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きび砂糖の代用として使える甘味料8選!特徴を理解して使ってみよう

みなさん、普段の料理でお砂糖や甘味料は何を使っていますか?

スーパーのお砂糖コーナーに行くと、色々な種類が並んでいますね。

普通の白砂糖を使っている人もいれば、使い分けている人、中にはきび砂糖を好んで使っている人もいるのではないでしょうか。

見た目は茶色がかっていて、白砂糖とはまた違った味わいがあります。

ところが、「使おうと思ったらたまたま切らしてしまっていた」というのは、調味料に限らずあるあるですよね。

そんな時、家にありそうなもので、きび砂糖の代わりになるものは一体何があるでしょうか。

 

きび砂糖の代用になる甘味料はあるの?

きび砂糖の代用として使える甘味料はあります!

基本的にはどんな甘味料でもきび砂糖の代用はできます。

しかし、味が近いものはありますが完全に同じ味わいにするのは難しいです。

風味が変わってしまうものや乳幼児には使ってはいけないものもあります。

 

本記事を読んでお砂糖、甘味料ごとに味や特徴がそれぞれで違うのでポイントを押さえていきましょう!

 

が、その前にこんな疑問が出てきます。

 

そもそも、きび砂糖って何?

 

普通の白い砂糖とは何が違うんだろう。作り方がちがうのかな。

 

まずは、きび砂糖について解説します。

 

 

きび砂糖って何?作り方や味は?

きび砂糖は、サトウキビが原料で作られる砂糖の一種です。

引用:日新製糖

作り方

砂糖はサトウキビを搾った液を煮詰めて作られているのはご存じですよね。

サトウキビの液に含まれる不純物やミネラルを沈殿、ろ過させた後に煮詰めることで砂糖は作られています。

きび砂糖は、このろ過の段階で程よく不純物やミネラル分を残した状態で煮詰めて乾燥させたものなんです。

 

ちなみに…

サトウキビの液を完全にろ過したもの→白砂糖(上白糖など)

ろ過せずにそのまま煮詰めたもの→黒砂糖

 

つまり、白砂糖と黒砂糖の中間がきび砂糖ということになります。

 

味と特徴

黒砂糖と白砂糖の中間の砂糖ということで、黒砂糖より癖がなく、白砂糖よりも風味が強いです。

サトウキビ由来の穏やかな風味とコクがあり、まろやかさを感じる甘味が特徴です。

ミネラルを多く含むため、料理の色が濃くなりやすかったり、焦げやすいという特徴もあります。

 

 

きび砂糖の代用になる甘味料8選

きび砂糖の代用となりそうな、甘味料を紹介していきます。

 

きび砂糖の代用①三温糖

引用:DM三井製糖

三温糖もさとうきびが原料の砂糖の一種です。

上白糖を作る際に出る糖液をさらに煮詰めて作られます。

見た目がきび砂糖のように薄い茶色をしていますね。

これは、煮詰めたことでカラメル化して茶色く色づいているんです。

 

カラメル化ということは、あのプリンのカラメルと同じ要領で作られているんだね。

 

プリンのカラメルだけではなく、べっこう飴も同じ現象で作られていますよ。

上白糖からさらに煮詰めて作られるので、出来上がるまでに時間がかかります。

そのため、他の砂糖類よりも価格が高めです。

 

味とポイント

三温糖も、コクがあり、強い甘さを感じられます

しかし、きび砂糖とは違った味わいです。

きび砂糖はサトウキビのミネラルなどによるうま味によるものです。

一方、三温糖はカラメル化による苦み成分によって香ばしさを感じるのが特徴です。

きび砂糖の代用となると、一味違った味わいになりますが、溶けやすく十分に使えます

甘味が強いので、きび砂糖で大さじ1杯につき三温糖では半量から調節してみましょう。

 

きび砂糖の代用②ザラメ

引用:伊藤忠製糖株式会社

粒が大きく、存在感があるザラメ。

お煎餅やカステラにまぶされていたりしますね。

ガリガリした食感をたのしめます。

ザラメには無色のものと茶色のものがあります。

 

