腰痛ってつらいですよね。かくいう私も若いころから悩んでいるひとりです。
腰痛持ちって腰だけじゃなくて膝とか足の裏とかも痛くなります。私は膝はそこまでではなかったんですが、足裏が痛くて靴をいろいろと探しました。
とにかく歩きやすい靴、痛くなりにくい靴ということでいろいろな物を買っては試し、試してはがっかりして、を繰り返しました。
これまでいろいろ試して残念な気持ちになったこと、きっと皆さんもあると思うんです。
そんな腰痛持ちの前に救世主のように現れた「リゲッタ」。
そうはいってもリゲッタを買って、ああまたか、と後悔したくない!そんな人のためにリゲッタは腰痛を改善できるかを調べてみました。
Contents
リゲッタの腰痛に対する期待できる効果
リゲッタは正しい姿勢で歩けるようになるので腰痛対策としても期待できると言えるでしょう。
デザインも履き心地もあきらめない、という信念でモノづくりの街、大阪で靴を作り続けています。
リゲッタの機能
デザインの奇抜さなどがとかく取り上げられやすいですが、機能的な部分もしっかりと考えつくされています。
特徴的なのは靴底とインソールとで可能にするローリング歩行。かかとから着地し、小指から親指への自然な重心移動、そして後ろへの蹴りだし。
かかとをしっかりとホールドし、足裏の凸凹をクッションでサポートするインソールと、かかととつま先が上がった独特な靴底のおかげで正しい歩行ができるようになります。
正しい歩行ができれば、姿勢もだんだんまっすぐになり、腰への負担も軽減されることが期待できます。
リゲッタの作り手の思い
今まで日本人が履いてきた下駄は、実は土踏まずをうまく形成できる機能的な履物でした。
その機能的な面を取り入れつつ、現代人の生活になじむよう、人間工学を駆使し再設計した履物がリゲッタ。下駄をリメイク、ということですね。
これまでも履きやすさなどを追求したコンフォートシューズはありましたが、履きやすさや楽さを優先していました。だからデザインはいまいちのものばかり。
でも、足の痛みに悩むのは圧倒的にヒールを履いたりする女性。そんな女性が、デザインを無視したものを履けるでしょうか。
デザインも機能性もあきらめたくない女性のため、もっと歩きたくなる靴を作ろう。これがリゲッタの生まれた出発点です。
リゲッタの腰痛対策で人気のシリーズ
リゲッタはコンフォートシューズで有名になったメーカーです。コンフォートシューズとは足の健康や履き心地を重視した靴のこと。
機能性重視・優先で、デザイン的にはいまいちのものが多かったところに、ドイツ靴の機能性とイタリア靴のデザインのエッセンスを落とし込んだリゲッタが登場し注目を集めたのです。
リゲッタのシリーズ
リゲッタには主に3つのシリーズがあり、それぞれに目的があります。
シリーズ①Re:getA
日本人が履いてきた機能的な下駄を現代に合うよう人間工学に基づき再設計した、ブランド名の原点。おしゃれと機能性を追求したコンフォートシューズ。
足の痛いのはつらいけど、おしゃれをするのもあきらめたくない、そんなわがままをかなえてくれるシリーズです。
ベルトあり・ベルトなし、いろいろなデザインがありますが、共通するのは独自のインソールと、つま先とかかとの後ろが少し上がっている靴底で足を支えて理想のローリング歩行を実現する、前へ前へと進みたくなる靴です。
シリーズ②RegettaCanoe
私がリゲッタを認識したのはこのシリーズです。ちょうど夏前で、サンダルがあるんだな~というぐらいのものでした。わざわざ商業施設まで見に行って、その独特の形状にびっくりしたのを覚えています。
本当に、船のカヌーをそのまま靴底にしてそこに甲部分のベルトを付けたようなデザイン。高い衝撃吸収性と、中敷きのアーチを支えて力を分散させる働きで、アスファルトを快適に歩くことを実現します。
2015年に大阪府より「大阪製ブランド」の認証を受けています。
シリーズ③2ball-ツヴォル-
「2つあってまんまるくてやわらかい」がコンセプトのコンフォートシューズ。
名前の通り、靴底にボールが2個あって着地の衝撃と軽い蹴りだしをサポートしてくれます。靴の生地も中敷きも柔らかくクッション性があり、足をふんわり包んでくれます。
このシリーズは2019年にグッドデザイン賞を受賞しています。履きやすくて足にやさしいうえにデザインもいいなんて最高ですね!
