VPNとは、Virtual Private Network(バーチャルプライベートネットワーク)の略になります。
VPNはフリーWi-Fiを安全に使えるので便利です。
今回はVPNをiPhoneで使う時のデメリットを中心に他も交えて紹介します。
Contents
VPNのiphoneでのデメリットを確認!
早速VPNをiPhoneで使うデメリットに迫ってみましょう。
VPNは便利なものですが、便利な側面だけでなく、使う上でのデメリットも押さえておくと
不安も解消されることでしょう!
バッテリー消費量の増加
デメリットとして挙げるとすれば「バッテリー消費量の増加」になります。
VPNを間に挟んで通信を行うので、iPhoneなどのモバイル端末で利用している場合は、
どうしても全体での通信量が増えてしまい、バッテリー消費量が増加することがあります。
私はバッテリーを充電するのに電気代がかかるのが嫌なので控えるほうに考えてしまいます…
通信速度が遅くなる
iPhoneでVPNを使うと、通信速度が遅くなりやすいです。
VPNを使用するときは、VPNサーバを通じてアクセス先に繋ぎます。
そのため、VPNを同じ時間帯に使うユーザーが多いと、混雑状況や処理速度によって速度が下がったり、
通信の暗号化処理に時間がかかることがあります。
これはVPNじゃなくてもスマホあるあるですね。
端末やサービスにもよりますが、スマホを起動している間ずっとVPNを使用することもできます。
その場合は、暗号化や通信の設定で普段よりも多くの処理が実行されてしまいます…
スマホのバッテリーも減りが早くなるため、急な充電切れには注意が必要です。
万が一に備え、モバイルバッテリーを持ち歩くのも良いでしょう。
種類が多すぎる
VPNサービスは数多くの企業が展開しています。
それだけでなく、多くの人がそれがどんなサービスなのか知らないかもしれません。
ぱっと見だと,機能性もほとんど同じで、何を基準にしたらいいか初心者にはよくわかりません。
そんな時は料金や使いやすさなど優先順位をつけて選ぶのが最も効率が良いです。
通信速度は状況によって変化するため、返金保証があるものなら活用し、自分の状況で十分な速度が出るか、確認することをおすすめします。
サービス内容が充実しているからという理由で選んだサービスだと、利用しない機能も少なからず出てくることもあり得ます。
なのでそれぞれのサービス内容をよく見てから選ぶ必要があります。
VPNだとアクセスできないサイトがあったりコストがかかることも
VPNの利用を禁止しているサイトが稀にあるので、VPN接続可能なサービスか事前に確認が必要です。
一部のWebサイトやアプリケーションでは、VPN経由でのアクセスを制限していることがありますので注意してください!
個人利用であれば良いですが、業務で必要なページにアクセスできないと大問題ですし…
VPNを使用する上で、有料のものだとコストもかかってきます。
使う時はコストもかかることを確認する必要があります。
素人には技術がないと対策が難しい
VPNの種類によっては初期段階にセキュリティをセットしにくくなっているものもあり、
間違えてしまうとセキュリティーが不十分になり機能しません。
VPNのセットを間違えるとDNSやIP漏えいが起きやすく、情報流出の原因になったり、接続ログを盗まれたり、
あなたの情報がいつの間にか悪用されていたなんてことがあり得ます。
DNSとは、Domain Name Systemの略であり、ネットワーク上の機器に割り当てられたドメインやIPアドレスを管理するシステムのことです。
無料サービスのVPNもありますが、これらはセキュリティーが不十分の可能性があり、
セキュリティが不十分なVPNを使用すると、セキュリティーやプライバシーの侵害になったりするかもしれません。
具体的には、以下に上げられているVPNには注意が必要です。
注意
上記に該当する場合は、強固なセキュリティが求められる作業時の使用をしないことをおすすめします。
動画を見るといった、セキュリティを重視しないのであれば問題ありません。
VPNを提供している一部のサービスでは、通信したログ(足跡みたいなもの)を記録しています。
基本的にはこうしたログを使用されると、漏洩することはないのですが、
万が一VPNサービスがハッキングされた場合にはプライバシー情報が危険にさらされる恐れもあります。
どんな技術も100%はない、ということを理解した上でVPNの導入を検討してみてくださいね。
VPNのiphoneでのデメリット以外にメリットはあるの?
