天才ヴァイオリニスト・HIMARIとして注目を集めている吉村妃鞠さん。
7歳から欧州等のコンクールに挑戦しつづけ、39コンクールで1位を獲得したといいます。
現在は12歳で、名門カーティス音楽院で勉強中です。
国内外で名だたる指揮者・オーケストラと共演しており、長期休暇中に行う国内でのコンサートはほぼ完売で、直接彼女の演奏を聴くのは難しい!となるほどの人気です。
吉村妃鞠さんの演奏を聴いてみたい!
CDが出るならぜひ買ってみたい!
と思う方もいるのではないでしょうか?
そこで、今回の記事では、HIMARIさんこと、吉村妃鞠さんを大研究し、CDについても迫ります!
Contents
吉村妃鞠さんを大研究!CDはあるの?
吉村妃鞠さんは国内外のコンサートに多数出演していますが、単独CDというものは、現時点では見当たりません。
出演したコンサートとしては、現在、新日本フィルハーモニー交響楽団第629回定期演奏会を、Amazonprimeで観ることができます。
Amazon.co.jp: 新日本フィルハーモニー交響楽団 第629回 定期演奏会 ジェイド を観る | Prime Video
こちらはサントリーホールにてライブ収録された吉村妃鞠さんが9歳の時の講演で、名匠・広上淳一氏の指揮でパガニーニを共演しています。チェコの人気作曲家ドヴォルザークの名作交響曲第8番も必見です。
吉村妃鞠さんのプロフィール
(引用:公式サイト)
吉村妃鞠(HIMARI)
2011年生まれの12歳。
3歳からヴァイオリンを始め、6歳にしてプロのオーケストラと共演。
第15回リピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際ヴァイオリンコンクール2021で史上最年少、特賞グランプリを受賞(第一位を上回る)。
4歳から挑戦を始めた国内、海外でのコンクールでは全て「1位」を記録。
現在、慶應義塾幼稚舎6年生。
2022年、超難関名門校カーティス音楽院に最年少(10歳)で合格。
現在、母親と共に渡米し、同音楽院で勉強中。
長期休暇中に国内コンサートなどに精力的に参加。
ヴァイオリンは、1717年製ストラディヴァリウス「Hamma」を前沢友作氏より貸与されて使用しており、弓は「宗次コレクション」より貸与されている。
吉村妃鞠さんの父親は作曲家の吉村龍太氏!CDは?
吉村龍太氏(引用:オフィシャルサイト)
吉村妃鞠さんの父親は作曲家・シンセサイザー演奏家の吉村龍太氏。宇多田ヒカル、TUBEなどのシンセサイザーを務めたこともあります。
作曲家としては、映画・ドラマのサウンドトラックを1000以上も手がけているそうで、音楽監督としての代表作品には「RAILWAYS」などがあります。
「RAILWAYS オリジナル・サウンドトラック」(引用:Amazon)
吉村妃鞠さんの母親はヴァイオリニストの吉田恭子氏!CDは?
吉田恭子「Romanza-ロマンツァ‐」
母親はヴァイオリニストの吉田恭子氏。ソリストとして、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団などと共演しています。
吉田恭子さんのCDについては、こちらの記事をご参照ください↓↓
母方の祖母はヴァイリニストの吉田慶子。叔母にボーカルのKOKIAと、音楽家一家。
母方から見ると、吉村妃鞠さんは三代目のヴァイオリニストとなります。
吉村妃鞠さんの海外での評価は?
