ギャザリングとは青木英郎氏が考案した、花苗を組み合わせ、一つの花束にしてアレンジメントフラワーのように植えることができる新しい技法です。
ガーデニング初心者の方でもできて、見た目も華やかで美しいのでギフトなどにも最適です。
家の中や庭に、このギャザリング寄せ植えがあると、とても癒されますよ。
普通の寄せ植えに飽きてしまった方、これからガーデニングを始めたいと思っている方に、ギャザリングの魅力や作り方、水やりの仕方をご紹介していきます♪
Contents
ギャザリングと寄せ植えの違いってなに?
普通の寄せ植え
これまでの寄せ植えは根鉢を崩すことはタブーとされています。土に根が張っていくのを考えて植えていくので、表現の幅は狭まってしまいます。
どのように育ち、植物が調和するかをイメージしながら植えたとしても、植物が成長するまで待たなければなりません。思い描いたイメージ通りになるとも限らないです。
ギャザリングの寄せ植え
根鉢を崩し、小さな花束にして植えていきます。実際に植える前に自由に組み替えることもでき、デザイン幅も広く、繊細で個性的なデザインも表現することができます。
根付きなので植えたあとも、ゆっくりと成長し数ヶ月間は美しいままです。
ギャザリングのテクニックなどが詳しく載った本もあります。
引用 Amazon.co.jp
ギャザリングの特徴って何があるの?
①デザインの幅が広く綺麗
鉢にたくさんの苗を植えることができるので、植物が自然に混じり合う様子をナチュラルに表現することができます。
作った瞬間から、アレンジメントのような立体感もありながら、美しさを保てます。
②ベラボンに植えるので軽くて清潔
ベラボンとは、高品質のヤシの実のチップです。
培養土に比べて軽く、持ち運びが簡単で、土ではないので清潔で可燃ゴミとして処理が可能です。コバエなどもわきにくいので、キッチンに置きたい場合も安心ですね。
引用 Amazon.co.jp
③簡単リメイクで綺麗なまま長持ち
一部の花が枯れてしまっても、枯れた部分を取り除き新しい花を植えれば、作ったときの美しさを取り戻すことができます。
雰囲気の違う花を植えれば、イメージもガラッと変わり楽しめます。
簡単!ギャザリング作りの流れ
①植木鉢選び
飾る場所のイメージや、作りたいイメージを重い描きながら鉢を選びましょう。
バスケットなどの籠でも素敵に仕上がりますよ。
②植える花選び
選んだ植木鉢に入れる数を決めて、花を選びます。
どんな雰囲気にしたいか考えながら選ぶのが楽しい時間ですね♪
③ベラボンを詰める
植木鉢に直接、ベラボンを敷いていきましょう。籠などを使う場合は、麻布などを敷きます。
ポイントは、しっかり押さえることです。
④根鉢の土を崩す
花をポットから出して、根を傷めないように根鉢の土を崩し、お花の向きを変えながら小さな束にしていきましょう。
⑤水苔を巻く
小さな束にした根本に水苔を巻き付けます。
水苔は根の保護や、植木鉢から花が落ちてしまうのを防ぐ役割があります。
引用 Amazon.co.jp
⑥ベラボンに植える
花の向きを考えながら、土の代わりとなるベラボンが、根の周りにしっかりかかっているか確認しながら植え込みます。
⑦全体を見て整える
植え込みが終わったら、花が枯れないように根がベラボンに埋まっているか確認しましょう。
⑧お水に浸ける
出来上がった花を植木鉢ごとバケツに張った水に10分ほど浸して完成です。
ギャザリングの水やり方法は?
穴のあいた鉢や籠の場合
2〜3日に1度、水苔やベラボンを触って、乾いていれば大きなタライやバケツに水を張り、植木鉢ごと10分ほど浸します。
注意ポイント
ベラボンには肥料が含まれていないので、月に2回ほど液肥を与えましょう。
穴の空いていない鉢の場合
穴の空いていない鉢の場合は、水を緑ギリギリまで入れて、10分ほど水を捨てます。水をしっかり切らないと根腐れの原因になる恐れがあるので、注意してください。
上部は乾きやすいので、下の方がまだ湿っていても水やりは必ずしてくださいね。
ギャザリングとは新しい寄せ植えの技法!特徴や作り方をご紹介!!まとめ
いかがでしたか?
鉢根を崩すとい技法で、より園芸を楽しむことができるギャザリングについてご紹介しました。
用意するものも少なく、作り方も簡単でデザインの幅が広いので、植木鉢選びの段階からワクワクしながら作れそうですね。
ぜひ華やかで美しいギャザリング寄せ植えに、挑戦してみてはいかがでしょうか♪