あなたは自宅のフライパンでステーキを上手に焼けますか?
おうちでステーキを焼いてみたけどなんだかイマイチ…と思ったことはありませんか?
テフロン加工などのフライパンを使ってステーキを焼くと、表面にきれいな焼き目が付かなかったり、中身に火が入り過ぎだったり、焼き目は付いていても中身の焼きが甘かったり…
やはり焼き方も大事なのですが、使用するフライパンも大事なようです。
せっかくの良いお肉も焼き方一つで台無しになってしまうなんて…勿体無いですよね。
そこで今回はステーキにおすすめのフライパンとおすすめの美味しい焼き方をご紹介したいと思います。
Contents
ステーキは鉄のフライパンで焼くのがおすすめ!
鉄以外のフライパンでもステーキを美味しく焼くことはできますが、そういったフライパンはあまり高温調理に向いていません。
ほとんどが中火での調理が推奨されているものばかりです。
ステーキは強火で短時間で焼くことが大事なので、一番おすすめなのが熱に強い鉄のフライパンを使って焼くことです。
鉄フライパンは素材のおいしさを引き出す
鉄フライパンは高温に強く、食材を入れても表面温度が下がりにくいという特徴があります。
熱伝導率が良いので短時間で一気に食材を加熱することができます。
お肉はジューシーに、野菜はシャキシャキに仕上がります。
表面の温度のムラも少ないので、鉄フライパンでステーキを調理すると、均一にきれいな焼き目が付き、外はカリッと中はジューシーに仕上げる事ができるのです。
ステーキを焼くなら底面の厚さ2㎜以上の鉄フライパンがおすすめ
鉄フライパンは底面の厚さが厚ければ厚いほど、ステーキなどの焼く料理に適しています。
厚みがあると食材が焦げにくくなり、じっくり中に火が通るのです。
なので、おすすめは底面の厚さが2㎜以上の鉄フライパンです。
また鉄には油分をはじかず吸い寄せる特徴があるので、食材と鉄の間の油分を調節してくれます。
だからステーキの表面がパリッとおいしそうに仕上がるのです。
鉄フライパンは重たい…だけどメリットもたくさん
鉄フライパンは重たいし、手入れがめんどくさそう…と思っている方も多いと思います。
確かにステーキに使うような厚みのあるものだと、重さもあり出し入れが大変だったり、手入れをしていないとサビてしまったり…とデメリットもあります。
しかし、鉄フライパンを使い始めた方の中には「もうテフロン加工のフライパンには戻れない!」という方もいるそうです。
まず、料理が断然おいしく仕上がります。
そして、鉄でできているので、毎日の料理に使うだけで鉄分が摂取できます。
サプリメントのように飲み忘れることもなく便利ですよね。
さらにお手入れをしっかりしていれば何十年も長く使い続けられます。
中には100年以上も使える鉄フライパンもあるみたいです。
もう一生ものですね。
鉄のフライパンってちょっと高そう…というイメージがある方も多いと思います。
しかし、フッ素加工のフライパンを何回も買い替えることを考えたら…
長い目で見ると手入れさえすれば長持ちする鉄フライパンの方がお得かもしれません。
ステーキにおすすめの鉄フライパン
turk ターク クラシックフライパン
人気のあるタークのクラシックフライパンは職人が一つ一つ手作りで製造しています。厚さ2.5㎜以上と底面が非常に厚く、重たいですが、その分温度は下がりづらいです。
食材の水分をよく飛ばしてくれて、ステーキなどの肉料理は旨味のギュッと詰まったおいしい仕上がりに!
