この記事では、一度冷めてしまったステーキを、再度温めて美味しく食べる方法をお教えします。
最近では高級ステーキショップもテイクアウトをはじめるなど、ご自宅でステーキを食べる機会も増えていると思いますが、温め直して熱々にする方法を知っておくと、より自宅でのステーキが美味しく食べられます。
下記にて、それぞれの方法のメリットデメリットや、その方法に向いている人を記載していきますので、ご自宅にある調理器具やライフスタイルに合わせて方法を選んでくださいね。
Contents
ステーキをレンジで温め直して食べる方法!
電子レンジでの加熱は、肉の水分が蒸発しやすく、ステーキが固くなる可能性があるため注意が必要です。
以下は、電子レンジを使ってステーキを温め直す際の一般的な手順です。
- ステーキを室温に戻す 冷蔵庫から出して、ステーキを室温に近づけるために、おおよそ10分から15分ほど置いておきます。
- 準備 ステーキを電子レンジ対応の皿に移し、カバーするために軽く湿らせたペーパータオルをかぶせます。これにより、水分が蒸発しにくくなります。
- 低温で加熱 電子レンジの加熱設定を低めに設定し(500W以下程度が目安)、30秒から1分間加熱します。
- 加熱と休息 加熱した後は、ステーキをレンジ内に数分間そのままにして、温まった熱が肉全体に行き渡るようにします。
- 様子を見る 一度取り出して、肉の中心部分を触ってみて、十分に温まっているか確認します。冷たい場合は、加熱時間を10秒から20秒単位で追加していきます。
- サービング 十分に温まったら、お皿に移してお好みでソースをかけて召し上がれ。
ステーキが厚い場合や、より良い食感を求める場合は、オーブンやフライパンでの再加熱をお勧めしますが、時間や手間を考えると電子レンジは便利です。ただし、電子レンジは均一に温まりにくいため、加熱の際は何度か様子を見ながら行ってくださいね。
冷めたステーキの温め直しにフライパンを使う方法・焼くではなく温める?
ステーキの温め直しにフライパンを使う場合、重要なのは焼くのではなく温めるという意識を持つことです。一度焼いたステーキを再度焼いてしまうと身が縮んで硬くなってしまいます。
少し時間がかかるのですが、ゆっくり低い温度で温めると、かなり再現度の高い美味しいステーキが復活します。
フライパンを使ってステーキを温め直す手順
- お肉を常温にする
- フライパンにバターを入れて温める
- バターが溶けたら火から下ろし、温度を下げる
- 手をかざしてほんのり熱いくらいの温度になったら肉を入れる
- 温度を維持する程度の弱火で温める
- 最後に両面10秒ずつ強火で炙る
ステーキの温め直しにフライパンを使うメリット
- 道具がフライパンだけで完結。洗い物が少ない
- 再現度が高い
- フライパンサイズに合わせて、一度に複数枚温め直しができる
ステーキの温め直しにフライパンを使うデメリット
- ステーキの大きさによるが、時間がかかる
- 焼くのではなく温めるというスキルの難易度が高い(失敗の可能性あり)
ステーキの温め直しにフライパンを使うのが向いている人
- 料理が得意
- 時間に余裕がある
- 家族が多いなど、一度でたくさん温め直したい人
ステーキの温め直しにトースターやオーブンを使う方法
ステーキの温め直しにトースターもしくはオーブンを使う場合は、お肉全体をアルミホイルで包んで加熱することで、中の水分が逃げずに焼けすぎを防いで温めることができます。
調理器具の性能によってはこの方法が使えない場合もあります。ご自宅のトースター、オーブンに温度調整機能があることを必ず確認してからお試しください。
トースターかオーブンを使ってステーキを温め直す手順
- お肉を常温にする
- トースターかオーブンの設定温度を80度程度にあわせて予熱する
- お肉をアルミホイルで包む
- トースターかオーブンの中にアルミホイルで包んだ肉を入れ、5から6分加熱する
- 一度中の様子を見て、温めが足りないようであれば徐々に加熱時間を追加する
ステーキの温め直しにトースターかオーブンを使うメリット
- 道具がトースターかオーブンだけで完結。調理器具の洗い物が出ない
ステーキの温め直しにトースターかオーブンを使うデメリット
- 加熱時間を調整するのが難しい
- トースターかオーブンに温度調整機能がないとできない
