皆さんは瞬間接着剤を使ったときに、
間違えて別の場所につけてしまったとか、床に落としてしまった、手についてしまったなんて経験はありますか?
瞬間接着剤はその名の通り付けたらすぐに接着します。
それに一度くっついたらなかなか取れなくて大変ですよね。
それこそ誤って接着剤が手につき、手と手がくっついたなんてことがあったら最悪ですし、
物がくっついた時に、頑張って剝がそうとして逆に傷つけてしまうととても悲しいですよね。
そこで今回は瞬間接着剤が金属や手などにくっついてしまった時の落とし方について書いていこうと思います。
皆さんのために徹底的に調べつくしてまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
瞬間接着剤の落とし方!金属の場合
アロンアルファ剝がし隊で落とす
引用 Amazon
これはアロンアルファを金属につけてしまったときの落とし方です。
アロンアルファに含まれている成分の中で、主成分となるのがシアノアクリレートと呼ばれるものです。
アロンアルファ剥がし隊はこのシアノアクリレートが主成分となる瞬間接着剤であれば落とせる可能性があります。
落とし方は、瞬間接着剤にアロンアルファ剥がし隊を付け、2mm~3mmの厚さになるように伸ばしていきます。
まんべんなく伸ばすことができた後、3分放置したら雑巾やガーゼなどで拭き取ります。
※剥離剤にによっては剥離剤を垂らしたところが乾燥しないようにラップをかけて5~10分ほど放置して拭き取る場合があります。
一度で取れない場合は再度同じ工程を行ってください。
取れたけど金属が変色してしまった場合は、
目の細かいサンドペーパー(2000番)で削った後、仕上げにコンパウンドを使うときれいになると思います。
アセトン入りの除光液で落とす
アセトン入りのマニキュアの除光液を使っての落とし方はきれいに落とすことができます。
100円ショップでも手に入るものなのでおすすめの方法です。
落とし方は、瞬間接着剤がついている場所に除光液を垂らすか、コットンに含ませてから擦ります。
力任せに落とすことは可能だと思いますが、金属が傷つくかもしれませんのでおすすめはしません。
ですので、除光液が乾燥してきたら足して、出し惜しみせずたっぷりと使った方が良いと思います。
また、最近の除光液はアセトンが含まれていないものが多く販売されています。
成分表示をしっかりと確認をしてから買うようにしてください。
ミネラルオイルで落とす
ミネラルオイルって何だろう?と思った方はいませんか?
私も調べていてそんな商品あるんだーと思っていました。
しかしミネラルオイルとは、除光液に含まれているアセトンと同じで商品に含まれている成分の一つだったのです。
ではミネラルオイルは何に含まれているのか。
それはベビーオイルや化粧品、ヘアケア用品などに含まれています。
こちらも買う際に成分表示の確認をしてください。
落とし方は、瞬間接着剤がついている場所にミネラルオイルを少し垂らすか、コットンに含ませて擦ります。
落とした場合は、ぬるま湯で濡らしたタオルなどに食器用中性洗剤を1滴~2滴垂らし、ミネラルオイルのベタ付きを落とします。
それができたら最後に別の固く絞ったタオルなどで水拭きをします。
瞬間接着剤の落とし方!手に着いた場合
お湯につけて落とす
40度くらいのお湯につけて少しずつ揉むようにして落とします。
この方法は時間がかかりますので、なかなか取れないと思っていても少し気長に待ってみてください。
それでも取れない場合は石鹸も使って落としましょう。
また、汗をかくなどをして体を温めれば早く剝がれやすくなります。
完全に取れなくても3日くらいで自然と剝がれていきますので、安心して下さい。
落とし方は瞬間接着剤の種類によって異なります。
この方法が使える瞬間接着剤は主成分がシアノアクリレートのもので、乾ききる前に行うともっと効果的です。