ザラメの種類

  • 無色のザラメ:白双糖
  • 茶色のザラメ:中双糖

 

サトウキビの液のを煮詰めていく段階で不純物をろ過し、遠心分離器にかけた後に更に糖の純度を高めて精製され結晶化したものがザラメです。

糖度は99%以上にまで精製されます。

茶色いザラメがありますが、カラメルで色付けしたものです。

 

味とポイント

糖度が99%ありますので、癖のないスッキリとした甘さが特徴です。

中双糖はカラメルのやさしい香ばしさを感じることができます。

ザラメは砂糖の中でも粒が大きく、1mm~3mmほどあります。

溶けるのがゆっくりなので、長時間煮込む料理や綿菓子や果実酒などに使われることが多いです。

 

ポイント

  • きび砂糖の代用として使うのであれば、白双糖よりも茶色い中双糖がオススメです。
  • 代用するなら煮込み料理で使いましょう
  • 溶けるまで時間がかかるので炒め物には不向きです。

 

きび砂糖の代用③黒糖

引用:伊藤忠製糖株式会社

黒糖はサトウキビの搾り汁をアク抜きして、ろ過など精製せずに煮詰めたものです。

沖縄や鹿児島県の離島で生産されています。

固形だったり粉末になっていていて、固形のものはそのまま食べたりしますね。

私は沖縄のお土産で黒糖のかけらを食べた記憶があります。

 

味とポイント

サトウキビ本来のビタミンやミネラル分がそのまま含まれているので、香りが強く、甘さの中にも苦みや渋みを感じる独特な風味です。

風味がかなり強く、黒糖味のお菓子があるほどです。

黒砂糖のみを料理で使うイメージは湧きにくいですよね。

しかし、黒糖を少量加えて、上白糖など癖のない砂糖を追加して使うという方法があります!

これなら、きび砂糖に近い味わいを再現できるね!

 

きび砂糖の代用④オリゴ糖

引用:株式会社パールエース

ブドウ糖などの単糖と言われる糖質が2個から10個程度結びついたもののことです。

原料は甜菜由来の砂糖や乳糖、でんぷんを原料に作られていて種類もいくつかあります。

 

オリゴ糖の種類

  • フラクトオリゴ糖
  • ガラクトオリゴ糖
  • イソマルトオリゴ糖

オリゴ糖は体のエネルギー源として使われるのはもちろん、大腸まで届いてビフィズス菌などの善玉菌の腸内細菌の餌として使われます。

善玉菌を増やすので腸内環境を整える役目もあります

 

味とポイント

後味はスッキリとしていますが、とてもまろやかでクセのないやさしい甘みです。

他の砂糖類よりも比較的甘さが抑えめなので、甘さをしっかり出したい時は多めに入れると良いでしょう

腸内環境を整える効果は加熱しても失われない上、砂糖よりもカロリーが低いのも嬉しいポイント。

ダイエットや健康が気になる人にオススメの甘味料です。

 

注意

  • 摂りすぎるとお腹が緩くなる可能性があるので、摂りすぎに注意してください。
  • 赤ちゃんに食べさせる1日分の量は体重10㎏あたり2gが目安です。

 

きび砂糖の代用⑤はちみつ

はちみつは、ミツバチが花の蜜を集めて巣内で加工されてできる天然の甘味料です。

糖分80%、水分20%でできています。

 

味とポイント

はちみつにもビタミンとミネラル、酵素などの栄養素が含まれています。

花の蜜によって味が全然違うのが面白いポイントです。

色々試すのも楽しいですよ。

きび砂糖の代用にするには若干風味は変わりますが、ハチミツの風味が料理にコクを出すのでオススメです

少量でも甘味をしっかり感じられるので、少な目の量から味見で調整してください。

 

注意

ボツリヌス菌の芽胞がハチミツに含まれていることがあります。

大人は全く問題ありませんが、1歳未満の乳幼児に与えると乳児ボツリヌス症を発症し、最悪の場合死亡するおそれがあります。

加熱したものでも絶対に与えないでください

 

