種類にもよりますが、ゴキブリに卵を産み付けられてしまうと、1個の卵鞘から少なくても平均12匹、多い種類だと1個の卵鞘から平均35匹孵化します。
恐ろしいですね…
ゴキブリが嫌いな方にとって、マンションの最上階に住むことは、これ以上ない対策だといわれています。
日当たりや風通しの良さ・資産価値など総合的に考えて最上階を選んだのに、ゴキブリに遭遇してしまったら、すごく気持ちが沈みますよね。
- もうお引越しされている方は、自分の住んでいるマンションはゴキブリが出やすい環境なのか?
- これから引越しを考えていて、ゴキブリが出にくいところに住みたい方は、どんなところを選ぶとよいのか?
ゴキブリを気にせず快適に暮らすためにも、ぜひ参考にしてみてください。
(ゴキブリの写真は出てきませんので安心して見てください。)
Contents
マンションの最上階でもゴキブリは出るの!?
結論からお伝えしますと、マンションの最上階でも残念ながらゴキブリはでます!
上層階でも最上階でも、ゴキブリはマンション内の窓やベランダ、排水溝などさまざまなところから入ってきます。
ここでは最上階にゴキブリがどうやって登ってくるのかをご紹介します。
こんな高いところまでどうやって来るの!?
- エレベーターに乗って入ってくることがある。
- 届いた段ボールに卵が産みつけられていて、孵化してしまう。
- ゴキブリは垂直面をすいすい登れるため、壁や木や排水溝を伝って移動してくる。
- 途中まで登って、そこで卵を産み、孵化したゴキブリがさらに上を目指して、そこでまた卵を…なんてこともある。
- ゴキブリは飛べるため、近くの電柱や街路樹から飛んで入ってくることもある。
マンションの何階までゴキブリは入ってくる?
ゴキブリは高層階にも最上階にも入ってきます。
でも当然のことながら、低層階よりも高層階の方が遭遇率は低くなります。
では、何階以上に住めば遭遇率は低くなるのでしょうか。
マンションなどの集合住宅でゴキブリに遭遇する平均回数は1年の間に、【1〜2階で3.39回】、【3〜5階で3.61回】と、1〜5階はほぼ変わりません。
しかし【6〜10階で1.28回】とだいぶ低くなり、【11階以上の高層階では0.07回】という結果になっています。(株式会社オウチーノの実態調査より)
これだけ遭遇率が低いにもかかわらず、ゴキブリが出てしまったのは運が悪かったのかなと思われるかもしれませんが、それだけではありません。
ゴキブリが出やすい周辺環境や、ゴキブリが出やすいマンション住んでいるという可能性もあります。
ここからは、ご自身のマンションはどうかを確認していきましょう。
ゴキブリが出やすいマンションとは?
自分のマンションがゴキブリが出やすい家なのか、こちらではゴキブリが出やすいマンションについて説明していきます。
- 5階までの低層階
- 築年数が経っている
- 木造である
- 風通し・日当たりが悪い
- 近くに公園や森林がある
- マンションの1階部分が飲食店やコンビニ
- エレベーターから近い
- 共用部分が汚い
- ゴミ捨て場が汚い
- 窓や玄関近くに木や電信柱がある
- ドアにポスト口がある
- 近くに長期間空室の部屋がある
あてはまる項目が多ければ、ゴキブリに遭遇したのはただ運が悪かっただけということでは片付けられないかもしれませんね。
では、お住いのマンションでゴキブリを見かけてしまった場合に、二度と遭遇しないために出来る対策はあるのか、効果的な対策をお伝えしていきます。
マンションの最上階で有効なゴキブリ対策
参考にしてみてください。
- 玄関や窓や換気口といったゴキブリが入りそうな場所に、効果が続く待ち伏せタイプの薬剤をまいておく。
- 壁や窓のサッシ、エアコンのホースを通す壁の穴等に、ゴキブリが通れそうな隙間がある場合にはパテを塗ったり隙間テープを貼る等して塞ぐ。
- 段ボールは玄関外で開け、出来るだけ早く捨てる。
- ベランダでハーブを育てる。
- 掃除をする。
掃除をする理由
掃除をすることについては、ゴキブリが好む汚い部屋にしないという意味合いもありますが、もう一つが重要です。
ゴキブリは仲間の臭いを好み寄ってくる性質があり、この臭いのことを集合フェロモンというのですが、これがゴキブリの糞に混ざっていて、糞を放置しているとゴキブリが集まる可能性が高まります。
ゴキブリに遭遇してしまった場合、ゴキブリを退治したから一安心というのではなく、仲間を寄せ付けないためにも徹底的に掃除をすることをおすすめします。
ハーブを育てる理由
また、ハーブにはゴキブリを忌避させるメントール、チモール、リモネン、オイゲノールという成分が含まれているものがあります。
ハーブ栽培は、比較的他の植物に比べて育てやすく、ベランダも良い香りになり、虫も寄り付かなくなるので良いことばかりです。
ここからは、ゴキブリが嫌うにおいのハーブについてお伝えしていきます。
ゴキブリ忌避効果のあるハーブ厳選6選!
