妻有焼って何!?国宝「火焔型土器」を基にした新潟県十日町の焼物

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「妻有焼」というものをご存知ですか?

妻有焼の読み方は、【つまりやき】と読み、いわゆる有田焼とか、美濃焼などの焼き物の一種ですね。

新潟県魚沼地方の十日市から津南町の一帯を妻有地方と呼んでいて、そこには縄文時代に人が住んでいたと言われ、縄文式の土器や矢じりが見つかっているそうです。

そんな縄文土器の制作工程を学び、独自の研究を重ねた陶芸家、吉田明さん(1948~2008年)の手によって作られたもののひとつが、妻有焼です。

そんな妻有焼の発祥の地である、陶芸家、吉田明が愛した新潟県十日町の魅力について見て行きましょう。

 

 

妻有焼が生まれた過程

画像引用:ECHIGO-TSUMARI ART FIELD

妻有焼とは、一人の陶芸品に対する熱い情熱を持った、陶芸家 吉田明によって、新潟県十日町で生み出された焼物の文化のひとつです。

越後・妻有地域の豊富な焼物に適した土と釉薬(ゆうやく)を発見した吉田は、研究に研究を重ねて創り上げて来た朝鮮陶の技術の他、染付や赤絵などの技法で仕上げました。

釉薬(ゆうやく、うわぐすり、上薬英語glaze)は、陶磁器琺瑯の表面をおおっているガラス質の部分である。陶磁器などを製作する際、粘土などを成形した器の表面に薬品をかけて生成する。粘土やなどを水に懸濁させた液体が用いられる。

引用:Wikipedia

 

新潟県十日町

日本海側に位置する新潟県の、南の方に位置する十日市は、まちの東西を山々に囲まれ妻有盆地という盆地になっています。

その為、毎年雪が降り雪国と言われるほどなのです。そんな十日町は、雪まつりや雪遊びも盛んに行われているそうです。

そんな土地を想像するだけで、人々の温かい暮らしの様子が浮かんでくるようですが、そんな土地で生まれた焼物って、一体どんな味わいを持っているのでしょうか。

 

生み出したのは陶芸に興味を持った一人の男性

妻有焼の創業者は、東京生まれの男性です。彼は、中学生の時に体験した焼物をキッカケに、陶芸に興味を持ちだしたそう。

それから独自に研究や調査を重ね、実物を師として学びを深め、地元の鉄分の多い土を合わせて創り上げて来ました。

独自に熱心に調査と聞いては、そこまで情熱を燃やせるものなのか!と、とても興味が湧きますね。

そこまでこだわり抜く男性がどんな男性なのか、詳しく見て行ってみましょう。

 

 

【妻有焼】陶芸家 吉田明

画像引用:おすそわけマーケットプレイス ツクツク!

陶芸に魅せられ、韓国の古窯跡を20数年間研究されて来た研究家でもある、彼の名前は吉田明氏。

2008年に亡くなられており、彼の残した作品は今も通販で販売されていましたが、もうほとんど売れてしまっていました!

とにかく彼の最大の特徴は、独立した陶芸家であったということです。

土も釉薬も、窯から全て自分の足で現地に向かい、何度も訪れて調査・研究して、全てを自ら創り出したとのこと!

焔が創り出すやきものに情熱をこめて、型にはまらず、自由に。でも繊細に味わい深い逸品をこの世に送り出してくださった、とても尊い方だったようです。

 

今は亡き、吉田明氏の作品を購入できるところはここ!

画像引用:おすそわけマーケットプレイスツクツク!

上記の画像引用したサイトで売られていましたが、残り僅かです。しかも、そんな貴重だ作品だけあって、かなり高価でした。

しかし、とっても温かみのある味わい深い作品ばかりで、一度は手にしてみたいなと思いました。

 

妻有焼きの技術を受け継ぐ陶芸家

妻有焼の技術を受け継ぐ陶芸家の方もおられました!

村山大介さん。彼は新潟県十日町出身で、釉薬のキラキラした様子に魅了され陶芸家の道を目指されたそうです。

村山さんも下記のサイトで作品を販売されています。

生活のちょっとしたシーンにさり気なく寄り添い 使い手と共に日々を送り
『 戸棚の中のいつもの場所に 手を伸ばせばすぐの場所に有る 』
そんな存在でありたいと願っています。

画像引用:村山大介陶芸研究所

このサイトだけでなく、他にも新潟県、群馬県、神奈川県、青森県の一帯の店舗でも取り扱われているようです。

詳細は、引用サイトをご覧ください。

 

妻有焼・地域の観光スポット

画像引用:ECHIGO-TSUMARI ART FIELD

さすが、焼物の里だけあって工房も多いですね。でも実は、焼物だけじゃないんです。

十日町の里山の暮らしから生み出された棚田、美人林と呼ばれるブナ林に大峡谷。

そんな自然景観だけではなく、アートや豊かな文化・歴史まで素晴らしい観光スポットがあるんです!

