皆さん、マンションに引っ越すとしたら何階を選びますか?
「1、2階は外からの視線や防犯面が気になる…」
「4階以上は火事や停電の時に大変そう…」
「3階は…どうなんだろう?」
各階それぞれに特徴があり、どこを基準に選ぶか迷ってしまいますよね。
一度住み始めたらすぐに引っ越しは難しいからこそ、メリットの多いところに住みたいもの。
そこで今回の記事では、実際に私が3階に住んでいたころの体験談を交えつつ、各階のデメリットとメリットを比較しているので、ぜひ引っ越しの際の参考にしてくださいね。
マンションの3階に住むデメリットを解説
デメリット①虫が入りやすい
窓を開けると木の近くにいる虫たちが家の中に入ってくる可能性があるので、マンション周りに木が多い場合は要注意です。
特に夏場は蚊が入りこんでしまい、苦痛に感じる人も。
また、毎シーズンセミがベランダに侵入してくるといった声もありました。
干していた洗濯物に虫がついていた…なんてこともあるので、特に虫嫌いな方は気を付けましょう。
デメリット②上下階の生活音が響く
上下階に部屋がある3階は生活音が気になってしまうことも。
上階にお子様やペットを飼っている家庭は特に足音や声がよく聞こえます。
私の場合は上階の人がドラムをたたいていたようで、さすがに苦情を言いました…(笑)
床に横になると、下階の音も意外と聞こえてきますよ。
ご近所トラブルを防ぐためにも、上下階の方の家族構成を教えてもらえるなら聞いておいた方がいいかもしれません。
さらに怒鳴り声が聞こえるパターンもあるようです。
実際に住んでみないと分からないかもしれませんが、気性の荒い人には注意しましょう。
デメリット③1、2階に比べて賃料が上がる
マンションは一般的に、階が上がるほど賃料も上がります。
眺望、開放感、日照条件がより良くなるからです。
マンションの3階も、1、2階に比べたらこれらの条件はいいのかもしれませんが、立地によっては眺望や開放感はさほど変わらない可能性があります。
ただ、防犯面については3階のほうが安心感が高まりますね。
デメリット④車の通る音が気になる
これは大きい通りに面しているマンションの場合です。
上の階では騒音はさほど気になりませんが、3階だと車の音や通行人の話し声がとても気になります。
私が以前3階に住んでいた時は大通りに面していて、夜中に出動する救急車や消防車などのサイレンによく起こされていました。
また、駅近だったこともあり、終電帰りの酔っぱらいの声もよく聞こえましたね。(笑)
デメリット⑤地震の揺れが大きい
こちらは1、2階との比較になりますが、マンションの構造上上の階に行くほど地震による揺れは大きくなります。
震度1の地震で「地震だ!」と感じてしまうことも。
地震の揺れが怖い人はできるだけ下の階に住むことをおすすめします。
デメリット⑥引っ越し代がや配送代が高くなる可能性がある
大きい家具や家電を運ぶ際、3階以上だと別途料金がかかってしまうこともあるようです。
特にエレベーターがない場合は階段で運ぶことになるので大変ですよね。
3階以上に引っ越しする際は料金の確認が必要です。
デメリット⑦エレベーターがないとつらい時がある
3階はエレベーターがなくても階段で登れる高さです。
しかし、買い物帰りに大荷物を持っている自分の姿を想像してみてください。
エレベーターがないとしんどいですよね…。
時と場合にもよりますが、楽をしたい方にはデメリットになるのではないでしょうか。
マンションの3階に住むメリットは?
続いては3階に住むメリットをご紹介します。
メリット①日当たりや眺望が良くなる
3階になるとある程度の高さがあります。
景色が望めるほどではないかもしれませんが、住宅が密集しているエリアじゃない限り見晴らしがよくなりますよ。
メリット②風通しが良くなる
3階の高さになると周りの建物に邪魔されず、風の通り道ができます。
ただし、周りに背の高いマンションがある場合は3階でも風通しが悪い場合があるので、マンション周りの環境もチェックするようにしてくださいね。
メリット③外からの視線が気にならない
3階まで階数が上がると、比較的通行人の視線が気にならなくなります。
1、2階だと、ベランダに出たら通行人と目が合った…なんて経験をした方もいるのではないでしょうか。
メリット④気にせず洗濯物を干せる
低い階だと洗濯物を干すのも気を使いますよね。
3階だと干しているものも見えにくいため、女性の一人暮らしでも安心できると思います。
メリット⑤防犯面で安心
1、2階に住んでいると、ベランダから不審者が侵入してきたらどうしよう…と思いませんか?
