ペットボトルを凍らせて持ち歩くといつでも冷たい飲み物が飲めて便利ですよね。
しかし、ペットボトルを凍らせると有害物質が出るのではないかという噂があります。
そして凍らせたペットボトルが破損していたり、飲みたいときに飲めなかったり・・・
ペットボトルを凍らせても有害物質がでないのであれば、早く凍らせたりする方法や、破損せずに凍らせる方法を知りたいですよね。
また凍らせたペットボトルは飲み物として使うのが王道ですが、他に使い道があれば便利ですよね。
そこでペットボトルを凍らせることは有害なのか、また安全に凍らせたり、すぐに飲めるようになる方法はあるのか、飲み物以外での使い道があるのか調べてみました。
Contents
ペットボトルを凍らせることは本当に有害?
凍らせると有害物質がでできてからだに悪いというように言われてるそうです。
そんな事とは知らずにガンガン凍らせてペットボトルを凍らせてました・・・
でも安心してください!
凍らせると有害物質がでるということは迷信だそうです。
燃やしたときに塩素系のプラスティックでダイオキシが発生することが凍らせたときに有害物質が
発生すると言われるようになったみたいですね。
なのでペットボトルを凍らせても人体に影響を及ぼすような有害物質がでてくることはないです。
ただし、凍らせることよりも直火にかけたり電子レンジにかけて溶けたペットボトルが有害になることがあります。
またペットボトルから有害物質がでることはないですが、衛生面からペットボトルを凍らせることはおすすめはできません。
なぜなら冷凍庫のなかにはたくさん菌がいます。
冷凍庫内の温度は【約-15℃】では菌の増殖が停止していますが細菌が死ぬわけではないのです。
お肉などを一緒に冷凍していると、ペットボトルや中の飲料に細菌がついてしまって衛生的によくないからです。
どうしてもペットボトルを凍らせたい場合は清潔な冷凍庫内に入れるようにしましょう。
ペットボトルを凍らせると爆発するって本当?
ペットボトルを凍らせると爆発するという噂も耳にしますよね。
私自身は爆発した経験はないですが・・・
凍らせてるペットボトルが爆発するなんてとても怖いですよね。
そこでペットボトル凍らせると爆発するのか調べました。
ペットボトルはプラスチック製で膨張することはないですよね。
ペットボトルの中身が氷となったときにの膨張に耐えきれず、変形したり、破損したりします。
お茶やジュースであれば容器の変形や破損程度はありますが、爆発で周りに影響を与えることはないです。
ただし、液体を凍らせると体積が増えます。
例えばミネラルウォーターの場合膨張率が【1.1倍】とされています。
【500ml】のミネラルウォーターが凍ると【550ml】の氷になります。
【500ml】のまま凍らせると容器が変形、破損につながります。
またキャップの部分、口部が変形し密閉性も失われます。
しかし炭酸飲料は凍らせると爆発の原因になります。
[st-mybox title=”炭酸飲料とは?” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
炭素(二酸化炭素)が液体に溶け込んだ飲料です。
気体は液体(飲料)に溶けるが個体(氷)には溶けないという性質を持っています。
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そのため二酸化炭素は居場所がなくなり、外に放出されます。
なので炭酸飲料はパンパンになり変形し、爆発につながります。
人よっては炭酸飲料のペットボトルは強度は強く作られているため大丈夫だと言う人もいますが、
ケガの原因になり危険なので絶対にしないでください。
凍らせた炭酸飲料は気が抜けておいしくなくなります。
炭酸飲料を凍らせることにいいことはないですよね。
炭酸飲料を外で冷やしたい場合は、凍らせるのではなく、氷水の中で回して冷やした方が安全に冷やせます。
結局ペットボトルの飲み物は凍らせてもいいの?
ふつうのペットボトルでも凍らせることができると分かりましたよね。
でも、実際凍らせても大丈夫なのか不安が残りますよね。
本当に凍らせても大丈夫なのか調べました。
最近では冷凍用のペットボトル飲料が出回っています。
普通のペットボトルでも凍らせることはできますが、飲料メーカーは非推奨なので自己責任となります。
また水以外のもを凍らせると種類によっては内容物が分離することがあります。
濃度の差ができ、味の濃い部分と水っぽい部分ができたりしておいしさや風味が損なわれることがあります。
もし、味の濃さにバラつきがでたら、ペットボトルを振って氷を砕きながら飲むと味のバラつきが解消されます。
凍らせてもいいみたいですが、自己責任になるので注意して凍らせる必要がありそうですね。
ペットボトルを凍らす時間ってどれくらい?
凍らせて飲む場合、どれくらいで凍るのか気になりますよね。
だいたいの目安時間は下記の通りです。
すぐにおいしく飲む場合 【30分】
*ビールやジュースがおいしく感じる温度は8℃くらいだそうです。
凍らせる場合
・【500ml 4-6時間(凍りはじめるのは約4時間)】
・【1000ml 7-8時間(凍り始めるのは約7時間)】
・【2000ml 10時間(凍り始めるのは約10時間)】
上記時間はミネラルウォーターの場合で、お茶やジュースはさらに長くなります。
また冷凍庫にたくさん物が入ってる場合も冷気の周りが悪くなりもっと時間がかかることもあります。
準備は余裕を見て前の晩からしたいですね。
冷凍するコツと方法は?