きび砂糖の代用⑥てんさい糖

引用:HOKUREN GREEN+PLUS

てん菜(ビート)という大根に近い見た目をしている野菜由来の砂糖です。

国内では北海道で栽培されています。

てんさい糖はきび砂糖や黒糖と同様の作り方をしているため、見た目がほんのり茶色いです。

 

味とポイント

てんさい糖は柔らかで穏やかな甘味とコクがあります

そして、ミネラル類だけではなくオリゴ糖が含まれているのが特徴です。

オリゴ糖はサトウキビ由来の砂糖には含まれていません。

 

ミネラルもオリゴ糖も両方摂れるのは嬉しいかも

 

料理には照り焼きで使うとくどくならず、光沢も出るのでオススメです。

 

きび砂糖の代用⑦グラニュー糖

引用:大東製糖株式会社ネットショップ

グラニュー糖をよく見ると一粒一粒が結晶化していますよね。

実は、ザラメの一種なんです。

サトウキビやてん菜の搾り汁から精製されて作られます。

 

味とポイント

クセはなくスッキリとした甘さが特徴です。

香りがなく、素材の風味を邪魔しないのでどんな料理や飲み物にも合います。

比較的焦げにくいのが特徴で、焼き菓子を作る場合には最適です。

きび砂糖のような風味は出ませんが、甘味を出すという点では十分に代用できますよ

 

きび砂糖の代用⑧ラカント

引用:SARAYA公式ラカントS製品情報

ラカントは、咳止めや解熱、肝臓の不調などに効く漢方として使われるウリ科の羅漢果(ラカンカ)の高純度エキスと、トウモロコシ由来のエリスリトールから作られた甘味料です。

顆粒タイプやシロップタイプなど、いくつかの種類があります。

どちらもきび砂糖や三温糖を思わせる茶色っぽい色をしています。

 

味とポイント

味は黒糖に似ています。

そして、しっかり甘いのにカロリー0なのが嬉しいですね。

代用として使用しても通常のお砂糖と同じ量でもOKなので、お好みで調整してください。

料理が冷めるとエリスリトールによる作用で結晶化するので、気になる人は温め直しましょう。

 

 

きび砂糖やその他の甘味料でカロリーに違いはあるの?

きび砂糖の代用になる甘味料を8つ挙げましたが、カロリーに違いはあるのでしょうか。

 

【各甘味料のカロリー(100gあたり)】

きび砂糖 396kcal(日新製糖より引用)
三温糖 390kcal
ザラメ 393kcal
黒糖 352kcal
オリゴ糖 230kcal(株式会社パールエースより引用)
はちみつ 329kcal
てんさい糖 357kcal
グラニュー糖 393kcal
ラカント 0kcalラカントS公式より引用)

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)※きび砂糖・オリゴ糖・ラカントは別途参照

 

オリゴ糖とラカントSはカロリーがかなり低いことがわかります。

特にラカントSの0kcalはこうして比較すると衝撃ですよね。

また、ミネラル類など糖分以外を含む黒糖やてんさい糖、ハチミツも比較的低いですね。

 

きび砂糖の代用として使える甘味料8選!特徴を理解して使ってみようのまとめ

まとめ

  • きび砂糖の代用はほかの甘味料でも代用できる!
  • それぞれ風味が違うのできび砂糖と同じ仕上がりにするのは難しい
  • 必ず味見をしながら調整すること
  • 三温糖は甘味が強いので、半量から試してみましょう
  • 黒糖は風味が強いので上白糖とミックスすると料理にも使いやすくなる
  • はちみつは、加熱していても1歳未満の乳幼児に食べさせるのは厳禁
  • 腸の健康を意識するならオリゴ糖やてんさい糖を使う
  • カロリーが気になるならラカントSを選択肢に
  • コクを出すという点では三温糖・黒糖(+上白糖)・ハチミツがオススメ

甘味料一つとっても、それぞれ見た目や味、特性も全然違います。

きび砂糖で作った料理やお菓子とまったく同じ味わいになる訳ではありません。

特徴を押さえたうえで、量を調整してみてくださいね。

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