手作りのためお値段が高めですが、根強い人気のフライパンです。
日本向けの正規輸入品もありますが、品切れが多いようです…
並行輸入品であればお値段も少し抑えられているので、手が届きやすいかもしれませんね。
[ ターク ] turk Classic Frying pan 24cm クラシックフライパン 65524 鉄 ドイツ並行輸入品 新生活 [並行輸入品]
引用:Amazon
しかし人気がゆえに、偽物も少なからず出回っているみたいなので、ネットなどで購入される際は十分に注意してくださいね。
enzo(エンゾウ)鉄フライパン
底面2.0㎜で、フライパンの重さも1,000g前後と扱いやすい鉄フライパンです。
焼くことに特化して作られたフライパンで、特にステーキ調理で真価を発揮するそうです。
持ち手の部分も天然木とステンレスになっているので、熱くなりにくく握りやすいと思います。
へビーズ 鉄スキレット 18cm
引用:Amazon
キャンプをよくする方で、スキレットを持っている方は多いと思います。
フライパンではなくなってしまうのですが、こちらは底面が5.6㎜と非常に厚くステーキにじっくり火が通ります。
フライパンに比べてかなり小さくはなりますが、オーブンにも使えるのでご家庭に一つあれば料理の幅が広がりそうですね。
鉄フライパンを初めて使うときに大事な作業「シーズニング」
鉄のフライパンとステーキを買って、あとは焼くだけ!という方…ちょっと待ってください!
新品の鉄フライパンの多くにはサビ止めの為にワックスや油が塗ってあります。
「シーズニング」をせずに鉄フライパンを使い始めてしまうとせっかくの料理にさび止めの為のワックスや油のにおいが移ってしまい、台無しになってしまいます。
そのため「シーズニング」をしてこの塗料を落とし、フライパンに油をなじませる作業が絶対に必要なのです。
またシーズニングを定期的に行うことでサビや焦げ付きの防止にもなります。
少しめんどくさそう…と思ってしまうかもしれませんが、作業自体はそんなに難しくありませんよ。
お料理がおいしくなると思えば簡単です!
中にはシーズニング済みで販売している鉄フライパンもあるので、購入の際に確認してみてくださいね。
シーズニングに必要なもの
- 食用油
- キッチンペーパー
- くず野菜(玉ねぎの皮やネギなどの香味野菜がおすすめ)
- スポンジ
- 食器用洗剤
- 亀の子たわし
- 耐熱手袋または鍋つかみ(フライパンの持ち手が熱くなるものの場合使用)
- オイルポット
- ふきんまたはタオル
- トングまたは菜箸
シーズニングのやり方
初めて鉄フライパンを使うときのシーズニング
- 食器用洗剤を付けたスポンジでフライパンをよく洗います。(塗料を落とすため)
- お湯で洗い流した後、中火にかけて完全に水分を飛ばします。(2~3分程度)
- 火を止めて1カップ弱の油を入れます。
- 弱火で3分ほど加熱します。(フライパンに油の膜を作るため)
- 火を止め、オイルポットに油を注ぎます。
- キッチンペーパーでフライパンに油を刷り込むように拭いていきます。
- 再び弱火にかけ、鉄臭さを消すためにくず野菜を炒めていきます。(焦げるまでじっくりと)
- くず野菜を取り除き、余分な油をキッチンペーパーで拭き取ります。
- 仕上げに空焚きをしてフライパンの表面に油を塗って完了です。
これで調理に使えるようになりました!