6歳にてプロオーケストラと共演した吉村妃鞠さん。
当然ながら、海外での演奏経験も豊富です。
海外でのHIMARIさんの評価についてご紹介します。
ベルギーブリュッセルのグリュミオー国際ヴァイオリンコンクールに、最年少で出場して見事1位優勝しています。
このベルギーでの優勝は「7歳の 〝Wunderkind〟(神童)がグランプリ」と報じられ、動画再生数は100万再生を超えています。
2019年、ロシアで行われた第二十回シェルクンチク国際音楽コンクールで、審査員のザハール・ブロンから「彼女の中に神か天使が居る」とまで絶賛されています。
このステージはロシアのテレビで放送されたため、彼女はロシア人の評価が高いそうです。
このステージを皮切りに、欧州各地でのコンクールで1位を取り続け、9歳までに39のコンクールで1位の記録を打ち立てたそうです。
その後もモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団とソリストとして共演した他、キエフ国立フィルハーモニー交響楽団、ロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団らなど、名だたるオーケストラと共演。
子どもとして、ではなく、大人の世界に堂々と飛び込んで演奏している吉村妃鞠さん。
時にHIAMARIというアーティストが、オーケストラ自体を牽引しているようにも感じます。
聴衆や共演者が、吉村妃鞠さんを逸材だとする理由も、演奏の様子を見ると分かります。
吉村妃鞠さんが世界を驚かせた演奏とは
吉村妃鞠さんが11歳の時に出場した海外コンクールで、審査員たちを驚嘆させたという演奏がこちらです。
この頃から、妃鞠さんの知名度は世界的にも上昇していきました。
https://https://youtu.be/K_5QsfObGG8?si=BZ6QfO2m2yO2i1uG
海外の皆さんも、とても驚かれたことと思います。
HIMARIさんの才能は、YouTube等を通して世界的に広まっている模様です。
吉村妃鞠さんは努力家!
吉村妃鞠さんは天才ヴァイオリニスト!と国内外からの評価も高いのですが、本人はいたって謙虚で、自分のことを「凡人」と言っています。
ほぼ毎日努力を重ね、世界に人々の心に響く演奏をすべく、技術を研鑽しつづけているそうです。
演奏家としての吉村妃鞠さんは、驚異的な集中力と、自分に負けない力が強みだそうです。
「できないところは百回でも一千回でも練習する」と発言しており、「天才」と呼ばれる中で、血のにじむような努力をされていることが分かります。
2023年秋の雑誌「プレジデントFamily」では次のように発言しています。
「私は天才じゃないです。ヴァイオリンを弾きたくない日もあります。でも、年360日は練習です。だって、3日やらないと3か月やったことにサヨナラしちゃうから」
吉村妃鞠さん曰く、3日やらないと演奏の腕がなまり、3か月やったことの意味がなくなってしまう(高レベルで弾けなくなってしまう)とか。
日々の努力を当然のことのようにこなしているからこそ、出てくる言葉ですね。
吉村妃鞠さんの音楽以外のエピソードは?
吉村妃鞠さんはやはり努力家で、音楽以外の分野でも頑張り屋さんのようです。
- 4歳で漢字検定9級を国内史上最年少満点合格
- 7歳で英検3級合格
- 7歳時点で空手(松濤館流)7級
- 脳活性化のため、3歳時には論語を音読
- 学校の成績が全教科オールA
このように、音楽以外でもとても優秀なことが分かります。
最近は海外の人たちと会話するために英語とドイツ語の勉強も頑張っているそうです。
吉村妃鞠さんは両親から見ると?
吉村妃鞠さんの母親の恭子さんは、ここ数年間、妃鞠さんの国内外のコンサートへ同行していますが、妃鞠さんにバイオリンを続けることを押し付けてはいないそうです。
音楽が好きだと言う気持ち、ともに音楽をつくる喜びを忘れてほしくないから、無理に追い込まないのだと言います。
2023年秋号の雑誌「プレジデントFamily」のインタビューでは、母の恭子さんが「HIMARIのおかげで自分が想像するよりも遥かに広い世界を体験することができ、多くの出会いにも恵まれました」と語っています。
恭子さんは母親として娘を支える以上、おそらく自分のヴァイオリニストとしてのお仕事をだいぶセーブされていることと思います。
それでも娘のことを大切に思い、急激に有名になることを急ぐよりも、「息の長い音楽家」に育ってほしいそうです。
とても娘さん思いのお母様ですね。
音楽家以外の妃鞠さんはまだ小学生らしく、「お母さんと一緒に寝たい」と言う日もあるそうです。
ちゃんと小学生らしい部分が残っていて、少し安心しました。笑
吉村妃鞠さんが合格したカーティス音楽院とは?
