太りたいけど太れないと人知れず悩んでいる人ってけっこういます。ダイエット情報はあふれるほどあるのに太ることに関しては情報が少なすぎて残念ですよね。
確かに太りたいなんて他人に言いずらいし、言ったところで「ぜいたくな悩み」と言われたり、嫌味と勘違いされたりして理解されないのが目に見えています。
でも、痩せていると「頼りなさそう」とか「不健康そう」とかマイナスイメージを持たれがちなのもまた事実です。
今回は太りたいけど太れないというモヤモヤを晴らし、太りたいをかなえる「カシューナッツ」をご紹介します。
カシューナッツは太りたい人に向いている食材なので、少し取り入れるだけで健康的なからだを実現できる可能性が格段にアップします。
お風呂で痩せているからだを見ては「なんでこんなに痩せてるんだろう」とため息をつくのは終わりにしましょう。
実際取り入れるのにあたっては、気を付けるポイントもいくつかあるので、カシューナッツについて詳しく見ていきましょう。
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カシューナッツは太りたい人におすすめ!それはカロリーが高いから!
太りたい人が太れない理由にまずあげられるのが「小食」です。そもそも胃が小さかったり、胃もたれしやすかったりして、一度に食べられる量が人と比べて少ないです。
私の友人がまさにそのタイプなのでよくわかります。それを実感するのはビュッフェとか食べ放題や飲み放題とか、たくさん食べるほどお得な食事プランの時ですね。
元を取るって不可能に近いかもしれません。食事は量より質を重視したいタイプなので、食べ放題でもおいしく食べることを優先します。
そんな食事スタイルなので太ることは至難の業です。でも本人は太りたいと言っています。
そこで、太りたいをかなえるには、いかに少ない量で高カロリーをとるか、が大切になります。そして、それを実現するのがカシューナッツです。
カシューナッツは100gあたり591キロカロリーと高カロリー食品なので、小食の人でもカロリー摂取しやすいと言えます。
カシューナッツ100gってどれくらいの量かというと、サイズのばらつきはありますが一粒あたり約1.5gとすると、100gはおよそ66粒ということになります。
どうでしょうか?ちょっと一度に食べる限度をオーバーしている気がしますので、現実的に考えてみましょう。
一度に食べる量というと、約10粒程度でしょうか。これだと、10粒で約83キロカロリーです。
ちなみに、似たようなカロリーのおやつになりそうなものというとこちらです。グリコプッチンプリンは1個当たり95キロカロリー、森永DARSなら4粒で84キロカロリーです。
同じカロリーでも、栄養バランス等を考え、健康的に太りたいという事を考えると、カシューナッツはやはり魅力的な食品と言えます。
カシューナッツは太りやすいだけじゃない!良質な脂質で血液サラサラに!
カシューナッツには脂質がたくさん含まれている!
カシューナッツは健康的に高カロリーを摂取できる優れもので、太りやすいおすすめの食品ですが、カシューナッツのいいところはそれだけではないんです。
カシューナッツにはエネルギーを生み出す脂質が多く含まれていて、体温を維持したり内臓を保護したり健康維持に大切な働きをしてくれます。
含まれる脂質は100g中47.6gと全体のうちほぼ半分が脂質です。
これがどれくらい多いのかというのを知るために、他の食品と比較してみましょう。
まずは、ジューシーな肉で日常的に食べられている、豚バラ肉(脂身つき)はどうでしょうか。豚バラ肉の脂質は100gあたり35.4gです。
カシューナッツは47.6gでしたから、これはカシューナッツの方が多いですね!豚バラよりも脂質が多いとは衝撃です。
でも、まさかカシュ―ナッツが肉より脂質が多いなんて今一つ信じられないので、ここは肉の中の肉牛サーロイン(脂身つき)と比較してみましょう。
牛サーロインの脂質は100gあたり47.5gです。カシューナッツの脂質は47.6gでしたから、脂質の量はわずかながらカシューナッツの方が多いですね!
