人工甘味料は、砂糖のような自然に存在するものとは異なり、人工的に化学合成された甘味料です。
スーパーやコンビニなどで、カロリーゼロの文字をよく見かけますよね。
ダイエット中や体質改善をしようと思った時、私もつい手を伸ばしてしまいそうになりますが、身体にとっての影響はどうなのでしょうか?
Contents
人工甘味料のデメリットとは?
中毒性がある
人工甘味料の甘さが、ドーパミンなどの中枢神経伝達物質や、神経の快楽中枢に影響して、中毒を招くことが分かっています。
人工甘味料の中には、砂糖の100倍以上の甘みを持つものもあります。
慣れてくると、甘みに対する味覚が鈍ってきて、さらに欲する様になります。
血糖値コントロールにも異常が出る
私たちが食事をすると、血糖値が上昇し、それを抑えるためにインスリンという、血糖値を下げる働きのあるホルモンがすい臓から分泌されます。血糖値を下げると同時に、筋肉や肝臓に脂肪として取り込み、太らせる作用があります。
このインスリンが過剰になると低血糖症になり、以下の症状が出てきます。
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- 異常な空腹感
- 動機
- ふるえ
- 不安感
- めまい
- 集中力の低下
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ダイエット目的などで、人工甘味料などを使った低カロリーな食品を選ぶと、インスリンが過剰に分泌されてしまいます。
習慣的な人工甘味料の摂取により、糖尿病の発症や悪化をもたらす報告も増えてきているようです。
腸内環境の悪化
人工甘味料の摂取により、腸内に悪玉菌が増えると言われています。体内で消化吸収されないので、小腸の壁を傷つけたり、善玉菌を減らしてしまいます。
種類によっては、腸内のpHが上がり、アルカリ性に傾くこともあります。腸内がアルカリ性になると、栄養素の吸収が落ちるので、下痢や全身倦怠感など、さまざまな症状が現れてきます。
味覚障害
人工甘味料を多く摂りすぎると、唾液が甘くなる症状が起こるようです。舌にある甘みの感覚が鈍ってしまい、より甘さを求めてしまうリスクがあると言われています。
砂糖と比べると、後味が全く違いますよね。
人工甘味料の種類
一般的に使用されている甘味料を、いくつかご紹介します。
アスパルテーム
糖質ゼロの飲料品などに、よく利用されています。砂糖の【200倍】ほどの甘みを持つと言われています。カロリーは1グラム当たり、4キロカロリーと普通の砂糖と変わりません。
少量で甘みを感じることができますが、多く摂取し過ぎると砂糖を摂取するのと変わりがないので過剰摂取は禁物です。
アスパルテームの1日の摂取量は体重1kgあたり40mg未満とされています。
アセスルファムK
アスパルテームと並んで広く使用されている人工甘味料のひとつです。
砂糖の【200倍】の甘みを持っているとされており、苦みの緩和などの効果もあるようです。
動物実験で甲状腺障がいや、脳機能障がいの原因の可能性があることが明らかになっています。
アセスルファムkの摂取量は1kgに対し15mgと決まっています。
スクラロース
甘みはショ糖の【600倍】ともいわれ、他の甘味料に比べてまろやかな口あたりです。
米国食品医薬品局(FDA)・世界保健機構(WHO)などから食品に使用していい成分だと認められています。
化学式では農薬やダイオキシンなどと同じ有機塩素化合物に分類されています。
スクラロースの許容摂取量は1kgあたり5mgです。
サッカリン
ショ糖の【700倍】ほどの甘みを出すことができて、実質のカロリーはゼロです。
水に溶けない性質なので、加工食品などによく使われています。
正式なアメリカの国家毒性プログラムより、安全性が報告されましたが、副作用として不妊・胃酸過多・緩下作用などが心配されています。
サッカリンの許容摂取量は1kgあたり5mgです。
そもそも甘味料とは?
甘味料の種類は沢山ある
甘味料は、食品に甘みを呈する成分で、糖質系甘味料と非糖質系甘味料の2種類に分けられます。
さらに、非糖質系甘味料は、天然甘味料と人工甘味料に分けられています。
糖質系甘味料の代表格は砂糖(ショ糖)です。そのほか、ブドウ糖や果糖といったデンプン由来の糖や、乳糖、オリゴ糖などがあります。
消化・吸収がされにくいキシリトールや還元パラチノースといった糖アルコールも含まれます。
身体に優しい甘味料
白砂糖は、精製されていることによる弊害を耳にするし、人工甘味料もできればとりたくない!という方にオススメの甘味料をご紹介します♪
天然甘味料
天然甘味料は主に、サトウキビやサトウダイコンを原料とする砂糖と、デンプンを原料とするブドウ糖があります。食品本来が持っている甘みを使っているので、人間の身体にも優しい甘味料です。
・米あめ
・はちみつ
・ココナッツシュガー
・甘酒
など、スーパーマーケットで簡単に手に入るのでオススメです。
黒糖
サトウキビの絞り汁を、そのまま煮詰めて砂糖にしたものが黒砂糖です。全く精製されていないのでミネラルが豊富でコクと風味があります。
ラフィノースという、天然オリゴ糖が含まれていて、調整作用が期待できます。[st-div class=”” margin=”0 0 15px 0″ padding=”0 0 0 0″ add_style=””][st-minihukidashi fontawesome=”e” fontsize=”” fontweight=”bold” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”” margin=”0″ radius=”5″ position=”” add_boxstyle=””]黒糖の健康効果[/st-minihukidashi][/st-div][st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”” bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”5″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”0 0 25px 0″]
疲労回復
ダイエット時の効果促進
美肌効果
月経痛・冷え性改善
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きび砂糖
料理にまろやかな甘さとコクを出してくれます。クセもなく、使い方は白砂糖やグラニュー糖と一緒です。[st-div class=”” margin=”0 0 15px 0″ padding=”0 0 0 0″ add_style=””][st-minihukidashi fontawesome=”e” fontsize=”” fontweight=”bold” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”” margin=”0″ radius=”5″ position=”” add_boxstyle=””]きび砂糖の健康効果[/st-minihukidashi][/st-div][st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”” bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”5″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”0 0 25px 0″]
むくみ解消
イライラを解消
血糖値の上昇緩和
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てんさい糖
てんさい糖の原材料は、北海道でとれる甜菜(サトウダイコン・ビート)です。
見た目は大根のようですが、ほうれん草と同じヒユ科の植物です。葉中で砂糖とデンプンを作り、葉脈を通して地下に伸びた根に糖分を蓄えます。[st-div class=”” margin=”0 0 15px 0″ padding=”0 0 0 0″ add_style=””][st-minihukidashi fontawesome=”e” fontsize=”” fontweight=”bold” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”” margin=”0″ radius=”5″ position=”” add_boxstyle=””]てんさい糖の健康効果[/st-minihukidashi][/st-div][st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”” bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”5″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”0 0 25px 0″]
冷え性改善
GI値が低く血糖値の上昇が緩やか
風邪の予防
アトピー性皮膚炎の改善
便秘を改善
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人工甘味料のデメリット身体に優しい甘味料とは?のまとめ
人工甘味料には中毒性、血糖値コントロールに異常、腸内環境の悪化、味覚障害などの健康障害が起こる可能性があります。
完全に避けることは難しいかもしれませんが、摂取量に気をつけ、天然の甘味料に変えることで心と身体のデトックスになるのではないでしょうか。
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