皆さんはお茶を入れる時、どれくらいお茶っ葉を入れていますか?
せっかくお茶を入れたのに、香りや味が薄いといったことがありませんか?
インターネットで調べても「茶さじ1杯」や「約何g」など、あいまいな説明が多いですよね。
お恥ずかしながら、私の家には茶さじやキッチンスケールが無いので、最初にお茶を入れたときは苦労しました。
ここでは、お茶っ葉の量や美味しいお茶の入れ方について紹介します。
入れたお茶が美味しくなかったのは安かったからと諦めることは、もうありません。
安いお茶っ葉でも基本を押さえるだけで、誰でも簡単にとっても美味しいお茶を入れることが出来ます。
Contents
お茶っ葉の量は?お茶の種類に注意!?
お茶を入れる前に注意点があります。
それは入れるお茶の種類によって、お茶っ葉やお湯の量が違うということです。
私はこれを知らなかったので、なんとなく美味しくないお茶を入れてしまった苦い経験があります。
【保存版】お茶を入れる時の「お茶っ葉の量」
お茶の葉の量や使うお湯の量について表にまとめました。
お茶の種類 | お茶っ葉の量 | 使うお湯の量(1人分目安) |
---|---|---|
煎茶 | 3g | 90ml |
上煎茶 | 3g | 60ml |
玄米茶 | 4g | 130ml |
ほうじ茶 | 4g | 130ml |
番茶 | 4g | 130ml |
玉露 | 3g | 30ml |
ちなみに煎茶の場合、3gの茶葉に適したお湯は90mlです。ヤクルト1本は80mlなので、ヤクルトより少し多い程度です。
意外に1人分のお湯の量は少ないんですね!
1人で飲む時のポイント
1人で飲む時は、お茶っ葉やお湯の量を少し増やすと美味しくなります。
お茶っ葉はある程度のグラム数でお茶を入れる方が、香りや味がよくでます。
煎茶の場合、1人分のお茶っ葉の目安は3gでお湯の量が90mlです。
しかし1人で飲むときは、お茶っ葉の量は4gでお湯の量が120mlにするのが、おすすめです。
お茶は、お茶っ葉とお湯の量をちゃんと適したもので入れると、安価な茶葉でもビックリするくらいおいしく淹れることができるので、ぜひ試してみてくださいね。
お茶っ葉の量が重要!家にあるものでお茶を量る方法は?
引用:茶心 お茶をいれるときは 茶葉の量に注目! 家にあるもので ちゃんとお茶を量る方法
家にあるティースプーンを使うと、しっかりとお茶っ葉を量ることができます。
煎茶の場合、ティースプーン中盛り1杯が約2gです。
私はお茶を入れる時、いつもティースプーンを使っています。
ティースプーンとは?
ティースプーンというと、コーヒーや紅茶を飲むときにソーサーに置かれている小さなものをイメージする方が多いと思います。
しかし、あれはコーヒースプーンです。
ティースプーンはコーヒースプーンより大きめでボウル(くぼみ)部分が5センチ程度のものです。
引用:中日新聞
つまり左がティースプーン、右がコーヒースプーンですね。
上級煎茶をいれるときは?
100g 800円以上の上級煎茶を2人分入れるなら、必要な茶葉の量は4gです。
だいたいティースプーンで中盛り2杯分です。
茶葉の種類によって量が違う!
引用:茶心 お茶をいれるときは 茶葉の量に注目! 家にあるもので ちゃんとお茶を量る方法
同じさじ加減でも茶葉の種類で量は違います。
煎茶は煎茶でも、深蒸し茶、中蒸し茶、浅蒸し茶など種類によって、スプーンにのるかさの量が異なります。
ほうじ茶は軽くかさばるため、ティースプーン1杯だと0.5g程度です。
2人分は山盛り4杯です。
ポイントはお茶っ葉の量や温度!美味しいお茶の入れ方は?
押さえておくべき、お茶(煎茶)の入れ方の基本をご紹介します。
お茶の味は人それぞれ感じ方が異なります。甘さがある、旨味を感じる、渋さを感じる、人によって好きなお茶の味が違います。ちなみに私は濃いめのお茶が好きです。
ぜひ基本のお茶の入れ方を参考にして、自分の好きなお茶を見つけてみてください。
煎茶の美味しい入れ方
煎茶とは、緑茶の中で最もよく飲まれている代表的なお茶です。
<用意するもの>
- 急須
- お湯を沸かすもの(ポットやケトルなど)
- キッチンスケール、もしくはティースプーン
- お茶っ葉
- 湯飲み
お湯を入れる
一般的に、80℃~90℃ぐらいのお湯を使います。
一度沸騰させたお湯を、冷めた湯のみに注ぐと温度が下がるので、渋みや苦味の少ないまろやかな味を楽しめます。
最初にお湯を湯飲みに入れることで、湯飲みを温めるだけでなく、お湯の量も量る事ができます。
ポイント
お湯は直接急須ではなく、まずは湯飲みに入れる
お茶っ葉を急須に入れる
1人分のお茶っ葉の量は3gです。
キッチンスケールなど量るものが無い時は、家にあるティースプーンを使うのがおすすめです。
茶さじを使う場合は、あらかじめ1杯何gか計っておくと良いです。
ポイント
煎茶の場合、ティースプーン中盛り1杯がだいたい2g
2人分は2杯(4g)、3人分は3杯(6g)、5人分は5杯(10g)を目安にしてみて下さい。
1人分のお茶っ葉の量は3gです。
湯飲みに入れたお湯を急須につぐ
お湯とお茶っ葉を急須についだ後、お茶の葉が開くまでゆっくりと待ちます。
待つ時間によってお茶の濃さが変わります。抽出時間を調節して、自分の好みの味を見つけてみるのも良いですね。
ポイント
煎茶の場合は1分、深蒸し煎茶は30秒
お茶を注ぐ
お茶の濃度は、注ぎはじめは薄く、最後になるにつれ濃度が増します。
2人分以上の時は、水色(だしたお茶の色)を見ながら、それぞれの湯飲みに少しづつ注ぎます。
最後まで注ぎきることで、2煎目も美味しく入れられます。
ポイント
急須の中のお茶は、最後まで注ぎきる
最後の1滴まで凝縮されたお茶が詰まっています。
お湯の量が多すぎて、急須の中にお茶が残らないように注意しましょう。
2煎目や3煎目を入れる場合は?
1度使っただけでお茶っ葉を捨ててしまうのは、もったいないですよね。
2煎目も先ほどと同じようにお茶を入れることが出来ます。
2煎目の浸出時間は1煎目ほど待つ必要はなく、濃度を見て調節しながら注いでください。
2煎目は渋味がありキレが感じられます。
羊羹(ようかん)などの和菓子と相性ぴったりです。
3煎目は、急須の中の余ったお茶っ葉に玄米を足してお茶を入れると、香ばしい玄米茶になります。
お茶を入れる時のお茶っ葉の量は?種類によって量が違う!? まとめ
- 入れるお茶の種類によって、お茶っ葉やお湯の量が違う
- 1人で飲むときは、お茶っ葉やお湯の量を少し増やすと美味しくなる
- 家にあるティースプーンを使うと、しっかりとお茶っ葉を量ることができる
- 煎茶を入れる時、1人分のお茶っ葉の量は3g
- 煎茶は80℃~90℃ぐらいのお湯で入れるのが良い
寒くなってくるとお茶をいれる機会も増えてきますよね。
いつものお茶や来客のときにぜひ試してみてください!