ステーキの温め直しにフライパンを使うのが向いている人
- 自宅のトースターかオーブンが温度調整できる
- 調理時間中ずっとトースターかオーブンの前で見張る根気がある
- できるだけ洗い物を少なくしたい人
ステーキの温め直しを湯煎で行う方法は非常に失敗しずらいです
ステーキの温め直しを湯煎で行う場合は、お肉全体をジップロックなどの袋に入れて密閉し、お湯につけて温めます。冷凍ハンバーグなどを湯煎するイメージと近く、非常に手軽で失敗しにくいです。
注意すべきことは、お湯につけることを考慮し、破れたり熱で溶けたりしない袋にすること、一度で大量のステーキを温め直さず、一枚ずつ行うことです。
湯煎でステーキを温め直す手順
- お肉を常温にする
- お湯をお鍋で沸騰させる
- お肉をジップロックなどに入れて密閉する(この時ソースもあれば一緒に入れる)
- 沸騰したお湯に、密閉した袋ごとお肉を入れて4から5分温める
- 焼き目を復活させたい場合は、最後に熱したフライパンで両面10秒ほど焼く
ステーキの温め直しを湯煎で行うメリット
- 失敗が少ないので、料理が苦手でも安心
- ジューシーに仕上がり、最もパサツキを感じにくい
ステーキの温め直しを湯煎で行うデメリット
- 使う道具が多いので、洗い物が増える
- 一気に温められる枚数が少ない
- 袋がお湯の中で破けた場合、復元不可能
ステーキの温め直しを湯煎で行うのが向いている人
- あまり料理が得意ではない
- ひとり暮らしなど、一度に一枚温め直せれば良い
- 間違いなく美味しく温め直したい人
ステーキの温め直しに電子レンジを使う方法・温度調節が重要
ステーキの温め直しに電子レンジを使う場合、必ず温度調節ができるレンジであることが必要です。正確には、低温(200ワットなど)の設定ができなくてはなりません。
その上で、ゆっくり少しずつ加熱することで、電子レンジでもステーキを美味しく温めることができます。
電子レンジを使ってステーキを温め直す手順
- お肉を常温にする
- 電子レンジを低温設定(200ワット程度)にする
- お肉をお皿においてラップで包み、2から3分加熱
- 様子を見ながら、少しずつ加熱して完成させる
ステーキの温め直しに電子レンジを使うメリット
- 道具が電子レンジだけで完結。レンジ内も汚れないので洗い物ゼロ
- 一番時短で温め直しができる
ステーキの温め直しにフライパンを使うデメリット
- 電子レンジに低温設定機能がないとできない
- 加熱しすぎるとパサついてしまい、美味しくなくなる
ステーキの温め直しに電子レンジを使うのが向いている人
- 電子レンジが多機能(低温設定が可能)
- 時短したい
- 洗い物を減らしたい
ステーキを温め直して美味しく食べるポイント・2度焼きは厳禁!!
以上が、ステーキを温め直す方法4選ですが、それぞれにやり方は違えど、温め直しに必要な要素、ポイントは共通です。
最後に、美味しく温め直して食べるためのポイントを確認しておきましょう。
ポイント①もう一度焼いてはダメ
一度火の通ったステーキは、もう一度焼くと焼きすぎになり、肉が硬くなってしまいます。高温で一気に焼く、温めるという行為は、ステーキを美味しく温める方法から最も遠いので絶対に避けましょう。
ポイント②水分と一緒に加熱するとジューシーに仕上がる
どの調理器具を使った場合でも、加熱する際にソースやブイヨンなどの水分を加えると、肉のぱさつきを防いでくれるのでおすすめです。特に湯煎の場合、かなりジューシーになるのでぜひ試してみてください。
ポイント③焼きを再現したい場合は短時間高温で
基本的に水分をいかに保持するかがステーキの温め直しのポイントですが、適度な焦げや表面のカリッとした感じを再現したいという場合は、必ず高温で短時間の調理におさめましょう。
ステーキを温め直して美味しく食べる方法まとめ
いかがでしたか?美味しくステーキを温め直す方法を確認できたかと思います。
私の個人的な体験としては、湯煎する方法がもっとも失敗が少ないと感じています。ですので、ちょっといいお肉を温め直す場合は、私はいつも湯煎しています。そして、最後にほんの少しフライパンで高温の焦げ目をつけると、かなり再現度が高いです。
みなさま、それぞれのライフスタイルやお持ちのツールにあわせて、一番取り入れやすい方法を選んでお試しください。