美味しいジュースなどを飲んだあと、アルミ缶をただ捨てるだけなんてもったいない!空になったアルミ缶を使って、簡単に手作り風車を作れるって知っていましたか?
実は、時々庭先や畑などで見かけるアルミ缶で出来ている風車は、10分くらいで出来上がります。特に工作が得意でなくても、大丈夫。柔らかいアルミなので力もいりません。材料費も時間もかからないので、ぜひ試してみてくださいね。
Contents
アルミ缶風車は鳥よけとして効果があるのか?
アルミ缶を使った風車は、一部の環境で鳥よけとしてある程度の効果を発揮することがあります。
アルミ缶の風車が回転する際に発する音や、光が反射してキラキラと光ることが、鳥を遠ざける要因となることがあります。
特に、反射する光は鳥の目を刺激して忌避反応を引き起こすため、果樹園や農地での使用が考えられます。
ただし、その効果は鳥の種類や環境、風車の設置方法によって異なり、すべての鳥や状況に対して効果的とは限りません。
また、鳥がその存在に慣れてしまうと効果が薄れることもあります。したがって、他の鳥よけ対策と組み合わせて使用することで、
より効果を高めることが可能です。
アルミ缶を使った風車を鳥よけとして使用する際のメリットとデメリット
アルミ缶を使った風車のメリットについて
- コスト効果
アルミ缶はリサイクル素材であるため、比較的安価に手に入れることができます。自作することで、低コストで鳥よけを設置できます。 - 環境に優しい
再利用可能な材料を使用するため、環境への負担が少なく、持続可能な方法で鳥を遠ざけることができます。 - 視覚と聴覚の刺激
アルミ缶風車は回転することで光を反射し、キラキラとした視覚的効果を発生させます。また、風によって発生する音も鳥を驚かせる効果があります。
アルミ缶を使った風車のデメリットについて
- 効果の持続性の問題
鳥が風車に慣れてしまうと、時間が経つにつれて効果が薄れてしまうことがあります。定期的に位置を変えるなどの対策が必要です。 - 限定的な効果
すべての鳥に効果的とは限らず、種類や個体によっては効果が薄い場合があります。また、設置環境によって効果が左右されることもあります。 - 耐候性と耐久性の問題
アルミ缶は錆びることは少ないですが、風車としての構造が強風などの自然条件に長期間耐えうるかどうかは、製作時の技術に依存します。耐久性が低いと、頻繁に修理や交換が必要になるかもしれません。
アルミ缶を使った風車は、手軽で環境に優しい鳥よけの一つとして利用できますが、その設置と維持には注意と継続的な管理が求められます。また、他の鳥よけ方法と組み合わせることで、より高い効果が期待できるでしょう。
設置したらそれで終わりというのではなく、色を変えてみるとか、形を変えてみるとか、改善が必要ってことですね。
アルミ缶の風車の作り方について!
アルミ缶の風車の作り方 本体編!
