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乾燥唐辛子の保存期間は?正しい保存方法から活用方法まで徹底解説!

世界中で親しまれていて料理にも欠かせない万能野菜である唐辛子ですが、保存期間はどのくらいかご存知ですか?

本記事では、乾燥唐辛子・生唐辛子の保存期間・保存方法からおすすめの活用方法まで徹底解説します。

 

 

乾燥唐辛子の保存期間と正しい保存方法

唐辛子は、乾燥させることで傷みの原因となる水分を除いた状態になるので、半年〜1年程度の長期保存が可能となります

唐辛子をまとめ買いしたときや家庭菜園でたくさん収穫できたときなど、保存期間が長くなりそうな場合には自家製乾燥唐辛子を作ってみましょう。

乾燥が不十分だと、中にカビが生えてしまうこともあるので、せっかくの唐辛子を無駄にしないように、じっくりと時間と手間をかけて、適切に乾燥作業を行うようにしましょう。

本章では、乾燥唐辛子を作るポイントや保存方法について詳しく解説します。

 

乾燥に適した唐辛子の品種

乾燥唐辛子を作る場合、品種に注意が必要です。

青唐辛子は乾燥の過程でカビが発生しやすいので、乾燥唐辛子を作る場合は、赤唐辛子が適しています。

また、唐辛子の中でも果肉の厚いものは、水分が多く含まれているため、完全に乾燥させることが難しくなります。

不十分な乾燥は、カビが発生する原因となるので、乾燥唐辛子を作る場合は、果肉の薄い唐辛子を選びましょう。

 

唐辛子の乾燥方法

株付きの唐辛子を乾燥させる場合には、根本を数本ずつ縛って逆さにつるします。実だけの状態になっている唐辛子を乾燥させる場合には、乾燥ネットやザルに重ならないよう並べます。

そして、風通しの良い場所で、自然乾燥させます。

直射日光が当たると唐辛子が変色してしまう可能性があるので、日陰で乾燥させましょう。

乾燥期間の目安は、1ヶ月前後ですが、季節によっては乾燥が完了するまでに1ヶ月以上かかることもあるので注意です。

乾燥が完了すると、唐辛子の表面にたくさんのシワができ、実を振ると中で種が転がってカラカラと乾いた音が確認できます。

市販の唐辛子の表面にはシワがなく、つるんとした実をしているのは、特殊な乾燥方法によるものらしいですよ。

 

乾燥唐辛子の保存期間と保存方法

乾燥唐辛子の保存期間は、半年〜1年くらいが目安となりますが、湿気の多い場所に保管すれば辛味成分が低下し、劣化も進みます。

そこで、乾燥唐辛子は密封容器で湿気が入らないよう保存するのがおすすめです

また、光に弱い唐辛子は冷暗所での保存が基本です温度が低いほど、風味もキープできますので、冷蔵庫で保存するのが理想的です。長期保存する場合は、より温度の低い冷凍庫で保存するようにしましょう。

乾燥剤を一緒にいれて保存すると鮮度がキープできるのでおすすめですよ。

自家製乾燥唐辛子は乾燥が不足していたり、保存中に湿気や水分が入り込んでしまうことがあるので、自家製乾燥唐辛子を使用する際には、中身も確認して、内部にカビが生えていないか確認すると安心です。

以下で乾燥唐辛子の保存期間を種類別にご紹介しますので参考にしてみてください。

 

乾燥唐辛子(輪切り)の保存期間

輪切りの乾燥唐辛子は、1本を丸ごと乾燥させたホールの唐辛子よりも空気との接触面が増えることから、劣化が早いです。とはいっても、生の唐辛子よりも保存期間は圧倒的に長いです。

輪切り唐辛子の賞味期限は、半年が目安となります

 

乾燥唐辛子(粉末)の保存期間

乾燥唐辛子はフードプロセッサーなどで粉砕して、一味にして保存するのもオススメです。粉末の唐辛子は料理などにも使いやすく便利ですが、使用する際は湿気てしまわないよう、注意しましょう。

粉末唐辛子の賞味期限は、1年が目安となります。

 

ビン詰めの粉末唐辛子を調理に使う際、火にかけた鍋やフライパンの中に直接振りかけてしまっていませんか?

ついついやってしまいがちなこの使用方法、実は、唐辛子の保存する上でのNG行為の1つなのです。

加熱中の鍋などから上がっている湯気や蒸気が唐辛子のビンの中に入り、痛みが早まってしまう恐れがあるからです。面倒ではありますが、使う分だけスプーンの上などに振り出してから使うことをおすすめします。

また、粉末唐辛子などの調味料をコンロのそばの棚などに置いている家庭をよく見かけますが、熱や湿度の影響を受けてしまうので、保存の点から考えると冷蔵庫などの冷暗所に保管するのがおすすめです。

 

市販の粉末唐辛子の保存期限はどのくらいなのでしょうか?

