イクラって、あの宝石みたいな真っ赤な粒がツヤツヤ輝いて、口の中でぷちぷち弾ける食感がたまらないアレですよね!
そんなイクラは、鮭の卵だとほとんどの方が言うのではないでしょうか?しかしイクラとは、厳密に言うと鮭・鱒の卵の塩漬けの事を言うんです。
え?!鮭の卵じゃないの?鱒の卵もイクラって言うの?と初めて知る方もいるかも知れませんね。
私も、知りませんでした(笑)
ということは、いつも食べてるのは鮭のイクラ?鱒のイクラ?鱒のイクラはまずいって本当?
イクラ自体を、食感がまずいという方には参考になりませんが、イクラの疑問を解決すべく、今回はリサーチして行きます。
Contents
【鱒と鮭】イクラには違いがあった
イクラの親は、鮭だけでなく、鱒もいるという事がわかりました。
じゃあどんな違いがあるの?と不思議になりますよね~。お任せください!きちんと調べました。
そもそもなんでイクラって言うの?という所から、しっかり学んで行きましょう。
【鱒と鮭】イクラの語源
もともとはロシア語が語源で、魚卵の事をイクラと言っていたそうです。
それで、筋子(すじこ)の状態からほぐして、バラバラになった魚卵をその国の人々が「イクラ」と言っているのを日本人が見て、イクラになったとのことです。
【鱒と鮭】いくらの種類
イクラを辞書で引くと
引用:Weblio辞書
と、されています。なんと!鱒の卵も堂々と含まれているではありませんか!!(本当に知らなかった。笑)
じゃあ、なんでみんな鮭の卵って言うのー?と思いますよね。みんな知らなかった…。もちろん、その可能性は十分にあります。
しかしそこには、鮭イクラと鱒イクラの決定的な違いがあったんです。
【鱒と鮭】それぞれのイクラの決定的な違い
鱒のイクラも鮭のイクラも、味も形もよーく似ています。しかし、そこには決定的な違いがありました。
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・粒の大きさ 鮭イクラ>鱒イクラ
・値段 鮭イクラ>鱒イクラ
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実は鱒イクラは、3割くらい安くなるのだそう。なので、業者が混同しないよう、イクラ=鮭イクラ、鱒=鱒イクラと呼んで区別しているそうです。
確かに、【イクラ】とだけ書いてあったら、既に【イクラ=鮭】と信じているので、どっちのイクラ?なんて考えませんよね。
鱒のイクラはまずいのか徹底解説!
そうなると、安いってことは鱒のイクラはそんなに美味しくないの?と疑問になりますが、そんなことはありません。
粒の大きさや、値段が違うだけで味はほとんど変わらないのです。
ではなぜ”まずい”という風評が出がちになるのでしょう?
【比較してみた結果】
鮭イクラと鱒イクラを食べ比べた結果、鮭のイクラの方が弾力があって濃厚というコメントを見つけました。
私は、鱒イクラというものが存在するということすら知らず、意識して食べたことがないので、体験者の感想をいただきますね。
実際に2種類のいくらを80〜90gずついくら丼にして食べ比べしているものを見ることができましたが、色はあまり違いがなく、形については鱒いくらは粒が小さくてプチプチしていて、鮭いくらは粒が大きくてハリがある感じのようでした。
また味や食感に関しては鱒いくらはプチっと弾ける食感が魅力で、鮭いくらは味が格段に良くて甘く、美味しさで比べると鮭いくらの方が上ということがわかりました。
それにレストランの料理人ようなプロからすれば、鮭いくらの粒の大きさと風味の豊かさには鱒いくらはかなわないという事です。
引用:知恵の輪
という違いが出たそうです。
しかし、この結果になるのも、鱒が安いからというのでは当然なく、生物学的に仕方がないのです。
【海と川の違い】
鮭は、川から海に出て収穫されます。海は川よりも栄養が豊富なので、身も美味しくなりがちという、単純な理由でした。
しかし、例外もあるので絶対そうとは言えません。
どちらかと言うと、栄養豊富な海での生活を体験している鮭の卵の方が大きく、濃厚な味わいになる傾向にあるということですね。
【鱒イクラをあまり目にしないから】
先ほども言ったように、ほとんどの方はイクラ=鮭のイメージで定着しています。
人間は、違和感のあるものを拒絶する反応がもともと備わっていて、その為に「まずいんじゃないか」と勝手に決めつけてしまう習性があるのです。
食わず嫌いとも言いますよね。
でも、食べてみたら鮭のイクラより好き!という方もいらっしゃるかも知れませんね。
鱒イクラの臭みを取って美味しく食べる方法
鱒イクラに限らず、魚って生臭いですよね。
それが料理の味に直結する事は、言うまでもありません。その生臭さを取り除いて、美味しく調理する方法をお伝えしますね。
【魚介類の生臭くなる原因】
臭み成分トリメチルアミン
この物質は、魚介類を収穫して時間が経つと放出し始める生臭くする成分になります。
これは、内臓・血合い・皮周辺から発生しやすい為、血管が豊富な卵巣膜に包まれている筋子の状態で購入した場合は、早めに処理する事が大切です。
上手に処理して美味しいイクラにする
筋子の処理方法をお伝えします。40℃のぬるま湯に塩を加え、4%の塩水を作り、筋子をほぐします。
40℃というのは、卵が固まらず、綺麗にほぐせる温度です。
ここで、膜や筋が残らないようにほぐすを水を変えて3回繰り返し丁寧にほぐした後、水道水で綺麗に流します。
また、水道水で流した後は、しっかり水気を切ることで雑菌の繁殖を防ぎ、におい防止や傷みを遅らせる効果に繋がります。
【下処理はシッカリと】
魚卵に限らず、お肉も何でも下処理の一手間でお料理の味が格段に変わりますよね。
先ほどの、塩水で繰り返しほぐした後水道水で流す代わりに、70℃のぬるま湯にさっとくぐらすという方法もあるようです。
どちらにしても、素材を美味しくいただく為のとっても大切な作業ですね。
【いくらの醤油漬けの作り方】
イクラの味付けって、自分でできる事をご存知でしたか?
美味しい自家製のイクラを作れるなんて、料理の先生になった気分ですね。
もしかしたらその内、「買うより作った方が美味しいよ!」なんて、言ってるかも知れませんよ〜。
それでは、そんな美味しいイクラを作るレシピをご紹介しますね。
作りやすい量(2人前)
筋子 300g
漬け汁(事前に鍋でひと煮立ちさせ、粗熱を取っておく)
しょうゆ 大さじ3
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
水 大さじ1
このタレに漬けて、半日から一晩冷蔵庫で寝かせる。
保存は冷蔵庫で1週間。冷凍庫では1~2か月はもつそうですが、冷凍する場合は解凍する必要があるので、使う分ずつ小分けにして冷凍する方法が賢いですね。
鱒のイクラはまずい?鱒と鮭のいくらの違いと美味しい食べ方のまとめ
さてさて、いかがだったでしょうか?
まとめますと、こんな感じです。
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・イクラは鮭か鱒の筋子をバラバラにほぐしたもの
・鱒のイクラは鮭に比べ、河で生活する為、小粒で味も淡白になりやすい
・味を美味しくするのも、下処理・調理の腕次第!
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以上になります。少しでもあなたのお役に立てると幸いです。
では!
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