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生クリームを混ぜすぎると分離する⁉︎原因と分離させない方法とは

みんなが大好きな生クリーム。泡立て器で生クリームを混ぜすぎるとどうなるのかご存知でしょうか?

生クリームは泡立て器で混ぜすぎると分離してしまうのです。

一般に生クリームと呼ばれるクリームは、動物性脂肪のタイプと植物性脂肪のタイプなどいろいろと種類があるのですが、

生クリームと定義されているものは動物性脂肪のタイプのクリームのことなんです。

ちょっとお高い生クリーム。せっかくおいしい生クリームを混ぜすぎて失敗したら仕方ないかな…なんて思えないですよね。

そこで今回は、生クリームを混ぜすぎると分離する原因と、分離してしまった場合の対処法、生クリームについて、気になる疑問を調べてみました!

 

 

生クリームを混ぜすぎたら分離する⁉︎その原因とは

 

まず、みなさん生クリームっていろんな種類があるのを知っていますか?

こんなに種類があるんです!

 

 

引用:一般社団法人 日本乳業協会

 

一般的にこれらのクリームは「生クリーム」と呼ばれています。

ですが、厚生労働省の食品衛生法による乳及び乳製品の成分規格等に関する省令の規定では、下記のように定義されています。

 

前略

14 この省令において「クリーム」とは、生乳、牛乳、特別牛乳又は生水牛乳から乳脂肪分以外の成分を除去したものをいう。

中略

(三) 乳製品の成分規格並びに製造及び保存の方法の基準

(1) クリーム

1 成分規格

乳脂肪分 一八・〇%以上

後略

引用:乳及び乳製品の成分規格等に関する省令

 

つまり生クリームとは生乳や牛乳から作られた乳脂肪分【18.0%以上のクリームのことだったんですね!

ちなみに植物性のタイプ、動物性と植物性が混合されたタイプは「ホイップクリーム」といいます

植物性脂肪タイプのクリームお値段も比較的お安いので私がよく購入するのはこちらでした。

ちょっと奮発しておいしくていい生クリームを使いたいな、という時だけ、乳脂肪分が【35%とか48%】など乳脂肪の%が多いものを購入していました。

今まであまり考えていなかったのですが、私は普段は「ホイップクリーム」を使用していて、奮発する時は「生クリーム」を使用していたんですね。

そう考えると生クリームはやっぱりお高いイメージがあります。

 

生クリームは何でできている?

生クリームは脂肪と水分が一緒になっています。生クリームの中の脂肪は皮膜で覆われていて、脂肪球という粒子状になっています。

この脂肪球が小さく均一の粒子になっていることで、水分と一緒になっていても生クリームの状態を安定させています。

生クリームは混ぜると脂肪球の膜が破けます。そして、脂肪球が気泡(空気の泡)を含ませてぶつかり合い、網目状に繋がっていくことでとろみが出て固まっていきます

こうして生クリームがホイップされるんですね

 

生クリームを混ぜすぎると分離する原因

生クリームを混ぜすぎると、網目状になった脂肪球同士がくっつきすぎて気泡がなくなってしまいます。

すると脂肪球が粒子から大きな塊になり、安定させられなくなって水分と分離してしまうのです。

 

生クリームが分離する原因は他にもあります!

【温度が高い】

 生クリームの温度や室温が高いと脂肪球が柔らかくなって、混ぜすぎた時と同じように脂肪球が塊になってしまい分離します。

【余分な水分が入る】

 余計な水分が入ると生クリームは固まらなくなります。そのまま混ぜていくとやはり分離します。

 

 

生クリームを混ぜすぎて分離した時の対処法とは?

生クリームを混ぜすぎて分離してしまったらもう元には戻せないのでしょうか?

完全に脂肪と水分に分離してしまうともう元には戻せません。

ですが生クリームが分離を始めてからすぐであれば、戻せる可能性があります

 

牛乳を加える

牛乳は生クリームより脂肪分の割合が少ないのですが、生クリームと同様に生乳から作られていて、乳脂肪分が含まれてるのです。

牛乳は分離した生クリームに加えることで固まった脂肪球をなめらかにしてくれる効果があります

生クリームを混ぜていて、まとまった塊ができ始めたり、ぼそぼそになり始めたと思ったら混ぜるのをやめましょう!分離が始まっている可能性があります。

その状態で牛乳を【大さじ1-2、少しずつ入れながらヘラやスプーンでゆっくり混ぜます

ここでは泡立て器で混ぜません。生クリームと牛乳が馴染んでぼそぼその状態からなめらかになれば大丈夫です!