ここまでVPNのiPhoneでのデメリットばかりだけで、使わない方がいい…?という方もいらっしゃると思いますので、
今からVPNのiPhoneでの使ってメリットだと思うポイントを紹介しましょう!
フリーWi-Fiを比較的安全に利用できる
これが一番のVPNのメリットです。
iPhoneでフリーWi-Fiを安全に利用するなら、VPNが必要になります。
VPNの暗号化技術などによって機密情報のやりとりが可能になり、
セキュリティ対策面が不安な、フリーWi-Fiを使用しても比較的安全にインターネットを利用できる仕組みになります。
iPhoneのVPN接続がオンにしてから、フリーWi-Fiを利用しましょう。
VPNは専用回線を用意するので、通信のセキュリティを高められるのがいいですね。
VPNなら必ず安全だと言えるわけではありませんが、インターネットを普通に利用するよりはるかに安全です。
サブスクをお得に使える
iPhoneでVPNを使用すると、サブスクを通常料金よりも安く利用できてお得なメリットがあることも見逃せません。
実は、サブスクの月額料金は、国ごとに異なるのです。
YouTubeプレミアムも、日本の料金よりかなり安くお得に使えることも…!
VPNの接続する国を変更してからサブスクに登録すれば、日本よりも格安で利用できる仕組みです。
サブスクはお得に使っていきましょう!
自宅Wi-Fiでのセキュリティの強化
無料の公衆Wi-Fiなどを使った場合は、セキュリティに気をつけないといけないだろうけど、自宅のWi-Fiなら…
そう考えている方は多いと思いますが実は、自宅のWi-Fiにも第三者から侵入されるリスクはあります。
もし、自宅のPCがウィルスに感染していて、
しかもWi-Fiのパスワードを変更していなかった場合、
攻撃によってパスワードを総当りで入力されたら、簡単にWi-Fiネットワーク内に侵入できてしまいます。
こういったリスクに対し、VPNを入れておけば、万一自宅のWi-Fiに侵入されてしまっても、
通信内容を盗まれないように対策をすることができます。
また、ユーザー数が多いiPhoneは、設定の中にVPNがあるので、そこから設定を行うことが可能です。
また、Androidでも設定にVPNの項目がある機種もあり、実際に私もandroidを使っていますが、設定内にあるのを確認しています。
会社Wi-Fiのセキュリティ強化
Wi-Fiへの第三者からの侵入されるリスクは、会社のWi-Fiについても同じことが言えます。
セキュリティ管理者が不在だったり、適切にセキュリティがされていなかった場合などに、
自宅で使われているWi-Fiと同じような問題が起こる可能性があります。
特に、機密情報など重要な情報をやりとりすることが多い会社は、 悪意のある第三者からターゲットにされてしまう可能性が高くなります!
会社の通信環境が対策のされたものでなく、家庭用のネット回線と同等の回線を使っている場合は、
VPNの導入は対策として有効な手段と言えそうです。
海外サイトにアクセスできる
iPhoneでVPNを使用すると、日本からはアクセスできない海外のサイトを見ることができます!
方法はVPNアプリを開いて接続国を変更するだけです。難しい操作や手続きはナシ!
接続先を変更するだけで、海外のサーバーでのWebサイトや
動画配信サービスのように日本からではアクセス制限されていたサイトも自由に閲覧できるようになります。
VPNを使用すると、通信が暗号化されるので、大事な情報が抜かれる心配もなく楽しめるのも魅力です。
より自由にインターネットを楽しみたい方や、海外サイトを閲覧したい方には特におすすめです。
VPNのiphoneでのデメリット以前にVNPとは??
