ジャスミン茶は、中国福建省発祥の花茶です。
ジャスミン茶はハーブティーの1種ですが、よくあるジャスミン茶は緑茶ベースなのでカフェインが含まれているということになります。
ジャスミン茶は、朝食や昼食、夕食後など、いつでも楽しむことができますが、寝る前に飲んでも大丈夫なのでしょうか。
寝る前に飲むことは大丈夫ですが、いくつかの注意点があるので後程ご紹介します!
一番よく見かけるジャスミン茶は、緑茶にジャスミンの花を混ぜて香り付けしたお茶で、中国では「花茶の女王」と呼ばれています。
ジャスミン茶は、その独特の香りと味で世界中で愛されています。
今回は、ジャスミン茶の成分や効能について調査し、寝る前や妊娠中に飲んでも大丈夫なのか明らかにしたいと思います。
Contents
ジャスミン茶って寝る前に飲んでもいいの?寝る前に飲む際の注意点!
結論から申し上げますと、基本的にはジャスミン茶は寝る前に飲んでも大丈夫ですが、注意点があります。
出来れば、寝る直前ではなく少し時間を空けるとよいでしょう。
また、少量にした方がよいでしょう。
さらに可能であれば、ノンカフェインのジャスミン茶を飲むようにするとよいです!
以上の注意点をあげた理由は、ジャスミン茶には少量のカフェインが含まれているからです。
ですが、香りや、緑茶に含まれるテアニンというアミノ酸にも高いリラックス効果があるため、カフェインの覚醒作用は相殺されるといわれています。
さらに詳しくジャスミンの香りにはどんな働きがあるのか調べてみました。
中国では、ジャスミン茶の茉莉花の花は「気を落ち着かせてくれる」効果があるとされています。
茉莉花の香りを移したジャスミン茶には、副交感神経系の働きを優位にして、緊張感を和らげたり、心拍数を下げたりする等のリラックス作用があることが報告されています。
しかし、ジャスミン茶にはカフェインが含まれていますので、飲みすぎには注意してくださいね。
旨味成分でもあるテアニンは、上質な茶葉に特に豊富に含まれています。
安眠効果を期待してジャスミン茶を飲むのなら、良い茶葉にこだわるといいかもしれません。
ジャスミン茶は意外とカフェインが含まれている!
先程も申し上げましたが、ジャスミン茶にはカフェインが含まれています。
カフェインは疲労回復やダイエットなどに効果的な成分です。
しかし、摂取量が多くなり過ぎると利尿作用によって、脱水症状や便秘・肌荒れを引き起 こすことがあるため、摂り過ぎには注意が必要です。
1日の目安はどれくらい?
ジャスミン茶のカフェインの量は100mlにつき10mg程度です!
コーヒーのカフェイン含有量の半分程です。
カフェインの1日の適正量は400mgまでとされています。
ジャスミン茶にはそれほど多くのカフェインが含まれているわけではないので、1日に500mlのペットボトル1本くらいであれば全く問題ないでしょう。
また、お茶が醗酵されるほどにカフェインの含有量は高くなります。
同じジャスミン茶でも 、緑茶ベースなのかウーロン茶ベースなのかによってカフェイン含有量は異なります 。
麦茶などカフェインを含まない茶葉をベースにしたジャスミン茶であればもちろんノンカフェインです。
1番よく見かけるジャスミン茶は緑茶ベースだと考えるとよいでしょう!
ジャスミン茶の茶葉によるカフェイン量の比較
カフェインの含有量はベースの茶葉によってどれくらい変わるのでしょうか。
カフェイン量(100mlあたり)
・緑茶ベースのジャスミン茶:約10mg
・烏龍茶ベースのジャスミン茶:約30mg
・プーアル茶ベースのジャスミン茶:約10mg
・紅茶ベースのジャスミン茶:約40mg
ジャスミン茶を飲むと身体に嬉しい効能が!
ジャスミン茶には非常に多くの体に嬉しい効果があります。
この多くの嬉しい効果をすべてご紹介します!
・ダイエット効果
ジャスミン茶に含まれているカフェインには、脂肪を分解する酵素であるリパーゼを活発にさせる作用があります!