用意するもの
- 空にした350mlのアルミ缶(中身は関係ないので好きな柄や色で選びましょう)
- 針金50㎝分ほど(太さは1.6㎜くらいで)
- 厚紙
- カッターナイフ
- キリ
- コンパス
- 定規
- はさみ
- ラジオペンチ(先が細いタイプ)
- マジックペン
- マイナスドライバー
- 軍手
作業をする際は、ケガをしないように軍手などをしてくださいね。
その1 風車本体の作り方
- 空になったアルミ缶の中心であるプルタブ部分にキリで穴を開けます。
場所はプルタブの付け根部分です。開けたら、中の内ブタは折り込んでおきましょう。
- 缶の底の両脇に2か所キリで穴を開けます。
底面そのものではなく、底のちょっと上部分ですね。これで中に水が溜まっても落ちるようになります。
- 厚紙にコンパスで半径10センチの半円を描き、切り抜きます。
残った厚紙に1センチ間隔で点をつけてテープ状に切り取ります。
- アルミ缶に点をつけたテープ状の厚紙を巻き付けて、点にならって缶に1センチ間隔の印をマジックペンでつけます。
これを缶の上部分と下部分に書きましょう。
- 半円状に切り取った厚紙を缶の上下の印に合わせます。
厚紙の半円をなぞるようにして曲線を描きます。点と点をつなぐように紙を合わせましょう。アルミ缶を一周して曲線を描き終えます。
- 上下の点部分から折り曲げる用の線を斜めに描きます。
- アルミ缶に描いた曲線をカッターナイフでなぞってスジを付けます。
この時カッターナイフで切る必要はありません。
注意して欲しいことが、手で持ちながらやるとケガをしてしまうことがあることです。
タオルや雑巾などの上にアルミ缶を横たえて置きながらするとキケンが減りますよ。
- アルミ缶をはさんで軽くもむようにして回すと、スジを入れた部分が切れてきます。
人によっては、そっと押すようにする場合もあります。
切れてきたスキマ部分にマイナスドライバーを差し込んで、さらに切れ目を広げましょう。
- ラジオペンチで曲線の上下に入れた折り曲げ用の線をつまんで、風が当たるような角度に起こします。
- 缶を伸ばしたり縮めたりして、好みの形に調整します。
目安としては、ちょうちんのような感じでしょうか。
ここまでが、風車本体の作り方です。
カッターナイフを使ったりするので、ケガをしないように注意しましょうね。
切ったアルミ部分は鋭いので、手を入れたりしないように気をつけましょう。
本体が出来たら、次は風車として回るための外枠部分を針金で作ります。
アルミ缶の風車の作り方 外枠部分編!
風車本体が出来たら、次は回すための外枠部分を針金で作ります。
その2 外枠部分の作り方
- 長さ50センチの針金を真ん中に小さな楕円を作るように交差して曲げます。
この楕円部分がアルミ缶の底に当たって支える役目を果たします。
- 楕円部分を内側にして、アルミ缶を囲むような感じで丸く上に伸ばしましょう。
- 上部分で針金を交差させて何度かねじり合わせましょう。
二本の針金の先部分は約5センチくらいは余るようにします。
- ねじり合わせた針金の一方は下を向かせてアルミ缶の真ん中に開けた穴に差し込みます。
もう一方の針金の先はハンガーのように曲げて、引っかけられるようにしましょう。
アルミ缶の底部分を針金の楕円部分に乗せて、プルタブ部分の穴に針金を差し込んだ状態が完成です。
風の当たる場所にぶら下げてみてくださいね!トータルで約10分くらいで出来上がります。慣れてきたら、もっと早く作れますね。
ここでは、定規やコンパスを使った方法を紹介しましたが、他にも人によって細かい部分が違うことがあります。
慣れている人は定規やコンパスを使わずに、最初からカッターナイフで曲線を描いたりもします。
また、間隔も1センチからもっと細い5ミリにして作る場合もあるので、何度か試して自分の好きな形にしましょう。
さらに、右回りと左回りの違いも上下の折り曲げ部分の向きで変わるので、好みで作ってみてくださいね。
アルミ缶風車の鳥よけ効果は?500ml缶で作れる風車の鳥よけ効果は?のまとめ
アルミ缶で簡単に作れる風車は、弱い風でもカラカラと涼しげな音をたてて回ります。アルミに光が反射してキレイですし、光ることを利用して畑や庭の鳥よけにすることも出来ます。
いろいろな柄や色のアルミ缶を集めて、玄関や軒先にオブジェとして飾るのも楽しいですね。
また、作り方は変わらないので、350mlと500mlのアルミ缶同士を連結させたりしてもユニークです。
身近な物でちょっとした手作り気分を味わえる、アルミ缶の風車はDIY初心者にもオススメですよ。
アルミ缶の工作を極めるにはこんな本も読んでみましょう