牛サーロインよりも脂質の量が多いとは本当に驚きました。
カシューナッツの脂質は血液サラサラ効果あり
カシューナッツって、太りやすいといってもこんなに脂質があったら体に悪いんじゃないのか、という疑問がわきます。
確かに脂質はコレステロールの源で高コレステロールは健康診断で指摘されがちな項目です。でも脂質には2つの種類があってそれぞれ働きが違うんです。
一つは、不飽和脂肪酸です。カシューナッツの脂質は不飽和脂肪酸という種類で、カシューナッツの他にもオリーブオイルやサバなど、植物や魚に多く含まれる脂質です。
動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げたり、悪玉コレステロールを減らしたり、様々な働きをします。
一方もう一つの脂質が飽和脂肪酸です。これは、乳製品や動物の肉に多く含まれる脂質で、植物性の油の中でもパーム油は飽和脂肪酸を多く含んでいます。
摂りすぎると血中の総コレステロールが増加して脂質異常症や循環器疾患のリスクが増加する可能性があるので注意が必要です。
お肉の方が太りやすい印象がありますが、実はそうではなく、植物や魚にも同じように脂質が含まれています。
しかもカシューナッツなどの植物やサバなどの魚に含まれる不飽和脂肪酸は血液をサラサラにすることもできる優秀な成分です。
不飽和脂肪酸も飽和脂肪酸も同じ脂質ですから太りやすいのは同じですが、体への影響は違ってくるんですね。
カシューナッツは太りやすいだけじゃなく、健康的に血液をサラサラにしたり、悪玉コレステロールを減らしたりすることもできる、いいことづくしの食品なんですよ。
カシューナッツが太りにくいと言われる理由とは?原因は糖質の少なさ!
カシューナッツはカロリーが高くて、脂質が多くて、その脂質は不飽和脂肪酸っていう血液サラサラ効果があるものだから、健康的に太りたいをかなえる食品だとお話してきました。
ここで、いや待てよ、確か太るには糖質が大事じゃなかったか、カシューナッツは太りにくい?という疑問がうかびましたね。
確かに糖質は太るために大切です。糖質は主食ですから摂取するボリュームも多いですし、食事に占める割合も多いです。
では、実際の食品で炭水化物の量を比較してみましょう。こめ(精白米)の炭水化物は100g中77.6g、じゃがいもは100g中17.3g、カシューナッツは100g中26.7gです。
カシューナッツがジャガイモより炭水化物が多いという、個人的には意外な数値でしたが、さすがに主食のこめと比べれば断然少ないですね。
糖質は太るために大切ですが、糖質が太る原因、あるいは糖質制限ダイエットが効果的といわれる理由は、糖質が体内で脂質として蓄えられるものだからです。
まず、糖質は体内に入ると血糖値を上昇させ、インスリンというホルモンが分泌されます。
このインスリンがブドウ糖を脂質に変え、摂りすぎた糖質は脂質に変えられ体内に蓄積されます。
つまり、糖質は消費されないと体脂肪として蓄えられます。ということは、糖質で太るには糖質を摂りすぎる必要があるのです。
ご飯をおかわり、おやつにパンを食べる、など、小食で太りにくい人にとって、それができれば苦労しないよ、ということをやらないと糖質で太ることは難しいんですね。
一方脂質は細胞膜を作ったり体温を維持したりいろいろ使い道があるので、すぐに体脂肪になるわけではありませんが、少量で高カロリーを摂取できます。
太りにくい人は、たくさんの糖質を摂るかわりに、高カロリーの脂質で体をつくる、というわけです。
また、低糖質ダイエットをしている人にも糖質が多くないカシューナッツはおすすめといえます。
カシューナッツで太りたいなら量と食べる時間がポイント!