また、血行を促進させる働きもあります。
脂肪をエネルギーに変換しながら代謝を上げてくれるので、脂肪燃焼にとても効果的です。
さらにジャスミン茶に含まれるタンニンは脂肪が体内で吸収されるのを抑制したり、脂肪の燃焼を助ける働きがあります。
また、ジャスミンの香り成分であるベンゼルアセテートにも脂肪燃焼を促進する作用があります。
ジャスミン茶にはダイエット効果が高い成分がかなり多く含まれているということが分かりますね!
・リラックス効果
ジャスミン茶の香りの成分、ベンゼルアセテートには不安や緊張を和らげるといったリラックス効果があります。
ストレスを感じた時や、気持ちが不安定になった時にはジャスミン茶の香りをかぐと、気持ちを落ち着かせることができます。
・ホルモンバランスを整える
ベンゼルアセテートは、更年期障害や生理中の体調不良などのホルモンバランスが崩れている時にも効果的です。
気分を落ち着かせる働きがあるので、生理前の気分の落ち込みなどのPMSに悩んでいる方にもおすすめです。
・アンチエイジング・美肌効果
ジャスミン茶にはビタミンCやビタミンE、ミネラルなど美肌効果が高い成分がとても多く含まれています。
ビタミンCとビタミンEは一緒に摂ることによって相乗効果が得られるといわれています。
また、美容にかかせないミネラルは体内で作ることができず、食事で摂取するしか方法がありません。
こんなに多くの美肌成分をまとめて摂取できるとはすごいですね。
・体臭や口臭にも
ジャスミン茶は緑茶やウーロン茶の茶葉をベースに作られているので、カテキンがとても多く含まれています。
カテキンには細菌やウイルスを殺菌する効果があります。
つまり、風邪や感染症の予防ができる、さらには口臭の元となる歯周病菌も殺菌してくれるので口臭予防にも役立ちます。
ジャスミン茶に含まれている香り成分は強力です!
例えば、焼肉やニンニク料理などの食事中に一緒に飲むと、体の中から出てくる臭いを抑えてくれます。
さらに食後も体臭が臭くなるのを防いでくれますよ。
・集中力アップ
ジャスミン茶の香りに含まれているベンゼルアセテートには集中力を高める効果があります。
右脳を刺激して自律神経の緊張を和らげてくれる働きがあります。
勉強や仕事の合間にジャスミン茶を飲むことによって集中力をあげてくれるでしょう。
・むくみ対策
ジャスミン茶はむくみ対策にも効果的です。
カフェインの利尿作用と血行促進作用で体内の余分な水分を排出し、むくみを解決することができます。
・二日酔い対策
ジャスミン茶はアルコールを解毒する作用があり、また鎮痛作用もあるため頭痛にも高い効果があります。
二日酔いは体内に解毒しきれないアルコールがたまることで引き起こされます。
飲み過ぎた時にはジャスミン茶を飲んで、体内のアルコール分解を助けてもらってください!
・コレステロールの抑制
コレステロールが増加してしまうと動脈硬化などの生活習慣病の原因となってしまいます。
タンニ ンの主成分であるカテキンは、血中コレステロールの増加を抑制してくれます。
日常的にジャスミン茶を飲むことで生活習慣病の予防に役立てられます。
ジャスミン茶に含まれる成分
ジャスミン茶には沢山の身体に嬉しい効果があることが分かりました。
ジャスミン茶に含まれる成分別に効果を調べてみました!
・ビタミンC
ジャスミン茶3杯でリンゴ1個分のビタミンC(約12mg)を摂ることができます。
ちなみに1日に必要はビタミンC量は100mgといわれています!
・ビタミンE
ビタミンEにはとても強力な抗酸化作用があります。
アンチエイジングにも役立ちますし、また血管の健康を保つ働きがあり、悪玉コレステロールを抑えてくれる効果もあります。
・ミネラル
ミネラルは、人間の体に必要不可欠な成分ですが、体内で作り出すことはできません!
