今日では、働き方改革に加えて新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務を経験している人も増えていますよね。
東京都の調査によれば、コロナ禍(か)の2020年7月時点で在宅勤務(テレワーク)を導入した企業は【57.8%】に上っているそうです。
在宅勤務にはメリットもある一方で、気が散って遊んでしまいそうになることもありますよね。
私も現在在宅勤務をしていますが、集中できる日がある一方で、日によってはつい気がそれてしまうことが多々あります。
しかし、もしあなたが在宅勤務中に遊んでしまうのなら、注意が必要です。
なぜなら在宅勤務中に遊んでる人は会社にバレるだけではなく出社してもサボる場合が多く、会社から評価されない人材だからです。
この記事では、在宅勤務でも遊ばず効率よく仕事できる対策をお伝えします。
Contents
在宅勤務で遊んでる人は要注意?!仕事をサボるリスクは?
会社にバレる
在宅勤務中に遊んでいる場合、一番のリスクは会社にバレることでしょう。
会社によっては監視ツールを利用している場合もありますし、そうでなくても、メールの返信が遅いなどの場合に疑われてしまうこともあるでしょう。
よほどのことでは解雇とはならないかもしれませんが、上司や同僚の信頼を失い働きにくくなってしまいます。
場合によっては懲戒処分となったり、働いていない時間の給与を払い戻さなければならないこともあるかもしれません。
会社にバレることについての記事もありますので、興味のある人はあわせてこちらもご覧ください。
出社してもサボる?会社に評価されない人材に
実は、在宅勤務の際に遊んでしまう人は出社してもサボる傾向があることが調査からわかっています。
企業の働き方を支援している株式会社クロスリバーの調査によれば、在宅勤務中にサボっていた従業員は出社してもサボっていたという結果になったそうです。
同企業の代表である越川慎司氏は以下のように語っています。
サボる社員を追跡調査したところ、うち94%がオフィスへ出勤しても、やはりサボっていました。サボるかサボらないかは、場所ではなく、職責と評価の問題だと再認識することができました。
引用:マネー現代
在宅勤務中に遊ぶクセがついているということは、自分が評価されない人材になっている可能性があるということです。
会社に必要とされる人材であるためには、在宅勤務であろうがなかろうが、目的意識を持ち成果をあげられる人であることが求められます。
特に仕事の責任範囲が比較的狭く暇になりやすい人や怠けやすい人は、自分でモチベーションを管理することが重要になってきそうです。
自分で怠けやすいなと感じる人は、進捗を常にチームと共有するなどして、自分を律するようにしたほうがいいかもしれません。
在宅勤務で遊んでる人にもオススメ!効率よい働き方はオンオフの切り替え?!
在宅勤務中、遊びたくなる衝動を極力抑えて効率よく働くにはどうしたら良いでしょうか。
いちばん大切なのは、「オンとオフの切り替え」です。
以下に3つの方法を紹介します。
あくまで一例ですので、自分にあった方法を探してみてください。
「出勤」と「退勤」の時は散歩をする
オフィスに出社する時は通勤をしている時間がありますよね。
この時間で仕事とプライベートのオンオフを切り替えることが簡単になっていました。
家にいる時はオンとオフの切り替えがつかなくてなかなかエンジンがかからないこともあります。
そういった時は一度、自宅の周りを散歩してみましょう。
通勤時間と同じ感覚で、オンオフの切り替えができるはずです。
仕事のスペースを決める
在宅勤務だと、ついついソファーやベッドでリラックスしたまま作業したくなりますが、集中するのは難しいですよね。
仕事をするスペースをあらかじめ決めて、仕事をする時はそのスペースの中で仕事をするようにしましょう。
この方法を実践した同僚がおすすめしてくれたので、私も極力仕事は一つのスペースで行い、休憩のときやランチタイムのときだけソファーで過ごすようにしています。
不思議と仕事スペースに戻ると「仕事モード」に切り替えられて集中力も高まります。
スケジュールを30分単位に区切る
実はこの方法、「ポモドーロ・テクニック」といって効果的な仕事術としてさまざまな場面で実践されている方法なのだそう。
25分、決まったタスクに集中し、残りの5分は休憩します。
この5分の時間に家事をしたりトイレに行ったりと必ず席を立って身体を動かすようにすると、いつもより集中できます。
ギチギチに予定が詰まっているとなかなか難しいですが、集中して作業をしなければならない日は、30分に区切りながら仕事を進めることをおすすめします。
在宅勤務で遊んでる?実は働きすぎやうつリスクの人が多い?