VPNとは、Virtual Private Network(バーチャル プライベート ネットワーク)の略で、直訳すると「仮想の専用線」です。
カフェなどで利用できるフリーWi-Fiなどの公衆ネットワークを利用するときがあると思いますが、
使っているWi-Fiのセキュリティが不十分だと、悪意のある第三者によってデータの中身を盗まれたり、改ざんされる可能性があります。
VPNはこうしたことを防ぎます。そしてプライバシーと匿名性を守り、こういったリスクを回避するのに役立つのが、VPNです。
VPNはIPアドレスを隠蔽するため、盗聴や改ざんを防ぐことができるのが強みです。
VPNをiphoneで使うデメリットの理由がわかるVPNの仕組み
VPNの仕組みをお話ししますと、
VPNを使うと、LINEやTwitterなどのすべての通信先が、VPNサーバーという場所を通るようになります。
VPNは暗号化技術を使って、そこを通過するクレカ情報や電話番号やメールアドレスなどのデータが第三者にわからないように守ってくれます。
通信内容を不正に見ようとしている第三者からすると、VPN通信は「中が見えないトンネル」を通っているように見えます。
この状態を「トンネリング」と呼びます。
このトンネリングによって中身が暗号化されるので、VPN上の通信が他人によって盗まれるのを防いでいるのです。
そこまで複雑な仕組みになっていないけど、しっかり守られている感じがありますね。
VPNを使うことで、パソコンやスマホとインターネットの間に、暗号化された通信接続を確立します。
暗号化されたIPアドレスはさらに別のVPNユーザとも共有されるため、追跡はできなくなります。
しくみを簡単に伝えると、大切な情報が他人から見えにくくなって安心と思っていただけるとわかりやすいかと思います。
VPNをiphoneで使うデメリットを抑えるVPNサービスやVPNアプリの選び方
VPNサービスを選ぶ際のコツがあり、今回は4つ紹介させていただきます。
- 返金保証があるか
- VPNサーバの数は多いか
- オンラインサポートがついているものか
- 同時接続台数が自分の都合に合っているか
この中から順を追って説明しますね。
返金保証がついているか
VPNのアプリでの有料サービスを利用する前はどうしても「自分に合わなかったら…」という不安がつきもの。
支払い後に、いざ利用を始めると合わない…とわかると落ち込みますよね…
サービスによっては、お試しが使えて、かつ期間限定で返金保証がついているものもあります。
支払った後でも自分に合わなければ返金できるとより安心ですね。
VPNサーバの数が多いか
VPNサーバが多くて近い国に設置されていると、自分のいる場所からのVPNサーバとの距離が近くなります。
つまり、回線も安定した通信が行えるということになります。
VPNサーバはどこにあるのか、台数は多いのかを重視してみてみると良いかもしれません。
オンラインサポートがついているか
サービスにもよりますが、VPNは突然通信が切れたり、操作が難しかったりするときがあります。
そんな時は相談できるカスタマーサポートがあると安心ですよね。
ITに関して不安な面が多い方は、操作がわからない時に聞けるサービスがあるかを材料に入れておきましょう。
同時接続台数が自分に合っているか
VPNサービスによっては、同時に接続できる台数が異なることがあります。複数台で使うなら例えばですが、
- 自分一人で利用する
- 家族で利用する
- 会社で利用する
など、用途はいろいろかと思います。
ご自身の状況にあっているかを見極めることも大切です。
VPNのiPhoneでのデメリット以外の注意点!