メラニンの代謝を促進してシミやそばかすを防いだり、基礎代謝を促進したり、脂肪を燃焼しやすくする働きがあります。
・タンニン
タンニンとは緑茶などに含まれる渋み成分です。
ポリフェノールの一種であるタンニンには、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用や殺菌・消臭作用があります。
また、タンニンに収れん作用があり、開いた毛穴や皮脂腺を引き締めて毛穴を目立ちにくくさせてくれます。
メラニンの増殖を抑えてシミやくすみを防ぐ働きもあるため、美肌・美白効果も あります。
・ベンゼルアセテート
ジャスミン茶の香りの成分であるベンゼルアセテートは、脂肪燃焼を助けてくれます。
また、右脳を刺激して自律神経の緊張を緩和し、副交感神経を活性化することによりリラックス効果を生み出す働きをします。
ジャスミン茶を妊娠中・授乳中に飲んでもいいの?
赤ちゃんにとって重要な器官が作られる妊娠初期には、できるだけカフェインを控えましょう。
ジャスミン茶にも茶葉によってカフェインが含まれているので妊娠初期には控えた方がよいと考えられます。
しかし、妊娠後期などはジャスミン茶を飲んでも良いとされています!
ジャスミン茶はカフェインが含まれているだけでなく、ジャスミン茶の香りには子宮収縮を促す効果があります。
妊娠初期(15週まで)は、流産のリスクが高いので控えた方がいいとされています。
逆に、妊娠後期には子宮の収縮を促しいてお産をスムーズにしてくれるのでジャスミン茶を飲んでもいいでしょう。
カフェインをなるべく摂取したくない方は、ノンカフェインのものを選ぶようにしましょう!
妊娠中はどうしてカフェインを摂取しない方がいいの?
なぜ妊娠中にカフェインを控えなければいけないのでしょうか。
妊娠中の体はカフェインの分解に時間がかかるため、胎盤を通じてカフェインが胎児に移行しやすいためです。
妊婦さんが大量のカフェインを摂取すると、流産や死産のリスクが上がってしまいます。
他にもお腹の中の赤ちゃんの発育に影響を与え、低出生体重児、発達障害の原因となります。
ジャスミン茶は、妊娠中期以降であれば、ベースとなる茶葉を選んだり、飲む量を調節することで、安心して飲むことができます。
ただし、冷たいジャスミン茶は体が冷えてお腹の張りやむくみの原因になることもあります。
妊娠中は、不安やストレスが溜まりやすかったり、肌が荒れやすかったりするので、ジャスミン茶を飲んでリラックスするのもすごく大事です。
カフェインの摂り過ぎにならないように適量を飲むようにしましょう。
ジャスミン茶は寝る前に飲んでもいい?妊娠中は?嬉しい効果も沢山!まとめ
- ジャスミン茶は基本的には寝る前に飲んでも大丈夫だが注意が必要
- 寝る直前ではなく少し時間を空けるとよい
- 飲みすぎに注意した方がよい。
- ノンカフェインのジャスミン茶を飲むようにするとよい
- ジャスミン茶は100mlあたり10mgのジャスミンが含まれる
- ダイエット効果がある
- 美肌・アンチエイジング効果がある
- リラックス効果がある
- ホルモンバランスを整えてくれる
- 体臭口臭を予防してくれる
- むくみ対策をしてくれる
- 二日酔い対策をしてくれる
- 集中力アップの効果がある
- コレステロールを抑制してくれる
- 流産の可能性が高い妊娠初期にはカフェインの摂取を控た方がよい
- 妊娠中期からは摂取量に気を付ければ飲んでも大丈夫
- ジャスミン茶の香りには子宮を収縮する効果がある
以上、ジャスミン茶についてのまとめでした。
ジャスミン茶はハーブティーの一種なのでカフェインがふくまれないと考えておられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、少量のカフェインは含まれているので注意が必要です。
今回ジャスミン茶について調べていくと、非常に多くの身体への嬉しい効果があることが分かりました!
また、ジャスミン茶は様々な茶葉をベースに作られているので、カフェインが気になる方でも選ぶものによってカフェイン量を調節できるところもいいですね。
ジャスミン茶を日常に取り入れていきたいですね!