ポッカレモンは料理に使ったり、ドリンクを作ったり、生のレモンよりも手軽に使うことができてとても便利ですよね。
そんな便利なポッカレモンですが、「体に悪い」と言われているのはご存知ですか?
私は知りませんでした。
体に悪いと言われているのを見たら、今後使うのを躊躇してしまいますよね。
でも、ポッカレモンは本当に体に悪いわけではないので、安心してください!
それではなぜポッカレモンが体に悪いと言われているのか。
それは、「ポッカレモン事件」というものが原因のようです。
この記事では、ポッカレモン事件について詳しく解説していきます!
また、ポッカレモンの正しい保存方法や使いすぎによるデメリットなどについても解説しています。
ぜひご参考ください!
Contents
ポッカレモンが体に悪いと言われるのは「ポッカレモン事件」が原因!?
結論から言うと、ポッカレモンは体に悪いものではありませんので安心してください!
ポッカレモンが体に悪いと言われているのは、「ポッカレモン事件」が原因のようです。
それでは、ポッカレモン事件について解説していきます。
1967年5月、当時ポッカレモンは「飲むレモン」「新鮮なレモンの瓶詰め」のように、本物のレモン果汁であるかのように表示をしていました。
ですが原料を分析した結果、実際にはクエン酸などを使用した「合成レモン」だったことが判明したのです。
これにより、公正取引委員会はポッカレモンを含め、同様の不当表示をした会社に排除命令を出しました。
これが「ポッカレモン事件」と呼ばれている出来事です。
※排除命令(排除措置命令)とは、公正取引委員会が不当表示をした業者に、その行為の撤回・再発防止を命じる行政処分です。
また、これだけではなく、ポッカレモンは2008年にも排除命令が下されています。
当時は原料のレモンにおいて、収穫後の防カビ剤を使用していない旨の表示をしていました。
しかし、実際には防カビ剤イマザリルが含まれており、表示内容が適切ではないと判断されたのです。
これにより、再び不当表示として排除命令が出されました。
※イマザリルとは、レモンの防カビ剤としてよく使用される農薬で、水洗いでは20%~40%程度しか除去できないと言われています。
これらの排除命令が、「ポッカレモンは体に悪い」と言われてしまう原因のようです。
確かに過去にこういったことがあると、少し買うのを躊躇してしまいますよね。
ですが、逆にこのような経緯があるからこそ、今のポッカレモンは改良されて安心・安全な商品になっているとも言えます。
ポッカレモンは決して体に悪いものではありませんので、安心してくださいね。
ポッカレモンの原材料は?実は保存料無添加・濃縮レモン果汁100%なんです!
ポッカレモンの原材料は以下の通りです。
原材料
レモン(アルゼンチン、イスラエル、イタリア)/香料
引用:ポッカサッポロ公式「ポッカレモン100(120ml)」
ポッカレモンは、保存料無添加・濃縮還元レモン果汁100%でできています。
(保存料は無添加ですが香料は入っていますので、気になる方はご注意ください。)
濃縮還元とは、原料となる果実からジュースを搾汁した後に水分を飛ばし、再び水分を加えることを言います。
水分を飛ばすことで総容積を減らし、輸送のコストを下げることができるのです。
濃縮還元や香料が気になる方には、オーガニックストレートレモン果汁100%の商品がおすすめです。
引用:Amazon
こちらは原材料が有機レモンのみで濃縮還元しておらず、レモン本来の風味を感じることができると思います。
ポッカレモンは保存方法に要注意!冷蔵保存で早めに使い切ろう!
ポッカレモンは保存料が使われていないということがわかりました。
保存料無添加なのは安心ですが、開封後は痛みやすいので注意が必要です。
保存方法を間違えると、カビの発生や発酵が起きる可能性があります。
そのため、正しい保存方法で早めに使い切るようにしましょう。
開封後のポッカレモンの保存方法は以下の通りです。
1.開封後は必ず冷蔵庫に保存してください。
2.使い終わったらフタを閉め、できるだけ早く冷蔵庫に戻してください。
*内フタに内容液が溜まっている場合は、きれいなもので拭き取ってください。
3.開封後はなるべく早く使い切ってください。
*ラベルについている開栓日記入欄にお客様の開栓日を記入して、1~2週間を目安に使い切ることをおすすめします。
引用:ポッカサッポロ公式「ポッカレモン100・保存方法について」
ポッカレモンはカビの発生や発酵が進みやすいようです。
カビは10度~40度くらいで発生しやすいと言われているので、必ず冷蔵庫で保存するようにしましょう。
また、早めに使い切るとしても、使うときには中身をよく確認するようにしてください。
中身を見たときに、紐状や紙状などの異物が入っているのが見えた場合は要注意です。
カビが発生しているかもしれませんので、使用は控えた方が良いでしょう。
また、蓋を開けたときに「ポンッ」と音が鳴るときがありますよね。
それは、酵母による発酵でガスが発生している可能性があります。
この場合も、使用しない方が良いでしょう。
実は私もかなり前から冷蔵庫に放置したままでした。
(しかも賞味期限が切れていました。)
見た目はそこまで変化がなかったのですが、開けたときにポンッと鳴ったので、発酵していたようです。
私のように、開封後のポッカレモンを長期保存している方も多いと思います。
すでに長期保存してしまっている場合は、中身が変質している恐れがあるので、もったいないですが処分しましょう。
ポッカレモンは摂りすぎ注意!?ビタミンCの過剰摂取にはデメリットも!
