皆さんはTHE MANZAIという番組をご存じでしょうか?
引用 THE MANZAI
THE MANZAIとは、1980年代に漫才ブームを巻き起こした番組で、2011年から2014年までの4年間は、漫才日本一を決める大会として復活しました。
これは、2010年から2015年まで休止していたM-1グランプリの代わりのようなものとして行われていたと思われます。
その大会形式(賞レース)になったTHE MANZAIでは、審査員がおかしいという声がネットで上がっているようです。
かなりネガティブな声ですが、なぜこんな意見が出てしまっているのか?
結論から言いますと、それは恐らく漫才師ではない方が審査員を務めていたからだと思われます。
今回はそんなTHE MANZAIという番組についてや、審査員、優勝者などについて調べていきたいと思います。
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THE MANZAIの歴代審査員を一挙公開!
2010年に一旦M-1が終了し、翌年2011年から2014年までの間に開催されていたTHE MANZAI。
その4年間で、一体誰が審査員を務めていたのか?詳しく見ていきたいと思います。
2011 | 西川きよし | 秋元康 | テリー伊藤 | 関根勤 | 大竹一樹 | 渡辺正行 | 木村祐一 | 天野ひろゆき | 高須光聖 |
2012 | 西川きよし | 秋元康 | テリー伊藤 | オール巨人 | 大竹まこと | ラサール石井 | 木村祐一 | 天野ひろゆき | 鈴木おさむ |
2013 | 西川きよし | 秋元康 | テリー伊藤 | オール巨人 | 大竹まこと | ラサール石井 | 木村祐一 | 天野ひろゆき | 高須光聖 |
2014 | 西川きよし | 志村けん | テリー伊藤 | オール巨人 | 大竹まこと | 春風亭小朝 | 渡辺正行 | 関根勤 | ヒロミ |
THE MANZAIの歴代審査員はこのようなメンバーとなっています。芸能界の大御所と言えるような方達がズラッと揃っているのが分かります。
西川きよしさんは、賞レース形式になったTHE MANZAIで毎年審査員をされていたようです。
THE MANZAIの審査員の中でお笑い芸人ではない人達
THE MANZAIの歴代審査員を見ていると、確かに、秋元康さんやテリー伊藤さんなど、お笑い芸人のイメージが無い方がちらほらいらっしゃるかもしれません。
こういった審査員の選出が「おかしい」と言われてしまう結果に繋がっているのではないかと考えられます。
また、ビートたけしさんからは
「審査員なんてバカ野郎で漫才も知らないやつが並んで…てめぇがやってみろこのやろう」
引用 ORICON NEWS
という発言もあったようです。THE MANZAIの最高顧問であるビートたけしさんのこの発言により、より一層ネットでもネガティブな意見が増えてしまったのかもしれません。
とはいえ、秋元康さんは様々なアイドルなどのプロデュース経験がありますし、テリー伊藤さんはコメンテーターやタレントのイメージがありますが、テレビディレクターとしての顔も持っています。
芸能界に新しいスターを発掘させるという面で、見る目を持っているのは間違いないと思いますが、やはり漫才師・お笑い芸人ではないという点が視聴者達に引っかかっているのでしょうか。
THE MANZAIに対してM-1グランプリの審査員はどんな人選?
一度は終了するも、今となっては番組が復活し、年末の国民的なイベントに成長しているM-1グランプリ。
私はTHE MANZAIの審査員にネガティブな意見が寄せられる原因として、M-1グランプリの存在も影響していると考えています。
例えば、M-1グランプリの最新の審査員(2023)がこちらです。
- 松本人志
- 博多大吉
- 山田邦子
- 中川家・礼二
- 富澤たけし
- 塙宣之
- 海原ともこ
漫才・お笑い界に精通している人物が揃えられている印象があります。
M-1グランプリの審査員の選出は、回を重ねるごとに少しずつ変化がありましたが、20年前から選出基準がブレずに、大多数の視聴者が納得できるような選出になっていると思います。
M-1審査員の人選と比べられてしまうことで、THE MANZAIの審査員にマイナスな意見が出てしまったというのもあるのではないでしょうか。
THE MANZAIの歴代優勝者は誰だった?
