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【仕事ができないのに辞めない人とは】その特徴や対応策を大公開

「働きアリの法則」というものをご存知ですか?

集団において、全体の2割が意欲的に働き、6割は普通で、残りの2割が怠け者になる傾向が高いという法則です。 

よく働く2割の、働きアリを間引いてしまっても、そのうちの2割が働き始めて、結局2対6対2の割合に戻ると言われています。

今回は残り2割の「仕事ができないのに会社を辞めない人」の特徴について考えていきます。仕事ができないのに会社を辞めない人の対策について探ってみました。

 

 

仕事ができないのに会社を辞めない人の特徴とは

仕事ができない人がどこでも2割いるのなら、イライラした経験を持つ人は多いよね…

仕事ができないのに会社を辞めない人、いわゆる困ったちゃんの特徴とは次のようになります。

①とにかく仕事に時間がかかる
②人に聞かない、または聞けない、メモがうまく取れない
③ミスを隠そうとする
④仕事をしているフリが上手く、アピールがすごい
⑤上の人間にすり寄って何とか立場を守ろうとする
⑥向上心がなく愚痴が多い
⑦神経が図太い
⑧年数が長いから役職が付いたりする

 

確かにこういう人が近くにいれば、イライラして仕事にならないこともあると思います。

次は、仕事ができないことで何故そのような行動を取るに至るのかという心理を探ってみましょう。

 

 

仕事ができないのに会社を辞めない人の心理とは

先程ご紹介した仕事ができないのに会社を辞めない人の特徴を、詳しく解説していきましょう。

 

とにかく仕事に時間がかかる

普通1時間かからない作業に2時間以上かけていたら「一体何に時間がかかっているのだろう…」と思いますよね。

分からないなら聞いてくれてもいいのに…反応も遅いよね

と思うようなケースです。しかも何につまずいているかを教えてくれなかったりするので、一緒にいるとイライラします。

人に聞いてはいけない、自分でやるしかないのだと思いこんでいるのかもしれないので「分からなかったら聞いてね」と伝えておく方が良いでしょう。

他の作業はそうでもないのなら、その作業が苦手なだけかもしれないので部署などを替える必要があるかもしれません。

 

人に聞かない、または聞けない、メモがうまく取れない

これは、高学歴でプライドが高い人に多いパターンです。

人に頭を下げて聞くのが嫌だとか、相手に分からないと思われるのが嫌だからとか、そんな理由だと思われます。

自分は分かっていると自信を持っているので、自己流でやってしまったり、分からない点を聞けないまま、そのうちどんどん時間が経ってしまうのでしょう。

反面、すぐに聞いてくるし、メモも取っているようだけど、そのメモが壊滅的に汚かったり、あちこち前後していたりして、メモが全く役に立たない人もいます。

仕事できない人のメモをちらっと見たら、小学生みたいな書き方でした…

もしかしたら、こういう人は発達障害なのかもしれませんね。何が大切なのかポイントを教えてあげる必要があります。

 

ミスを隠そうとする

仕事が遅い上に、ミスをしたら評価が下がってしまうことを恐れて、ミスを隠したくなるかもしれません。

またミスを指摘されても、あれやこれや言い訳をしてきます。自分がミスをしたという事実を認めたくない、妙なプライドがあるからです。

さらに、仕事が遅い人はミスをしたくないために大したことない作業でも、何回も見直している事実もあります。

しかし所詮、仕事ができない人なので、結局手直しされる場合が多いのですが…

たとえ7割の出来でも早めに提出するほうが、上司が指導してくれて良いものになったりしますよ。

 

仕事をしているフリが上手く、アピールがすごい

仕事ができない人は作業が遅いので、当然残業が増えてしまいます。

同じ部署の人は、その人が仕事が遅いから残っていると知っていますが、上層部の人は分かりませんから、すごく仕事を頑張っているように見えてしまうのです。

真面目に見えるので、他の部署の人からはウケも良かったり、仕事ができないとは思われてなかったりします。

しかも残業代がきちんと付く場合は、たちが悪いことに、それを目当てにダラダラと残っていたりもします。

また、仕事ができないし任せられないので、結局一番楽なポジションに居座っています。

それでいて上司に仕事を聞かれたら、あたかも自分がリーダーとして全てやっているかのように話すわけです。

「忙しい」とか「昨日徹夜した」とかアピールするけど、結局のところ何もやってないんだよね…

またやたら承認欲求が強くて「自分は役になってるか」が気になり、周りに聞きまくったりします。

 