市販の一味・七味唐辛子のビンに書かれている賞味期限は、未開封の状態で、品質が変わらずにおいしく食べられる期限です。なので、賞味期限を過ぎてもすぐに傷んでしまうわけではありません。

しかし、賞味期限を大幅に過ぎている場合は、風味が落ちてしまっているでしょう。

開封している場合は、半年を目安になるべく早めに使い切ることをおすすめします。

 

 

生唐辛子の保存期間と正しい保存方法

唐辛子は乾燥した状態で売られていることが多いですが、生の状態でしか味わえない貴重なおいしさもあります。ただし、生の状態の唐辛子は傷むのが早く、長期保存には適していません。

そのため、すぐ使う予定があるのであれば基本的には常温保存ではなく冷蔵保存がおすすめです冷蔵に比べると食感や風味は落ちてしまいますが、すぐに使わない場合は冷凍するのがおすすめです

本章では生唐辛子の保存期間と保存方法について詳しく解説します。

 

冷蔵保存する場合

唐辛子を冷蔵保存するのメリットは、新鮮な生の状態を楽しめることです

生唐辛子は乾燥唐辛子にくらべて風味豊かで、香り高いことが特徴です生野菜として調理もしやすいので、幅広い料理に活用でき、唐辛子本来のやわらかい果肉の食感を楽しめます。

これに対し、唐辛子を冷蔵保存した際のデメリットは、保存期間が短いことです。唐辛子も生野菜なので、すぐに食べきれない場合は、早めに冷凍したり加工したりしましょう。

生唐辛子を冷蔵保存する方法は、以下のとおりです。

  1. キッチンペーパーで、唐辛子の水気を拭き取る(唐辛子に水分がついていると傷みやすく、カビの原因にもなります)
  2. 乾燥防止のため、唐辛子をキッチンペーパーで包む
  3. 空気をしっかり抜きながら、保存袋やラップにに入れて密閉する
  4. 冷蔵庫の野菜室で保存する

赤唐辛子と青唐辛子、どちらも保存方法は同じです。

生唐辛子を冷蔵保存した場合、約1週間を目安に食べきるようにしましょう

唐辛子も野菜の一種なので明確な消費期限の日数はありませんので、保存期間にかかわらず、食べる前には傷んでいないかよく確認してみてくださいね。特に種周りは傷みが進みやすい部分なので、注意が必要です。

目安としては、時間の経過とともにツルツルしていた表面の皮から水分が抜けてシワシワになっていくのがわかると思います。

少しシワがある程度であれば食べても問題ありませんが、傷みが進むとグニャッとした手触りになってきます。更に痛みが進むとカビが生えてくるので、少しでもグニャッとしてきたら食べないようにするのが安全です。

青唐辛子やししとう、万願寺とうがらしなどが緑色・紫色・赤色と変色していくのは自然のことですので、食べても問題有りませんよ。

 

冷凍保存する場合

生唐辛子を長期間保存したいという場合は、冷凍保存がおすすめです。生唐辛子を冷凍保存した場合のメリットは、生唐辛子と同じように料理に幅広く使えて長期保存が可能な点です

ただし、唐辛子の食感や風味は、冷蔵保存した場合よりも劣ってしまいますできるだけ食感や風味をキープするには、鮮度が高い状態の唐辛子を冷凍することがポイントです。

唐辛子を購入する際には、実にハリがあり、鮮やかな色をしているフレッシュなものを選ぶようにしましょう。

唐辛子を冷凍保存する方法は以下のとおりです。

  1. キッチンペーパーで、唐辛子の水気を拭き取る
  2. 唐辛子を1つずつラップで包む
  3. 空気をしっかり抜きながら、保存袋やラップにに入れて密閉する(密封袋に入れるときは、唐辛子を平らな状態にするのがポイント)
  4. 冷凍庫で保存する

冷凍保存した唐辛子の保存期間は3か月程度ですが、冷凍庫の中でも時間がたつにつれ鮮度は落ちていきますので、よりおいしい状態で唐辛子を楽しむのであれば、早めに食べきる方が良いでしょう。

解凍後の使いやすさを重視するのであれば、唐辛子をカットしてから冷凍する方法もおすすめですが、食感や風味を重視するのであれば、唐辛子を丸ごと1個そのまま冷凍する方法がおすすめです。

カットした唐辛子は、丸ごと1個冷凍した唐辛子よりも、劣化が早くなってしまいます。冷凍する際はできるだけ空気を入れないように、丁寧に冷凍するようにしてくださいね。

また、冷凍させたトウガラシは、解凍せずそのまま使えます。固すぎて調理するのが難しい場合でも、常温で少し置いておけば、すぐに切れる程度の柔らかさになります。

強い辛味が苦手な方は、冷凍前に辛味の強い種や種周りのワタを取り除いておくと良いですよ。

 

 

唐辛子のおすすめ活用方法

 

唐辛子のオイル漬けをご存じですか?