<シアノアクリレートが主成分の瞬間接着剤>
- アロンアルファ
- セメダイン
- プラスプリット
- パワーヤマト
- アルテコ
などです。
3M スコッチプレミアゴールドを使用した際には、すぐに多量の水で15分間以上洗って下さい。
こちらは上記のシアノアクリレートが主成分となっているものとは違い、変成シリコーンという成分などがあり、対処法が変わってきます。
成分表示には気を付けて対処していきましょう。
はがし液で落とす
瞬間接着剤を落とすための「はがし液」をコットンに染み込ませて瞬間接着剤が付いた部分に当てて染み込ませます。
はがし液はアセトンが含まれており、金属の時にも紹介したマニキュアの除光液でも代用可能です。
この方法は皮膚に優しくないので瞬間接着剤を剝がすことはできますが、皮膚が荒れてしまうかもしれません。
使用した後はハンドクリームを塗るなど、肌のケアが大事です。
それもあってか、時間がある際にはお湯で落とす方法がおすすめです。
ハンドクリームを塗って落とす
油脂が含まれたハンドクリームを塗ると少しずつ浮かび上がらせることができます。
肌に浸透させ、自然に剝がれるのを待ちましょう。
また、ハンドクリーム以外にもリップクリームや、乳液クリームなどでも代用できます。
はがし液で落とす場合肌が荒れる心配がありますし、お湯をの場合長時間お湯に浸かっていると肌の油分がなくなりふやけてしまいます。
2つの方法と比べるとこの方法はあまりデメリットがないと思います。
お湯で落とす方法と同様に瞬間接着剤をつけてしまってすぐに行うと良いです。
水を沸かす時間がいらないので、最も早く対処できる方法だと思います。
瞬間接着剤の落とし方!服に着いた場合
アセトン入りの除光液で落とす
あらかじめ用意するものは、
ガーゼ、コットン、アセトン入りの除光液、マスク、使い捨ての手袋です。
まずコットンに除光液を染み込ませ、ガーゼの上に置いてトントンと叩きます。
この過程を2~3回繰り返したら最後に水で軽く洗って選択すればOKです。
気化したアセトンを吸い込むと気分が悪くなる可能性があるので、マスクをして部屋の換気を行って下さい。
直接手に触れるとかゆみや炎症の恐れがあります。使い捨ての手袋を付けましょう。
アイロンをかけて落とす
瞬間接着剤が付いた部分をガーゼで挟み、60度前後に設定したアイロンを当てます。
ガーゼに接着剤が染み込んだらガーゼの当てる位置をずらします。
ガーゼを取り替えつつ、この作業を2~3回繰り返せば取れると思います。
服についてしまった時の注意点
大量の接着剤がついてしまうと発熱してしまう可能性があります。
そうなった場合、服を着たまま水をかぶって冷やすようにしてください。
瞬間接着剤の落とし方!金属などに誤ってつけてしまった時の対処法!のまとめ
接着剤が金属についた場合の落とし方
- アロンアルファ剝がし隊で落とす(アロンアルファをつけてしまった場合)
- アセトン入りの除光液で落とす
- ミネラルオイルで落とす
接着剤が手についた場合の落とし方
接着剤が服についた場合の落とし方
- アセトン入りの除光液で落とす
- アイロンをかけて落とす
今回は金属、手、服についてしまった時の落とし方をご紹介しました。
共通点といえばアセトン入りの除光液がどの場合でも使えるというところですね。
もしかしたら間違えて接着剤をつけてしまったなんてことがあるかもしれません。
なので、瞬間接着剤を買うときは同時に100均でアセトン入りの除光液でも買っておくと良いと思います。
手に接着剤がついてしまった時が一番焦りませんか?
しかし、焦って無理やり引っ張ると皮膚を傷つけてしまうかもしれません。
服について発熱したとしても、対処法はちゃんとあります。
手についたときに異常があればすぐに病院へ行き診てもらい、
服についたときはクリーニング屋に持っていけばきれいにしてくれます。
ぜひこの記事を参考にして、冷静に対処できるようになりましょう。