皆さんはキッチンハイターと聞いてすぐに思い浮かぶ言葉はなんでしょうか?
私は「漂白」「殺菌」「カビ撃退」です。
私も毎週末に水筒やお弁当箱のパッキンなど、液体キッチンハイターに漬けています。
なんだかリセット出来ているような気持になるますが、私の気のせいでしょうか??
でもそのキッチンハイターってどんな成分でできているのでしょうか?
今流行りの植物由来の〇〇やオーガニック〇〇ではなく、正真正銘の化学薬品ですよね。
キッチンという一番食の安全を守るべき場所で使用するキッチンハイターの成分や使用時の注意を解説します。
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キッチンハイターは体に悪いです!
結論から言えば使い方次第で体に悪いです。
みなさんは成分をよく見たことがありますか?体にいい成分です✩.*なんて間違ってもパッケージに書かれてないですよね。
そしてデカデカと書かれた、【混ぜるな危険】の文字。
体に良いわけがないじゃないですか…
キッチンハイターの成分で体に悪いものはどれ??
成分 | 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)、界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)、水酸化ナトリウム(アルカリ剤) |
引用 花王 キッチンハイター
まずはキッチンハターの成分からひとつひとつみていきましょう。
◎次亜塩素酸ナトリウム
これは殺菌・消毒の役割をしています。
大腸菌や黄色ブドウ球菌にも効果があるので、ノロウイルスなどの胃腸炎の嘔吐物などから感染しないように処理をする時に希釈したものを使用することが推奨されています。
そして他の洗剤などと混ざると有毒な塩素ガスが発生し、目や皮膚にガスが触れただけで痛みや刺激を感じる事があります。もちろん直接触れることはやめましょう。
次亜塩素酸と聞くと、今流行りの次亜塩素酸空気清浄機や、次亜塩素酸の消毒液もありますが、それとは別物ですよ!
◎界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)
界面活性剤は聞きなれた言葉ですよね。
洗剤に入っている成分なので、特に危険性は低いように感じますね。
水分と油分をなじませ、汚れを落ちやすくしてくれる成分です。
界面活性剤もたくさんの種類がありますが、合成界面活性剤と呼ばれるものが体に害のある成分です。
まずは手荒れやかぶれの原因ひとつはコレ❕この成分が体内に入ることで肝臓機能に障害が起こったり、他の成分と合わさると発がん性になるのも心配ですね。
◎水酸化ナトリウム(アルカリ剤)
キッチンハイターが手についてしまってヌルヌルする❕という経験はありませんか?この正体はこの成分です。
タンパク質を溶かす成分なので、完全に洗い流さないとやけどのような状態になります。
この成分も目に入ると失明の恐れがあるので取り扱いには本当に注意です❕❕❕
キッチンハイターの正しい使い方とは⁉
花王のHPから引用しますね↓↓
ふきん、台ふきん、おしぼり
<除菌(消臭)>
【使用量の目安】 5Lの水にキャップ 約1.2杯(キャップ1杯は約25ml) 【使い方】 約2分つけおきした後、水ですすぐ。<漂白(除菌・消臭)> 【使用量の目安】 5Lの水にキャップ 約1.2杯(キャップ1杯は約25ml) 【使い方】 約30分(汚れがひどい時には少し長めに)つけおきした後、水ですすぐ。 |
まな板、食器、きゅうす、タンブラー、マグカップ、哺乳びん、お弁当箱など
<除菌(消臭)>
【使用量の目安】 5Lの水にキャップ 約2杯(キャップ1杯は約25ml) 【使い方】 約2分つけおきした後、水ですすぐ。 ※木製のまな板は 5分以上つけおきする。<漂白(除菌・消臭)> 【使用量の目安】 5Lの水にキャップ 約2杯(キャップ1杯は約25ml) 【使い方】 約30分(汚れがひどい時には少し長めに)つけおきした後、水ですすぐ。 |
冷蔵庫の中
<除菌(消臭)>
【使用量の目安】 5Lの水にキャップ 約1/2杯(キャップ1杯は約25ml) 【使い方】 液につけおきした布を絞り拭いた後、水拭きする。 |
ドアノブや取っ手など*のウイルス除去にも!
薄めた液(水1Lにキャップ約0.4杯が目安**)を布などに染み込ませて拭き、拭いた後は 必ず十分に水拭きしてください。
*:ステンレス製を除く金属製のものには使えません |
引用 キッチンハイター
使い方をしっかり守って安全に使いましょう!
キッチンハイター以外に消毒・除菌できる方法は?
キッチンハイター以外で体に影響を与えないものは煮沸消毒です。
手順は簡単です
①お鍋で水を沸かして、沸騰したら消毒したいものを入れてグツグツ5分間煮る。
②お湯から取り出し、しっかり自然乾燥する。
たったこれだけです。
ただし、耐熱でなければいけないので注意です❕
できる素材➡布、耐熱ガラス、耐熱100℃以上のプラスチック
毎日キッチンで使う布巾や赤ちゃんの哺乳瓶などは煮沸消毒の方が安全ではないでしょうか。
次にアルコール消毒もあります。
引用 ドーバー パストリーゼ
SNSで話題のパストリーゼです。
これは醸造用アルコールと純水で作られているため、食品に直接吹きかけることができます。
口に入っても大丈夫なので、食品に吹きかけて防カビ、食器やキッチン用品に吹きかけて消毒や掃除に使えますね。
ただしアルコール消毒も注意点はありますので、直接口に入れたり、目に入らないように気を付けてください。
【徹底解説】キッチンハイターは体に悪い?どんな影響があるの?のまとめ
今回は花王のキッチンハイターでしたが、類似品もたくさんあります。
成分も異なるため、一概にとは言えませんが、化学薬品ですので体にいいものではありません。
しかし、正しく使えばウイルス感染を防いでくれたり、手が行き届かない場所の掃除も簡単に行ってくれるので、安全に使っていければいいなと思います。