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吉日の使い方・詫び状に使うのはあり!?吉日の正しい使い方を教えます!

吉日って学校のプリントや回覧板などでよく見かけますが、自分で使うことはあまりないですよね。

しかし、吉日は知っていればビジネスや日常生活で使えるんです。

そこで今回は、大人なら知っておきたい吉日の使い方やNGな使い方をご紹介します。

吉日の使い方とは?いつ使えばいいの?

吉日とは、簡単にいうと「良い日どり」という意味です。

そのため、縁起をかついで「お祝いをするのに良い日」「縁起がいい日」「めでたい日」という意味をこめて吉日を使います。

しかし、子どもがもらってくる学校のプリントや回覧板は何もめでたくないですよね。

では、具体的にどういう場面でどのように使うのでしょうか。詳しくご説明します。

手紙での吉日の使い方

先ほどお伝えしたように、もともと手紙で吉日を使うのは、「縁起をかついでいる」のが理由です。

もちろん、縁起をかついで吉日を使うこともありますが、今では縁起をかつぐというよりも、「日付をぼかしたいときに日付の代わりに使う」というのが一般的です。

手紙を書いた日をはっきりさせたくない場合で、かつ、お祝いなどのめでたい行事の案内などで使います。

また、日付が文章の内容に全く関係がない場合も、吉日がよく使われます。

学校のプリントや回覧板がいい例ですね。

吉日を使っても良い手紙の種類

手紙での吉日の使い方から、吉日を使ってもいい手紙の種類は以下のようになります。

吉日を使っても良い手紙の種類

  • 結婚式や披露宴の招待状
  • 上棟式や地鎮祭のお知らせ
  • 創立記念日や謝恩会、祝賀パーティーなどの案内状
  • 還暦など誕生日会の案内状
  • 親睦会・決起集会などポジティブな会の案内状
  • 日付が文章の内容に全く関係がない書類

手紙での吉日の使い方は、「日付をぼかしたいときに日付の代わりに使う」とご説明しました。

「日付をぼかしたいときってある?」と思いますよね。

ここでは、案内状を例にしてご説明します。

案内状は、同じ文章を大量に印刷して、たくさんの人に送りますよね。

そこで、住所を調べながら発送していると、案内状に書いてある日付と届いた日付にタイムラグが生じることがあります。

すると、「なんで書いた日から届くまでにこんなに日が空いているんだ。」と自分が後回しにされたと思って不快になる方もいます。

そこでクレームになると面倒になるので、案内状の日付を「〇月吉日」として、書いた日をぼかすのです。

回覧板やマンションの掲示板なども、住民全員が見るのにかなりタイムラグが生じるので、吉日を使う場合が多いです。

また、結婚式や誕生日会など会の案内状の場合は、開催される会の日付と書いた日の日付を混同して間違えないように、あえて「〇月吉日」を使います。

確かに日付が2つあると、間違えてしまう人が出てきそうですよね。

親睦会などの特にめでたくない会の場合でも、案内する日付そのものをはっきりさせるので、書いた日付を「〇月吉日」とする方法は、積極的に取り入れていくといいでしょう。

吉日を使っても良いか迷うときの裏ワザ

ビジネスでは、「日付をぼかしたいけど、特にめでたくもないし、吉日を使ってもいいの?」と迷う場面があると思います。

こういう場合に吉日を使わずに日付をぼかせる裏ワザを2つご紹介します。

日付を書かずに月だけを書く

「日付があいまいでも気にならない」「日付を書かなくても相手に失礼にならない」という場合は、あえて「令和〇年〇月」だけにしてしまうのが1つの方法です。

しかし、「令和〇年3月」と書いてあるのに4月に届いた、ということになると「この人はいいかげんだな。」と思われてしまう可能性もあります。

そのため、文章に「令和〇年3月」と書いたのであれば、3月中に届くように注意しましょう。

「令和〇年春」という書き方をする

文章を「令和〇年3月」にしたけど、どうしても発送が4月になってしまう、ということもありますよね。

そういう場合は、「令和〇年春」という書き方をする手もあります。

そうすると、春の間ならいつ送っても相手は違和感を感じないでしょう。

その吉日の使い方はNG!公文書などに吉日を使ってはいけない理由

吉日は「縁起をかつぐ」のが本来の意味ですので、お葬式での弔辞に使ってはいけないことはすぐに分かると思います。

そのほかにも日付が文書の中で重要になってくる場合で、吉日を使ってしまうと、後でトラブルになったときに大変なことになります。

ここでは、吉日を使ってはいけない場面をご紹介します。

公文書

公文書とは、政府や役所が書いた文書のことです。

皆さんが公文書を書くことはほとんどないと思いますが、以下のような公文書が届くと問題になることがあります。

書類の日付で「吉日」の使い方について教えて下さい。 先日、市の土木事務所長から私(個人)宛てに着た書類に平成24年8月吉日と記載がありました。この書類は、「土砂災害防止法及び土砂災害警戒区域等指定のお知らせ」の表題で、私の家屋が今回危険区域に指定されたという内容です。さて、本題ですが、この様な公文書、また、あまり良い話では無いのに日付に「吉日」と記載していますが、このケースでの吉日は一般的に使っても良いのでしょうか?教えて下さい。