ベランダの前にフェンスがあったりしますが、簡単に越えられますし心もとないですよね。
3階にもなると、その心配はなくなります。
窓を開けて快適に過ごすこともできますね。
他の階に住むデメリットとメリットを比較
マンションの3階に住むデメリットとメリット、沢山ありましたね。
次に他の階のデメリットやメリットを比較していきましょう。
1階に住むデメリットとメリット
【デメリット】
- 防犯面が不安
- 洗濯物を干しにくい
- 窓を開けにくい
- 虫が侵入する
- 湿気がこもりやすい
やはり一番心配されるのは防犯面ではないでしょうか。
防犯カメラの設置など対策を強化しているマンションもありますが、ベランダからの侵入も容易ですし、通行人が気になって窓やカーテンも開けにくいですよね。
また、洗濯物を盗まれることを心配して外に干さない人も多い印象です。
浴室乾燥機がついている家は問題はありませんが、部屋干しだと湿気やにおいにも悩まされるかもしれません。
地を這っている虫が玄関から侵入する可能性も大いにあります。
【メリット】
- 賃料が安い
- 出入りが楽
- 災害時にすぐ避難できる
- 下の階への騒音を気にしなくていい
どんなマンションも、大抵1階は賃料が安く設定されています。少しでも賃料を抑えたい人にはおすすめですね。
また、階段やエスカレーターを使う必要がないので、荷物が多いときやゴミ捨ても楽に行うことができます。
災害時にはすぐに非難することができるほか、停電してエレベーターが使えず困ることもないでしょう。
小さなお子様がいたりペットを飼っている家庭で一番気にされるのが足音です。
1階は下の階を気遣うことなく過ごすことができるので、ストレスの軽減にもつながるのではないでしょうか。
2階に住むデメリットとメリット
【デメリット】
- やはり防犯面が心配
- 通行人が気になる
- 下の階に気を使う
- 虫が侵入する
2階といえど、侵入できない高さではないので防犯面に油断はできません。
1階に比べるとマシではありますが、洗濯物が干しにくかったり人目が気になるのは2階も同じだと思います。
また、下の階に人がいるのでお子様やペットの足音には注意が必要です。
消音マットを敷いたり対策が必要になる可能性もあるため、別にお金がかかってしまいます。
虫については、地面と直結している1階よりは侵入率が下がるかもしれませんが、いつ家に入ってきてもおかしくありません。
【メリット】
- 3階以上に住むより賃料がお得
- 1階よりは人目を気にしなくていい
- 階段でも苦にならない
- 災害時の避難が楽
1階は嫌だけど3階は賃料が高い…という方におすすめなのが2階です。
ベランダに出るとやはり人目は気になりますが、1階ほどではありません。
エレベーターがないマンションだったり混み合っているときも、2階であれば階段が億劫に感じることも少ないかと思います。
また、災害時も上階に比べて早く避難することができますね。
4階以上に住むデメリットとメリット
【デメリット】
- 階が上がるほど賃料が上がる
- エレベーターがすぐに来ない時がある
- エレベーターがない物件は階段がつらい
- 引っ越しが大変
- 災害時の避難が困難になることも
- ゴミ捨てが面倒に感じる
上の階になるとどんどん値段が上がるのが一般的ですので、できるだけ賃料を抑えたいという方にはデメリットになります。
急いでいるときに限ってエレベーターが来ないことがあり、忘れ物にも気を付けなければいけません。
また、エレベーターなしの4階だと、毎日階段を上り下りするのは大変です。ゴミ捨てのために外に出るのもめんどくさく感じてしまいそうです。
引っ越しの際はエレベーターで少しずつしか運べず、住人の方に気を使ったりと気苦労もありますね。
災害時は避難に時間がかかってしまいます。特にお子様がいる場合、エレベーターなしで降りるとなると大変です…。
【メリット】
- 見晴らし、風通しがいい
- 日当たりがいい
- 防犯面での安全性が高まる
- 通行人を気にしなくていい
- 虫が少ない
- エレベーターがない物件は2、3階より安い
- 道路や通行人の騒音が少ない
階が高くなると、自然と眺望もよくなります。
風通しがよく日当たりがいいことも多いので洗濯物がよく乾きますし、何より人目を気にせず外干しできるのがいいですね。
虫の侵入も少なくなるので虫嫌いさんにはおすすめです。
エレベーターなしの4、5階だと人気がないので、下の階より安くなっていることも。
防犯面でも風通しの面でも好条件なので、階段の上り下りが苦じゃない人は検討してみてはいかがでしょうか。
マンションの3階に住むデメリット7つ!他の階とも比較してみたのまとめ
- 賃料を安く抑えたい人…1階、エレベーターなしの4,5階
- 防犯面を重視したい人…3階、4階以上
- 楽に出入りしたい人…1階、2階
- 眺望や日当たりを重視したい人…4階以上
- 虫が嫌いな人…3階、4階以上
- 下階への騒音を気にせず暮らしたい人…1階
何階に住むのがベストなのか、それは皆さんが「何に一番こだわるか」ではないでしょうか。
騒音や防犯に配慮している物件もあるので、気になることは不動産の方に聞くようにするといいですよ。
周辺の環境や生活環境も踏まえたうえで今回の比較を参考にしていただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。