どんな食べ物でも食べ過ぎ・飲み過ぎは体に毒ですよね。
「じゃあ、ポッカレモンも使いすぎると体に悪いの?」と思う方はたくさんいると思います。
この疑問について解説していきます!
ポッカレモンにはビタミンCが含まれています!
ポッカレモンには、レモンと同様にビタミンCが含まれています。
その量は、大さじ1(15ml)あたり4mgです。
ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける役割と抗酸化作用があります。
肌にハリを持たせたり、シミを予防する効果があるのです。
さらに、免疫力を高めて、風邪をひきにくくする効果もあります。
ストレスに対する抵抗力を高める効果などもあるそうです。
また、ビタミンCが著しく不足すると、壊血病などの病気を引き起こすことがあります。
ビタミンCはサプリメントなども多く販売されているので、積極的に摂取している人も多いですよね。
いいことがたくさんのビタミンCですが、実は過剰摂取すると体に悪影響を及ぼすことも。
ビタミンCを過剰摂取するとどうなるのか、過剰摂取とはどれくらいの量なのかを解説していきますね。
ビタミンCの過剰摂取は下痢などの原因に!どれくらいで過剰摂取になる?
美容や健康にために積極的に摂りたいビタミンCですが、過剰摂取は体に悪影響を及ぼすこともあります。
ビタミンC自体は水溶性のため、不要な分は尿として体外に排出されます。
しかしあまりにも大量に摂取してしまうと、下痢や吐き気、胃けいれんなどを引き起こしてしまう場合があるのです。
では、過剰摂取とはどれくらいになるのでしょうか。
厚生労働省では、ビタミンCの1日の摂取推奨量や安全な摂取上限を紹介しています。
ビタミンCの1日の摂取推奨量は、成人男性で90mg、成人女性で75mgです。
そして、成人の場合1日に2000mg以上摂取すると、過剰摂取になります。
(摂取推奨量や安全な摂取上限は、性別や年齢によって変わります。)
ビタミンC2000mgは、なんとポッカレモン450ml(1番大きいサイズ)の瓶を約16本!
1日でポッカレモン16本を使い切ることなんて絶対にないですよね。
つまり、普通に使っている分には、ポッカレモンは体に悪くないということになります。
ビタミンCの摂りすぎは確かに体に悪影響です。
ですが日常的に摂りすぎることはほとんどないと思いますので、そんなに気にしなくても良いでしょう。
ただし、ビタミンCのサプリメントなどを日常的に服用している人は注意です。
サプリメントを服用している人は、ビタミンCの摂取量が1日2000mgを超えないように気をつけてくださいね。
ポッカレモンは体に悪い!?そう言われる理由を徹底解説します!のまとめ
まとめ
・「ポッカレモンは体に悪い」と言われるが、実はそうではない。
・ポッカレモンが体に悪いと言われるのは、「ポッカレモン事件」が原因。
・ポッカレモンは保存料無添加・濃縮還元レモン果汁100%でできている。
・濃縮還元や香料が気になる人にはオーガニックストレートレモン果汁100%のものがおすすめ
・ポッカレモンは保存料無添加で傷みやすいため、保存方法に注意が必要。
・開封後は冷蔵庫に保存し、1~2週間で使い切ると良い。
・ポッカレモンに含まれるビタミンCは、過剰摂取すると下痢や吐き気、胃けいれんなどを引き起こす場合がある。
・ビタミンCを過剰摂取するには、ポッカレモンだと450mlの瓶を16本使い切る必要があるので、そこまで気にしなくても大丈夫。
・ビタミンCのサプリメントなどを服用している場合は過剰摂取にならないよう注意が必要。
ポッカレモンが体に悪いと言われる原因は、ポッカレモン事件だということがわかりました。
過去には色々なことがあったポッカレモンですが、今の商品は問題ありません。
ポッカレモンは保存方法に十分注意すれば、安心・安全なものだと思います。
手軽に使えてビタミンCも取れるので、これからも積極的に食事に取り入れたいですね。