審査員のことに関して色々な意見が出ているTHE MANZAIですが、そんな審査員達に選ばれて優勝した漫才師の中にはどんなコンビがいるのか?
4年間の歴代優勝者を見ていきたいと思います。
2011 | パンクブーブー |
2012 | ハマカーン |
2013 | ウーマンラッシュアワー |
2014 | 博多華丸・大吉 |
上記が過去4大会での優勝者になります。どの優勝者も、優勝後の知名度はかなり上がったのではないかと思います。
特に博多華丸・大吉さんは、元々人気があったと思いますが、今となっては益々活躍している印象があります。最近は大吉さんのM-1審査員も定着してきています。
THE MANZAIで優勝したコンビは、それぞれ様々な活躍の仕方をしていると思うので、大会としては成功していると思います。
THE MANZAIは予選を勝ち進み、決勝戦に残った10数組が、ゴールデンタイムの生放送で漫才日本一を賭けて戦います。
たとえ優勝が出来なかったとしても、テレビの生放送でネタをすることで、後に活躍している芸人さんも沢山います。
何組か例を挙げてみると、
- 千鳥
- ナイツ
- アルコ&ピース
- トレンディエンジェル
- 銀シャリ
- ダイアン
以上のコンビが、THE MANZAIの決勝戦に残るも、優勝は逃してしまったコンビです。しかし、どのコンビも現在活躍し続けています。
トレンディエンジェルと銀シャリは後のM-1王者。ナイツは塙さんがM-1グランプリの審査員。千鳥、ダイアンは27時間テレビの総合司会。特に千鳥の最近の活躍は凄まじいものとなっております。
THE MANZAIは形を変えて今もやっている
THE MANZAIは、2011年から2014年まで漫才日本一を決める大会として年に1回開催されていましたが、2015年以降も番組の形を変えて開催されています。
2015年以降のTHE MANZAIでは、1980年代の時のように、一流の漫才師達がネタを披露するお祭り的なスタンスで放送されています。
番組は生放送から収録になり、当然審査員という存在も今はいません。
普段はもうテレビで漫才を披露することが無くなってきているような中堅芸人・大御所芸人の漫才を観れる貴重な番組として、直近の2023年末まで放送され続けています。
1980年代から2020年代の現在にかけて、形を変えながら放送されているTHE MANZAIですが、いずれの時代も漫才師にとって憧れの舞台であることは間違いありません。
賞レース形式になった期間は「決勝に出て売れたい!」という意味での憧れの舞台。現在の祭典形式になってからは「ここに選ばれたということは一流になれた!」と思えるような舞台になっていると思います。
審査員がおかしいなんて声もありますが、THE MANZAIに出演できる漫才師は嬉しいと思いますし、THE MANZAIをきっかけに人気者へとなっていった漫才師も沢山います。
THE MANZAIは昔も今も、漫才師にとっての憧れの舞台です。THE MANZAI出演を目指している漫才師は現在も多いでしょう。
THE MANZAIの審査員がおかしい?その理由を徹底調査!まとめ
THE MANZAIの審査員についてや、番組について色々述べていきましたが、最後に今回のまとめをしていきたいと思います。
- 賞レース時代のTHE MANZAI審査員が「おかしい」と言われる理由は恐らく芸人ではない審査員がいたから。
- THE MANZAI最高顧問のビートたけしが、審査員のメンバーに対して苦言を呈していたのも「おかしい」と言われる原因?
- THE MANZAIをきっかけに今も活躍している漫才師はちゃんといる。
- 何を言われようとも、昔も今もTHE MANZAIは漫才師にとっての憧れ。
以上が今回のまとめになります。今年も、THE MANZAIで大笑いする年末を楽しみに過ごしていきましょう!