南国のフルーツの代表格といってもいいマンゴー。
そのマンゴーですが、生産地を気にしたことはありますか。
なんとなくぼんやりと暖かいところかな?と思うかもしれません。
今回は世界と日本とで、マンゴーが盛んに生産されている国や県を詳しくご紹介していきます。
Contents
マンゴーが有名な国はどこ?
皆さんマンゴーが有名な国や、生産地をご存じでしょうか?
なんとなく、南米アジアの国の方なのではないかな?と想像がつくかと思います。
その通り、マンゴーの生産地は南米の国が主となっています。
マンゴーが1番有名な国はインド
FAOの統計では、世界のマンゴー・マンゴスチン・グアバ生産量のトップはインドで2,500万トンと2位のインドネシアのほぼ7倍と圧倒的な生産量を誇ります。
トップ10はインド、中国、インドネシア、パキスタン、メキシコ、ブラジル、マラウイ共和国、タイ、バングラデシュ、ベトナムの順となります(FAO統計2021年分)。
トップ5の国の生産量は世界全体の65%、トップ10では世界全体の80%を生産しています。
(引用:オレゴンチェリーグロワーズ)
インドで2,500万トンものマンゴーを年間で生産しているのですね!2位のインドと約7倍の差があるとは驚きです。
下のグラフも見てもらえると分かる通り、インドが世界のマンゴーの生産量のほぼ半分を占めています。
マンゴーの生産はなぜ南米の国で多いの?
そもそも、なぜマンゴーの生産が南米で多いのでしょうか?
マンゴーのことを調べていてふと疑問に思ったので、こちらの方も調べてみることにしました。
マンゴーの特徴
マンゴーはインド北部・マレーシアが原産地です。
インドでは紀元前から栽培されているといわれているほど昔からなじみのなるフルーツだったそうです。
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耐暑性が高いため、高温の地でも育つことが特徴的です。
日本では沖縄県や奄美大島などで地植えで栽培はされていますが、マンゴーは耐寒性が弱く、それ以上北の地域になってしまうと栽培は難しいです。
そのため上記以外の他の地域では、冬の気温対策も兼ねてハウス栽培で管理します。
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マンゴーは、ウルシ科マンゴー属の果樹で、トロピカルフルーツの代表的な果物としても有名です。
マンゴーの中にある大きな種を植えると芽が出て栽培することが可能です。
が、若干のコツがあるそうなので、栽培の難易度はやや高め。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]生育場所も限られているし、栽培のコツもいるから高級品になっているのかも。[/st-minihukidashi]
マンゴーが育つのに適した環境とは?
[st-mybox title=”場所” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- マンゴーは日当たりの良い場所を好みます。
- 植える場所や置き場所には日当たりがいい場所を選びましょう。
- また、気温が下がりやすい場所や、霜が当たりやすい場所などはマンゴーは苦手です。
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[st-mybox title=”湿度と温度” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- マンゴーの生育に適した温度は20℃~30℃となっています。
- 先ほど述べたようにマンゴーは温暖な地域で育つ果物なので、耐暑性はバツグンです。
- しかし、そんなマンゴーですが寒さには弱いです。
低温に関しては5℃までは耐えられるとされているので
北部の方でマンゴーを育てる場合は温度は5℃以下にならない管理が必要です。
- 湿度に関しては多湿環境でも耐えられるのですが、注意が必要です。
日本などでハウス栽培を行う場合は多湿環境では
害虫などが発生してしまうため、適度に換気を行うことが必要です。
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マンゴーが有名な県はどこ?
さて、ここまで世界でのマンゴーの有名な産地とマンゴーの特徴をお伝えしてきました。
産地についてですが日本ではどうなのでしょうか。
先ほど温暖な地域で育てることが多いと説明しました。
沖縄や鹿児島が有名だとしていたのですが、その他の地域でも栽培はなされているのでしょうか?
見ていきましょう!