中敷きにも2つのボールがついていて、足裏を適度に刺激してくれるそうです。この名前を聞いた瞬間、「ツボ押し」からの「ツボる」を連想したのは私だけじゃないはず!
働く女性のためのリゲッタワーク
リゲッタのメイン3シリーズを紹介しましたが、他にも働く女性のためのシリーズがあります。
皆さん、職場で靴をサンダルに履き替えるという方は多いのではないでしょうか。立ったり座ったり、会社中を歩き回ったり。介護士や看護師さんならさらに重労働が加わるでしょう。
そんな「働く女性の休足場所でありたい」というコンセプトの、カヌーよりは落ち着いたデザインのサンダル中心のリゲッタワークです。
きちんと感がある、でもとても楽そうなサンダルは、リゲッタらしい中敷きやソール、バンドにこだわりのあるものです。オフィスで使うことを考えておられるならこのシリーズで探されるとよいでしょう。
また、試してみたいけどちょっと…と二の足を踏んでいる方の理由の一つには値段もあるのではと思います。大体7,000円くらいしますもの。お試しには高いですよね。
そんな方にはなんと!お試しリゲッタというものがあります。3,980円とかなり抑えた価格でローヒールパンプスやネット限定版のオフィスサンダルが用意されています。
リゲッタ履いてみてどうだった?いろんな口コミから
いろいろな口コミを調べてみました。たくさんの方が同じようなことを書きこんでおられたので箇条書きでご紹介します。
良い口コミ・悪い口コミ
ココがおすすめ
・腰痛持ちですが立ち仕事で5~10時間立ちっぱなしでも疲れませんでした。
・外反母趾ですぐに痛くなるけど、リゲッタは大丈夫でどんどん歩けます。
・土踏まずの出っ張りが痛かったけど、我慢して履いていたら気持ちよくなりました。
・朝は土踏まずが気持ちいいけど午後からは痛くなってきて、足のむくみってすごいんだなと思いました。でも2~3日すると痛くなくなってきました。
ここまではリピート買いされるほど気に入られた方たちのコメント。でも一方で悪い評価も。
ココに注意
・リゲッタの別のシリーズが気に入ったのでパンプスを購入。でも足に合わなくて、履いたら隙間ができて疲れてしまいました。がっかりです。
・いくらリゲッタでも足の合わない人は一定数いる。合わなかったら重いし痛いし疲れます。
・以前購入して気に入ったので購入。でも甲のベルトが痛いです。前は靴底ももう少し柔らかかったし、ベルトも2枚の皮を縫い合わせた感じでしたが、今回のは切りっぱなしの1枚の分厚い革って感じです。
期待値が大きい分、合わなかったときのがっかり感は半端なさそうです。できれば店舗で確認して購入したいところですが、ネットで買うならサイズをきちんと測って確認するようにしましょう。
また、ちょっとした工夫をされている方もいらっしゃいました。
ここを工夫した
・大きくてかかとに少し隙間ができたので、かかとの内側にばんそうこうを貼ったところ、ちょうどよくなりました。
・もう、合わなくてどうしようもなかったのでメルカリに出品。すぐ売れました。
簡単な工夫と、大胆な処分方法ですね。
履いてみてどうだった?私の場合
腰痛持ちなのに介護職に就いた私。前から気になっていたリゲッタのサンダルの白を購入しました。そのときにはリゲッタワークなんてカテゴリはなかったように思います。結構苦労して探し、通販で手に入れました。
まず思ったのは重い!結構靴底などががっしりしていて、それまで買っていた靴よりだいぶ重く感じました。が、履いたらすごく足を支えてくれて、重さはそんなに感じませんでした。
踏ん張りもしっかりできて移乗などの介助もばっちりできるし、サンダルと言いながらこの機能性はすごいと思いました。
ただし、入浴介助で水がかかった時に中敷きのシールが一部剥がれたりしました。
弾むような歩きやすさもあり、腰痛に対して少し楽になった気がしたのでリピートしたかったのですが、デスクワーク中心になったことと、職場でまとめて購入する靴が2,000円とかなり安かったので今では使っていません。
お試しリゲッタやワーク、インソールなどを知っていたらきっと今も履いていると思います。無知は損です。
痛みを引き出しにくい基本の靴の選び方
大事なことは以下の3点です。きっと腰痛で悩む人なら一度は調べたことがあるはず。
サイズがあっていること
足裏の長さはもちろんのこと、靴の出っ張り部分と自分の足の出っ張り部分にずれがないことが大事です。デザインにより出っ張り部分が一致せず前後にずれていることがあります。
また、靴底の出っ張りより自分の足の出っ張りがはみ出ているとき、ありませんか?