冷凍するときに真横にして満水近くまで入れることが多く、
ペットボトルをカチカチにしてしまうと飲み物が出てこなくて困ることがありますよね。
すぐ飲める冷凍方法はあるのでしょうか。
半分だけ凍らせる方法
- ペットボトルの中身を半分にする
- 出した中身はほかの容器に入れて冷蔵庫で冷やしておく
- 半分入ったペットボトルを凍らせる。
このときペットボトルは横にするがキャップ側の方を上にして斜めになるようにする(うまく斜めにならないときはタオルなどをまるめておくとよい)
- 飲むときは冷蔵庫で冷やしていた残りの飲み物をペットボトルに戻してから飲む
[st-mybox title=”斜めにする理由は?” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
斜めにすることによって凍った断面が斜め状になり凍った部分に接する面積が広くなり、溶け残りがでないようにしつつ最後まで冷たさをキープしておいしく飲むことができるそうです。
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また接触面が増えて溶けやすくなるのですぐに飲むことができます。
さらに濃度が均一になるので味のバラつきが出にくくなります。
また真横にして冷凍すると口の部分に飲み物が半分浸かった状態で凍ることで、口の部分が変形、密閉状態が損なわれる恐れがあります。
持ち運ぶときに「歪んでる」「密閉されていない」などとならないように凍らる場合は斜めにして、口の部分には飲み物が触れないようにしておきましょう。
シャーベット状に凍らせるのもおいいしくてよい
アクエリアスやトロピカーナ【100%】オレンジはシャリシャリに凍らせるとおいしいです。
ペットボトルを冷凍庫にいれて【10~20分】ほどたったころにペットボトルごとシェイクします。
その後も何度かシャカシャカして凍らせるとシャーベット状にできるます。
シャーベット状にすると凍らせたときの味のムラ(凍結濃縮)がなく、溶けやすく飲みやすくなります。
完全に凍らせる方法
ペットボトルの膨張を防ぐために、中身をほんの少し減らしてから冷凍するようにします。
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・冷凍庫内ではペットボトルを横倒しに置かないようにする
・キャップ部分に液体がかかった状態で凍らせる密閉性が損なわれる恐れがあるのでキャップ部分を上にして凍らせる。
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破裂・変形させずに凍らせるポイント
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・飲料を満タンになるまでいれない
・お茶やジュースのようないわゆる不純物が多い飲み物はミネラルウォーターよりもさらに体積が上がるためその分考えてミネラルウォーターよりもさらに少なめに入れて凍らせるほうがよい。
・軽く押しつぶす
(液体の圧力をかけられると溶けるという性質がありこの性質を利用することで必要以上に凍らせることなく、容器が変形や破裂することを防ぐことができます)
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素早く冷凍させたいときに知っておくと便利な方法
どうせ凍らせるなら少しでも早く凍ってほしですよね。
知っておくと便利な方法を紹介します。
水に濡らしたキッチンペーパーやタオルをペットボトルに巻いてから冷凍庫に入れます。
キッチンペーパーやタオルの部分が蒸発するときに発生する気化熱が効率よくペットボトルの熱を奪い、早く凍らせることができます。
また熱伝導率のいいアルミホイルを巻くと冷やすのも早く凍らせることができます。
もし、たくさんの量が必要だけど早く凍らせたい場合は2lのペットボトル1本を凍らせるのではなく
500mlを4本凍らせる方が早いです。
ペットボトルを変形させない冷凍方法はあるの?
ペットボトルを凍らせたものの、取り出したら変形してびっくり!なんてこともしょっちゅうありますようね。
ペットボトルの形のままキレイに冷凍できる方法はあるのでしょうか。
[st-mybox title=”キレイに冷凍する方法” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
・凍らせる前にペットボトルのキャップを緩め、ペットボトルをつぶして軽く空気を抜いておく。
こうすると変形させずに冷凍できる。
・凍らせてもよいペットボトルを使用する。
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ペットボトル目印は水色のキャップです。
そのほか「COLD&ICE」や「冷凍PET」などの表示シールが貼られているので注意してみて見てくださいね。
ペットボトル材質はふつうのペットボトルと変わりないのですが形が異なります。
ふつうのペットボトルと比べ、底の部分が丸く作られています。
丸いものは中からの圧力が均等に(放射的に)外に伝わるため力が分散されるという考えに基づいて作られているそうです。
用意するのが面倒なら底が四角なものではなく丸いものをあらかじめストックしておくといざというときすぐ使えて便利ですね!
衝撃を与えない
「過冷却」という現象を利用する方法になります。
過冷却を利用して冷やした飲料入りペットボトルは冷やしている間は凍結せずにいるため破裂や変形がおきません。
利用するときに冷凍庫からとりだして少し叩いたりふたを開けたりするだけで一気に凍ります。
ポイントはそっと行うことです!