カーティス音楽院(引用:Wikipedia)
吉村妃鞠さんがなんと<史上最年少の10歳で合格し、話題となったカーティス音楽院ですが、米フィラデルフィアにある競争率20倍の名門校だそうです。
大学に相当するカーティス音楽院に合格したことで、妃鞠さんは慶應義塾幼稚舎に通う「小学生」から、飛び級して「大学生」になったようです。(慶應幼稚舎に籍は残して、母親の恭子さんと共に渡米し、カーティス音楽院で学んでいるようです。)
吉村妃鞠さんの現在
吉村妃鞠さんは2023年現在も活躍の幅を広めておられます。
2023年にはNHK交響楽団と共演し、情緒あふれる独奏パートも披露しました。
その演奏はいまだに動画で視聴され続けています。
https://youtube.com/watch?v=gLKxCepq6s8%3Fsi%3DsKjoZ-lMjAtDJFz_%2520title%3DYouTube%2520video%2520player%2520frameborder%3D0%2520allow%3Daccelerometer%3B%2520autoplay%3B%2520clipboard-write%3B%2520encrypted-media%3B%2520gyroscope%3B%2520picture-in-picture%3B%2520web-share%2520allowfullscreen
2023年8月には日本センチュリー交響楽団と共に演奏し、「ヴァイオリン協奏曲第一番」や難曲「パガニーニ」を弾きこなしていました。
共演した名指揮者の秋山和慶さんによると、吉村妃鞠さんの演奏は、以前共演した2年前よりもさらに一層、音の深み・広がりがあったそうで、確実に成長している姿を喜んでおられました。
吉村妃鞠さんの演奏は日々、進化し続けているのですね!
吉村妃鞠さんの夢は?
現在でも大活躍の吉村妃鞠さん。
吉村妃鞠さんの夢は、「世界中の人に音楽を届けること」だそうです。
コロナ明けの新日本フィルハーモニーとのインタビュー記事でも、「(コロナ下で苦しい中)音楽は苦しい時に人によりそってくれるものなので、今回の演奏でみなさん元気になったり勇気を貰ったりしてほしい」と発言しています。
吉村妃鞠さんにとって、音楽は人々の苦しみに寄り添ったり、元気や勇気を与えられるもの。
だからこそ、世界中の人に音楽を届けたいのですね。
吉村妃鞠さんの夢、ぜひ応援してあげたいですね。
吉村妃鞠さんを大研究!CDは?HIMARIの活躍に世界も注目!まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事の主なポイントをまとめておきます。
- 吉村妃鞠さんのCDはまだないが、Amazonミュージックで演奏会のライブ収録が聴ける!
- 吉村妃鞠さんは国内外すべてのコンクールで第一位。
- 吉村妃鞠さんの父親は作曲家・吉村龍太氏!母親はヴァイオリニスト、吉田恭子
- 吉村妃鞠さんは海外での評価も高く、特にロシアで人気
- 吉村妃鞠さんはとても努力家!音楽以外も頑張る!
- 吉村妃鞠さんは名門カーティス音楽院に史上最年少の10歳で入学!
- 吉村妃鞠さんの夢は「世界中の人に音楽を届けること」
今でもすでに大器の風格を漂わせている吉村妃鞠さんですが、大人になったらどんな音楽家に成長されているのでしょう。
吉村妃鞠さんがまっすぐ成長して、大輪の花を咲かせる日が待ち遠しいですね!
CD発売の日がやってくるのもとても楽しみです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。