上の人間にすり寄って何とか立場を守ろうとする

仕事ができない人は、他の会社へ転職できないと知っているので、何とかそのポジションを守ろうとします。

責任も取りたくないから楽なポジションを死守して、クレーム処理などの嫌な作業は人に任せます。

そのため、直属の上司よりも上層部にすり寄ります。中小企業の社長などは意外と孤独だったりするので、イエスマンで居てくれる人は辞めさせにくいのです。

仕事ができないと上層部に伝える前に、根回ししておいて、注意すると「パワハラだ」と騒ぎ出し上層部に訴えたり…

仕事ができない人は、自分自身が仕事ができないという事を知っているから、必死で上層部にアピールするのでしょうね…。

 

向上心がなく愚痴が多い

とにかく、こういう人は自分のことは棚にあげて環境や人のせいにして、飲み会などでは愚痴を言っています。

ミスして会社を辞めさせられると困るので、新しいことに挑戦しないし、向上心が全くありません。

例えばパソコンスキルがなくて、いつも同じことで他の人に頼む人。できるように自分で勉強しようとか、そういう気持ちがないのです。

どうしてもできない作業は、人間なので誰でもあると思うのですが、やる気もなく、自分は悪くないアピールをするので、たちが悪いのです。

 

神経が図太い

ここまで偉そうに書いたものの、恥ずかしながら、私も仕事ができない人でした。

過去2回転職しているのですが、毎回いたたまれなくなって、辞めさせられる前に辞めるパターンを繰り返してきました。

でも会社を辞めない人は、ある程度神経が図太いというか、開き直っているのだと思います。

家族もいるから転職できないし、稼ぐためにはここにいるしかないと思っているのかもしれません。

 

年数が長いから役職が付いたりする

優秀な人は見切りを付けるのも早いので、さっさと退職してしまい、結局居座っていていた人が職場の年数が長い分、役職に付いていたりします。

しかし、その下に付いた部下は大変…仕事ができないからカバーもしてもらえないし、成果が出なければ部下のせいにしたりするのですよ…こういうタイプは。

この手の上司で「うん、分かる、分かる」が口癖の人がいたわ…そのくせ何にも分かってない…

また古いやり方に固執して、新しいことをやることも嫌がるし、あまりに優秀な部下も嫌がります。これらは自分の仕事のできなさを露呈することになるからです。

 

 

仕事ができないのに会社を辞めない人に対する対応策

ここまで仕事ができないのに辞めない人の、特徴を述べてきました。彼らの特徴とは以下のパターンに分かれます。

①高学歴でプライドが高いタイプ
②発達障害であるタイプ
③そもそも怠け者タイプ
④めっちゃのんびり屋タイプ

とはいえ、辞めさせることができないのなら対応策を考える必要がありますよね。ではタイプごとに、対応策を考えてみましょう。

 

高学歴でプライドが高いタイプ

高学歴だと「頭が良くてスゴイ」とチヤホヤされた人生を歩んできた事もあり、褒められるのが当たり前だと思っています。

高学歴でプライドが高い人は、自分の考えが一番正しいと思い込み、アドバイスに対しても反論したり、逆上したりもします。

学生時代からテスト前に、実は勉強をしていたのに「全然勉強してない」とか言って強がってきたので、必死なところを見せたくない傾向があります。

また完璧を求めるためにじっくりと時間をかけますが、スピード感を求められる仕事では要らない社員になってしまいます。

【高学歴でプライドが高いタイプへの対応策】

急いでやらないといけないことではないけど、やるのには手間がかかるような作業をさせる

 

発達障害であるタイプ

発達障害とは、行動のこだわりがある自閉症スペクトラム障害(ASD)、不注意や衝動性による注意欠如・多動性障害(ADHD)、読み書き計算などのみが難しい学習障害(LD)があります。

