普段から何気なく飲んでいるお茶ですが、実はお茶っ葉は飲むだけではなく、食べることで病気の予防効果が期待されています。
毎日たくさんの種類の薬を飲むことにうんざりしていませんか?薬に頼らず健康的に過ごしたいですよね。
新品のお茶っ葉でなくてもいいんです。一度急須にお湯を通したお茶っ葉で良いんです。
そんなお茶っ葉でも食べると以下3つの病気の予防になることが期待されています。
これらの病気に心当たりのある方もいるんではないでしょうか?
そこで今回は、お茶っ葉を食べることで病気の予防になる理由と、お茶っ葉のレシピも合わせて紹介していきます!
Contents
お茶っ葉を食べることで予防できる病気は何?
お茶っ葉を食べることで、心筋梗塞、大腸がん、糖尿病などの病気を予防することが期待されています。
しかし、ただお茶っ葉を食べるだけでこれらの病気が予防できるわけではありません。
病気の予防には普段の生活習慣も大事になってきますので、日頃から気を付けて生活する必要があります。
お茶っ葉を食べることで予防できる病気について解説していきます。
心筋梗塞の発症を予防する
心筋梗塞は、喫煙、高LDLコレステロール、高血圧が主要因として動脈硬化が進み、心臓の血管がつまることで起きる病気です。
心筋梗塞の予防につながる研究結果
このようにお茶っ葉に含まれるビタミンEや食物繊維の摂取が心筋梗塞の発症予防に効果的であることがわかります。
大腸がんの発症を予防する
大腸がんは女性のがんによる死亡数1位の病気で、脂質を多く含む肉の摂取や野菜不足、喫煙、飲酒、ストレスなどが原因となっています。
大腸がんの予防につながる研究結果
このようにビタミンEや食物繊維は大腸がんの発症を低下させる可能性があるということがわかります。
日本の食事が欧米化していることなどから、大腸がんになる方が増えていると言われていますので気をつけたいですね。
糖尿病の発症を予防する
糖尿病は、脳卒中や心筋梗塞などの心大血管系の病気の発症を引き起こす要因でもあり、発症すると網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こし、最悪の場合死に至る病気です。
日本糖尿病学会の『糖尿病診療ガイドライン2019』では、「食物繊維は糖尿病状態の改善に有効であり、炭水化物摂取量とは無関係に20g/日以上の摂取を促す」と示されています。
また、食物繊維のうち「水溶性食物繊維」は、大腸内で水分を吸収し糖質の吸収を緩やかにする働きがあるため、血糖値の急速な上昇を抑えてくれます。
このように食物繊維を摂取することで、糖尿病の発症の予防や糖尿病の改善に効果的であることがわかります。
以上のようにお茶っ葉は食べることで病気が予防できる可能性があります。
しかし、ただお茶っ葉を食べるだけでこれらの病気が予防できるわけではありません。
病気の予防には普段の生活習慣も大事になってきますので、日頃から規則正しい生活を心がけましょう。
「お湯で淹れたお茶」と「お茶っ葉」の栄養成分の違いは?
お湯で淹れたお茶とお茶っ葉そのものでは、摂れる栄養が違います。
お湯で淹れたお茶は、「水溶性成分」が含まれ、お茶っ葉は「不溶性成分」が含まれています。
「水溶性成分」はテキンやカフェイン、ビタミンC、テアニン、γ-アミノ酪酸などが含まれているのに対し、「不溶性成分」はビタミンAやビタミンE、食物繊維などが含まれています。
お湯で淹れたお茶 | お茶っ葉 | |
成分 | 水溶性(水に溶ける) | 不溶性(水に溶けない) |
含まれる栄養素 |
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普段飲んでいるお茶には、多くの栄養素が含まれています。
しかし不溶性成分は水に溶け出すことができないため、食べなければ栄養をとることができません。
このようにお茶っ葉には多くの栄養素が含まれているため、結果として病気の予防につながります。
お茶っ葉をたべることで摂取できる栄養3つを詳しく解説していきます。
お茶っ葉にはビタミンAが含まれている
ビタミンAは、視力や免疫機能、生殖機能に重要な役割を果たしています。
ビタミンAは魚や野菜、果物、乳製品に多く含まれており、きちんと食事が取れていれば不足することはありません。
また、不足することで目の病気になりやすいと言われていますが、命に関わるような重大な病気になるという研究結果は今のところないと言われています。
お茶っ葉にはビタミンEが含まれている
ビタミンEは、抗酸化作用や免疫力の向上、血管を広げて血管の流れを良くする、血液を固まりにくくするといった働きがあります。
抗酸化作用とは、フリーラジカルによる損傷から細胞を保護することで、抗酸化力が低下することで心血管疾患やがんの要因となる可能性があると言われています。
ナッツや植物性油に多く含まれています。
お茶っ葉には食物繊維が含まれている
食物繊維は、便秘を改善する整腸作用のほか、血糖値上昇の抑えたり、血液中のコレステロール濃度を低下させる働きがあります。
食物繊維は、野菜類、穀類、豆類、きのこ類、いも及びでん粉類に多く含まれています。
お茶っ葉を美味しく食べるレシピを紹介
お茶っ葉はそのまま食べることもできますが、苦味が強いため工夫して食べることをおすすめします。
ここでは材料も少なく、簡単で美味しいお茶っ葉レシピを3つ紹介していきます!
混ぜるだけで簡単!緑茶葉おにぎり
ご飯に混ぜるだけ!お弁当にもおすすめのおにぎり
緑茶葉おにぎり ⦅材料(2人前)⦆ ⦅作り方⦆ 引用元:E・レシピ/緑茶葉おにぎり
レンジで簡単!お茶としらすのふりかけ
ご飯のお供として1品追加してみてはいかがでしょうか?
お茶としらすのふりかけ ⦅材料(2人前)⦆ ⦅作り方⦆ 引用元:Rakutenレシピ/レンジでチャチャっと!お茶ふりかけ
※出がらしも、生しらすも、パリパリになるまでレンジにかける。見ながら調節すると◎
おやつにピッタリ!お茶殻ときな粉とレーズンのヨーグルト
お茶っ葉のデザートもありますよ!おやつにもピッタリです
お茶殻ときなことレーズンのヨーグルト ⦅材料(2人前)⦆ ⦅作り方⦆ 引用元:Rakutenレシピ/お茶殻ときなことレーズンのヨーグルト
加熱し過ぎないよう注意して、様子を見ながら数十秒ずつチンして下さい
(お好みで)蜂蜜をかけても美味しいです
以上簡単なお茶っ葉のレシピを紹介してみました。
最初はお茶っ葉を食べることに躊躇してしまうと思いますが、いつものご飯にアクセントを入れたい時や和風を感じたい方にはおすすめです。
他の人にもぜひ紹介してみてくださいね。喜ばれると思いますよ!
お茶っ葉は工夫次第で病気の予防効果とともに美味しく食べることができます。
お茶っ葉を捨ててしまう前にぜひ試してみてくださいね。
お茶っ葉を食べることで予防できる病気とレシピのまとめ
今回はお茶っ葉を食べると予防できる病気とお茶っ葉のレシピ3選を紹介しました。
お茶っ葉にはビタミンA、ビタミンE、食物繊維が含まれており、お茶っ葉のまま食べることで心筋梗塞、大腸がん、糖尿病などの病気を予防することが期待されています。
まとめ
しかし病気は普段からの生活習慣なども重要になってくるので、お茶っ葉を食べるだけではなくそのほかの生活習慣にも気をつけて過ごしていきましょう。
美味しく食べるレシピも紹介しましたので、よかったら試してみてくださいね!