唐辛子のオイル漬けは、幅広い料理に使えて長期保存も可能な万能調味料です

本章では、唐辛子のオイル漬けの作り方や活用方法をご紹介します。お手軽に作れる調味料なので、ぜひお試しください。

 

唐辛子のオイル漬けの作り方

唐辛子のオイル漬けの作り方は以下のとおりです。

  1. お好みのオイルを準備する
  2. きれいに洗って水気をしっかりとふき取った唐辛子に、つまようじで数か所穴をあける(辛味を強くしたい場合は、種を取り除いて刻んだ唐辛子を使用してもOK )
  3. 煮沸消毒した清潔な空き瓶に、オイルと唐辛子を入れる
  4. 一晩程度、置けば完成(オイルに辛みが移るのは、およそ3日〜1週間ほど)

唐辛子のオイル漬けは、生唐辛子でも乾燥唐辛子でもどちらを使用してもOKですが、生唐辛子を使用すると、水分によりカビが生えやすくなるため、オイル漬けにするときは乾燥唐辛子を使用するのがおすすめです。

生唐辛子を使用する場合は、鷹の爪などの水分量が少なく果肉の薄い品種を使いましょう。

唐辛子を漬け込むオイルも、オリーブオイルやサラダ油、ゴマ油などお好みのものでOKですが、香りやクセの少ないこめ油やサラダ油を使うと、唐辛子の風味を引き立てるオイルに仕上がります。

唐辛子と一緒にニンニクやハーブを漬け込み、香りづけするのもおすすめですよ。

完成した唐辛子オイルは、冷暗所で保存してください

オイル漬けは、長期間保存すると酸化してしまい、鮮度や味が落ちてしまいますので、1か月ほどを目安に使い切りましょう

 

唐辛子のオイル漬けの使い方

唐辛子オイルを料理の仕上げにかければ、ピリッとスパイシーな味わいが料理のアクセントとなり、素材の味を引き立てます。

パスタやピザはもちろん、冷奴にかけたり、トーストにかけたり、お酢や塩などの調味料と合わせてドレッシングとして活用するのもおすすめです

調味料を変えれば、和風や洋風、中華など、さまざまな味わいのドレッシングに変身します。様々な調味料と合わせて、お好みの自家製ドレッシングを楽しんでみてください。

さらに、唐辛子オイルは、調理の際に普通の油と同じように使用できます肉や魚を焼くときの引き油にしたり、チャーハンや炒め物に使えば、唐辛子が香るスパイシーな一品に仕上がります。

唐辛子には、肉や魚の臭みを消してくれる効果があり、オイルには肉や魚を柔らかくするはたらきがあるので、調理前のお肉や魚に、下味として唐辛子オイルを和えておくのもおすすめです

 

 

乾燥唐辛子の保存期間は?正しい保存方法から活用方法まで徹底解説!のまとめ

本記事では、乾燥唐辛子・生唐辛子の保存期間・保存方法からおすすめの活用方法まで、詳しくご紹介しました。

唐辛子は、そのまま料理に使ったり、オイル漬けにして調味料として使ったりと、幅広く使える食材です。ぜひ唐辛子を正しく保存して、唐辛子の美味しさを存分に楽しんでみてくださいね。

料理以外の活用方法としては、唐辛子をお米の虫よけとして利用するのもおすすめですよ。唐辛子には虫よけに有効な成分が含まれているので、米びつに入れておくだけで防虫効果を発揮します。

ただし、お米の虫よけとして利用する場合は、乾燥した唐辛子を使用してください。生の唐辛子は水分を含んでいるため、米びつに入れるとカビが発生する原因となります。

最後に、本記事の内容をまとめてみましたので、ご参考ください。

  • 乾燥唐辛子の保存期間は半年〜1年程度
  • 乾燥唐辛子を作る場合は果肉の薄い赤唐辛子が最適
  • 生唐辛子の保存期間は冷蔵保存で1週間、冷凍保存で3ヶ月程度
  • 唐辛子が余ったらオイル漬けにして活用するのがおすすめ

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