気に入ったデザインだとよく靴は履いていると伸びるから、と無視して購入しがちですが、靴の生地がなじむだけで靴底は伸びません。
無理して履き続けると外反母趾などの原因になります。きちんと合った靴は靴の中で足が動かず、適度なホールド感があります。
靴底が適度にクッション性があること
あんまり柔らかすぎると踏ん張りがきかずにかえって疲れてしまいますが、硬すぎるのもコンクリートジャングルを歩く足には衝撃がダイレクトに伝わって痛みが大きくなります。
ヒールの高さが3㎝ぐらいのもの
ヒールの高い靴はつま先に負担がかかるのはすぐにわかります。
じゃあ、ぺたんこの靴を履けばいいじゃん!と思いがちですが、実はあまりにぺたんこだと足裏に負担がかかり、偏平足がひどくなります。少し高さがあったほうがいいでしょう。
特に、サイズのことは私が一時はまっていたドイツ靴の専門店で何度も説明されました。そして、歩く姿勢で腰痛のひどさを指摘されました。
足が痛むと腰でカバーして歩くために姿勢が悪くなり、どんどん腰に負担がかかるようになります。そして腰痛へ。腰痛をかばってまた足の歩き方が悪くなり…負のスパイラルですね。
靴と腰痛の関係を知ろう!買え変える前の対策はない?
これまでは靴の選び方のご紹介でした。でも、それだと靴を買い替えるタイミングでしか腰痛対策はできませんよね。
インソールという選択肢
インソールを入れるだけなら今の靴にはめられるのですぐに対策できます。
インソールは足底板として、整形外科で作ってもらえます。保険適用でもそこそこ高額で、私も勧められたことがありましたがその時は値段を聞いて諦めました。
大阪のオフィス街で働くようになって、ちらほらと歩くことを大事にする店が出始めたころ、インソールの専門店ができました。
そのころ2度ほど職場で立てなくなったことがあったので藁にも縋る思いで購入しました。
でもやはり中敷きだけでは商売にならなかったようで、しばらくすると閉店してしまい、購入できなくなりました。
リゲッタでは靴に応じてインソールを販売しています。
かかとの部分に丸い窓があるルーペとクッション性の高いbine+(バインプラス)。
どちらも足をしっかり支えてくれ、通販などでも手に入れやすいです。
靴と腰痛との関係
やはり足の痛みと靴は密接な関係があります。体は痛い場所があると自然にそこをかばうようになります。それは正常な状態ではないので、後になって別の痛みを引き出します。
足が痛いと腰が姿勢を崩してでもかばおうとします。腰は体の要(かなめ)と書く大事な体の中心部です。その中心部が崩れたら…いいことがあるはずがありません。
腰痛の場合、たいてい靴底が偏った減り方をしています。私もそうですし、同僚もかかとの外側だけが極端に斜めになるほどの減り方をします。
もはや卵が先か鶏が先か、みたいな話になりますが、足(腰)が痛む→腰(足)がいがむ→背中が曲がる→顎が出る→さらに腰が痛む→足がもっと変形する…と延々と負のループが続くのです。
モートン病という神経系の病気や偏平足、指の付け根のアーチが伸びてしまった開帳足などは足裏をきちんと支える靴を選ぶことで痛みを軽減できることがあります。
足の痛みが軽減できれば、姿勢が良くなり、腰痛にも良い効果が見込めますよ。
リゲッタで腰痛は改善できる?後悔したくない人のために徹底検証!まとめ
◆リゲッタは正しい姿勢で歩けるようになるので腰痛対策としても期待できる。
◆リゲッタはRe:getA、Canoe、2ballというメイン3シリーズのほか、働く女性のためのワーク、インソールという選択肢がある。
◆リゲッタの口コミから、合わなかったときのがっかり感は半端ない。きちんとサイズを測るか、店頭で確認しよう。
◆痛みを引き出しにくい、基本の靴の選び方は3つポイントがある。
1.サイズを合わせる。
2.適度なクッション性
3.ヒールの高さは3㎝ぐらい。ぺたんこ過ぎても疲れやすい。
いかがでしたか?
リゲッタでおしゃれを楽しみながら腰痛対策。痛いのを我慢するのもダサい靴を履くのもやめて、軽やかにコンクリートジャングルを闊歩(かっぽ)しましょう!