前の項目では効率的に仕事を進める方法をご紹介しましたが、本当に恐ろしいのは働きすぎやうつになってしまうことだと思います。
事実、機関紙連合の調査によればコロナ禍での在宅勤務において、通常の勤務よりも長時間働いたと答えた割合は【51.5%】にのぼりました。
終業時間後も申告せずに残業をしていることもあるといいますから、会社側は社員の働きすぎにも気を配る必要がありそうです。
また、社員同士が顔を突き合わせてコミュニケーションすることが物理的にできないため、うつなどになりかけている社員がいても気づきにくくなっていることも問題として挙げられるでしょう。
会社によっては、意図的に雑談の時間を確保したりすることもあるようです。
自分でできるメンタル対策としては、毎日15分ほど運動をすると良いでしょう。
先ほど紹介した散歩という方法をとっても良いですし、ジョギングやちょっとした体操などをしてもOKです。
実は私も精神的に参ってしまいそうになったことがあり、産業医から運動するようにアドバイスを受けたことがあります。
今では落ち込みそうになったら散歩したり、動画に合わせて踊ってみたりと運動をするようにしていますが、動いたあとは必ず元気になっているので効果バツグンです。
運動して心の安定をはかることは、科学的な根拠にも基づいているそうなのでぜひ実践してみてください。
在宅勤務中に遊んでる人も必見!会社側の対応
在宅勤務中に社員が遊ぶことを防ぐため、以下のような対応を行っている会社もあります。
社員の監視をする
社員全員にWebカメラをオンにすることを義務付けたり、出退勤時に報告を義務付ける会社もあれば、監視ツールを使って社員の就業時間の行動を監視する会社もあるそう。
この場合、サボっている社員は一発でバレますから気をつけましょう。
また、監視をされていることがストレスに感じる社員も多いので、多用には注意が必要と言えるでしょう。
報告の義務化
会社によっては、上司とあらかじめ翌日・翌週の目標を決めて、その成果を報告させたり、日報や週報の提出を義務づけることもあるようです。
毎日・毎週の小さなゴールを達成することで社員も達成感を得られますし、うまく運用できれば社員のモチベーション向上にもつながりそうです。
定量評価にする
日本の会社では、評価の際に社員の勤務態度など数字で表せない部分も評価の指標とする「定性評価」を取り入れていることも少なくありません。
しかし在宅勤務では社員の勤務態度を評価することが難しくなっています。
そこで、数字で表せる成果を評価する「定量評価」を採用し始めた会社もあるのだとか。
こうすることで、社員をいちいち監視しなくても良くなるというわけです。
雇用をジョブ型に変える
日本の会社の多くは「メンバーシップ型」の雇用をしています。
これは人に対して仕事を割り振る方法で、会社の事業計画によっては全く異なる部署への異動や転勤が発生する場合もあります。
しかしこのメンバーシップ型では社員一人ひとりの職責などが曖昧なことが多いため、在宅勤務において、仕事の評価することが難しいのです。
最近では日本でも、欧米などで主流になっている「ジョブ型」にシフトしていく会社が増えているのはそういった背景があるためと考えられます。
ジョブ型では、求められる職責がはっきりしているため、在宅勤務においても常に社員を監視する必要がなく、社員の働きぶりを成果で評価しやすいといえます。
在宅勤務で遊んでる人は要注意?!仕事をサボるリスクと対策は?まとめ
今回は在宅勤務中に遊んでいる場合のリスクとその解決方法をお伝えしました。
- 在宅勤務中に遊んでる人=会社にバレたり、評価されないリスクがある
- 在宅勤務中にサボらないよう工夫して働く
- 在宅勤務中には逆に働きすぎやうつリスクにも気をつける
- 会社側でとる対策もある
在宅勤務の導入で自分の時間が増えたり、家族との時間が増えたりしてより時間を有効に使えるようになった人も多いはず。
ときには集中力が続かず遊びたくなることもあると思います。
しかし上手に自己管理して仕事が効率的にできるようになれば、会社でも評価され、仕事に対するモチベーションも保てるでしょう。
ちょっと息抜きが必要な時は、是非以下の記事も参考にしてみてください。
うまく息抜きもしながら、在宅勤務の時間を有効に使っていけると良いですね。