- ニホンハッカ:爽快感のある香り。多くの虫が嫌う香りの一つ。繁殖力が強く、室内栽培も出来る。ゴキブリの嫌うメントールの含有量が一番高い。
- ペパーミント:爽快感のある香り。多くの虫が嫌う香りの一つ。繁殖力が強く、室内栽培も出来る。ゴキブリの嫌うメントールの含有量が二ホンハッカについで高い。
- スペアミント:ニホンハッカやペパーミントに比べて少し甘い香り。メントールは含まれていないが、カルボンという成分にゴキブリ忌避の効果がある。害虫がつきやすく手入れが少し大変なので、ニホンハッカやペパーミントの香りが嫌いな方におすすめ。
- タイム:ゴキブリが嫌うシソ科のハーブで特有の香り。料理のスパイスにも使える。抗菌作用もある。ゴキブリが嫌うチモールという成分が含まれる。
- レモングラス:レモンのような香り。抗菌作用もある。多くの虫が嫌う香りの一つ。害虫がつきにくく、室内栽培も出来る。
- アロマティカス:爽快感のある香りで食べると少し甘い。ゴキブリが嫌うシソ科のハーブでモチールとオイゲノールという成分が含まれている。
他にもいろいろありますが、ベランダや室内で育てられて、害虫もつきにくく(スペアミント以外)、比較的育てやすいものを厳選してみました。
料理やハーブティーに使えて、虫除けにもなり、育てやすい、ハーブ栽培おすすめです。
万が一卵を見つけたら?有効な駆除方法
いろんな対策はしたけれど、ゴキブリに遭遇してしまったという場合には、これ以上見ないようにするためにも逃がさないように戦ってください。
今は様々な殺虫剤も売られています。
では、卵を見つけてしまった場合にはどうすればいいのでしょうか。
ゴキブリの卵を見つけたら、ゴム製やビニール製の手袋をつけてティッシュでしっかり卵をつぶしてください。
卵鞘は固いので殺虫剤は効果がありません。孵化してしまいます。
潰してしまえば中身が乾燥して孵化しなくなります。
卵を見つけたら、産んだメスがまだ近くにいる可能性があります。
そのメスが卵を他にも産んでいる可能性があるので、周りもチェックしましょう。
またこういった場合、巣が近い可能性もあります。
そのメスにこれ以上卵を産ませないために、卵のあった場所に毒エサ剤を置きます。
卵を持ったメスが死ねば、ほとんどの場合卵は孵化しません。
ゴキブリは仲間のフンや死骸を食べる習性があるため、毒エサ剤を食べたゴキブリのフンを他のゴキブリが食べて…と巣を一網打尽に出来ます。
設置型の罠は逆にゴキブリを呼び寄せてきてしまうってほんと!?
未然に防ぐという意味で設置型の罠をおいている方、おくことを検討しておられる方もいると思います
設置型の罠は、巣にも効果があったり、自分で戦わなくて良かったり、メリットはあります。
しかし設置することによって、ただ外をうろついていただけのゴキブリまでおびき寄せてきてしまうのではという疑問を持っておられる方もいるのではないでしょうか。
実はその通りなんです。
ゴキブリを罠にかけるためには、ゴキブリが食べてくれるように引き付ける必要があり、その性質上ただ外をうろついていただけのゴキブリまでおびき寄せてきてしまうのです。
まだゴキブリに遭遇していないのに、わざわざゴキブリを引き寄せるようなことをする必要があるのかと迷いますよね。
今は注意書きに"遠くのゴキブリを呼び込みません"等と書いてあるものもありますので、置くことを検討されている場合は注意書きもよく読んで購入してみてください。
マンションの最上階にもゴキブリは出る!?何階以上なら大丈夫!?のまとめ
- マンションの最上階にもゴキブリは出る。
- ゴキブリの出にくさで選ぶなら11階以上。
- 同じマンションでもゴキブリが出やすいマンションと出にくいマンションがある。
- 最上階はゴキブリが出にくいが、更に出にくくする方法がある。
最上階に住んでいてゴキブリに遭遇する確率は極めて低いです。
ですが、その低い確率をもっと低く、限りなくゼロに近くする方法をお伝えしました。
遭遇しないようにする対策はぜひ今からでも実践してみてください。
遭遇した時の対策は、実践しないで済むことを祈っておりますが、頭に置いておいて損はないと思います。
参考にしてみてください。