発泡スチロールの商品は、コンビニのお弁当やスーパーの総菜などで見かけます。
コンビニのお弁当やお惣菜は自宅で温める人もいます。
この場合、温めても大丈夫なのでしょうか。
この記事では、発泡スチロールを温めるとどうなるのかについてまとめていきます。
Contents
発泡スチロールをレンジで温めると弁当どうなる⁉
発泡スチロールを温めた場合のお弁当がどうなるのかをまとめました。
温めることは可能だが注意が必要
発泡スチロールを使った物は、加熱出来る温度が決まっているため、使える場合とダメな場合があります。
発泡スチロール自体が耐えられる温度が、70～90℃と決まっているからです。
詳しくは、次項でまとめます。
発泡スチロールはどんな素材なのか
発泡スチロールは、よく目にすることも多いため見ることは多いと思います。
実際この素材がどんなものかをまとめました。
どんな素材で作られているのか
この素材は、もともと石油を原料として作られています。
一般的に見かけるプラスチックは、プラモデルなどに使われる通常ポリスチレンと荷物に使われる発泡スチロールに分かれます。
どんな違いがあるのか
ここでは、前で話したプラスチックの違いを比べてみたいと思います。
| 種類 | 通常ポリスチレン※1 | 発泡スチロール |
|---|---|---|
| 色 | 透明または乳白色 | 乳白色 |
| 軽さ | 軽い | 軽い |
| 熱に強いか | 熱に弱い | 熱に強いが温度に限りがある※2 |
| 水に強いか | 水に沈む | 水に浮く |
| メリット | 電気を通さない、衝撃に強い | 保温性にすぐれている |
| デメリット | 変形しにくい | 衝撃に弱い、 |
| 使えれているもの | プラモデル、CDケース、工業用のパーツ | 食品用トレイ、商品発送のための資材 |
※1 通常ポリスチレンの中には、さらに細かく分けると汎用ポリスチレンと耐衝撃性のポリスチレンが存在します。
ここでは、大きく2つに分けて分かりやすく説明するため、細かい部分はまとめました。
※2 熱に強いとは書きましたが、最高でも90℃までと制限があります。
通常ポリスチレンに向く商品
表にまとめたように、電気を通しにくく衝撃にも強いため、プラモデルによく使われています。
変形しにくいこともあり、CDケースや食品では、コンビニのお弁当のふたに使われています。
発泡スチロールに向く商品
汎用ポリスチレンに比べると、熱に強く、水に浮く点があります。
この点を考えると、食品のトレイやお弁当にはよく使われています。
また、軽い素材のため、商品を運ぶ資材や家を建てる際の断熱材としても利用されています。
バイオマス素材
バイオマス素材とは、前でお話ししたプラスチックと違い、天然の植物を原料としているので環境に優しい品物です。
熱に強く、電子レンジで温めても長時間でなければ対応可能です。
加熱も出来、軽い素材なので、飲み物の容器など様々なものに使われることが増えました。
参考：バイオマス容器
レンジで使える発泡スチロールはどんなものか
発泡スチロールの主な特徴については、前の項目でまとめました。
ここからは、実際どんな素材の発泡スチロールなら使えるのかをより詳しく説明していきます。
どんな素材ならいけるのか
発泡スチロールでも全てがお弁当に適しているとは限りません。
梱包などに使われる白い素材のものは熱に弱く、衝撃にも弱いため適していません。
お弁当を温める際に重要なのは、熱に強いことと衝撃にも強いことが大事だからです。
レンジで温められるのは、軽い素材でレンジ使用可と書かれているものに限られます。
最近見かける素材
前の項目で少し解説したバイオマス素材は、コンビニ以外でも100均での販売も見かけました。
実際、店舗に行って見たところ、今までの素材とあまり違いはないもののより軽くなったのは感じました。
バイオマス素材は、レンジ対応可能で、衝撃にも強いのでお弁当に使うことが出来ます。
発泡スチロールをレンジで温める際の注意点
ここからは、レンジで温める際の注意点を軽くまとめておきます。
知らないでレンジで温めて焦げたりすることが内容に知っておくと便利です。
全部が透明だと出来ない
よく見かける総菜売りがにあるすべてが透明の容器は、熱に弱いため、そのまま加熱することは出来ません。
この場合は、容器から移してからレンジで温めるようにしてください。
また、コンビニのお弁当でもふたが透明なものに関しては、ふたを少しずらずか温め時間を調整してください。
温めすぎると焦げることがあるので、注意が必要です。
素材を必ず確認
すべてが透明の場合は、加熱出来ないと説明しましたが、レンジを使用する際は、使えるか確認してください。
素材によっては、加熱時間を短くしたり、ふたを開ければ使用出来るなどの注意事項が書かれている場合があります。
発泡スチロールをレンジで温めると弁当はどうなる⁉対策方法は⁉のまとめ
- すべてが透明の容器の場合は、レンジで温め出来ません。
- 熱に強いわけではありません。
- レンジでの加熱時間は素材を確認した上で行って下さい。
- 紙素材の容器でも温めれるものが出てきています。
発泡スチロールをレンジで温めると弁当がどうなるかについてまとめてきました。
色々調べてみると、素材の違いで温めに向かなかったり、衝撃弱いなど違いがはっきりしました。
また、環境に優しい素材としてバイオマス素材がコンビニや総菜売り場のトレイで見かけることが増えました。
軽くて丈夫なのに天然の植物で作られているのはとても良いことだと思います。
実際、コンビニに買ったお弁当にも使われていました。温めてみてそんなに熱さを感じることなく持てるので、とても便利です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
