「ハイセンス(Hisense)」というメーカー名を、見たり聞いたりしたことはありませんか?
綾野剛さんや小栗旬さんのCM、または家電量販店、通販サイト等で目にした人もいるかもしれません。
ハイセンスの製品は、比較的手の届きやすい価格帯が売りです。しかし、どこの国のメーカーかと聞かれると答えられない人もいるのではないでしょうか。
後々の問合せやサポートを考えると、どこの国のメーカーかわからないのは少し不安ですよね。私自身も長く使いたいものについては、国産メーカーを選ぶことが多いです。
ハイセンスがどこの国のメーカーなのか、扱っている製品にどんなものがあるのかを紹介します‼
一番、見慣れているのはテレビでしょうね。
Contents
ハイセンスはどこの国のメーカーでどんな会社?
引用:ハイセンスジャパン株式会社
ハイセンスは1969年に創業した中国のメーカーで、本社も中国にあります。現在のグループトップは周厚健さんという方です。
元々は社員10人くらいの小規模な会社で、トランジスタラジオの製造から始まった会社でしたが、そこからブラウン管テレビの業界に進出しました。
現在は、冷蔵庫や洗濯機などのいわゆる白物家電や、オーディオ、通信機器やテレビなど幅広く手掛ける世界的企業です。
最近では、本拠地である中国だけでなく日本でも家電メーカーとしてシェアを伸ばしており、2021年3月と9月にはハイセンスの子会社であるTVS REGZA株式会社が、液晶テレビ市場でトップシェアを獲得しています。
今も、ソニーやシャープといった名だたる企業とトップ争いを繰り広げているメーカーなんです。
中国以外にも、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、中東、東南アジアの各国に拠点を構えており、日本法人は「ハイセンスジャパン株式会社」の名前で、神奈川県川崎市にオフィスがあります。
ハイセンスの製品は、世界130ヶ国以上の国と地域で販売されています。世界的に有名な家電メーカーのひとつです。
ハイセンス製のテレビの品質は?
数あるハイセンス製品の中で、並みいる有名メーカーを抑えて日本のトップシェアを獲得したこともあるのが液晶テレビ。
そんなハイセンス製の液晶テレビを中心に解説します‼
ハイセンス製テレビの品質について
ハイセンスが中国のメーカーで世界的企業であることは既に紹介しましたが、もちろん技術力も折り紙つきです。
トランジスタラジオ製造から始まったハイセンスですが、1970年代にブラウン管テレビの製造を開始、2016年には中国テレビ市場で13年連続ナンバーワンを達成しています。
そんなハイセンスはグループ内に「海信」「科龍」「容声」「gorenje」「TOSHIBA/REGZA」などの商標を持っています。
ん?「TOSHIBA」?と思ったあなた、さすがです。
2017年に、東芝の子会社である東芝映像ソリューション株式会社がハイセンスグループへ株式譲渡されており、以降、液晶テレビ「REGZA」はハイセンスグループで開発・販売されています。
このニュースは国内でも話題になったので、なんとなくおぼえている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当時のハイセンスグループは世界第3位のテレビメーカーでした。そのハイセンスグループに東芝映像ソリューション株式会社(現:TVS REGZA株式会社)の技術力・開発力が更に加わったわけです。
中でも液晶テレビ「REGZA」は、映像に強いこだわりを持つユーザー向けに開発された製品です。
2009年の発売当時、まだほとんどなかった11チャンネルの地上デジタルチューナーと3テラバイトのハードディスク内蔵や、全チャンネルの同時録画、実売価格100万円という価格も話題になりました。
ハイセンスグループへ加わるにあたって古巣である東芝へ戻った人もいるそうですが、映像作りのキーマンは全員ハイセンスグループへ移り、更なる技術開発を続けています。
現在のハイセンス製液晶テレビは、そんな人たちに支えられているんですね。
当時高単価モデルであったREGZAブランドですが、今は少し手の届きやすい価格になっています。
ただし、品質が下がったわけではなく、世界シェアトップクラスに名を連ねるハイセンスグループに入ったことで金型や組立などの調達コストが下がり、提供価格を下げることができた…というのがその理由のようです。
また、支持を受けている理由のひとつに、YouTubeやNetflixが見られるネット動画機能や、ネット動画をきれいに表示できる高画質化機能があります。
在宅時間が増える中、昔に比べてネット動画の視聴時間も加速しています。そんな世情にマッチした機能が改めて評価され、支持をうけているというわけです。
REGZAブランドのyoutube公式チャンネルでは、CMギャラリーのほか開発情報なども発信しています。ぜひご覧になってくださいね。
ハイセンスのテレビ以外の製品について
ハイセンスでは前述の液晶テレビ以外に、冷蔵庫や洗濯機、通信機器やエアコンなども扱っています。
日本法人である「ハイセンスジャパン株式会社」が、輸出入や販売含めた国内の流通も管理しており、いずれの商品もコスパが良いと評判の良いものが多いです。
お手頃価格の理由は、絞り込んだシンプルな機能とデザインにあるようです。
悪いレビューもたまにありますが、内容を見てみると、初期不良にたまたま当たってしまったり、日本製品などによくある多機能性を求める方には物足りない部分があるのかな、という印象です。
初期不良に関していえば、日本産であっても発生することはあります。ハイセンス製品で、特に初期不良が多く発生しているかどうかは判断が難しいところだと思います。
日本法人があり、後述するサポートセンターも設置されているので、購入後に初期不良かもと思ったらまずは問合せしてみることをおすすめします。
ハイセンス製品はどこで買える?