 

ヨーグルトを加える

牛乳と同様、泡立て器ではなくヘラやスプーンを使います。注意点は、必ず氷水で冷やしながら行うこと。

ヨーグルトの量の目安は生クリーム【200mlに対して【大さじ1です。入れる際はゆっくり、少しずつ全体を混ぜます。

ヨーグルトは脂肪をまとめる作用があります。この性質を利用しています!

さらに生クリームにツヤを出してくれます

 

 

生クリームを混ぜすぎて分離した時の活用法とは?

生クリームは混ぜすぎると固まらなくなり、最終的には分離していまします分離した脂肪球の塊はバターになるんです。不思議ですよね。

生クリームを混ぜすぎて分離から元に戻せなかったら…まずそのまま混ぜ続けましょう!そして完全に分離させてしまいます。

すると、生クリームは脂肪と水分に分かれて、脂肪=バター、水分=バターミルクとなります

 

バタークリームとして使う!

分離した生クリームの脂肪はバタークリームとして使えます

砂糖が入っていない場合は無塩バターとして利用できますし、お砂糖が入っている場合はスイーツに使えます。

バターのスイーツといえば、私が思い浮かべるのはレーズンバターサンドです!これ大好きなんです。

クッキーから作るよりは市販のクッキーでも作れるこちらは私のおすすめです。

引用:macaroni

 

バターミルクは捨てないで!

生クリームを混ぜすぎて分離した後にできた液体「バターミルク」。とても栄養があるんです。捨てるのはもったいない。

牛乳や甘みとしてはちみつやお砂糖を足して、飲み物としてもおいしいです。ヨーグルトと混ぜたらラッシーのようになって飲みやすくなりますよ。

ほかにもパンやお菓子を作る時に牛乳や水分の代わりに使ったり、シチューなどにいれてもいいですね。捨てずに是非活用してみてください

 

 

生クリームを混ぜすぎないコツとは?

生クリームを泡立て器で混ぜてホイップすることは、簡単そうに見えます。

ですが意外に下準備や工程があって、きちんとルールを守らないとクリームが固まらなかったり、分離してしまったりなかなか奥が深いものです。

生クリームを混ぜて上手にホイップさせるコツとはなんでしょうか

 

温度管理

生クリームを混ぜる際は温度管理がとても重要です!

最適な温度は【7℃~8℃と言われています。これよりも高い温度だと、脂肪球が柔らかくなって傷つきやすくなります。

生クリームは混ぜる直前まで冷蔵庫に入れておきましょう!気温が高い季節は氷水にあてながら混ぜることがコツです。

こうすることで生クリームを混ぜたときに気泡を巻き込みやすくなって早く泡立ちますよ。

 

はじめは高速で混ぜ、固まってきたなと思ったらストップ!

ハンドミキサーがあれば、始めは高速で混ぜましょう。注意点は、ハンドミキサーを使うときは必ず氷水で冷やしながらおこなうこと。

ハンドミキサーの高速回転で熱が伝わり生クリームがの温度が上がってしまうことがあるので冷やしながらがいいです。

生クリームは高速で混ぜ続けるとすぐ泡立ちます。ただ様子を見ながら低速にしましょう。

固まってきたかな?と思ったら低速に。このタイミングで手動にきりかえてもいいです。

生クリームを混ぜるのは始めから手動でも問題ありません。冷やしながら混ぜれば思ったよりすぐ泡立ちます。

 

混ぜすぎない

最後は混ぜすぎないこと。まだゆるいかな?と思うくらいがちょうどよいタイミングです。

もう少し、あとちょっと…と混ぜていると分離が始まってしまった!なんてことになってしまいます。

こうやって様子を見ながら好み硬さにしていけば分離させてしまうことはありません。

この3点が大事です!

 

 

生クリームを混ぜすぎると分離する!?原因と分離させない方法とは?まとめ

  • 生クリームを混ぜすぎると分離する
  • 生クリームは脂肪と水分でできている
  • 生クリームが分離する原因は混ぜすぎ、温度が高い、余計な水分がはいること
  • 生クリームが分離してもすぐなら戻せる
  • 生クリームが分離した場合は牛乳またはヨーグルトで対処できる
  • 生クリームが分離してもバタークリームとバターミルクして活用できる!
  • 生クリームを分離させないコツは温度管理をする、高速→低速で混ぜる、混ぜすぎない

 

いかがでしたでしょうか?

生クリームを混ぜすぎて分離させてしまった時のショックは大きいですよね。また買ってくるにも高いし、

買いに行く労力を考えるともういいや!とあきらめてしまいます。

ですが、分離始めたばかりだったらまだ間に合います!

それでもだめならあきらめるしかないですが、対処法があるとわかれば、念のため牛乳やヨーグルトを用意しておくと安心ですね。

上手に生クリームを混ぜていきましょう!

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