そっと慎重に冷凍庫に沈めると、過冷却現象により、マイナス温度でも凍らずに冷やすことができるのです。
[st-mybox title=”過冷却とは” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
液体には凍るほどの低温に長時間置かれても衝撃が加わらない限り液体のまま状態を保ちつづる性質を利用したもの
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凍らせたペットボトルは再利用可能なのか?
一度使ったペットボトル、まだ使えそうなら使いたいですよね。
私も何度も使い回します。
でもペットの再利用ができるのか気になったので調べてみました。
基本的に再利用不可です。(ちょっとショック・・・)
なぜなら、
・容器の劣化
・凍らせたあとのペットボトルはかなり損傷が激しい
・あちこち傷だらけでボロボロになている
この状態ではただ凍らせるだけでも破裂する可能性がさらに高まり、最悪の場合は落としただけで
穴が開くなんてことも起こり得るからです。
・不衛生
傷だらけの為、飲み口から容器に移った細菌が残りやすいです。
またこのような細菌類は冷たい環境を非常に好み、病原菌が大量に繁殖している可能性が高いです。
細菌が大量についたペットボトルは嫌ですね
食中毒の危険性があるので一度凍らせたペットボトルの再利用はやめるようにしましょう。
凍らせたペットボトルの活用法はある?
凍らせたペットボトルって他に活用法はあるのでしょうか。
飲み物や、保冷剤の変わりしか思いつきませんが・・・
他に何かあるのでしょうか。
飲料代の節約
出かけるたびに飲み物を買っていたらバカになりません。
あらかじめ家で凍らせて持参すれば1本あたり100円の節約になりますよね。
いつでも冷たい飲み物が飲めるというメリットもありますよね。
腐敗防止&保冷剤
食中毒の防止になります。
氷やドライアイスの代わりに使うができ、飲んでしまえば荷物が軽くなるというメリットもあります。
食べ物の保存
コーンやミックスベジタブル、刻んだネギ、玉ねぎ、子房にわけたしめじなど細かい野菜の保存にも可能です。
そのまま凍らせるのが不衛生で何となく不安だったり、ジップロックなどの保存袋がない場合、ペットボトルに入れます。
ミネラルウォーターやあらかじめ沸騰させ冷やした水を入れ凍らせるとさらに安全に保存できます。
水道水よりもミネラルウォーターのほうが不純物が混ざっておらず衛生的にはおすすめです。
ペットボトルで食べ物を保存するメリットは
・冷凍庫の中で行方不明になることもない
・使いたい分だけさっと取り出せる
・固まってしまってもペットボトルを振ればバラバラに解けるので使いやすい
・自家製ミックスベジタブルを作って凍らせておくと料理の時間の時短に
などなど、たくさんのメリットがありますよね。
インテリアとして
ペットボトルは実はインテリア用品になります。
水と一緒に造花をペットボトルに入れて凍らします。
造花以外だとキャラクターのフィギュアやスパンコールもおすすめです。
目からの涼を取れて一石二鳥ですね!
その他の活用方法
・ケガをした時に患部を冷やしたり、熱がるときに体を冷やす
・虫に刺されたとこも冷やすと痛みやかゆみがやわらぐ
(直接は冷たすぎるのでタオルを巻くとよいです)
・エアコンを使わずに涼をとる知恵に、部屋にたらいを置いて氷の柱を立てる
「氷柱」があるが凍らせたペットボトルは「水柱」の代わりになります。
たらいをひっくり返してしまう心配もなく後片付けが楽です。
【500ml】サイズはすぐに溶けてしまうので【1.5L】サイズが適量になります。
冷凍したペットボトルのカバーはどうしている?おすすめをご紹介!
凍らせたペットボトルを持ち運ぶ際、水滴が気になりますよね。
私の場合、タオルで丸めて持ち運んでいましたが
おすすめのペットボトルカバーがないか調べました!
マイクロファイバーのペットボトルカバー
吸水性抜群で速乾性もあるマイクロファイバーを使たペットボトルカバーは冷凍したペットボトルの結露による水滴を素早く吸収してくれます。
マイクロファイバーのタオルは100均でも売っているので気に入った柄で手作り可能なのでおい気に入りのペットボトルカバーを作ることができますね。
ラミネートカバー付きペットボトルカバー
ラミネートカバーが付いたペットボトルカバーは保冷効果があるので長時間冷たい状態を保つことができます。
内側に吸水性の高いキルトやスポンジが貼ってあると結露防止にもなるのでおすすめです。
ペットボトルを凍らせることは有害!?安全に冷凍する方法は?についてのまとめ
ペットボトルを凍らせると有害なのか、安全に凍らせる方法などはあるのかを調べきました。
・ペットボトルを凍らせることで有害物質が出ることはない
・炭酸飲料以外なら爆発することはない
(ただし容器の破損・変形はある)
・ペットボトルを凍らせる場合は斜めに入れる
・急いでいるときはキッチンペーパーやタオルを巻くと早く冷凍することができる
・飲料としてだけではなく野菜をまとめたり、保冷剤としても使える
・凍らせたペットボトルで涼をとることができる
・持ち運びにはペットボトルカバーをつけるのがおすすめ
でした!ぜひ参考にしてみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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