこっと何かをつまみながらメールをチェック…。なんてすてきな通勤タイムなんでしょう。

 

 

在来線のグリーン車に変化が!車内販売はどうなっている?徹底調査!まとめ

・在来線の通勤電車に二階建てのグリーン車両が導入されて人気。

・グリーン車は全席自由席。券を買っても座れないこともある。

・グリーン車にはWi-Fi、充電用コンセントがあり、快適に通勤できる。

・車内販売もある。短距離だと利用できない可能性もある。

・車内販売は新幹線でも廃止の動きがあるが、地産品などを取り上げ、評判も良いところもある。

・JR東海では車内販売をモバイルオーダーサービスに切り替え。車内販売は進化してきている。

・グリーン車の料金は見直されてS uicaが使えるようになって、Suica料金が設定されている。

いかがでしたか?

在来線の普通車にグリーン車なんて、とびっくりしましたが、快適な通勤ができそうでうらやましいですね。

しかも、だんだんなくなりつつある車内販売もあるなんて素敵すぎます。

ただ、せっかくグリーン車なら座席指定してほしい気がします。でも、その日その時の気分で上の席に行ったり下の席に行ったりできるのは、全席自由席の醍醐味(だいごみ)かもしれませんね。

Suicaも使えるようになって、ますます便利になった在来線普通車のグリーン車、あなたも乗ってみませんか?

 

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