カシュ―ナッツは高カロリーで良質な脂質を含むからだにもよい食品ですが、結局のところ太りますか?これが一番大切ですよね。
実際太るには、カシューナッツをどんなふうに食べるのか、どれくらい食べるのか、という事が大切になります。
カシューナッツを食べるのは1日に10粒くらい
カシューナッツを一日に食べる量はどれくらいがよいのでしょう?適切な量を決めるのに、食物繊維の量が一つの目安になります。
カシューナッツは不溶性食物繊維(ふようせいしょくもつせんい)を多く含んでいて、カシューナッツ100g中5.9gです。
不溶性食物繊維は害のある物質を体の外に排出したり、腸の運動を刺激したりしてくれるのですが、摂りすぎると逆に便秘になってしまう可能性があります。
ですから、たくさん食べればいいというわけでもありません。
そして、食物繊維の一日当たりの推奨量は17g以上です。きんぴらごぼうやかぼちゃの煮物などは食物繊維の量が4g程度です。
カシューナッツ100gの食物繊維は副菜1品と同じくらいですね。カシューナッツだけで食物繊維をとるわけではないので、他の食品とのバランスも大切です。
10粒程度だと食物繊維の量は約1gですので、摂りすぎには当たらないと言えます。まずは間食に10粒程度から食べてみて、様子を見ながら調整してみましょう。
カシューナッツを食べるのは日中がいい
カシューナッツを食べるタイミングはいつがよいのでしょうか。カシューナッツは食物繊維が多いので、消化をするのに時間がかかります。
ということは、寝る前に食べると胃腸には負担が大きいという事になります。ですので、食べるなら寝る前ではなく日中をおすすめします。
また、日中の中でも食事と食事の間をおすすめします。カシューナッツは脂質が多いので、食べると空腹感が収まってしまいます。
食事の前に食べるとおなかがすかない状態になってしまい、せっかく太るために食べているのに、食事があまり食べられないということになってしまいます。
食事がおろそかになってしまっては本末転倒ですから、カシューナッツを食べるのは、間食のタイミングにしましょう。
カシューナッツは食べ過ぎと食べるタイミングに注意
カシューナッツは、高カロリーで良質な脂質と不溶性食物繊維を含む太りたい人におすすめの食品です。しかし、カシューナッツを食べるのに気を付けるポイントがいくつかあります。
一つは、食べ過ぎです。太りたいという気持ちから、たくさん食べようとするのはすごくわかりますが、体の負担になっては自分が大変です。
カシューナッツは脂質を多く含むので、食べ過ぎると肌荒れやニキビがでる可能性がある人もいます。
これは、体質によるので個人差になってしまいますが、なにしろカシューナッツは牛サーロインよりも脂質が多いということは頭の片隅に入れておいてください。
もう一つは、食べるタイミングです。太りたいをかなえるため、一日中食べるのは控えたほうがよさそうです。
不溶性食物繊維を多く含むので、寝る前に食べると消化負担が大きくて便秘の原因になる可能性もあります。
便秘していると頭も体もすっきりしないですよね。カシューナッツは日中によく噛んで食べてくださいね。
最後に、味のあるものは避けることです。バターや塩で味や風味がついていると、カシューナッツのおいしさが引き立ってすごく相性がいいですよね。
大好きではありますが、バターや塩の摂りすぎになるのを避けるため、ここは「無塩」「素焼き」のタイプを選ぶようにしましょう。
たまに自分で塩を少し振る程度に楽しむのは、変化をつけるのにおすすめです。
カシューナッツは太りたい人におすすめの食品!【太りたい人必見】まとめ
- カシューナッツはカロリーが高いので小食だけど太りたい人におすすめ
- カシューナッツは良質な脂質が含まれているので健康的に太りたいをかなえる
- カシューナッツは糖質が多くなく脂質が多いので太りたい小食の人におすすめ
- カシューナッツを1日10粒くらい日中の間食にまずは取り入れてみる
- カシューナッツは不溶性食物繊維を含むので食べ過ぎと寝る前に食べるのを控える
- カシューナッツは無塩や素焼きを選ぶ
いかがでしたか?カシューナッツは少しの量でたくさんのカロリーがとれる上に、健康効果もあり優秀な食品ですね。
サラダのトッピングにしたり料理にとりいれるのも味に変化があっていいかもしれません。
太りたい人が望む健康な体にはバランスの良い食事も大切なので、カシューナッツを上手に組み合わせて取り入れてみてください。
参考にしてもらえると嬉しいです。