ASDが1〜2%、ADHDが3.5%、学習障害が2%程度の割合で存在し、診断基準までいかないけれど、そのような傾向が認められる人が結構います。

ASDは空気が読めなくて、遅れてきても謝らなかったり、会議を終わらせたいのに余計な発言をする「空気の読めないKYタイプ」でもあります。

これらのタイプは、昔から何かと怒られ過ぎているので、ミスを隠す傾向があります。

またこれらの「大人の発達障害」を放置しておくと、社会生活上で感じる「生きづらさ」から、うつ病などの二次障害を発症してしまう恐れがあります。

【発達障害であるタイプへの対応策】

ASDは、細やかな作業をコツコツと進められたり、徹底してこだわるので、正確性を求められるような仕事をさせる。

ADHDは衝動性はあるが行動力があるので、企画などの仕事が向いている。

LDは勉強ができないというわけではないので、苦手な部分(計算など)は機械に頼る方法で補って上げると良い。

 

そもそも怠け者タイプ

タバコを吸いに出たりして、いつの間にか居なくなっているタイプです。このタイプは仕事ができないわけではないので、仕事を与える必要があります。

【そもそも怠け者タイプへの対応策】

怠け者タイプは要領が良かったりするので、期待しているとおだてたり、いっそ大きなプロジェクトを任せたほうが良い。

 

めっちゃのんびり屋タイプ

このタイプは性格が悪くないので、きちんと指示すればやってくれる可能性が高いです。

【めっちゃのんびり屋タイプへの対応策】

仕事の納期や意義がよく分かっていないため、はじめによく説明して、納期より早めに期限を伝えておく。

仕事を一度に渡すと混乱するので優先順位を伝えるか、終わってから次の指示をする。

 

仕事ができない人と一緒にいると、優秀な人はイライラしてしまいますよね。でもそれにストレスを貯めるのはもったいないです。

ですので、仕事ができない人への普段の接し方を以下のように変えてみましょう。

①関わる時間を短くする
②話は相槌のみで適当におだてる
③日報を書かせてみる
④自分の味方を作っておく

特に空気の読めないタイプだと、一方的に話しかけて自慢し始めたりします。

しかも帰りがけの一番忙しいときに!!

反論したりすると話が長引くだけなので基本、返答は相槌のみにして、適当におだてておけば満足して去っていきます。

仕事のできなさを視覚的に伝えるために、彼らに日報を書かせてみるのも有効です。

何が何時間かかったなど、彼らの仕事の遅さが分かっていない上層部にも伝えられる証拠となります。

また、相手に我慢できなくなって辞めさせたくなったときのために、自分の味方を作っておくことも大切。

自分は仕事のできない人の対応に困っていて、色々やってあげたけどダメだったことを周りに知ってもらっておくと良いですね。

 

 

【仕事ができないのに辞めない人とは】その特徴や対応策を大公開のまとめ

  • 働きアリの法則とは、全体の2割が意欲的に働き、6割は普通で、残りの2割が怠け者になる傾向が高いという法則
  • 仕事ができないのに会社を辞めない人の特徴は以下の通り
    ①とにかく仕事に時間がかかる
    ②人に聞かない、または聞けない、メモがうまく取れない
    ③ミスを隠そうとする
    ④仕事をしているフリが上手く、アピールがすごい
    ⑤上の人間にすり寄って何とか立場を守ろうとする
    ⑥向上心がなく愚痴が多い
    ⑦神経が図太い
    ⑧年数が長いから役職が付いたりする
  • 辞めさせられないのならうまく使うしかないが、仕事をできないのに辞めない人のタイプは以下の通り
    ①高学歴でプライドが高いタイプ
    ②発達障害であるタイプ
    ③そもそも怠け者タイプ
    ④めっちゃのんびり屋タイプ
  • 普段の接し方を変える
    ①関わる時間を短くする
    ②話は相槌のみで適当におだてる
    ③日報を書かせてみる
    ④自分の味方を作っておく

今回の記事では、仕事ができないのに会社を辞めない人の特徴や対応方法を考えてみました。

初めに述べたように、職場の困ったちゃんはその人を取り除いたとしても次が生まれるものです。

あなたが少しでも、イライラせずに仕事ができる状態になることを祈っています。

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