2回目以降のシーズニング
- 調理後のフライパンについた焦げや汚れを亀の子たわしでこすって洗い流します。
- この時洗剤は使わないように!せっかくなじんだ油がとれてしまいます。
- 汚れが取れたらフライパンに水を溜めて弱火にかけます。
- たわしで取り切れなかった汚れが浮いてきたら、火を止めてお湯を捨てます。
- 再び弱火にかけてフライパンの水分を飛ばします。
- 完全に水分が飛んだら、キッチンペーパーで油をフライパンの表面に塗って終了です。
たわしは金たわしを使ってしまうと鉄であってもフライパンを傷つけてしまうかもしれないので亀の子たわしやプラスチック製のものがおすすめです。
調理で使う度にきちんとシーズニングをおこなっていれば鉄フライパンも長持ちしますので、ぜひやってみてください。
鉄フライパンを使ったステーキのおすすめの焼き方
お手頃価格のステーキ肉でも鉄のフライパンを使えば柔らかく焼き上げることができます。
用意するもの
- 牛ステーキ肉 1枚
- 塩コショウ 適量
- 油 適量
- (お好みで)市販のステーキソース、焼き肉のたれ
- アルミホイル
下準備
- 牛肉は冷蔵庫から出し、常温に戻しておきます。肉の中身が冷たいと火を通すのに時間がかかってしまい、ステーキの表面が硬くなってしまいます。
- 硬い筋がある場合はあらかじめ包丁やキッチンバサミで切ります。フォークを刺すのも効果的ですが、あまり細かく刺し過ぎたり、たたき過ぎてしまうと肉汁が出やすくなってしまうので気を付けましょう。
- 筋切りをしたら塩コショウで下味をつけます。
- 冷凍肉の場合、前日の夜に冷蔵庫に移して解凍しましょう。それから常温に戻すのがおすすめです。牛肉から出た水分はキッチンペーパーでふき取ってください。
ステーキを焼く前に鉄フライパンの油返し
調理の前に油返しという作業をしておくと、鉄フライパンが焦げ付きにくくなるのでおすすめです。
- 中火で加熱し、多めの油(大さじ3)を弱火で3分程度加熱します。
- 十分に油がなじんだら火を止めて、余分な油はオイルポットなどに注ぎます。
- それから必要な量の油を入れ、調理を開始してください。
おすすめのステーキの焼き方
しっかりと鉄フライパンに油がなじんだら、いよいよステーキを焼いていきます。
油がはねる危険もあるので、お肉はそっとフライパンにおきましょう。
- 中火でステーキに焦げ目がついたら(20~30秒)弱火にして、だいたい2分ほど加熱したら裏返します。
- この時、肉の断面が半分より手前くらいまで火が通っているか、見てください。
- 反対側も同様に焼いていきます。
- 焼けたらお皿などに移し、アルミホイルでくるんで5分ほど休ませたら完成です!
※ステーキの厚さによって加熱時間を調整してください。
そのまま切りながら食べるのもいいですし、食べやすいようにあらかじめカットして盛り付けるのも良いですね。
肉の表面が60度を超える温度で長時間加熱してしまうと固くなってしまうので注意してください。
お好みでステーキソースや焼き肉のたれなどで召し上がってください。
ちなみに私のおすすめは粗切りわさびです。
余裕があれば手作りのステーキソースでも良いですね。
引用:楽天レシピ
ステーキを焼くなら鉄フライパンがおすすめ!焼き方もご紹介!のまとめ
・ステーキは強火で短時間で焼くことが大事なので、熱に強い鉄のフライパンがおすすめ。
・ステーキを焼くなら底面の厚さ2㎜以上の鉄フライパンだとじっくり中に火が通るのでおすすめ。
・鉄フライパンは重たいが、料理が断然おいしく仕上がるし、鉄分も摂取できる。
・鉄フライパンはお手入れをしっかりすることで何十年でも使いつづけられる。
・新品の鉄フライパンはサビ止めなどが塗られているので、使い始める前にシーズニングを必ずすること。
・シーズニングを定期的におこなうことで油がなじみ、鉄フライパンが長持ちする。
・ステーキを焼く前には鉄フライパンに油返しをする。
・ステーキの厚さによって加熱時間は加減する。
・ステーキ肉の表面温度が60度以上で長時間加熱されてしまうとステーキが固くなってしまうので注意が必要。
いかがでしたか?
普段からステーキをよく焼く方も、クリスマスや誕生日などの特別なイベントの時だけの方も鉄フライパンが一枚あればいろいろな料理に活用できるので、持っておいて損はないと思います。
鉄フライパンは手入れが少々手間ですが、一度手に入れればずーっと使い続けられます。
まだ使ったことのない方もこの記事に目を通していただいて購入を検討して頂けたら幸いです。