沖縄県
結論からお伝えしますと、日本国内でのマンゴー生産量No.1は沖縄県です。
沖縄県のマンゴー生産量は52.4%で国内トップシェアを誇っています。
これは2位の宮崎県(国内シェア33.7%)に大きく差をつけているほど。
沖縄県のマンゴーの年間生産量は、約1,744tであり、栽培面積は272.8ヘクタール(東京ドーム58個分)です。
(引用:マンゴー共和国)
なんと沖縄県、マンゴー生産量だけが1位なのではなく、栽培面世紀も日本一なんだそうです。
年間を通して温暖な気候に恵まれた沖縄は、ビニールハウスの中で暖房をして温度調節をする栽培方法である「加温」を行わず
自然環境下の中での栽培ができるため、そのことが生産量につながっていると考えられます。
宮崎県
宮崎県でのマンゴー栽培は今から30年以上前に、沖縄県で栽培されていたマンゴーをヒントにスタートしたと言われています。
マンゴーといえば宮崎!と思う人も多いかもしれません。
宮崎県も年間を通して温暖な気候に恵まれています。
宮崎県は沿岸を洗う黒潮の影響を受けているため、温暖な気候になっているんです。
また、年間の全快晴日数が多い点や日照時間が長い点など
太陽に恵まれた地域であることも、マンゴーを育てやすい環境であるとも言えますね。
鹿児島県
全国でもマンゴーの栽培面積、生産量ともに第3位の産地である鹿児島県。
鹿児島県の気候は宮崎県、沖縄県と同じように温暖な気候になります。
県本土の平均気温は17~18℃で年平均降水量は2,200mmを超え、温暖多雨の気候であることがうかがえます。
そして奄美諸島の気候はというと、1年の平均が19~22℃となっています。
4~10月の7ヶ月間、ひと月の平均気温が20℃を超えています。そして、年の平均降水量は2,300mm以上と亜熱帯気候帯に属しています。
温暖で雨が多いことも、マンゴーを生育するのに適した環境なのですね。
TOP3の県がマンゴー生産量の大半を占めている
以上トップ3県のマンゴー生産量の表は以下の通りです。
順位 | 都道府県 | 生産量 | 全国シェア |
1 | 沖縄県 | 1,744(t) | 52.4% |
2 | 宮崎県 | 1,123.4(t) | 33.7% |
3 | 鹿児島県 | 349.5(t) | 10.5% |
沖縄県が断トツの生産量を誇っていることが分かると思います。
2位以下に宮崎県、鹿児島県と続いていますが、上位3県以外になりますと、生産量は大きく減少しています。
生産量に大きな差はありません。
順位 | 都道府県 | 生産量 | 全国シェア |
4 | 熊本県 | 58.2(t) | 1.7% |
5 | 高知県 | 23.7(t) | 0.7% |
6 | 静岡県 | 8.2(t) | 0.2% |
7 | 北海道 | 6.8(t) | 0.2% |
8 | 福岡県 | 4.9(t) | 0.1% |
9 | 和歌山県 | 4.2(t) | 0.1% |
10 | 東京都 | 3.2(t) | 0.1% |
(引用:マンゴー共和国)
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]九州や離島などの南の方角の県が多いね。[/st-minihukidashi]
マンゴーの切り方で食べやすさが変わる!?マンゴーのおすすめな食べ方をご紹介!
ここまでマンゴーの生産地についてご紹介をしていきましたがマンゴーって本当においしいですよね…
口の中に広がるあの実のじゅわっとした甘さ…。南国フルーツ独特のフルーティな香り…。
ですが日本では高級なフルーツとして店頭に並んでいますし、手軽に買えるようなものではありませんよね。
奮発して購入した際や、頂き物としてもらった際に、
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]マンゴーってどう食べるのがいいの?[/st-minihukidashi]
と疑問を抱く方も多いと思います。そこでここでは、マンゴーのおいしい切り方や食べ方をご紹介します!
(調べていたら私も食べたくなってしまい、おいしい食べ方も調べたからご紹介したい!というわけじゃないですよ。えぇ。)
手で直接皮をむいて食べる場合
マンゴーの皮は実はバナナのように手でむけるんです。
熟し度合いがよければ手だけでむけますが、皮に切れ込みを入れるとむきやすくなるのでおすすめです。
マンゴーは実に対して種が大きく、実が小さいものの場合、包丁でカットしてしまうと少しだけしか食べられないためもったいないと感じる方も。
この食べ方ならマンゴーをあますことなく楽しめますね!
マンゴーを切って食べる場合
マンゴーは実のまんなかに大きな種が入っています。
その種をよけて切り分けていくのですが、切り方にも数種類あります。
今回は2種類の切り方をご紹介していきます。
花切り
マンゴーの切り方といえば花切りが有名ですね。お店や写真などで見たことがある方が多いかもしれません。
文字通り花が咲いたような華やかなかわいらしい見た目が特徴的です。
3等分にしたマンゴーの実に、皮を切らないようさいの目に切り込みを入れて皮の方から押すという切り方です。
以下の動画に参考の切り方を載せていますので、もし機会があればチャレンジしてみてください。
スライスする
マンゴーを3等分にし、皮をむいてスライスをするのもオーソドックスな切り方です。
お皿に皮が残らないため食べやすく、ほかのフルーツと盛り合わせたいときなどに有効な切り方です。1口サイズに切ってあげれば、小さいお子様にも食べやすいでしょう。
ケーキのデコレーションにも相性抜群ですし、ヨーグルトにいれてもよい。サラダのトッピングにも使えます。
マンゴーが有名な国は?マンゴーの生産地を紹介!おいしい食べ方も紹介まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はマンゴーが有名な生産地を、世界と日本で見てきました。
以下まとめになります。
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- 世界で1番有名な国はインド
- マンゴーの生産はなぜ南米の国で多いのか?
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[st-mybox title=”マンゴーが有名な県はどこ?” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 沖縄県
- 宮崎県
- 鹿児島県
- TOP3の県がマンゴー生産量の大半を占めている
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[st-mybox title=”マンゴーの切り方で食べやすさが変わる!?まんごーのおすすめな食べ方をご紹介!” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 手で直接皮をむいて食べる場合
- マンゴーを切って食べる場合
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この記事を読んで、マンゴーについて興味を持っていただければ幸いです。
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