この記事は、牛乳を持ち運びたいと思った筆者が、どうすれば安心安全に持ち運べるのか?と考え、リサーチ及び実地検証した結果をまとめたものです。
牛乳は、基本的に持ち運ぶことを前提にしては作られていないですよね?でも、どうしても持ち運びたい!という時に、普段水分を持ち運ぶのに使っているペットボトルを使ってはどうか?と考えた筆者が、試行錯誤した結果、これなら安心、と思えた方法をお教えします。
なんらかの理由で、どうしても牛乳を持ち運びたい人には、この記事は必読です!それでは、牛乳を持ち運ぶ容器にペットボトルを使っても良いのか?を確認していきましょう。
Contents
牛乳の持ち運びにペットボトルを使っても良い?
結論は、「使っても良い」です。ただし、色々な注意点があります。この注意点を守れない場合は、一転して使ってはダメ、となります。つまり、「条件付きで使っても良い」、ということですね。
それでは、使っても良い「条件」を具体的に確認していきましょう。
牛乳の持ち運びにペットボトルを使う場合は保冷剤を必ず使おう
1つ目の条件は、持ち運ぶ際に保冷剤を使用することです。牛乳はタンパク質をはじめとした栄養がたっぷり含まれているので、他の飲料と比べて雑菌が繁殖しやすいです。そのため、摂氏10度以下の冷蔵保存をしなくてはなりません。
ですので、持ち運び時にも必ず摂氏10度以下を保てる工夫が必要です。具体的には保冷バッグに保冷剤を入れて、牛乳を入れたペットボトルを入れてきっちりと密封すること、ですね。これで摂氏10度程度の持ち運び環境が完成です。
牛乳をペットボトルで持ち運べる時間はどれくらい?
2つめの条件が、適切な保冷時間以内の持ち運びをする、ということです。
具体的な、保冷時間はどのくらいか?というところですが、これは季節や保冷剤の大きさによっても変わります。
筆者の体験としては、気温が25度の夏日に、500mlのペットボトル1本を小さめの保冷剤3つを入れた保冷バッグに入れて持ち運んでも、大体3時間程度まででしたら問題なく保冷できていました。
ただし、これはその間一度も保冷バッグを開け閉めせずに持ち運んだ場合です。保冷バッグは、開け閉めすると途端に庫内の温度が上がりますので、一度開けてしまったらそこで持ち運び時間は終了、と思った方が良いです。
つまり、牛乳を持ち運べる時間は、保冷バッグを開閉せずそのまま保存した場合で最長3時間程度、一度でも開けたらそこで持ち運びは終了、となります。気温が高い場合はさらに短くなりますので、真夏日はマイナス1時間程度を想定してください。
持ち運んだ牛乳は一度で使い切ろう!
3つめの条件は、持ち運んだ牛乳を一度で使い切ることです。
上の持ち運び時間で、一度でも保冷バックを開けたら持ち運び終了としているので当然ではありますが、持ち運んだ牛乳を使えるのは一度きりです。
例えば、一度ペットボトルの蓋をあけて何か別の容器に注ぎ、余ってしまったからもう一度持ち運ぼう、はダメですし、直接口をつけてペットボトルから牛乳を飲んだなら尚更その後の持ち運びはできません。
牛乳は雑菌が繁殖しやすいので、保冷できる適切な温度の維持ができない場所での保管は安全性の面から絶対にNGです。悪くなった牛乳を飲んでお腹を壊すのは本当に辛いですし、命に関わる場合もあります。
以上の3つの条件を守れる場合は、牛乳をペットボトルで持ち帰っても良い、と言えるのです。
牛乳を持ち運ぶのに適したシチュエーションは?ジム!キャンプ!コーヒータイム!
いかがでしょうか?この3つの条件を厳守しなくては牛乳を持ち運ぶことはできませんので、普通の水分補給のために牛乳を持ち運ぶ、ということはなかなか想定できませんよね。
ですので、牛乳を持ち運ぶのに適したシチュエーションは、ある程度限定されます。どんな時に牛乳を持ち運ぶ必要があるのか?そしてそれぞれのシチュエーションに適した持ち運び方はどのような方法か?ということを下記で具体的に紹介していきます。
ジムでプロテインを作りたい時
プロテインは、運動後30分以内に飲むのがベストタイミングと言われています。体が筋肉をつくるタイミングが、運動後数時間以内と言われているので、運動直後に飲むと、良質な筋肉を作るサポートになるからですね。
運動後30分以内に家に帰るのはなかなか難しいと思いますので、ここで牛乳を持ち運ぶ必要性が出てきます。
適した持ち運び方法は、200ml程度入るペットボトルに牛乳を入れ、保冷バックと保冷剤で冷やしたままロッカーに入れておくことです。家を出てから3時間以内に消費することを忘れずに!
キャンプで料理に使いたい時
キャンピングカーやコテージが隣接していて冷蔵庫が使える、などの場合をのぞき、キャンプで牛乳を使った料理がしたい場合は、牛乳を持ち運ぶ必要が出てきます。
キャンプで料理に使いたいという場合に適した持ち運び方法は、開封していない紙パックそのままを保冷バックと保冷剤で冷やしておくのがおすすめです。外気に触れていないというだけで、雑菌の繁殖リスクが下がります。
ここでも、持ち運び時間は3時間程度におさえることを忘れずに!適した保冷環境が継続できない場合は、キャンプ場に到着後すぐに調理して食べるようにメニューを考えておくことをおすすめします。
コーヒーに入れてカフェオレにしたい時
オフィスでコーヒーを淹れた時、ちょっとだけ牛乳があったらいいのになぁと思うことありますよね。ブラックで何杯も飲むのは胃が心配ということもあるかもしれません。そんな時に、牛乳を持ち運ぶ必要が出てきます。
オフィスでコーヒーに牛乳を入れたい時に適した持ち運び方法は、30mlもしくは50ml程度の少量のペットボトルに飲みたい回数小分けにして、それぞれに保冷バック、保冷剤で冷やしておくことです。
一度で使い切れるサイズで、保冷バックも別にすることで、保冷環境も保てます。ちょっと面倒ですが、安心安全のためにはぜひこの方法をおすすめします。
牛乳の持ち運びにペットボトルを使う方法まとめ
いかがでしたでしょうか?牛乳の持ち運びにペットボトルを使う方法と、そのシチュエーションがご理解いただけたかと思います。
ちなみに、私はこの問題をリサーチする前、そもそもなんで牛乳はペットボトルで販売していないの?という疑問を感じていましたが、リサーチの結果、牛乳は持ち運ぶリスクが高いことが良くわかったので、ペットボトル販売がされていないのだなと理解できました。
さらに詳しく知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。なるほど〜と、理解が深まります!
ペットボトル入りの 牛乳をみたことが ないのですが なにか理由があるんでしょうか?
引用 Yahoo知恵袋
最後に、牛乳の持ち運びにペットボトルを使う方法をおさらいします。
牛乳の持ち運びにペットボトルを使う場合は、下記条件を厳守すること!
・保冷剤を使って摂氏10度以下の保冷環境を整える
・保冷時間を適切に守って使い切る
・一度で使い切る
以上を守って、外で牛乳を飲みたいシチュエーションを楽しみましょう!