VPNを使うデメリットからメリットと紹介してきましたが、使う上でもっと知っておくと便利なことがあるのです。
ここからは注意点について紹介してみますね。
無料のVPNサービス・アプリは危ない
注意点として、世の中には数多くのVPNサービスが提供されていますが、その中でも無料のVPNサービスはオススメしていません。
確かに無料のVPNは、初めてVPNを利用される方にとって敷居が低く、手を伸ばしやすいでしょう。
しかし有料のVPNと違って、通信量の制限がある(月に500MBまでなど)ことが多いです。
VPNとして機能は果たせても、無料故に提供できるサービスにも限度がありますし、速度も遅いです。
通信量の制限がかかるものがあるので利用する際は一旦考えた方がいいですよ。
下にも具体的に、無料のVPNサービスを使う時の注意点を載せます。
・個人情報を流出させたり販売したりされている恐れがある
もし、悪意を持った人がVPNサービスを騙り、個人情報を集めているとしたら…?
身元が不明なVPNサービスだと、隠せていると思っている情報がいつの間にか取得されているということも大いにあり得ます。
無料のVPN全てがそうとは言えませんが、未然に防ぐということは大切になります。
・VPNサーバが攻撃を受ける恐れがある
無料サービスというなら、運営元も限られたリソースでしか開発できません。
それにより、サービスによっては暗号化されずに通信データのやり取りが行われていたなんてことも(!)
また、無料のVPNを使っていたけど、関係のない犯罪や事件の疑いをかけられた実例もあります…
少ないリソースで運営しているところは、VPNが脆弱な可能性も無きにしも非ずなわけです。
それにより、最悪ハッキングされて、遠隔操作で犯罪行為することも可能なんですね。
以上のことから、無料のVPNは危険度が高いことが分かったでしょう。
なのでVPNは有料のサービスを選択肢に入れるのがいいですね。
もちろん、全部の無料VPNサービスが悪意を持った運営者だというわけではありません。
無料なりのリスクはあるということを必ず理解してから使ってください。
有料でも安全性を確認する
注意点は無料VPNだけではありません。
上を読むと、それなら有料VPNならどれも安全なの?と思われたかもしれません。
実はすべての有料VPNが安全とは限りません!
ノーログポリシーと記載があっても、過去に情報が流出したケースもあり、残念ながら有料VPNも全部が安全とは言い切れません。
違法行為目的での使用はしない
VPNの使用がOKな国でも、違法行為のためにVPNをつかったら当然違法となります。
- 不正ダウンロード
- 不正アクセス
など一般的に認められていない行為はVPN使用の有無に関わらず違法になりますのでやめましょう。
VPNは正しい使用目的で使いましょうね。
VPNとはiphoneでのデメリットなど疑問をわかりやすく解説!まとめ
VPNをiPhoneで使うデメリットは
・バッテリー消費量の増加
・通信速度が遅くなる
・種類が多すぎる
・VPNだとアクセスできないサイトがあったりコストがかかることも
・素人には技術がないと対策が難しい
VPNをiPhoneで使うメリットは
・フリーWi-Fiを比較的安全に利用できる
・サブスクをお得に使える
・自宅Wi-Fiでのセキュリティの強化
・会社Wi-Fiのセキュリティ強化
・海外サイトにアクセスできる
VNPとはプライバシーと匿名性を守り、リスクを回避する。通信時の情報漏えい防止対策としても有効。
VPNの仕組みは、暗号化技術が要。通過する個人情報のデータが第三者にわからないように守ってくれる。
通信が暗号化されているため、VPNは他人によって情報が不正に盗まれるのを防ぐことができる。
VPNスマホアプリの選び方は
- 返金保証があるか
- VPNサーバの数は多いか
- オンラインサポートがついているものか
- 同時接続台数が自分の都合に合っているか
VPNの注意点は
・無料のVPNサービス・アプリは危ない、個人情報を流出(販売)させている恐れと、VPNサーバが攻撃を受ける恐れがある
・有料でも安全性を確認する
・違法行為目的での使用はしない
をまとめました。いかがだったでしょうか。
VPNはフリーWi-Fiを安全に使える様にしてくれます。
iPhoneを使われている方は、利用の検討をしてみるとより安全が得られるのではないでしょうか。
以上、VPNを使う時に起こるiphoneでのデメリットの解説でした。