引用 Yahoo知恵袋

確かに、あまり良い話ではないのに、吉日を使われると「嫌味かな」と思ってしまいますよね。

今回の公文書も含め、税金の督促状などの公文書などに吉日を使うと大問題になります。

その理由は、役所から公文書が来て、受け取った人がその内容に納得ができない場合は、「審査請求」という「納得できないので、もう一度見直してください」という手続きをすることが出来るからです。

そして、この「審査請求」は公文書を受けとった日付から手続きが出来る期間が決まりますので、公文書の日付が吉日でぼかされてしまうと、受け取った人はいつまで手続きが出来るのかが分からず、不利益を受けることになりかねません。

そのため、このような公文書で吉日を使って日付をぼかすことは許されません。

ビジネス文書

ビジネス文書でも先にご紹介した案内状などは吉日を使っても構いません。

しかし、契約書や請求書、発注書など日付が文書の中で重要になってくるものについては、吉日を使ってはいけません。

こちらも法律的な話になりますが、後でトラブルになったときに、真っ先に問題になるのが日付です。

詫び状

詫び状については、吉日の意味を知っていれば、使ってはいけないことは常識でわかると思います。

ビジネスでも個人的にも、詫び状で吉日を使えば常識を疑われますので、使わないようにしましょう。

お礼状

お礼状については、どうするか悩むところです。

お礼をするのが主旨なので、相手の縁起を願って吉日をつけたくなるところですよね。

しかし、吉日には、「日付をぼかす」という役割もありますので、お礼を言うのに日付をぼかしてしまうのは、なんだか失礼な気もしますよね。

なので、お礼状の場合は、書いた日付をそのまま書き、タイムラグが生じないようにすぐにポストに投函するのが一番良い方法です。

吉日の使い方で注意すべき点とは?西暦を使っても良い?

吉日の使い方はお分かりいただけたと思います。

次は、吉日を使うときに注意すべき点をご説明します。

吉日と西暦は一緒に使っても良い?

結論からいうと、吉日と西暦を一緒に使っても問題はありません。

ビジネスの場面だと、会社によっては文書に「2021年〇月吉日」としているところもあります。

ただ、吉日が和暦に由来していることから、吉日と西暦を一緒に使うことに違和感を感じる方もいます。

そのため、個人的な手紙で吉日を使う場合は、「令和〇年〇月吉日」とするほうが無難かもしれません。

吉日と日付を一緒に使っても良い?

吉日と日にちを一緒に使うとは、「〇月〇日吉日」と書くことです。

ごくたまに見かけることがありますが、この書き方はやらないほうが良いです。

なぜなら、吉日とは「日にちをぼかしたいときに日付の代わりに使う」からです。

なので、吉日も使って日にちも使うとなると、ちょっとくどくなりすぎて違和感を感じます。

吉日を使うなら大安に書くべき?

「大安吉日」という言葉があるので、吉日を使うなら大安の日に書かなくてはならない、と思う方もいますよね。

結論からいうと、「大安吉日」は迷信ですので、そんなに気にする必要はありません。

そもそも、吉日を使うときは日付をかかないので、大安に書いたかどうかは相手には分かりません。

「大安」うんぬんを気にしだしたらキリがありません。「ただの迷信」と割り切って気にしないようにしましょう。

ちなみに、「4月」や「9月」といった数字を「縁起が悪いから」と使いたくない方は「卯月」や「長月」と変えることで避けることができますよ。

吉日の使い方を知らないと非常識?吉日の正しい使い方を教えます!のまとめ

  • 吉日には縁起をかつぐ意味があるが、一般的には日付をぼかすために使われる
    • 吉日を使ってもいい手紙は以下のとおり
    • 結婚式やパーティーの招待状
    • 創立記念日や親睦会などの案内状
    • 日付が文章の内容に関係のない書類
  • 吉日を使ってはいけない手紙は以下のとおり
    • 公文書
    • ビジネス書
    • 詫び状
    • お礼状
  • 吉日と西暦を一緒に使ってもいい
  • 吉日と日付を一緒につかうのは避けたほうがいい
  • 吉日と大安も関係は迷信なので気にしなくていい

吉日を使うにはいろいろとルールがありますが、一番大事なのは相手のことを思いやる気持ちです。

この相手への気持ちを大切にして吉日を使っていってください。

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