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沼田博和さんの経歴・プロフィールについて業務スーパー神戸物産の社長ってどんな人?

沼田博和さんは株式会社神戸物産の代表取締役社長です。神戸物産といってもピンと来ない方も多いと思います。私もそうです。でも緑色の看板の業務スーパーと言えば、ああ、あのお店かとわかるのではないでしょうか。まだ30代、一体どんな方なんでしょう?

沼田博和さんの経歴・プロフィールについて

  • 氏名: 沼田博和(ぬまたひろかず)
  • 2012年(平成24年)2月  代表取締役社長就任
  • 生年月日 1980年11月16日
  • 出身地 兵庫県
  • 出身校 京都薬科大学大学院修士課程

まだ30代前半で社長に就任、大学院の修士課程を終えてから社会人になられていますから、そんなに社会人経験ないまま社長に就任したような雰囲気があります。

卒業された学校は、京都薬科大学から、京都薬科大学大学院修士課程に進学されています。なぜ、スーパーの社長が薬科大学を卒業されているんだろうという気がしますが、そこがまた面白いところなのかもしれません。

大学院卒業後は大正製薬総合研究所に就職

そりゃあも、薬科大学の修士課程ですからね。社会人の最初は製薬関係になるでしょう。

就職された会社は大正製薬総合研究所。そう、鷲のマークの大正製薬ですよね。

そうそう、簡単に入社できる企業ではありませんから、余程努力されたんだろうなあという気がします。

父は創業者沼田博和さんは2代目社長

せっかく入社された大正製薬総合研究所ですが、それほど長く在籍することはなく、

2009年に沼田社長が29歳の時に業務スーパーを運営する神戸物産に社員として入社しました。

最初は一応、社員扱いだったようです。

それから、3年後の2012年31歳の時に、代表取締役社長に就任することとなります。

いかに、2代目社長とは言え、その重責はさぞかし重たかったのではないかと思います。

業務スーパー東京証券取引所第一部

もともと、大阪証券取引所第一部に上場していたものが、大阪証券取引所と東京証券取引所との現物株市場統合に伴い、

2013年7月に東京証券取引所第一部に上場を果たす。

この辺りは、順調に進んでいることだったと思います。

上場した後が、必ずしも順調であったかと言うと、いろいろ調べると、結構株式とか、税金絡みでトラブルが頻発しています。

特に2016年は、振り返ると、厄年のように、いろいろな災難が降りかかります。

  • 2016年(平成28年)2月  神戸物産の株式を巡り、インサイダー取引が行われた疑いがあるとして、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反容疑で本社など関係先を強制調査していたことが判明。同社は2014年12月と15年7月に自社株買いを実施。同社関係者は公表前にこの情報を入手し、取引先の関係者らに伝えた疑いが持たれており、売買で多額の利益を得ていた可能性がある。
  • 2016年(平成28年)3月 - 大阪国税局の税務調査を受け、2014年10月期までの3年間で約2億8000万円の所得隠しを指摘される。他に申告漏れもあり、重加算税を含む追徴税額は約1億6000万円で、修正申告を行った。香港の子会社について、現地で事業の実体があることなどから法人税率の低い外国で子会社の所得を申告することを防ぐ「外国子会社合算税制(タックスヘイブン対策税制)」の適用除外を受けられるとして、子会社の所得を合算せず申告した。しかし「子会社に役員が常駐していない」などの理由により国内で申告するよう指摘を受ける。
  • 2016年12月9日 - 前述のインサイダー取引疑惑について、神戸地方検察庁が同社関係者に対して不起訴処分を行ったとする発表を行った。

最終的には不起訴処分になったものの、その対応は、もろもろ大変であったことが想像されます。

業務スーパーは他の企業と何が違うのか

業務スーパーの大きな特徴は、「日本最大の第6次産業」を目指し、フランチャイズのビジネスモデルを確立しているという点が最大の強みです。

「第6次産業」とは、原材料などを生産する第一次産業、製造や加工を行う第二次産業、流通や販売を行う第三次産業の、製造から販売に至るまでのすべての過程を自社で行うことです。

第6次産業というのは、農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態を表すと言われています。

農業経済学者の今村奈良臣という方が提唱した、いわば造語です。第一次産業の1と第二次産業の2、第三次産業の3を足し算すると「6」になるところから来ているそうです。

明確に違うと言えることは、商品を仕入れて販売する、いわゆる流通業に対して、生産したものを販売する、「製造小売業」といった志向を持っていたというのが成長のポイントになったと言えるかもしれません。

かつての流通業の王様、ダイエーは志半ばで、紆余曲折の後、イオンの子会社になったことと比べると、この「製造小売業」という志向は成功した考え方であったと言っていいでしょう。

製造小売業だからこそ実現できる低コストと品揃え

これをやられると、ちょっと、他社が手を出せないのかもしれないという気がしますが、

通常の小売店の場合、商品の製造工場から輸入やバイヤーを通して、自社の小売店に入荷してから販売するという流通のコストがかかります。

しかし、製造小売業で全て自社でまかなっている業務スーパーは、流通コストがカットできます。このため、格段に低価格での販売を実現できるのです。

 

まちなかで、業務スーパーの看板を見た際には、そんな、ビジネスの仕組みについても考えてみると面白いかもしれません。

 

また、世界に350を超える協力工場があり、「世界の本物を直輸入」のコンセプトのもと販売を行っているので、ユニークな商品が多いということも

人気の秘訣です。

第6次産業という独自のビジネスモデルを確立しているからこそ、人気の業務スーパーを展開することが可能になっているのですね。

沼田博和さんの経歴・プロフィールについてのまとめ

若き2代目社長。ビジネスモデルは、どうやら当面盤石なようにも見えます。

コロナの影響は、どちらかというと、大量購入が多くなっている傾向がある中では、ある意味追い風になっているような気がします。

まだまだ、業務スーパーの勢いは止まりそうにありませんね。

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