ぜひ一緒に見て行ってみましょう。

 

【妻有陶芸センター】陶芸体験ができる

陶芸体験はお手軽な価格でできます。十日町方面の観光名所のひとつとなりそうです。

体験メニュー 陶芸体験
(粘土・焼成費込)
七輪陶芸3500円
手びねり3000円(粘土1kg 2作品)
ろくろ4000円(粘土1kg 2作品)
薪釜コース5000円(粘土2kg)
ミニ釜コース50,000円

「七輪陶芸」とは、粘土で形作ったものを七輪の中で焼くのだそうです。七輪の中に入るサイズのもの、ぐい飲みなどが作れるとのこと。七輪で焼き固めることができるとは知りませんでした。しかも作品をその日のうちに持ち帰ることができるそうです。これはおどろき。
陶芸は完成まで何ヶ月も待たないといけない、送料がかかるため高くなってしまう、という点があると思うのですが、七輪陶芸ならその問題を解決してくれます。
自分で作ったぐい飲みで、新潟の地酒を味わうことも可能に。ちょっと素敵です。
これは興味があります。是非やってみたいです。

陶芸教室
5回コース10,000円(粘土・焼成費込)
月謝コース5,000円/月(粘土・焼成費込)

体験メニュー、陶芸教室だけでなく、陶芸をささえる人材の確保に取組んでいるのも妻有焼陶芸センターの特徴です。陶芸家を目指している人にも対応しています。
技術の伝授、向上を図る「職人養成工房」、自由に工房を使える「職人工房」が用意されているそうです。

職人養成・自立支援工房
職人養成工房1か月 5000円(粘土・焼成費等別)
職人工房1か月 10000円
共同作業所 施設概要登窯,窖窯,灯油窯,電動ろくろ,作業台,陶土製造機(ボールミル,振動ふるい機,フィルタープレス機,土練機)
工房利用者の焼成費
(作品1kgあたり)
窖窯(本焼き) 1200円
登窯(本焼き) 1200円
登窯(素焼き) 200円
灯油窯(本焼き) 500円
灯油窯(素焼き) 200円
粘土代5kg 1000円

陶芸家を目指している人はこの機会に十日町、妻有に移住なんてどうでしょう。ここならもう一度小学校で学べます。
これから移住する人が増えていきそうです。

引用:icoro

初心者も気楽に受講できる、お手頃価格から、職人養成プランまであるなんて魅力的ですね♪

土を触るのが大好き!焼物の美しさにいつも魅了されてしまうなんて方は、陶芸家向きかも?!ぜひ十日市を訪れてみて下さいね。

 

清津峡渓谷トンネル

画像引用:My trip TOKAMACHI

現在は、大雪による積雪・雪崩の危険が高く臨時休坑になっているようです。

写真を見るだけですごく広大で夢のある場所だな~とわくわくしますね~!

子ども連れでも楽しめるし、海底火山噴火から火山灰が降り積もって、マグマが固まって…などその地形そのものの歴史も感じて学べたりして、すごくいい体験ができそうです。

Instagramでも映える写真が撮れると人気なようなので、ぜひチェックしてみて下さいね。

 

ラフティング体験も

なんと信濃川ラフティング体験もできるようなのです!

雪遊びも好きなのですが、アウトドア派の私としては外せませんでした。

他にもキャンプ場だったり、カヌー体験やそば打ち体験ができるところもあるようで、めっちゃ素敵な所ではないですか!!と感動いたしております。

こんなにも魅力溢れる地域に、早く遊びに出かけたいものです。

 

 

妻有焼って何!?国宝「火焔型土器」を基にした新潟県十日町の焼物のまとめ

さあ、妻有焼から陶芸家の方、地域の魅力まで深堀りしてみましたが、いかがだったでしょうか?

私は初めて知ったことがほとんどで、まだ見ぬ土地への期待感が膨らみました。

まとめとしてはこちらです。

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  • 妻有焼とは、新潟県十日町で生み出された焼物のひとつ
  • 作ったのは、焼物に熱い情熱を注ぎこむひとりの陶芸家
  • 妻有焼の生まれた新潟県十日町は、観光スポットも自然も満載
  • 体験サービスもたくさんあり、子どもも大人も楽しめる場所だった

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です。それでは、また!

 

 

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