家電量販店のビックカメラやケーズデンキ、エディオン、ノジマなどで販売されています。
通販サイトだとAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで取り扱いがあります。
ハイセンス製テレビの製品サポートはどこ?
ハイセンス製品には、日本にもサポートセンターがあり、商品によって問合せ先が変わります。
各種家電製品や、REGZAブランド以外のテレビ製品
下記のサポートセンターへ問合せとなります。9時~18時の営業で年中無休ですが、土日祝日は受付のみとなっていますので注意してください。
サポートセンター:0120-835-111
FAX(有料):0570-061-117
また、公式サイト内にも問合せフォームがあり、不具合問合せ以外に商品資料ダウンロードもできます。
REGZAブランドのテレビ製品
TVS REGZA株式会社への問合せとなります。
液晶テレビ レグザ、TimeOn
【東芝テレビご相談センター】
0120-97-9674(一般回線・PHSからのご利用/9時‐18時)
0570-05-5100(携帯電話からのご利用/9時‐18時)※通話料有料
チャット(年中無休/9時-18時)や問合せフォームもあります。
レグザサーバー・レグザブルーレイ
【東芝DVDインフォメーションセンター】
0120-96-3755(一般回線・PHSからのご利用/9時‐18時)
0570-00-3755(携帯電話からのご利用/9時‐18時)※通話料有料
03-6830-1855(IP電話などフリーダイヤルサービスをご利用いただけない場合/9時‐18時)※通話料有料
チャット(年中無休/9時-18時)や、問合せフォームもあります。
業務用ディスプレイ
【業務用ディスプレイお客様相談窓口】
0120-1048-27(一般回線・PHSから/月ー金:9時‐17時)
0570-666-065(携帯電話からのご利用/月ー金:9時‐17時)※通話料有料
問合せフォームもあり、購入前と購入後で問合せ先が分かれています。
商品資料はこちらからダウンロードできます。
テレビ視聴データ分析サービス
問合せフォームからの問合せとなります。
ハイセンスはどこの国のメーカー?どんな商品を扱ってるの?のまとめ
- ハイセンスグループは、中国発の世界的に有名な家電メーカー。
- ハイセンスグループは元々トランジスタラジオ製造からテレビ市場へ進出。13年連続で中国テレビ市場トップシェアを獲得している。
- 東芝で開発販売していた液晶テレビのREGZAブランドは、現在ハイセンスグループ内で開発販売している。
- 日本にもグループ会社「ハイセンスジャパン株式会社」「TVS REGZA株式会社」の2社がある。
- サポートセンターが日本にあり、REGZAブランドとそれ以外の製品とで問合せ先が分かれている。
ハイセンスグループは日本の企業ではありませんが、その製品の品質は決して悪くはありません。
むしろ、用途を絞って使う分にはコスパが良い部分もあります。東芝以外にも、gorenjeなどの世界的メーカーを傘下に加えたことで技術力も成長を続けている企業と言えるのではないでしょうか。
日本でのサポート体制もあるので、もし国産メーカー製にこだわりがなく、コスパ重視で家電を探している方なら検討材料に加えても良いと思います。
自分のほしい機能とすりあわせしながら、検討してみてくださいね。
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