気温が上がってくるとサーキュレーターを使う人も増えてきます。
暑いから、ペットがいるからと、つけっぱなしにする人も多いのではないでしょうか。
しかし、サーキュレーターをつけっぱなしにすると火事になる可能性があります。
どんなときに火事になるのかを解説していきます。
Contents
サーキュレーターをつけっぱなしにすると火事になる?
早速結論からいうと、サーキュレーターをつけっぱなしにすると火事になる可能性があります。
しかし、どんなサーキュレーターでも火事になるわけではありません。
サーキュレーターのつけっぱなしで火事になる原因として、以下のような原因があります。
[st-mybox title=”火事になる原因” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 耐久年数を超えて使用している
- サーキュレーターから出る煙や発火に気づかずに使っている
- サーキュレーターの掃除をしていない
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一番危険なのは「耐久年数を超えて使用していること」
上で挙げた原因の中でも、一番可能性があるのは「耐久年数を超えて使用している」ことです。
たとえば、このような事例があります。
■扇風機の事故事例
- 約41年の長期使用により、内部の電気部品が劣化して出火する火災が発生した。【2017年10月、兵庫県、女性】
扇風機を41年使えたのは驚きですが、実際に耐久年数を超えて使用することで、このような火事が発生しています。
確かにサーキュレーターや扇風機は夏場だけしか使わないので、他の電化製品よりは壊れにくいといえます。
サーキュレーターの耐久年数は本体にシールで貼ってあるので、簡単に確認することができます。
「そういえば、このサーキュレーターずっと使ってるな」と思ったら、一度確認するといいですよ。
反対に耐久年数以内のサーキュレーターや買ったばかりのものなら大丈夫です。
初期不良でもない限り、つけっぱなしにしても火事になることはそうありません。
サーキュレーターをつけっぱなしにしたときの電気代は?
次は、サーキュレーターをつけっぱなしにしたときの電気代について解説します。
こちらも結論からいうと、月々で【約500円】くらいです。
しかし、今は電力の自由化に伴い、電気料金の形態もご家庭によってさまざまです。
これよりも安いご家庭もあれば、高くなるご家庭もありますので、
「だいたいこれくらい」と思ってください。
サーキュレーターの風量によって電気代も変わる!
サーキュレーターにもいろいろありますが、「弱」「中」「強」と風量を変えられるものがありますよね。
実は、その風量によっても電気代が変わってきます。
この記事では、こちらのサーキュレーターで解説します。
Amazon アイリスオーヤマ サーキュレーター 首振り 固定 8畳
このサーキュレーターでは「静音」「中」「強」の3つの風量が選択できます。
それぞれの風量で24時間つけっぱなしにしたときの電気代は以下のとおりです。
[st-mybox title=”風量による電気代の違い” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
「静音」 1日あたりの電気代【9.33円】(1か月【279.9円】)
「中」 1日あたりの電気代【15.93円】(1か月【477.9円】)
「強」 1日あたりの電気代【21.24円】(1か月【637.2円】)
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風量「強」で24時間つけっぱなしにする人はあまりいないと思いますので、やはり1か月の電気代は約500円くらいといえますね。
この値段を高いと思うか、安いと思うかは人それぞれですが、
高いと思う人は、次にご紹介する方法を試してみてください。
サーキュレーターの電気代を節約するには?
サーキュレーターを目的に合わせた風量にする
サーキュレーターを目的に合わせた風量にすると電気代を節約することができます。
最初に風量を「中」にして、ずっとそのままにしていませんか?
部屋の空気の循環を目的にサーキュレーターを使っている人は、空気が循環したかなと思ったら「弱」に変えましょう。
また、部屋干しの洗濯物を乾かすために使っている人も、洗濯物が乾いたら「弱」にするか消してしまう方がいいでしょう。
風量の「弱」と「中」では、1か月の電気代が200円ほど変わってくるので、
風量は目的に合わせて変えると電気代も安くなりますよ。
サーキュレーターの置き場所を変える
部屋の空気を循環させるためにサーキュレーターを使う人は、置き場所を変えるだけでも電気代が節約できます。
サーキュレーターの置き場所を変えて、部屋の空気を効率よく循環させると、エアコンの温度を下げすぎずに済みます。
なので、結果的に電気代が抑えられます。
たとえば、冷房を使うときは、下に下がる冷気を拡散させる必要があります。
そのため、サーキュレーターをエアコンの下に置いて、床と平行に風を送ると部屋全体に冷気がまわります。
また、暖房を使うときにもサーキュレーターで空気を循環させることができます。
その場合は、上に溜まっている暖かい空気を循環させるために、サーキュレーターを天井に向けるといいですよ。
サーキュレーターをACモーターからDCモーターに変える
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サーキュレーターをACモーターからDCモーターに変えると電気代を節約できます。
DCモーターはACモーターと比べて消費電力が小さく、音が静かなのが特徴です。
一般的に売られているのはACモーターばかりなので、DCモーターは本体価格が高いのがデメリットです。
しかし、同じ風量でもDCモーターはACモーターの半分の電力で済むため、その分電気代も安くなります。
一日中サーキュレーターを使っている人なら、値段は高いですが、DCモーターの方がおすすめです。
電気料金のプランを見直す
電気料金のプランを見直すことでも電気代を節約できます。
安い電気料金のプランにすることで、サーキュレーターの電気代も抑えることができます。
現在は、電力の自由化が進み、いろんな会社が電気料金のプランを打ち出しています。
ネットで電気料金の比較をすることができるので、夏になると電気代が高くなってお困りの方は、一度やってみるといいかもしれません。
サーキュレーターをつけっぱなしで寝ると健康に悪い?
サーキュレーターをつけっぱなしで寝ると体に悪いという話を聞いたことがありますか?
実際に、サーキュレーターをつけっぱなしで寝ると体調不良になったり、脱水症状を引き起こしたりすることがあります。
その原因は、寝るときにサーキュレーターをつけて体に風を当て続けているからです。
体に風を当て続けることで、もともと人体に備わっている体温調節機能がバランスを崩してしまいます。
そして、風邪をひいたり、頭痛や腹痛といった体調不良を引き起こします。
また、体にサーキュレーターの風が当たることで過剰に水分が失われるので、脱水症状になる可能性もあります。
サーキュレーターをつけっぱなしで寝ていて、朝になるとなんだか体調が悪い…という人は、
寝るときにサーキュレーターを消した方がいいかもしれません。
夏は暑くてどうしても寝れない、という人はタイマーを使ってみましょう。
また、体に風を直接当てずに壁に向かって風を当てたりするのも、体調不良になるのを防ぐ対策の1つです。
サーキュレーターをつけっぱなしにすると火事になる!?徹底解説!のまとめ
- サーキュレーターをつけっぱなしにすると火事になる可能性がある
- 火事になる可能性が一番高いのはサーキュレーターの耐久年数が超えている場合
- サーキュレーターをつけっぱなしにしたときの電気代は月500円くらい
- サーキュレーターの風量によっても電気代は変わる
- サーキュレーターの電気代を節約する方法もある
- サーキュレーターをつけっぱなしで寝ると体調不良になることがある
サーキュレーターは部屋の空気を循環させて快適にしてくれたり、洗濯物を効率よく乾かしてくれたり、と便利な家電です。
だからこそ、つけっぱなしによる火事には注意したいですよね。
一昔前と比べて、サーキュレーターもお手頃な値段のものが多くなっているので、
古くなってきたら壊れていなくても買い替えを検討しましょう。
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